先日、阿久悠の「作詞入門」を読んだ。
私は歌謡曲についてあまり詳しくない。どちらかと言えば疎いほうだと思う。
聴きに行ったこともない。でも、流れてくる歌や歌詞をいくらかは聞き知っている。
その中で阿久悠の「無冠の父」や「瀬戸内少年野球団」「企みの仕事術 阿久悠」など
この人の書いた作品のいくつかを読んだことがある。
[ジョニイが来たなら伝えてよ 2時間待ってたと サイは投げられた もう出かけるわ
わたしはわたしの道を行く・・].かっこいい。
[ふたりでドアを閉めて ふたりで名前決して・・] ドアの前で右と左に分かれていく。
こんなかっこいいことが自分にできるかどうかわからない。でももしそういう場面に
出くわしたらそうしたいものだと思う。
実際は逝ってしまった夫のことを思いもっと何かできなかったかと悔やんでいる情けな
さだけれど。