山形県の板垣公一さんが2月18日に、ペルセウス座の銀河に超新星を発見した。板垣さんの超新星発見は今年2個目、通算116個目。 【2016年2月22日 Transient Name Server/ATel】 山形県の板垣公一さんが2月18日10時27分ごろ(世界時。日本時では19時27分ごろ)、ペルセウス座方向の銀河NGC 1278に超新星候補天体を16.9等で発見した。天体の位置は以下のとおり。 赤経 03h19m54.47s 赤緯 +41°33′53.50″ (2000年分点) ペルセウス座の超新星(撮影:板垣公一さん) 中国・雲南天文台での分光観測からIa型超新星とみられており、2016ajfの符号が付けられた。 NGC 1278周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について) 板垣さんによる超新星発見は今年2個目、通
山形県の板垣公一さんが9月27日に、こじし座の銀河に発見した新天体が超新星と確認された。さらに、12月7日に発見した新天体も確認され、板垣さんの超新星発見数は通算114個となった。 【2015年12月28日 CBAT (1)/(2)ATel】 山形県の板垣公一さんが9月27.8108日(世界時。日本時では9日4時30分ごろ)、こじし座方向の銀河NGC 3430に超新星候補天体を17.0等で発見した。天体の位置は以下のとおり。 赤経 10h52m08.33s 赤緯 -32°56′39.4″ (2000年分点) こじし座の超新星(撮影:板垣公一さん) その後2か月以上にわたりこの天体は分光されなかったため、超新星かどうかは不明であったが、12月6日に別のグループが同天体を独立発見し、分光観測からIIb型(あるいはIb型)の超新星と確認された。 NGC 3430周辺の星図と、DSS画像に表示した
山形県の板垣公一さんが12月7日、しし座とかみのけ座の銀河に超新星を発見した。また12日にはペガスス座の銀河にも超新星を発見した。板垣さんの超新星発見は今年12個目、通算では112個となった。 【2015年12月21日 CBAT (1)/(2)/(3)/CBET (1)/(2)/ATel (1)/(2)/(3)】 山形県の板垣公一さんが12月7.8433日(世界時。日本時では8日5時15分ごろ)、しし座方向の銀河NGC 3662に超新星候補天体を15.9等で発見した。天体の位置は以下のとおり。 赤経 11h23m45.88s 赤緯 -01°06′21.2″ (2000年分点) しし座の超新星(撮影:板垣公一さん) 分光観測からIa型超新星と確認され、2015bdの符号が付けられた。 NGC 3662周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。D
北海道の西村健市さんが11月15日、おおぐま座の銀河に超新星を発見した。西村さんの超新星発見は昨年8月以来2個目。 【2015年11月18日 CBAT/ATel】 北海道の西村健市さんが11月15.7778日(世界時。日本時では16日3時40分ごろ)、おおぐま座方向の銀河UGC 5460に超新星候補天体を16.0等で発見した。天体の位置は以下のとおり。 赤経 10h08m11.37s 赤緯 +51°50′40.9″ (2000年分点) おおぐま座の超新星の発見画像(撮影:西村さん) 伊・アジアゴ天文台での分光観測から、II型超新星とみられている。西村さんによる超新星発見は昨年8月以来、2個目となった。 UGC 5460周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について)
山形県の板垣公一さんが8月6日、ペガスス座の銀河に超新星を発見した。板垣さんの超新星発見は今年8個目、通算では108個目となる。 【2015年8月12日 CBAT/ATel】 山形県の板垣公一さんが8月6.6796日(世界時。日本時では7日1時20分ごろ)、ペガスス座方向の銀河NGC 7753に超新星候補天体を17.3等で発見した。天体の位置は以下のとおり。 赤経 23h47m06.15s 赤緯 +29°29′07.4″ (2000年分点) ペガスス座の超新星(撮影:板垣公一さん) 伊・アジアゴ天文台での分光観測から、II型超新星とみられている。 NGC 7753周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について) 板垣さんによる超新星発見は今年8個目で、通算では108個(独立発見を含む)となった。板垣さんは2006年5月にも
山形県の板垣公一さんが4月25日、ペガスス座の銀河に超新星を発見した。板垣さんの超新星発見は今年3個目、通算103個目となる。 【2015年5月8日 CBAT/ATel】 山形県の板垣公一さんが4月25.7862日(世界時。日本時では26日4時ごろ)、ペガスス座方向の銀河NGC 7712に超新星候補天体を16.3等で発見した。天体の位置は以下のとおり。 赤経 23h35m52.26s 赤緯 +23°36′52.1″ (2000年分点) ペガスス座の超新星の発見画像(撮影:板垣公一さん) 米・キットピーク国立天文台での分光観測から、極大約1か月後のIc型超新星とみられる。板垣さんによる超新星発見は今年3個目で、通算では103個となった。 NGC 7712周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について) ペガスス座の超新星の位
超新星爆発には、宇宙最大規模の爆発現象であるガンマ線バーストが発生するものとしないものがある。両者の中間にあたる天体は長い間推測されてきたものの未発見のままであったが、2012年に見つかった超新星がこの天体に相当するのかもしれない。 【2015年5月8日 NRAO】 2012年2月にオリオン座の銀河NGC 1729に出現した超新星2012ap(SN 2012ap)は、重力崩壊型(核崩壊型)超新星の一種である「Ic型超新星」だ。SN 2012apはガンマ線バースト(GRB)の発生につながると思われる多くの特徴を持っていたのだが、これまでそのようなバーストを起こしていない。どうやら、GRBが発生するものとそうでないものとの間のギャップを埋める天体のようだ。 (左)超新星出現前の銀河NGC 1729(右)印の箇所に出現した超新星2012ap。米・MDM天文台2.4mヒルトナー望遠鏡で撮影(提供:
昨年末、超新星発見100個を達成した板垣公二さん。あまりに多すぎる発見に対応するため、アストロアーシ天文ニュースでは新たに「板垣」カテゴリを設けるなど、掲載仕様を変更することとした。 【2015年4月1日 アストロアーシ】 山形県の新天体ハンター・板垣公二さんは、昨年12月の超新星2014efで超新星発見100個目という快挙を達成した。 アストロアーシ天文ニュースで最初に板垣さんを取り上げたのは、2001年の超新星2001bq発見のニュース)。その後十数年にわたり、超新星のみならず彗星や新星の発見など板垣さんの活躍を報じる記事は、2015年2月までに134本を数える(本記事下部〈関連ニュース〉参照)。 次々舞い込む板垣さんの超新星発見の報に対応するため、これまで発見ごとにお伝えしてきたニュースを、今後は「板垣さんによる今月の超新星発見」と題した月報形式で掲載し、さらに従来のニュースカテゴリ
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