実家は北海道の端っこなので、漫画を描いても東京へ行く交通費を捻出できなくて持ち込みをしたことがなかった。
東京の専門学校はとても楽しかった。同じ漫画家を志す友達もできた。
先生も現役ではないとはいえ、自分よりもうまくてプロアシスタントをやっていたりして、すごく勉強になった。
背景がうまくなったらアシスタント先も紹介してくれた。
上京してからは早起きして授業が始まるまで持ち込み作品を描き、授業が終わればバイトへ行き、帰ったらすぐ寝るを繰り返していた。
3ヶ月に1作は書いて持ち込みをしていたら、2年時の頭からは担当編集者がついて、ネームから見てもらった。
10日に1回くらいのペースでネームを見せて、完成原稿を賞に出した。
編集者にネームを見せて感想をもらうことで、どういう風に描けばいいのか勉強にもなって、更にやる気が出た。
卒業展示の準備をしていた所、新人賞受賞の連絡があった。佳作だけど受賞作品はWebに掲載されるらしい。
「忙しい中原稿を描いて賞をとるなんてさすがだな」
その友達は実家が都内にあり、時々単発の派遣バイトをする程度のやつだったのだが、
自分は学費だけ親に払ってもらって、家賃は奨学金から、それ以外の生活費は全部バイトで稼いでいた。
なんでだよ、オレよりバイトしなくていいのに、なんで漫画を描かないんだよ?
実家が東京にあるなら往復2000円もあれば持ち込みに行けるじゃん。
編集者に漫画を見せて感想をもらって、それを次の原稿に活かすことが直ぐにできるじゃん。
なのになんで漫画を描かないんだ?
「居酒屋でのバイトがなければ1日5時間は漫画を描けるのに」と思いながら生活しているオレはなんなの?
そんなオレに負けるおまえは何なの?
そんな気持ちになった。
4月からはバイトをしつつアシスタントに入って技術を磨きつつデビューを目指す。
他人に苛立ちを感じてる事すら損失やき自分に向き合えばいいよ。 いい漫画頑張ってな!
でも増田には北海道で見てきた景色や居酒屋バイトの経験が蓄積されているじゃないか。これって東京生まれで実家が太かったら手に入れられないものじゃなき?
学費>親に払ってもらって、 家賃>奨学金 甘え
専門学校行く人ってその友達みたいななんちゃって漫画家志望が大半なイメージだなあ 同人でも投稿作でもなんでもいいからバリバリ漫画描いてる奴とつるもうぜ
自分の能力の無さを呪う自己嫌悪「『恵まれた環境なのに怠ける同期』がやられたようだな…」 短納期と求められる品質と妥協「フフフ…奴は、プロになるまでの絶望四天王の中でも最...
えりちんの「描かないマンガ家」っていう漫画面白かったよ。読んでみ。 最初はおなじようにイラっとすると思うぞ。 だがな…
実家が東京だったら、そもそも漫画書いてないんじゃないかな。
ほんそれ。実家が東京のお嬢様、頻繁に同人誌出して商業デビューもしたけど「漫画は労力の割に金にならない」って漫画辞めちゃったよ。 小金で夢を見られるのは田舎民の特権だと思...
今は出版不況で、漫画家は大変だからなぁ 10年前なら電車で漫画を読む人いたけど、今みなスマホいじってばっか 漫画を読む人も減ってしまい、マンガ業界も斜陽産業になったわけで 増...
きっとそういう感情も増田の漫画の糧になるんだろうな ただの通りすがりだけど増田を応援したいと思った
"恵まれた環境が原因で負けた"ならイライラするのは分かるが 勝った上に褒められてるんだから、イライラしなくてもいいじゃない 不利を承知で臨み、見事勝ち取ったことを称賛さ...
親にお金を出して貰っていて不利も何もないのでは? 大金持ち以外は不利な世界なのか
見下せばいいのに律儀に腹立てるなんて変わってるな。 そういうメンタリティうらやましいよ。かっこいい。 増田書いてる暇あったら原稿しな。
怒りってのは悲しみなんだよな。もっとよい環境に生まれたかったっていう運命への悲しみ。それがあるから描けるんじゃないか?
もうこのエントリがひとつのネタなんだから、 増田に書いてないで漫画にしろって思った
嘘松だから無理でしょ
そんなクソ雑魚が気になってるようじゃダメですね 漫画家として成功した人っていい漫画に嫉妬や尊敬とかいろんな感情抱くけど 描きもしないワナビ漫画家なんて眼中にないよ、目にす...
人間余裕がないと一方向しか見えなくなる。 その向いている方向が夢とか上昇志向に結びついていれば人間は通常では考えられないほどストイックになれる。 競争馬は前方だけに集中さ...
どこにいても何をしててもやる奴はやるしやらない奴はやらないってだけ。
単純に競争相手が一人減って良かったじゃん
漫画家なんて雑誌の枠の取り合いなんだからライバルが減って良かったくらいに考えればいいんじゃない? ムカっとするのは売れた時にそいつが「俺も漫画描いてればお前みたいになっ...