高野悦子「二十歳の原点」。
NHKで放映されたらしい。このことにちなんで書かれた方のブログを読んで
懐かしかった。我が家の本箱にこの後に出版された「二十歳の原点序章」
「二十歳の原点ノート」の3冊があるはずだとみてみたら並んであった。
今も読まれているのかと驚いたがこの1月にも増刷があったそうだ。
初版から45年間読み継がれてきたことになる。
久しぶりに開いてみると奥付に息子が読み終わった日を記していた。
「原点」は14歳、「序章」と「ノート」は15歳。
息子が購入し、わたくしがそのあとに読んだ。
当時、わたくしは仕事が多忙で続編の2冊はあまり覚えていない。
昨夜息子にラインで「最近テレビで取り上げられたようだけれど、この本
懐かしいでしょう?」と送ったら「懐かしいね。実はキンドルでも持っている」
と返信が来た。へぇ、キンドルにも入っているのか。呆れた。
息子の時代はバブルだった。学園紛争なんて知らない世代である。
それでも共感するものがあって、時代を超えて読み継がれてきているの
であろう。