かなり面白いマンガを読んだので久々に書いてみよう。ネタバレには配慮しない。 あらすじ 主人公の朔田美波は水泳部員。明るく活発で、円満な家庭で楽しく生活している。ただ、一緒に暮らす父親は実は再婚相手であり、実の父と会ってみたいという想いが膨らんできている。 そんな彼女が書道部員の門司昭平と出会い、様々なきっかけを得て父親に会いに行く。昭平の兄の明大が探偵であることもあり、素性をしらべていくと美波の父親は宗教団体のトップだったらしく、しかもそこから大金を持って失踪したことがわかってきて… 感想まず感じ入ったのは、マンガのセンス・上手さである。ほんわかした絵柄と地に足ついた人物描写が印象的で、人物同士のちょっとしたやり取りが楽しい。絵的な派手さはないのだが、心地良くスルスルと読めていく。 結末も穏やかなものだ。ささやかな夏の冒険が終わって、美波と昭平が少し成長して…という感じで終わり、心地のいい