公開中のアニメーション映画「この世界の片隅に」が1月10日、映画専門雑誌「キネマ旬報」が選ぶ2016年のベスト・テンで日本映画の作品賞を獲得した。アニメが作品賞を獲得するのは1988年の「となりのトトロ」以来2度目の快挙となった。また、片渕須直監督はアニメ作品では史上初となる日本映画監督賞を受賞し、W受賞となった。 同作品は戦時中の広島県呉市を舞台に、前向きさを失わず、たくましく「普通に」生きた主人公「すず」とその家族を描いた作品。すずの声を女優・のんさん(能年玲奈から改名)が演じたことでも話題となっている。