2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧
シュトックハウゼン28年ぶりの来日公演に足を運ばなかったのは、結局のところそれほど好きというわけではないからなのだが(東京在住なら確実に行っただろうが、名古屋からは何しろ遠い)、CDで「グルッペン」などを聴き返してみるとやはり行くべきだったよ…
2005年6月18日のエントリの脚注でも触れた鬼才ハル・ウィルナーがプロデュースしたニーノ・ロータの曲のオムニバス・アルバム。 しかし、さすがはハル・ウィルナーであり、集められたメンバーが凄い。ジャキ・バイアードによる「アマルコルド」、カーラ・ブ…
万博を意識して開催されているこの展覧会にはヤノベケンジ的な世界がいかにも広がっている。僕が彼の作品を見るのは2002年にキリンプラザ大阪で開催された展覧会でのデメとスタンダという2対のロボット(ビバ・リバ・プロジェクト)以来だ*1。 率直に言って…
1983年のアルバムの復刻。ECM。リベレーション・ミュージック・オーケストラにはカーラ・ブレイやドン・チェリーなどそうそうたる顔ぶれが揃う。今日買ってきたばかりであり、いま一度目を聴いている。 「グランドラ・ヴィラ・モレーナ」や「ザ・ピープル・…
今日見てきたばかりであるため、その感動があまりにも生々しく、いまはまだ何も言えない。屈指の傑作であり、この映画を見ずに一体何の映画を見るのか? この映画に思いを馳せると、今この瞬間にも涙が出そうになる…。 ※ほとんどもとの文章そのまま。言葉に…
アルモドバル流フィルム・ノワール。だが、フィルム・ノワールのジャンルの規則をアルモドバル流の展開している点よりも、役者の圧倒的な存在感を見せ付ける見事な演出がすばらしい。主人公のふたり以上に、マノロ神父役のダニエル・ヒメネス・カチョや編集…
1週間ぶりのエントリだったのだが、例によってせっかく書いたものをブラウザの強制終了でパーにしてしまった。もう書き直す気力はほとんどないのだが、そうするとその内容はもう二度と書かなくなる可能性が高いので、簡単に要点のみ書いておくことに。
あちらこちらのブログで見かけていたのでMusical Batonというプロジェクトが走っているということには気づいていたのだけれど、まさか自分にバトンが回ってくるとは思わなかった。しかもなんと面識のない方から。選んでいただいた理由も振るっていて、なんと…
今週は仕事で遅くなることが続き、ピナの公演の感想をエントリするまでに間が空いてしまった。既に見た直後のヴィヴィッドな印象は薄れつつあるものの、とりあえず書いておく。 今回の作品『ネフェス』は初演が2003年トルコであり、順番的には昨年日本で初演…
ピナの来日公演を見に行くついでに初めて新宿中村屋でインドカリーを食べた。僕は2階の「ルパ」に入ったのだが、店の入り口には確かにボースやタゴールの写真が飾られている。若い女性の一人客、40代ぐらいの男性一人客、若いカップルなどなど、客層は多様…
ピナ・バウシュの『ネフェス』を見てきた。定期的に来日してくれて嬉しい。今日は疲れているので感想はまたの機会に。近日中にはエントリする予定。 とりあえずピナの過去の作品については、2004年7月10日と2004年7月17日のエントリを参照。
内橋和久(ギター)、HACO(ボーカル)、ジーナ・パーキンス(ハープ)、サム・ベネット(ドラム)という強力な布陣による企画バンド、カンパネルラのアルバム。この録音は神戸で開催されている内橋和久主催のアヴァンギャルド系フェス「ビヨンド・イノセン…
やはり連続エントリはそうは続かない。1日空いた…。明日も飲みに行く予定なので無理かも。。。
イギリスの植民地政策はイギリス本土国内に多くの移民を抱えることにもなった。インド系イギリス人ニティン・ソーニーの5thアルバム。研ぎ澄まされた歌詞といい、国境横断的で自由闊達な楽曲といい、傑作の名に相応しい。 ボスニア空爆のニュースで始まり、…
ラース・ビハーリー・ボースの名前を知っている人は少ない。僕自身も本書を読むまでまったく知らなかった。 R・B・ボースは20世紀初頭のイギリスの植民地統治下のインドにおいて急進的独立運動の指導者だった。とりわけ彼の名前を有名にしたのが当時のインド…
クラウス・ノミの作品がすべて、と言っても2作だけだが、再発され、さらには今作のようなベスト・アルバムまで作られるとは、世の中何が起こるのか分からないものだ。今回の空前のノミ・ブーム(かどうかは知らないが:笑)はもちろん映画『ノミ・ソング』…
コールドプレイの新譜。なかなかよろし。彼らの最高傑作だと言えるのではないか。前作では幾分気になった単調さを更なるドラマチックさによって乗り越えた作品になっていると言えるだろうか。 コールドプレイは結果的にはレディオヘッド・フォロアー的なバン…
「清原なつの忘れ物BOX」と題して、彼女の未発表作品が2冊刊行された。しかも、未発表作品をすべてカバーするために高校時代の同人誌作品まで収録されており、ファン必携の作品集だ。 例えば、「忘れ物BOX」2巻目の『二十歳のバースディ・プレート』の表題…
サラダの語源はラテン語のSAL(塩)から来ているのだとか。古代ギリシャで野菜に塩をかけて食べていたため。サラリーマンのサラリーも同根。塩に貨幣価値があったから。 雑誌『JJ』はもともと『女性自身』の別冊として始まり、当初は『別冊女性自身』だった…
諸事情により更新頻度が下がってしまった。とは言え、5月は3日に1回以上は更新しているので、我ながら上出来ではある。今週からは少しがんばって更新する予定だが、嘘になってしまうような気も…。