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大そうじへの備え
note.com/ikedanoriyuki
ついに夢のひとつが叶いました! 何をするのか掲題の通り、マーケティング理論のThe教科書of教科書『マーケティング戦略〈第6版〉』(有斐閣アルマ)をテキストとした全14回の理論学習プログラムの提供を開始します。しかもMARPSだから無料! 講師は不肖ワタクシ池田が務めます。 本書は、実務家マーケターや大学生が体系的なマーケティング理論を学ぶ一冊として高い評判と信頼を獲得してきたまさに定番中の定番の書です(初版は1996年4月)。 MARPSはこのたび、本書の出版元である有斐閣(ゆうひかく)さんおよび著者である和田 充夫 先生(慶應義塾大学名誉教授)、恩藏 直人 先生(早稲田大学教授)、三浦 俊彦 先生(中央大学教授)の了承を得て、本書をテキストとした理論学習プログラムの提供を開始できる運びとなりました。 僕はいつか(それこそ20年くらい前から)本書をテキストとした理論学習プログラムを提供し
14業界の主要戦略パターンを解説する『業界別マーケティングの地図』を出版します!!(→「はじめに」と「おわりに」と主要フレームを全公開) 『売上の地図』(日経BP)の続編となる本が出ます。 テーマは前著に続き「売上」ですが、今回の本は14業界のマーケティング特性の違いと、それぞれの業界ごとの戦略チューニングのポイントを解説するものです。 ありがたいことに、『売上の地図』はたくさんの方に読んでいただけ、多くの企業で「導入」が進んでいます。一方で、「これはマズイな……」と感じることも増えてしまいました。それが、カスタマイズやチューニングなき当てはめです。 自社商品が持つマーケティング特性、つまりカテゴリー関与度を無視し、「そのまま」使ってしまうのです。 これはいけません。むしろマズイことになります。この流れを断ち切るためには、自らその流れを正す追加情報を出すほかない。これが本書を書こうと思った
マーケティングの医療ミスをなくすことで「こんなはずじゃなかった!」の撲滅を目指す書籍『マーケティング「つながる」思考術』を出版します‼(→前書き全文公開) 毎日仕事をしていて、様々な「なぜなんだ!」に遭遇します。 たとえば、 なぜ多くの人は、この世のどこかにリスティング広告よりも効率的な(CPAが低い)顧客獲得手法があると思ってしまうのだろう(そんな魔法はこの世に無いよ!) なぜ多く人は、動画マーケティングのCPAがリスティング広告よりも低くなると期待してしまうのだろう(動画マーケティングの真の強みはそこじゃないよ!) なぜ多くの人は、コンテンツマーケティングが「すぐに効く」「広告よりも ”効率が良い” 手法」だと誤解してしまうのだろう(アンコントローラブルな要素が多いし、すぐには効かないよ!) なぜ多くの人は、バズれば商品がバカ売れすると思ってしまうのだろう(バズで売れる商品カテゴリーは
[更新版]マーケターの「知る→わかる」を手助けする無料オンライン学習サービスMARPS正式版を公開しました! ※本記事は2024年1月16日に大幅な更新と追記を行いました マーケターの「知る→わかる」を手助けする【無料】オンライン学習サービス『MARPS(マープス)』正式版リリースしました! β版の満足度は95.1%で、すでに延べ4,000人以上が学んでいます。 ※サービス名『MARPS(マープス)』は、Marketing+Map(s)の造語です。マーケティングの個別知識を全体地図の中で理解することで「知る→わかる」を手助けしたいという意味を込めました。 なぜ「学びのプラットフォーム」を開設したのか理由は、マーケティング職のキャリア初期〜中期にいる人たちの「学び方」に強い問題意識を感じており、その課題を(なんとしてでも)解決したかったからです。 マーケティングの実務力を高める方法は以下が代
学び2 ひとつの不安を解消すると弾みがつく具体的な努力によってひとつの不安を解消すると、安心します。ホッとします。 それは、深い海で溺れていて「窒息して死にそうだー!」と懸命にもがいていたら水面に出て思いっきり空気を吸い込めたときに得られる喜びに等しいものでした。 そして、努力によってひとつの不安を解消することに成功すると、「頑張って努力すれば不安は解消できるんだ!」という成功体験が得られます。それが自信になり、次の不安解消に向けた努力(行動)の動機づけにつながりました。 学び3 努力が報われる確率が(ある程度)予測できるようになる努力によっていくつかの不安を解消することに成功すると、少しずつ「入力(努力)→ 出力(不安解消)」の歩留まりのようなものがわかってきます。つまり、「このくらいの努力をすれば、このくらいの不安解消にはつながるな」という「入力の効果」がある程度予測が付くようになるん
2023年1月16日。50歳になりました。もうちょっと感慨深いものがあるのかなーと思ってましたが、特に何も感じない良い意味で無風の50代突入となりました。 生物として50代になったので、白髪もシワも増えたし、疲れは取れにくくなったし、近くのものも遠くのものも見えないし、二日酔いの復活に時間がかかるようになったし、必要な睡眠時間も長くなった気がしますが、気力と活力は30代、40代の頃に劣らず、というより、いまが一番の最盛期なんじゃないかと思うほど力があふれています。 これはきっと、30代や40代の頃に少なからず持っていた「迷い」や「惑い」がほとんどなくなったことが大きいんじゃないかと思います。 34歳でトライバルメディアハウスを創業して以来、一日いちにち一生懸命頑張って生きてきましたが、常に「これでいいのか」「もっと他にやらなければならないことがあるんじゃないか」という焦りや不安を抱えていた
(2023年12月11日 追記) この記事が読まれすぎてついに本になりました! 2024年1月17日出版です。 (追記ここまで) マーケティングの現場にてたびたび発生する「期待していたほど効果でないじゃん!」という不幸は、いったい何が原因で起こってしまうのでしょう。 その不幸の大半は、「診断と処方の間違い」によるものです。 図にするとこうなります。 マーケティングは医療と同じです。病気(売れない理由)を特定し、その病気の治療に最も適した薬を飲む。ただこれだけ。たったこれだけ。しかしこれが実に難しい。 自身の身体のどこが悪いのか、診断もそっちのけですっ飛ばし、流行りの薬を飲み「ぜんぜん効かない!」と落胆する。もしくは、ちゃんと診断して、せっかく病巣は正確に特定できたのに、飲む薬を間違えて「治らない…」と絶望する。 なんとかこの不幸をなくしたい。それが本noteの趣旨です。 マーケティングの目
ここ、本当によく誤解される、というか誤って理解されてるんですが、とても大事なことなので改めて書いておきます。 クチコミ(Word-of-Mouth)には「思い出してもらうまで」と「思い出して(想起して)もらってから」の2種類があって、それぞれぜんぜん違う効能を持っているんです。 Pre-Evocation(想起前)とPost-Evocation(想起後)ともいえます。 おさらいこの話は基礎知識が必要なので、下記の記事をお読みでない方は恐縮ですがまずはこちらを読んでください。後悔させませんm(_ _)m 真実の瞬間(Moment-Of-Truth)と、消費者は4回評価する(ZMOT→FMOT→SMOT→TMOT)のお話。 アテンションエコノミーの時代、マジでZMOTが重要さて、2011年にGoogleが提唱したZMOT(ZERO Moment-Of-Truth)。 ジーモット(ZMOT)とは
地方は資源の総数が少ないため「何をするか?」よりも「何をやらないのか?」が大切。SNSも広告も動画もコミュニティづくりも全部「やった方いい」のはわかっているんです。でもその戦術が目的到達に最もクリティカルな手段なのか?を考えなければなりません。さもなくば気軽な提案で資源を食い潰す。 pic.twitter.com/KjHlLCnxlN — Takato Sakurai|HONE Inc. (@LOCAMA_AT) August 24, 2022 「まずやってみる」は否定しません。でもそれ、3ヶ月後にキャッシュアウトする先に本当に提案しますか?提案する内容が支援側にとって「都合の良いこと・得意なこと」に寄ってませんか?真の意味で「クライアントのため」というのは、目的に到達するために「やらないこと」を決めることだと思います。 — Takato Sakurai|HONE Inc. (@LOCAM
久しぶりに本を出版することになりました。最後の書籍出版から8年、単著では10年ぶり。 テーマは「売上」、タイトルは『売上の地図』です。 この本を書こうと思った背景は、企業のマーケティングに20年以上関わってきた中で、いまだに多くの現場で「で、それやったらどのくらい売れるの?」(現場担当者の声→そんなことがわかるんだったら教えてくれよ…)とか「キャンペーンが失敗したから売れなかったじゃないか!」(現場担当者の声→確かにキャンペーンが失敗したのは自分の責任だけど、売れなかった理由はキャンペーンのせいだけじゃないでしょ…)とか「XXが話題だから(流行っているから)当社も実行に向けて検討を進めてくれ」(現場担当者の声→うちの商品の課題はそこじゃないのでは…)などのやり取りが至るところで繰り広げられており、それによって現場で頑張る人たちのモヤモヤが拡大したり、いったい何が正解なのかわからない!と悩ん
SNSもソーシャルメディアも、プロモーションやPRに活用することがアタリマエの時代になりました。 一方で、多くの企業は、まだまだ狭義(狭い世界での)の活用しかできていないようにも思います。 本記事では、いま起こっているソーシャル化の本質(あらゆるモノやコトに「人と人のコミュニケーション」が介在することによって価値の本質が変わること)を理解し、狭義のSNSマーケティング、ソーシャルメディアマーケティングの思考フレームから、「ソーシャルメディアセントリック(ソーシャルメディア中心思考)で全施策を考えようよ!」へリフレーミングすることについて、個人的な考えをまとめます。 ※長いので時間があるときに読んでください ※ソーシャルセントリック(ソーシャルメディア中心思考)へ移行しようよ、という話ですが、無条件でソーシャルメディアを礼賛している記事ではありません ※冒頭は「おさらい」なので、「そんなこた
「お前、デザインわからないならデザイナーの後ろで作業ずっと見てろ」と言われ、素直にやってみたらすごい気づきがあった思い出 20年ほど前、フリーランスでマーケティングコンサルタントをやっていた頃、お世話になっていた(社員10人くらいの)デザイン事務所の社長から、「池ちゃん、うちもマーケティングの提案を強化していきたいから役員として手伝ってよ」と言われ、デザイン超絶門外漢の僕が突如デザイン事務所の役員を務める、ということがありました。 その会社は大手メーカー商品のネーミングやパッケージデザインを手掛けることも多く、最初に僕が担当したのも新商品のパッケージデザイン案をクライアントに持っていき、合意を取ってくるものでした。 本来であればデザイナーも同行しますが、そのときはなぜか僕だけで行ったんですよね…。20年前のことなので理由は忘れました。 クライアント先に行ってデザインを見せると、「おお!いい
PwC Japanの坂野さんと、エーザイ専務執行役CFOにして早稲田大学大学院会計研究科客員教授も務める柳さんの対談記事です。 コンサルファームのPwC(プライスウォーターハウスクーパース)と企業のCFOがESGと財務の話をしている時点で、大半のマーケターが「あ、この記事は自分にとって関係ないな」と感じるのでは。 ちなみに、PwC Japanの坂野さんが書いたこの本は(まだ読んでいる途中ですが)めちゃくちゃ必読です(「ESGとかCSRとかSDGsって、儲からないけど、しょうがなくやらなきゃならない企業の社会的責任でしょ?」って思っている人こそ読む本です)。 ここから、僕が感じたエーザイのヤバさ(良い意味)について解説します。 ESGと財務情報の相関性を定量的に検証しようとしている先に挙げた記事の中で、柳さんはこう言っています。 ESGのさまざまなKPI(重要業績評価指標)と企業価値との関連
強いブランドは、なぜ強いのか。 多くの人が買い続ける商品、多くの来店客を獲得しているお店、多くの旅行者が訪れる旅行地には、カテゴリーエントリーポイントが多いという共通項があります。 カテゴリーエントリーポイント(CEPs:Category Entry Points)とは、誰かが何かを食べよう、飲もう、行こう、買おうと思ったときに想起される入口(の数)を指します。 たとえば、国内旅行先。 いまはコロナの緊急事態宣言下ですが、感染者の拡大が落ち着き、(たとえば夏頃に)国内旅行の需要が回復したとします。 長い自粛生活で抑圧された欲求を抱え、多くの人はどこを目指すでしょう。 調査によって様々ですが、HISの検索・閲覧数TOP3は下記でした。ほとんどの人は「まあ、そうだよね」と違和感無いと思います。行きたいですね、北海道と沖縄。 1位:北海道 2位:沖縄本島 3位:石垣島・宮古島 人気旅行先として不
比較的すぐに1度目の妊娠をしましたが、胎嚢が確認できず、流産。 結果は残念なものでしたが、「僕たち夫婦でも妊娠できるんだ!」と一筋の光が差し込みました。 体外受精にステップアップしてから1年くらいして、2度めの妊娠。でも、2回めも流産になってしまいました。 このとき、不妊だけでなく、不育症の疑いがある、と告げられました。 ※上記のOGP(サムネ画像)は、体外受精の「顕微授精」です(顕微授精しない体外受精の方が一般的です) 2度めの流産の後、奥さんから「養子ってどう思う?」と、初めて切り出されました。 そのときの僕にとっての養子のイメージは、海外のセレブや日本の歌舞伎役者がやっているようなイメージしか持っておらず、突然だったこともあり、「いや~いまは考えられないなあ~…」とはぐらかすことで精一杯でした。 養子は、「自分とはまったく違う、遠い世界で生きている誰か」が行うことで、ぜんぜん自分ゴト
先日書いたインフルエンサーマーケティングの記事に関連して、社員のインフルエンサー化の話が出たので、それについても所感を述べておきます。 まず、社員のインフルエンサー化は、確実に来る流れだと思っています。これは、ほぼ間違いない(というか、その流れはすでにリファラル採用やベンチャー界隈のマーケティング領域で顕在化してますしね)。 ただし、これはすべての企業(特に日本を代表する大企業)に例外なく訪れる未来ではないと思います。 理由は3点あります。 リスクが大きい誰もが知る有名企業は(嫌な言い方ですが)炎上をさせる甲斐があるため、炎上の沸点が低いという特徴を持ちます(炎上しやすいということです)。 これはもうずっと前からそうですが、高学歴、高所得、誰もがうらやむ有名企業は、炎上した(させた)ときの代償が大きいため、ちょっとしたことで揚げ足を取られ、燃料が投下されます。 メディアも、誰もが知る(誰も
企業のマーケティングゴールは、限られた予算内で、できる限りたくさん買ってもらうことです。 たくさん買ってもらうためには、たくさんの人の意識と態度変容をしなきゃなりません。 消費者の意識変容(認知獲得や興味喚起)や態度変容(好意度向上や購入意向の向上など)を行うために、私たちマーケターは昼夜知恵を絞るわけですが、多くの場所で言われているように、いままでのやり方だけではうまくいかなくなってきているのが現状です。 Paid(広告)の影響力は低下し、多くの人はEarned(番組や記事)とShared(クチコミ)によって商品を知ったり、興味を持ったり、好きになったり、買いたい気持ちになるようになりました。 これが、ソーシャルメディアやインフルエンサーが注目される背景です。 ※詳しくはここに書いてあります ということで、このあたりの実態を正確に整理することによって、企業の宣伝・PR・マーケティング担当
みなさん、そろそろ新年度の目標設定も終わって、動き出している頃だと思います。 多くの会社は3月決算なので年度末の評価はまだ先ですが、上期で半期の評価がされる会社もあるでしょう。 人事考課(評価)というのはすごく悩ましい会社経営における永遠の課題で、現場で評価への不満が鬱積すると組織内に不穏な空気が流れ出し、組織はじわじわ崩壊へ近づいていきます。 評価される方も、「まあ納得しているよ」という人から「ぜんぜん納得できない!」という人まで様々でしょう。 てことで、この難しい問題について個人的な考えを書いてみます。 人は2~3割増しで自己評価をするもの有名な話ですね。 僕も、特に若い頃はそうでしたが、上長や会社からの評価よりも、自己評価の方が2~3割(ときにはもっと)高い時代がありました。 「俺はこんなにやってるのに、あいつ(上長)は、会社はわかってない!」という状態です。 でも、この法則は、かな
マーケティングを20年やってきて、それなりに、というか、かなり効果測定には向き合ってきた自負があります。 広告やマーケティング効果測定に関する本はだいたい読んだし、大学の先生たちとディスカッションを重ねたこともあります。 宣伝会議の広告効果測定講座や広報効果測定講座でも過去8年以上に渡って延べ1,000人以上の実務家へ問いを投げかけてきましたし、多くの企業で効果測定に関するコンサルティングも手掛けてきました。 その上で、「効果測定」(=マーケティング効果の検証)というテーマは、まるで出口のない深い森のように感じます。 でも、このテーマにちゃんと向き合わないと、これからより一層、ROI検証が厳しくなるこの世界で、誠実な仕事に取り組めないとも思います。 ということで、今回はこの難しいテーマを(体力の続く限り)まとめてみます。 商品が生まれて店頭に並びお客さんに買ってもらうまでには基礎研究や応用
仕事の醍醐味は自己成長とやりがいですが、お給料も上げたいですよね。 サラリーマンが居酒屋で飲んでいるときの話題は、会社や上司の愚痴、人事、評価の3点セットと言われます。 誰だって、自分の仕事への評価は気になります。 でも、一般的に、自己評価は客観的な他己評価よりも常に2割増しとも言われます。つまり、自分はいつも他社からの客観評価よりも2割ほど甘く自己評価をしている。 となると「俺は私はこんなに頑張っているのに会社や上司はわかってない!」と常に不満が募ることになります。 まず、大前提ですが、お給料(年収)は、あなたが社会をどれだけ良くしたかを測る通信簿です。そこを忘れてはいけません。 そして、こういう考え方もあります。 年収を決める法則は3つ 1.職能の価値:スキルの需要と供給状況。 2.業界の構造:業界特有な構造的な年収の限界。 3.成功度合いによる違い:代替不可能な能力を有しているか。
一時期ものすごく元気に気を吐いていたのに、そのうち見なくなってしまう人と、仮に目立たなくても長い期間、飯を食い続けている人の違いとは何でしょうか。 業界や職種にもよると思いますが、少なくとも、フリーランスやコンサルっぽい仕事をしている人であれば、「書く」「話す」「実務をしている(実務ができる)」の3つのバランスが良い人だと思います。 == 僕は26歳~27歳の2年間、マーケティング会社に勤めていました。 その会社は、社員数30人くらいの比較的小さな会社でしたが、40年以上に渡る業歴の長さと、大手広告主の宣伝・広報・販促・マーケティング・事業部の鮮度の高いデータベースを有していたことから、コンサル、リサーチ、チャネル戦略など、良質かつ多様な業務を請け負っていました。 また、年間200本を超える有料公開セミナーを開催していたことから(講師を務める)著名な独立コンサルタントの方々とチームを組み、
世の中が「ソーシャル化」することの本質は、TwitterやInstagramを上手に使いこなすことではない きょうびそりゃもうたくさんのソーシャルメディア(プラットフォーム)があります。 ここに挙げた主要なものは、月に数十万人から数千万人が利用している代表的なサービスです。 ソーシャルメディアの特徴は、投稿する人も、それを見る人もユーザーであること。 僕は10年前からソーシャルメディアは公園のような場所と言ってきました。 ひとりで来る人も、家族と来る人も、友だちと来る人もいる。 楽しくおしゃべりをする人、相談事をしている人、体験談を話している人、独り言を言っている人、いろんな人がいます。 ソーシャルメディアは、ユーザーの、ユーザーによる、ユーザーのための場所ですから、それで良いのです。 毎月、Twitter公園には4,500万人、note公園には4,400万人、インスタ公園には3,300万
(2024年1月4日 追記) この記事が含まれる内容が本になりました! 2024年1月17日出版です。 (追記ここまで) 世界に冠たるマーケティングカンパニー、P&Gがとても重視している指標があります。 それが、Evoked Set(想起集合)です。 Evoked Setとは、何かをしよう(買おう)としたときに、頭に浮かぶ好意的な選択肢の集合体のこと。 あらゆるモノやコトで(どれを買っても変わらないよね、という)コモディティ化が進展した結果、すべての業界で熾烈な価格競争が起きています。 物理的な製品やサービスの差別化が難しくなった現代において、消費者に選ばれるかどうか(買ってもらえるか、買い続けてもらえるか)の勝敗を分けるのは、一番最初に思い出してもらえるポジションを獲得しているかにかかっています。 以下の文章を読んで何が頭の中に浮かびますか? コロナが落ち着いたら行きたい日本の観光地 コ
35年前の本なんて使い物になるのか?と思うなかれ。リーダーシップスタイルの真髄はすべてこの本にまとめられていると言っても過言ではありません。 本書で紹介されているリーダーシップの要諦は、「上司のリーダーシップスタイルは”部下の仕事の習熟度”に応じて4段階で切り替えろ」です。 もしあなたがクソ忙しいラーメン屋に転職したとしたら?もしあなたがそりゃもう忙しいラーメン屋さんに転職したとしましょう。 仕事の初日に店長から「ここがお前の職場だ。失敗の責任は俺がとってやるから、まずはお前の好きにやってみろ!」と言われたらどうでしょう。 「いやいや、右も左もわからないのに無理だわ」と思いますよね? 逆に、仕事に慣れてきた一年後のランチタイム前に「今日はお客さんが多そうだな。いまのうちにネギを大量に切っておこう」と(自分の頭で考えて自律的に)仕事を始めたのに、店長から「おい!お前!なに勝手にネギ切ってんだ
ソーシャルメディアでの個人の影響力は「コンテンツ力」と「メディア力」を分けて考えないとおかしなことになるよ、というお話 この話、結構混同している人が多いので、改めて書いておきます。 ソーシャルメディアがもたらしたもの。それは、人の「コンテンツ力」と「メディア力」の拡張です。 第一段階:人がコンテンツになった(1997年~)まず、ソーシャルメディアによって人のコンテンツ化が進みました。レビューサイトの出現です。 価格コムが1997年に創業し、2000年にはアイスタイル(@cosme)が創業、そしてAmazonも日本で本格的な書籍販売を開始しました。ちなみに、食べログは2005年から始まっています。 むかし、「ネットのカキコミは便所の落書きと同じ」(=どこの誰が書いたかもわからない情報なんて誰も信用しない)と言われていました。 でも、いまや(Amazonの不正レビューや価格コムのステマ問題がニ
業界あるある?「いまウチが力を入れているこの商品、ぶっちゃけ競合と比べてもたいした優位性ないんですよ。しかも価格はウチの方が少し高い。競合と比べてチャネルも弱いですしね。テレビCM打つほどの予算はないから、なんとかクチコミで売りたいんです(クチコミはタダなんですよね?)。インスタグラマーとかYouTuberとかのインフルエンサーに取り上げてもらったら話題になって売れるんですよね?」―――。 こういうことが、毎日どこかで起こっています。昨日も今日も明日も来週も来月も、そしてきっと来年も起こる。 もうそろそろ、この会話やめにしませんか…。 インフルエンサーは魔法使いではないソーシャルメディアは魔法の杖ではないし、インフルエンサーは魔法使いではありません。 クチコミ(Word-of-Mouth)やら、CGM(Consumer Generated Media)やら、UGC(User Generat
いままで、数本のインフルエンサーマーケティングに関する記事を書いてきました。 過去の記事で、本来、Earned✕Sharedの場所に生息していたはずのインフルエンサーのリーチをPaid化させてしまった功罪について触れ、 次に、消費者は店頭に来た時点ですでに購入するブランドが70~80%決まっていること(ZMOT)に触れた上で、そのZMOTをつくっているのは既存顧客のTMOT(=大事なのは既存顧客によるUGC)であることに触れました(Paid型インフルエンサーの起用は、瞬発的なリーチは稼げても、持続可能なTMOTをつくってはくれない)。 あらゆるものがコモディティ化した現代社会においては、もはやすべての商品が「最高商品」であり(=どの商品もほとんど差がない)、その状況では認知的態度(良いか悪いか)ではなく、感情的態度(好きか嫌いか)で選ばれる――。 だからメーカーは「最高製品」の開発だけに命
就活生に会社選びのポイントを聞くと、「教育や研修に力を入れているか」が上位に来ることが多い。 これもそう(6位/40%) わかる。 ※ちなみに、トライバルは社外に売るほど社内教育プログラムがあります 新卒・中途(経験者採用)問わず、「ウチに興味を持ってくれた理由は?」に対して「XXについて勉強できると思ったから」という回答も多い。 わかるぞ。 でもだ、そろそろ、会社に入れば上司が・先輩が・同僚が懇切丁寧に仕事を教えてくれるなんて時代は終りを迎えていくのですよ。 マクロ的にはこれ。 会社に入ったら一ヶ月は集中座学で、それから数ヶ月の現場研修を経て半年後に部署採用。 年に数回はOff-JT(集合研修)があって、昇進するときは管理職研修でリーダーシップやマネジメント論を学ぶ。職場にもOJT担当としての先輩がつき、おまけに直属の上長以外にメンターがついていろんな相談に乗ってもらえる。 やりたい仕事
昨日書いたnoteで、インフルエンサーに(お金を払って)広告メッセージを発信してもらう前に、まずはしっかり良い商品・サービスをつくることが最初だよ!ということを書きました。 商品やサービスを磨く。徹底的に磨く。そのうえで、しっかり伝える、伝わるようにコミュニケーション戦略を設計する。買ってもらえたら、感謝の念を送り、ひとりでも多くの顧客にファンになってもらう。そしてファンやファンフルエンサーを大切にする。 その続き。 そもそも最高の商品・サービスって?そもそも、最高の商品、サービスってなんでしょう。何が最高なのか。それは他の商品じゃ代替不能なのでしょうか。 僕は、26歳でマーケティングに携わる仕事に就いて、以降20年、商品開発やマーケティングリサーチやコミュニケーション戦略のご支援に関わってきました。 クライアントの90%以上は、メーカーやサービス企業です。 だから、企業の(広義の)マーケ
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