地元・岐阜の新名物「美濃薬膳」。
2007年02月24日/ ◎地域観光振興コンシェルジュ
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宿泊客の増加に一役』の記事。
岐阜長良川温泉旅館協同組合が、「鵜飼いのシーズンだけで
なく、オフシーズンでも来たいと思ってもらえ、全旅館で取り
組める商品」を模索し、岐阜薬科大学薬草園園長の田中俊弘教授
と、独自ブランド「美濃薬膳」を開発。
日本の本州のほぼ中央にあり、南北の標高差3000mの変化に富んだ地形に恵まれ、600種以上の
薬草が確認されている「薬草の宝庫・岐阜」の地域性を生かし、伊吹山や御嶽山などに繁殖し、疲労
回復・滋養強壮などに効くといわれる薬草を多用。使用食材は、一般の会席料理に比べ2倍近い120種
以上盛り込んでいる。
現在、岐阜グランドホテル、すぎ山、十八楼、ホテルパークが美濃薬膳を提供。岐阜グランドホテル・二村利一和食調理部長は、「美濃薬膳を目的に訪れる人が増えてきた」と、知名度アップを肌で
感じている。
また、伊藤善男理事長(十八楼社長)は、「さらなる向上を目指し、時間をかけて差別化を図って
いきたい。長良川河畔だけでなく、まち全体で真剣にブランドづくりに取り組むべきだ」と
話している、という記事内容。
長良川温泉は、岐阜城のある金華山の麓の温泉街で、5月から10月までの間、1300年の歴史を
持つ、清流・長良川の御料(皇室御用)鵜飼を楽しめるが、鵜飼シーズン以外の集客が長年、
課題とされてきた。
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ライバルは隣のホテルじゃない。他の地域、海外がライバル。
地域の魅力は1つだけじゃない。隠れている美点を見つけ出し、さらなる地域ブランドをつくっていく努力は、観光振興にとって1番大切なことだと思う。
Posted by コンシェルジュ『J』 at 13:38│Comments(0)