中学時代保健委員に憧れていた。急病人を看護する、親切な人。
立候補者が複数いて投票を行った結果、私は外れた。その結果、たまたま空いていて誰もやろうとしない図書委員という枠に収まった。
職場体験。自分が望む職場に行き働く事を疑似体験する授業。私は病院勤務を希望した。希望者が殺到した為に介護の現場に回された。他人に弾き飛ばされて、彼らの望みを優先させ続けた結果が私という存在だ。それは決して優しさなんかではなく弱さで、夢とは他人の領分を侵してでも叶える物なのだと今なら解る。
この残酷な仕打ちを私は中学で全て味わった。
田舎の閉鎖された学園、互いを傷つけ合う精神に心の底から嫌悪を感じ、以降一切近付かなくなったのにまた帰郷してしまった。
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