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横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

シドニーのFOSS4G2009カンファレンス

2009年07月30日 11時41分39秒 | OSGeo/FOSS4G
 いよいよFOSS4G2009、シドニーのカンファレンスまで3ヶ月を切った。

 このカンファレンスは今年の10月20日から23日まで、オーストラリアのシドニーで開催される。地理空間系のオープンソースの世界の動向を体感できるベストのカンファレンスだ。

 で、その参加料金が割引となる「早期参加登録」の期限(8月7日)が近づいてきた。それまでに申し込めば、725豪ドル(日本円でおよそ5万8千円)だが、遅れると1145豪ドル(同9万2千円)と、かなり高くなる。(ワークショップはさらに別料金がかかる)

 昨年の南アフリカのケープタウンは、開催地が遠かったこともあり、日本からの参加者は数名にとどまった。私も片道の移動で2日もかかることや、航空券も20万円近くしていたので参加を見合わせた。今年はシドニーのため、航空券は10万円しないし、片道9時間でアプローチできる。

 今年を逃すと、来年は遠くスペインのバルセロナになる。さすがにシドニーよりは遠い。地理的には今年がまさに参加するチャンスだと思う。いずれ参加したいなぁ、と考えていらっしゃる方は、今年がベストだと思う。

 FOSS4G2009カンファレンスでのプレゼンテーション発表(一般)プレゼンテーション発表(学術)の選考結果が発表され、合計97件の発表が行われる。

今後の主な日程は、下記の通りとアナウンスされている。
• 2009年8月7日, 早期参加登録申込締め切り
• 2009年9月14日, wikiに完全なカンファレンスプログラム掲載
• 2009年10月20日, FOSS4G ワークショップ
• 2009年10月21-23日, FOSS4G プレゼンテーションとチュートリアル
• 2009年10月24-25日, FOSS4G コードスプリント

都心に行くには車がベスト!?

2009年07月26日 21時40分11秒 | スローライフ
 今日は千代田区の九段下にあるホテルであった会合に家族で出かけた。昨年も同じ時期に同じ場所で開催され、自宅から1時間40分くらいかけて電車を乗り継いで行ったので、今年も当然そのつもりでいた。

 昨夜、ふとETC割引(日曜)のことを思い出し、調べてみたら、最寄り(自宅から3分くらい)のインターから片道1150円で行けることが判明。しかも、予想所要時間が電車よりもかなり短い1時間弱と出る。家族4人が電車に乗ると、往復で6000円少々。ホテルの駐車料金は6時間まで無料とあったので、ガソリン代(往復で900円程度)を考えても車の方が明らかにお得である。それに、最近、駅の階段が少々つらいし...

 で、今朝はカーナビを頼りに、都内に向かって、”初の”都心環状線を走り、渋滞も全くなく、わずか50分少々でホテルに到着してしまった。「都心に車で行くことなんてあり得ない」とずっと思っていたのだが、実際に行ってみたら便利便利....まるで昔住んでいた名古屋並みの利便性(名古屋は都心だろうがどこへも車で行くのが一番便利)。もちろん、こんなことを平日にやったら渋滞の中で苦しむことになるから選択肢として×印なのだが、今日のこの体験は、改めて、車が提供する利便性に気づかされた次第である。

みなとみらいで(かろうじて)部分日食観測

2009年07月22日 11時40分48秒 | スローライフ
 未明の土砂降りに目を覚ました小生だが、今日は日食の日だ。横浜からでも7割以上が欠けると聞いていたので、見たいと思っていた。しかし、この天気ではダメポ・・・、と思っていたら、雲の間からかろうじて見ることができた。雲の厚さがiPhoneで撮影するにはちょうどよいくらいの照度にしてくれていたようで、何とか形がわかる程度に写ってくれた。
みなとみらいの部分日食

iPhoneで地図作り(その2)

2009年07月20日 21時36分40秒 | 地理情報関連
 私がぼちぼちと車にiPhoneを載せてログ取りをしているうちに、小学生の息子が「何やっているの?」と興味津々に。ログを取って地図を作る、というのはとてもわかりやすいし、自分のログが世界中の人が見ることができる地図へと早変わりするのはワクワクするものだ。
 「パパは歩けないから、僕が自転車にiPhoneを載せて走ってきてあげる!」と、いつの間にか近所の路地のログ取り担当になっている。とはいえ、今は真夏。iPhoneは熱くなるし、息子も汗だく。

 まず、iPhoneの熱対策。袋にアイスノンと一緒に入れる。これでOK。
アイスノンと一緒のiPhone(略して「アイスフォン」)

 次に、息子の熱射病対策は、帽子の中にこれまたアイスノンを入れ、水筒を持たせる。
「アイスフォン」+水筒を自転車のかごに入れて準備万端。

 そして、いざ出陣!
さあ、ログ取りだ!

iPhoneで地図作り(その1)

2009年07月20日 21時05分28秒 | 地理情報関連
 先月、鹿児島に出かけた際の、iPhoneを使ったOpenStreetMapの地図作りの記事を投稿をしたが、地元横浜でも同じようにぼちぼちと地元の地図作りを行っている。股関節痛があまり改善していないので、私はもっぱら買い物等の際に車のダッシュボードに載せてログを取得している。

 今日も、ちまたではジオジオスタンプラリーが行われていたのだが、参加したくてもこの足ではどうにもならないので、おとなしく横浜でロギング.....

 ここ1ヶ月の状況を示せば、こんな感じ。ゆっくりペースなので、なかなかエリアが広がらないが...
1ヶ月前 本日現在

 OpenStreetMapの地図作りでは、GPSでログを取ることはいとも簡単なのだが、それをPCに取り込んで、サーバにアップロードして、タグ付けをしなければならない。そのプロセスがなんだか面倒に思えてしまうと、結局はログだけが異様にたまってしまうことになる。iPhoneアプリのOSMTrackのうれしいところは、普段持ち歩いているiPhoneだけでログ取り、サーバへのアップロードをワンストップで行ってくれることだ。自宅に戻って、PCに向かい、自分のログを地図に表示してタグ付けをするだけ。
OSMTrack

 OSMTrackの弱点といえば、持続時間。iPhoneではGPS機能の消費電力が結構多く、3時間くらいしか持たないことが筆頭にあがる。それから、夏場は熱を持ってしまうのでその対策が必要。そして、時々ログを取っているはずなのにアプリが停止してしまっていることがある。これは原因不明で、せっかく走った道のログが残っていないのにはガッカリさせられることもある。そうした問題点があるものの、いつでもどこでもすぐにログ取得を始められるので気に入っている。

弓が折れた!

2009年07月19日 22時59分18秒 | スローライフ
 高音で湿気の多いこの時期、バイオリンの練習時にはエアコンを入れることにしている。一昨日(金曜日)も、夜、何気なくバイオリンのケースを開けて....ふと気がついたら、ありゃ!!弓が折れている!
折れてしまった弓 orz...

 話には聞いたことがあったが、まさか折れるなんて!生まれて初めての体験だ。温度や湿度の急な変化には気を配っているつもりだったが、がーん!

 この世界、たかが弓といえども簡単に買い換えるようなお手頃な価格ではない。でも、弓がなければバイオリンは弾けない、買うしかないのだ、予期せぬ出費がここのところ続いていたのだが、まさかの弓とは。トホホホ...

 ショックのあまり、翌土曜日は早朝に目が覚めてしまい、向かったところはPC。ネットで弓をいろいろ調べ、折れてしまった弓とほぼ同じくらいの価格帯の製品を見つけ、カートに入れた。うーむ、こんなに簡単に弓もネットで買えてしまうのだなぁ、と感心したのだが、なんと商品が到着したのは翌日(=今日)の午前中。ちょっと昔なら、楽器専門店に出かけていって、あれこれ悩んで定価に限りなく近い価格での購入を余儀なくされていたであろう。それが、PCの”クリック”操作だけで、割引価格で手に入ってしまうのだ。クレジットカードで決済できてしまうのが、麻薬のようで怖いのだが.....
これでは町の楽器屋さん、いずれ廃れてしまうだろう。

 早速新しい弓で弾いてみる。今までのものとは音色がやや変わって感じる。真新しい弓毛であることが最大の理由と思うが、慣れるまでには数日かかりそう。
上が古い弓(折れたやつ)、下が新しい弓

ホタル見物

2009年07月19日 22時41分51秒 | スローライフ
 先週は展示会があったりで、バタバタしているうちに過ぎてしまった。その展示会で、社員のSさんが「ホタルを見に4時間かけて長野県まで行ってきたが、ホタルがいるポイントがわからず、残念ながら見られなかった」という。ちょうど向かい側のブースが、長野県の上伊那地域のPRブースで、ホタルの写真が展示してあり、まさにそこが目的地だったそうだ。

 実は、私は先週自宅から10分くらいの場所でホタル見物をしてきたばかりであり、「えっ?ホタルを見るだけだったら横浜市内でばっちりだよ」と。港南区と栄区の境界にある円海山周辺は、自然の宝庫で、ここでカブトムシやクワガタムシが多数生息しているだけではなく、沢ではホタルが生息しているのだ。先週は時期的にはもうお終いで、数十匹しか見られなかったのだが、それでも一匹も見られなかったのとは大違いである。
横浜市内で見られるホタル(大きさの比較のためにカブトムシを配置)

 ホタルが放つ光は本当にかすかで、私の持つコンパクトデジカメで撮影できるレベルでは無いので、偶然手元に”着地”したホタルを撮影した。この日は、ホタル見物にあわせて、昨夏ここで採取した個体の子孫となるカブトムシを数匹里山に返してやったので、こうやって撮影ができた。

 来年は、車で4時間ではなくて、市内中心地からでも40分くらいで行けるこの地へ案内することを約束した。

FOSS4Gの講演を二つ紹介(同じ時間帯に別の場所で)

2009年07月09日 19時36分21秒 | OSGeo/FOSS4G
 7月17日に 「フリー」なGISソフトウェア,FOSS4Gの紹介と題するセミナーが、つくばの農業環境技術研究所で開催される。

 で、その講師は、今やジオメディアサミット界で伝説となった、あの「かやま」さんである。今度は、さすがに「オバマ、オバマ」って訳にはいかないので、幾分格調の高い説明になると思うが、OSGeo財団日本支部が誇るタレント、(じゃなかった)頭脳である氏の講演、機会があればぜひ。

 ところで、ほぼ同じような時間に、私はビッグサイトで講演を行う。こちらは、展示会でのプレゼンテーションセミナーの講演で、FOSS4Gツールの自治体での活用事例を紹介する。こちらにご興味があれば、ぜひ。

MacでGIS

2009年07月08日 19時03分00秒 | OSGeo/FOSS4G
一つ前の投稿でも触れたが、MacでGISもやれる。商用製品はWindowsだけのサポートばかりだが、オープンソースツールならMacで動作するGISツールがいくつかある。今回私がインストールしたQGIS以外にも、uDigやGRASSがあり、用途に応じて選択することができる。

ということで、これは私のMacで動作するQGISである。バージョンは1.1という「不安定版」のものだが、今のところはクラッシュすることも無く動作してくれている。

MacBookAirで動作中のQGIS
(地図表示は オークニーのWMS 農研機構の基盤地図情報25000WMSの等高線を組み合わせた)

散財は報われそうな気が

2009年07月07日 18時45分11秒 | スローライフ
 昨年からiPhoneにはまった小生だが、Macを所有したことはこれまでの20年少々にわたるパソコンライフでは無かった。
その理由には二つあり、一つ目は「格好いいけど、ちょっと高い」。二つ目が「ハードウェアをいじくれない」。

 前者は、これはいかんともしがたい悩ましいところなのだが、後者については、小生が元々ラジオ工作・無線少年だったから、ここだけは譲れないと思っていた。93年頃にDOS/Vにはまったのも、好きなスペックのパソコンを自分で組み立てられるという興奮がモチベーションだったし、今でも自宅にある10台近いPCのメンテナンスは私の担当であり、それは、忙しい中においてもやっていると時間を忘れたりするものだ。

 でも、何も面倒なことをせず、「ずぶの素人」に成り切って、クリック一つでネットワークやプリンタの設定を終えてくれるMacもいいもんだなぁ... と、しみじみ思ってしまった(余った時間をバイオリンの練習にでも...)。もう、家中みんなMacにしちゃおうかな って。

 私の記憶に残っているMacの印象としては、「たいしたスピードが出ていない割には高いし、ソフトも少ないし汎用性が無い」という、90年代のままだったので、今回のMac Book Airへの散財は、その古びた世界観を吹き飛ばしてくれた。

 何と言っても、「(めちゃ)速い」。比較する対象が2003~2005年くらいのPC(WinXP)なので当たり前なのだが、起動は40秒弱、スリープからの復帰は3秒くらい、メールの添付ファイルも「クイックルック」で瞬時に表示されるし、ブラウザでの表示もサクサク。グラフィックスの性能も天と地ほどの差がある。「よくも今まで、こんな遅いPCで何年も我慢していたものだ」と、己の暢気さにあきれてしまった。古いマシンにいくらメモリを増設したところで、遅いものは遅いのだ。

 スピードだけではなく、iPhoneでも感激したのだが、フォント表示の美しさは秀逸だ。これだけでも、私の人生を豊かにしてくれると思えてしまう。あの味気ないWindowsでの表示には、もう戻れない。

 さて、せっかくビルゲイツの長者番付への支援から離れることができたのを機会に、オフィスソフトやGISツールはオープンソースで行こうとしている。OpenOfficeは、以前からも結構使っているが、ファイルのやり取りを相手とする際の(特にフォントの)互換性が気になっていた。Macでも、同様な問題が発生するが、こればかりは完璧を追わないことに宗旨替えをした。GISはQGISをまずはインストールして、こちらは普通に使えることがわかったのでOK。それ以外の分野でも、もともとMacOSXはFreeBSDをもとに作られているので、動作するオープンソースツールが結構あるのもうれしい。

 こんな感じで、はやくもMacBook Airは私の仕事や生活に浸透している。でも、あんまり一緒にいると、こんなこともある。

おっと、弁当の醤油をこぼしてしまった!危ない!