千葉工業大学 工学部 未来ロボティクス学科 KIKUCHI Laboratory: Chiba Institute of Technology, Faculty of Engineering, >>Jump to English pages 視覚の時間分解能と形態の関係 [2009] by hanei 自然界に目を向けてみると,動物の視覚における空間分解能は,哺乳類などの大型動物の方が昆虫な どの小型動物よりも優れているが,時間分解能においては,小型動物の方が優れている(8).例えば,ヒト の時間分解能が15~60 Hzであるのに対し,ハエは150 Hzと数倍高い.これは,観測情報の変化を識別する時 間が異なっており,動物の大きさによって知覚する環境が同様ではないことを意味している.このことは, 視覚の時間分解能に相当するセンササンプリングタイムを持つロボットの設計を考える上で重要である.