川崎市は等々力緑地(中原区)の陸上競技場整備計画を策定し、二十四日発表した。メーンスタンドを建て替える一期整備は二〇一二年十二月に着工し、一五年内の早期完成を目指す。同スタンドの現状の収容規模三千四百人を約一万人に増強する。 (山本哲生) 事業費は「百億円は超えない」(市公園緑地まちづくり調整室)方向だ。整備期間中は仮設スタンド(約千人収容)を組み、陸上競技会やサッカーの試合を開催していくという。 二期整備で対象となるサイドスタンドとバックスタンドは、緩やかな土手部分に傾斜を付けるなどの改修案と建て替え案とがある。建て替える場合は、現在の施設を建設した際の市債を繰り上げ償還(一七年時に二十八億円分)する必要があるという。