健康維持を目的としたツアー。
2007年04月16日/ ヘルスツーリズム関連
16日のフジサンケイビジネスアイに『健康ツアー5月本格化 レジャーと両立、歩け歩け』の記事。
旅行会社が5月からの旅行シーズンに向け、健康維持を目的にしたツアーの集客に力を入れて
いる。旅行分野では、国土交通省が旅行を通じた健康増進をめざす「ヘルスツーリズム」の調査・研究を
進めるなど健康志向の高まりに対応した旅行商品を開発する動きが広がっている。旅行会社では、
こうした研究成果をふまえつつ、独自のツアーを企画することで消費者ニーズを見極め、新たな
収入源に育てる考え。
KNTが5月25日~6月3日に開催する「平成の
お伊勢参りウォーキング」ツアーは、20年に1度
行われる伊勢神宮式年遷宮を記念して企画。9泊
10日の日程で、日本ウオーキング協会が選定した
「美しい日本の歩きたくなる道500選」の16コース
を1日に15~28キロを歩いて移動するが、既定のウオーキングコース以外はバス利用という「新しい
ウオーキングスタイル」(KNT)。最終日には、伊勢神宮の社殿用材を納める行事「お木曳き」にも参加
できる。ウオーキングコース中にはチェックポイントのほか、サービスステーションを設置し、医師らの
介護者を準備するなど、参加者の身体的サポートも充実させる。
一方、島根県の自転車大会「石見ライド」に参加するツアーでは、世界遺産の石見銀山を含む
140キロ以上のコースを自転車で走り、心肺機能強化を目指す。
JTBでは「JTB首都圏 ロイヤルロード銀座」が、アメリカへのトレッキングツアー「絶景トレッキング
知られざる大自然グランドサークルを歩く11日間」を企画。アリゾナ州とユタ州にまたがる
半径230キロのエリアに含まれる国立公園のグランドキャニオンなどを歩く。5月末から9月にかけ
4回開催。料金は¥578,000~¥598,000。
国土交通省では、糖尿病患者や人工肛門を取り付けた人に対象を絞ったヘルスツーリズム・
モニターツアーを開催。昨年11月に設立されたJTBの「ヘルスツーリズム研究所」も、同様の
モニターツアーを行い、健康への具体的な効果を調査・研究している。
しかし、「科学的に効果を解明するには時間が必要」(国交省総合政策局観光資源課)で、
宿泊施設のバリアフリー推進などで料金が割高になりやすいことや、従来の温泉ツアーとの
差別化が難しいことも、課題となっている。
そのため旅行会社は、まず一般消費者が受け入れやすい、健康維持とレジャーを両立させた
ツアーを企画することで消費者の関心を高めたい考えだ。
旅行会社が5月からの旅行シーズンに向け、健康維持を目的にしたツアーの集客に力を入れて
いる。旅行分野では、国土交通省が旅行を通じた健康増進をめざす「ヘルスツーリズム」の調査・研究を
進めるなど健康志向の高まりに対応した旅行商品を開発する動きが広がっている。旅行会社では、
こうした研究成果をふまえつつ、独自のツアーを企画することで消費者ニーズを見極め、新たな
収入源に育てる考え。

お伊勢参りウォーキング」ツアーは、20年に1度
行われる伊勢神宮式年遷宮を記念して企画。9泊
10日の日程で、日本ウオーキング協会が選定した
「美しい日本の歩きたくなる道500選」の16コース
を1日に15~28キロを歩いて移動するが、既定のウオーキングコース以外はバス利用という「新しい
ウオーキングスタイル」(KNT)。最終日には、伊勢神宮の社殿用材を納める行事「お木曳き」にも参加
できる。ウオーキングコース中にはチェックポイントのほか、サービスステーションを設置し、医師らの
介護者を準備するなど、参加者の身体的サポートも充実させる。
一方、島根県の自転車大会「石見ライド」に参加するツアーでは、世界遺産の石見銀山を含む
140キロ以上のコースを自転車で走り、心肺機能強化を目指す。
JTBでは「JTB首都圏 ロイヤルロード銀座」が、アメリカへのトレッキングツアー「絶景トレッキング
知られざる大自然グランドサークルを歩く11日間」を企画。アリゾナ州とユタ州にまたがる
半径230キロのエリアに含まれる国立公園のグランドキャニオンなどを歩く。5月末から9月にかけ
4回開催。料金は¥578,000~¥598,000。
国土交通省では、糖尿病患者や人工肛門を取り付けた人に対象を絞ったヘルスツーリズム・
モニターツアーを開催。昨年11月に設立されたJTBの「ヘルスツーリズム研究所」も、同様の
モニターツアーを行い、健康への具体的な効果を調査・研究している。
しかし、「科学的に効果を解明するには時間が必要」(国交省総合政策局観光資源課)で、
宿泊施設のバリアフリー推進などで料金が割高になりやすいことや、従来の温泉ツアーとの
差別化が難しいことも、課題となっている。
そのため旅行会社は、まず一般消費者が受け入れやすい、健康維持とレジャーを両立させた
ツアーを企画することで消費者の関心を高めたい考えだ。
Posted by コンシェルジュ『J』 at 22:26│Comments(0)