かーちゃんはつらいよ

今日は午前中仕事。
午後から夫と合流し、高速飛ばしてそうちゃんの病院へお迎えに行きました。

病棟の前には、ちょうど「学園祭」の練習をしている集団が。
入院している子達みんなで、ナルトを持って、「よさこいソーラン」の練習をしているのでした。
みんな一生懸命踊っていて、大きい子達はすごいな、と思っていたら。
出てきた職員さんに、「あれ？そうちゃんこの中にいませんでした？」と。

あらためて探してみると…
いたいた。
集団の一番奥の隅っこで、ピョンピョンはねてる小さい子！

そうちゃんとの、１ヶ月ぶりの対面でした。
あー。そうちゃんだ。
ニコニコ笑って、踊ってる。
涙があふれそうになりました。
よく頑張ったね、１ヶ月間。

今まで、運動会などの行事モノでは、緊張のせいか浮かない顔をしていることが多かったのですが、
満面の笑みでよさこいをピョンピョン踊るそうちゃんは、本当に楽しそうでした。

私達の顔を見つけた瞬間、そうちゃん、一瞬固まりました。
駆け寄って来ることはなく、その場で踊りに参加したまま。
でも確実に、遠く離れた私達をとらえていました。

引き取りのとき、たくさんお職員さん達が見送りに来てくれて。
それを見てびっくりしたのか混乱したのか、そうちゃんは突然泣きました。
「おうち　かえるよー！！」って。
いわゆる、「母の顔を見て気が緩んだ」というのではなく、「状況がつかめないことによる混乱」だと思う。
それでも私の胸はキュンとして。
また少し大きくなったそうちゃんを抱き上げて、
「そうちゃん、一緒におうちに帰ろうね。」と頬をくっつけました。

担当の先生、職員の皆様には感謝、です。

帰宅後のそうちゃんは借りてきたネコのようにおとなしく、
ごはんはこぼさず食べるし、お風呂で身体は洗えるし、ビデオはずっと座って見れるし。
随分成長して帰ってきました。

「おとなしいなー。」
「よく待っていられるようになったね。」
「指示が入りやすい。」
「大きい声を出さないね。」
などなど言いながら、
でも呪文のように、
「いや、今日明日は様子見だ。しばらく見てみないとわからん。」と言い合う、わが夫婦。
たくさんの苦い経験から、慎重になっているのでした。

あぁ、それにしても。
そうちゃんが家にいるということで、私ってこんなに安心できるんだ。
眠いので寝る。

おやすみなさい！