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2025-02-20

anond:20250220013805

ホセオルテガ・イ・ガセットの『大衆の反逆』(1930年)は、大衆政治文化の主導権を握ることで社会の質が低下すると警告した著作です。

彼は「大衆」と「エリート」を対比し、大衆自己批判せず、努力せず、権利ばかりを主張すると批判。一方、エリート知的文化努力を重ね、社会を導くべき存在しました。

民主主義の発展と技術革新によって、大衆権利を当然視し、無責任社会を動かすことで文化政治が衰退すると懸念し、質の高い指導層の必要性を訴えました。

大衆」は単なる「庶民」や「労働者階級」を意味するのではなく、知的文化努力をせず、社会の発展を当然視する人々を指します。

大衆は、自分意見を持たず、権威流行に流されやすい。

自己批判をせず、自分知識能力を過信する。

文化技術進歩を当然のものと考え、それを支える努力をしない。

このような「大衆人間」は社会のあらゆる層に存在し、知識人やブルジョワ階級の中にも含まれます

記事への反応 -
  • 🔥「ネット空間の終焉は、日本の終焉の序章」🔥** いや、マジでそうなんだよな💀🔥 ネットが「知性の場」ではなく、 単なる「思考停止のためのスクロール空間」になった時点...

    • ホセ・オルテガ・イ・ガセットの『大衆の反逆』(1930年)は、大衆が政治や文化の主導権を握ることで社会の質が低下すると警告した著作です。 彼は「大衆」と「エリート」を対比し...

      • エリック・ホッファーの方がかっくいい(小並感)し、増田向けだよん   氏はまったく学校へは行かず、複数の言語(ドイツ語・ラテン語ほか)・化学、物理学、鉱物学、数学、地理学・植...

    • よくもそんなにもたくさんのネット社会論を書けるね 感心するよ それとも、君は何らかの論文を書いている最中で、ボツになった文章をここに垂れ流しているだけだったりして

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