楽天トラベル、「プラチナコレクション」開設。
2007年01月24日/ 旅行・宿泊予約サイト
宿泊予約サイト「プラチナコレクション」のサービスを開始した。
インターネットを利用した宿泊予約が広く普及するなか、単価が
高い高級志向の顧客を取り込むことで、収益力の強化を図るのが狙い。
「プラチナコレクション」は、建築家の大江匡氏ら4人の選考
委員会が厳選した国内の宿泊施設が対象。「営業的には選んで
ほしいところもあったが、選考委員会には客観的な視点で選んでもらった。非常にハイエンドな
サービスを提供する。」 (楽天・三木谷浩史会長兼社長)
第1弾として、
■ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ ■ザ・リッツ・カールトン東京
■セルリアンタワー東急ホテル ■フォーシーズンズホテル椿山荘 東京
■フォーシーズンズホテル丸の内 東京 ■ホテルオークラ東京
■ホテル西洋銀座 ■ホテルニューオータニ東京 ■名古屋マリオットアソシアホテル
■ウェスティンホテル大阪 ■ザ・リッツ・カールトン大阪 ■帝国ホテル大阪
■ホテル阪急インターナショナル ■リーガロイヤルホテル ■ハイアットリージェンシー京都
■京都ホテルオークラ ■ホテルオークラ神戸 ■ハウステンボス・ホテルヨーロッパ
の18ホテル。
楽天トラベル・山田善久代表取締役社長は、「ホテルは文化の1つだと考えている。比較して
予約を入れるだけのサイトではなく、文化を伝えられるような場を目指している。そこで、各界の
著名な方々をお迎えし、ホテルの選考では活発な議論が交わされた」と説明。選考委員会が
半年ごとに新たな施設を追加し、最終的に約50のホテル・旅館の宿泊予約サービスを提供する。
宿泊予約は、ネット上で無料で加入できる楽天会員が対象。楽天プラチナ会員になると、旅行の同伴者への招待状送付サービスなどが受けられるほか、個人的な好みを登録すると、“常連客”と同じもてなしを受けることができるという。
三木谷社長は、「楽天トラベルはこれまで広くあまねくサービスを提供してきたが、新サービスはセレブの人たちのためのもの」と述べ、新たな顧客層の取り込みに意欲を示した。
また、「(グループの他のサービスでも高級志向の顧客を開拓していく上での)試金石になる」と
述べ、安価に利用できることが特長の各種ネットサービスへの波及効果にも期待を示した。
宿泊予約サイトは、旅行会社のほかヤフーや楽天といったネット企業が数多く展開。手軽さに加え、
割引や各種特典サービスが受けられることから、市場は急速に拡大している。
特に地方の宿泊施設ほどネット予約による利用が多く、18施設の一つに選ばれたホテルオークラ神戸
などでは、「部屋数ベースで約2割がネットを介した宿泊」と話している。
(参考:1/24 フジサンケイ ビジネスアイなど)
「一休.com」、「旅上撰」(Yahoo!トラベル)、「kihin」(JTB)、そして今回の「プラチナ
コレクション」(楽天トラベル)・・・。
高級ホテル・旅館宿泊サイト市場は、各社意地のガチンコ対決!
熾烈な「レッドオーシャン」状態に!!
確かに旅行の「ネット予約」は時代の流れだけど、「ダイナミックパッケージ」にせよ、「ペット」に
せよ、「高級」にせよ、どうして、こう同じような旅行市場を各社が追随し、消耗戦に持ち込もうと
するのか、とても不思議だ。
「旅行」そのものが、元々他社にすぐマネされ易いサービスなのか、他社にマネされにくい
サービスを構築できる人が少ないのか、どっちなんだろうと首を傾げたくなる。
Posted by コンシェルジュ『J』 at 22:18│Comments(0)