あかほりさとるや中村うさぎのポジションに憧れていたのに、今のラノベにはそのポジションが失われている件。
あかほりさとる、中村うさぎといえば、ライトでギャグとエロ多めのいわゆるジュニア文学で絶大的な人気のあった作家である。ジュニア文学は児童文学とは明確に違う。売り場も分かれてた。レーベルは主にスニーカー文庫。残念ながら今は古本を買う以外に読む手段がない。
同じスニーカー文庫と言っても、当時のジュニア文学は現在のラノベとは地続きではない。当時はラノベ作家というより、ゲームライターやアニメの脚本家が小説もどきを書いていたようなもので、今のラノベはラノベの新人賞から始まったスレイヤーズの発展だと思う。
その後、ラノベは独自の発展を遂げる。ラノベとはこうあるべきものという型がファンや出版社により形づけられ、それをブギーポップが型破りして今のラノベは完成した。
当時、あかほりさとるや中村うさぎを好きだった少年少女はラノベにはついてこず、小説読みを卒業するか年相応の恋愛ものかミステリー、古典文学へと進んでいったのである。その裏でラノベ界では涼宮ハルヒや西尾維新が流行りラノベの春が訪れている。
だが、いつしかラノベはオタクのものであって少年少女のものではなくなった。かつての少年少女が読んでいたジュニア文学はラノベに地位を追われ絶滅していたのである。そして現代、ラノベは売れなくなった。
ラノベの想定読者はオタク層である。少年少女ではない。少年少女向けの児童文学は売り上げが伸びているらしい。ジュニア文学も少年少女が想定読者だったはずだ。だが、児童文学からあかほりさとるや中村うさぎの系列の作品は出ない。もちろんラノベからも出ない。
今、当時の読者たちがウェブ小説でなろう小説を書いている。あかほりさとるや中村うさぎの遺伝子は実はウェブ小説に生きているのかもしれない。
あの頃のラノベって中学生が読んでも唖然とするような文章力のものが多かったよな。 ロードスですら初期の方はかなり厳しいものがあるし。 とか思ってたら力のある人らがあれよあれ...
わかる。極道くんやビースト三獣士、ラムネ&40、あとフォーチュンクエストに小中時代を捧げてたからすごいわかる。 ブギーポップぐらいからは確かに別物ってのもわかる。あまり好...
その辺はハリポタが根こそぎよ
榊一郎が出てこないところに老人力を感じる
いやそれこそかつてのお前の言うジュニア文学も取り込んで発展してるのが今の小中向け小説レーベルじゃん アニメ映画や人気漫画の文庫化で手堅い
90年代以降のラノベの特別性や先鋭性を定義するよりも、80年代以前のジュニア文学や時代小説からラノベ要素を見つけるほうがはるかに簡単だよな。 嗜好が変わったわけじゃないもん。...
蜂屋誠一の妖精戦士フェアリーナイト、ジャパニーズ・ドリーム、スターライト・キッズが有名やね ジャパニーズ・ドリームとんでもない値付けがされていて草生えた🌱 30万で買うヤツ...
レーベル側の都合や作家性なんかよりも、若年層での小説関係の隆盛は時代の方が関係してそうだけどな。 児童文学層からそのままスマホに移行して文字読まなくなってるだけというか...
そんなとこ飛び越して一般向けがゴールになってるだろ 冲方丁とかみてみろよ しかも今年の直木賞、天地無用とかミスター味っ子のアニメ脚本かいてたやつが候補になってんだぜ?
「ゲームの歴史」で有名な青い鳥文庫とか 五輪汚職KADOKAWA傘下の角川つばさ文庫とかが 少年少女の読書の窓口になってるんじゃないか
今思えば子供だから読めた代物で、子供騙しだったんだなと思う。 フォーチュンクエストとかたまに新作出るけど、読むとかなりキツイぞ。パステルの恋バナシーンとかオバサンの妄想...
あかほり系は見れるやろ。萌えアレルギーが無ければ