英掃除機メーカーのダイソンのサイクロン式掃除機「DC12」の電源コードの差し込みプラグ付近が断線する事故が25件起き、発熱したプラグやコードに触れて24人が指などに軽いやけどをしていたことがわかった。 同社によると、この機種は04年6月から販売中(販売台数は非公表)。コードをプラグ付近で過度に曲げたりねじったりすると、無理な力がかかった部分が断線し、そこから火花や煙が出たり、プラグやコードが高温になったりするという。 事故は07年6月から起きていたが、同社は先月21日に東京で25件目が起きた後に、経済産業省所管の製品評価技術基盤機構(NITE(ナイト))に事故をまとめて届け出た。消費生活用製品安全法では、死亡や全治30日以上の重傷などの重大事故は事業者に報告義務を課しているが、非重大事故は報告義務はない。 同社は「正しく使えば事故は防げる。現時点ではリコールはしない」としている。公式