ものすごい円安が進んでいるのでハワイの物価をチェックしてきました。
私が行ったのは今年の 3月末から4月始めの 1週間。
その頃も「30年ぶりの円安!」と騒がれていましたが、それでも報道レートは 154円ほど。いまよりはマシなレートでした。
ではまず食べ物の値段から。
ビーチバーのカクテル。Tip不要のテイクアウト店で 2人分 3412円、ってことは 1杯 1700円以上!
ちゃっちい使い捨てコップに入ってこの値段。なにげに高いですよね。
ランチに食べたマグロとアボガドのポキ丼。2人分なのでこれをふたつ頼んで 9267円、Tip込み。
しかもたいしておいしくない。初日のランチだったので「えっ、これが 1万円?」と、かなりビビった。
この食事のあと、友人とは「いちいち円換算するのはやめよう!」「アメリカドルで考えよう!」と申し合わせました。
翌朝の朝食。パンケーキとエッグベネディクト+飲み物ふたつで 1万1481円。
朝ご飯は油断するとすぐ(ふたりで)1万円を超える。
海が見える雰囲気のよいカフェだったのでリゾート感たっぷりで素敵だったけど。
夕食はレッドロブスターで、シュリンプカクテルと
ロブスターと
カニの足
上記 3品とビール&水を頼んで 2万0145円。
海鮮はどこでも割高なので覚悟してましたが、食べられる部分の量が思ったより少なく、同行者は空腹を満たすためパンを爆食いしてました。
丸亀製麺のうどんふたつ 4094円。
私たちはテイクアウトしたので Tip含まずこの値段ですが、店内で食べたら 4700円になります。
それでも大人気で大行列。食事時は 1時間待ちです。
牛角で焼き肉。そんなにたくさん頼んでませんが 2人分で 1万 604円。
値段云々の前に不味すぎました・・・
ベトナム料理屋でバインセオとフォー。7098円。Tip込み
プラのお皿を使ってるめっちゃカジュアルなお店で 2品頼んだだけでこの値段よ。
活美登利寿司で(下記の写真以外にも)あれこれ適当に頼んで 1万4973円。二人分です。
おいしかったので満足度は高かったし、(日本でも同じお店にいったことのある同行者いわく)「味も値段も日本と大きくは変らない」とのこと。ただし、予約必須の人気ぶりでした。
フードコートのハンバーガー、ホットドックとチリチーズライスをふたりでシェア。 ホットドックなんてこんなシンプルなのに 3品で 7031円。しかも飲料は別料金。
こういうのが一番割高に感じるなー。
メキシコ料理屋でタコスなど2品とノンアルドリンク2杯+Tipで 7031円。
もはや「安いなーこの店」と感じるくらい物価感覚がバグってきてました。
いちばん割高に感じたのが、ホテルのロビーカフェで食べたこの朝ご飯。
アサイーボウル、100%果汁のオレンジジュース、カプチーノとパンで 10251円。 朝ご飯だお!!!
節約のため(ウソ)、ランチはコンビニのバナナ 1本 232円。
最初は「安っ!」て思ったけど、よく考えたら「高っ!」ってなった。
チャイナタウンのフードコートのダックとチキンのお弁当。コーラと水をあわせて 2402円。テイクアウトなので Tip不要。
ひとつだけ買って、同行者と分け分けしました。貧乏くさすぎる。
フードトラックのプルコギランチ 1860円くらい。テイクアウトなので Tip不要。
高いけど量が多いので、ランチならふたりでひとつ買えばいいと思う。
最後は帰国当日、朝昼兼用の食事として行列店に並び、フルーツパンケーキをひとつと
オムレツを頼んでふたりでシェア。
お会計は飲み物ふたつと Tipを含めて 9672円。
高いっちゃ高いけど、めちゃくちゃおいしかったので、これは価値ありました。今回のハワイ旅行では、このパンケーキがいちばんおいしかった気がする。
というわけでハワイの物価報告(食べ物編)は以上です。
席に座ってサーブしてもらう店の場合、Tipとして 15%から 18%くらいを含んだ値段となってます。
ところで今回はJALのビジネスクラスを使ったのですが、和食ディナーが昔よりかなりおいしくなってましたね。
行き
↓
こんなんハワイのレストランで食べたらひとり分で 2万円くらいしそー。
帰り
↓
食べもの以外では、
ワイキキエリアのホテルは、ツイン1泊 6万円くらい。6泊だと36万円となり、ふたり一部屋で宿泊すれば 6泊 1人分が 18万円。
ホテルでは下記のように「リゾートチャージ」を払わされ、これがひとり一泊分で42ドル= 6510円!
日本からネット予約したときには 5万円ちょいのお部屋を予約したつもりだったのに、お会計時にはこれが乗るので1泊 6万円近くになっていました。
繰り返しますが、これ「ひとり一泊 6510円」なので、2人で泊まれば倍の請求が乗ってきます。
最近は、オーバーツーリズムでかさむ費用をこうやってまかなうのが世界のリゾート地の常識になりつつあるんです。
Airbnbもロケーションが同じなら、ほぼ同様の値段で予約できますが、友人や家族など 4人くらいで旅行するならホテルより Airbnb のほうが格安だと思います。
私たちも今回はホテルで 3泊、Airbnbで 3泊したのですが、ふたりで泊まっても後者のほうが安かったです。
Airbnbならリビングがついていることも多く、お弁当をテイクアウトして部屋で食事することも可能だし、コンビニでビールを買ってきて飲むこともできるので、食費面でも安くあげやすくなります。
あと、移動はバスの 7日間パス(ICカード)が 32ドル。大人ひとり4960円ですね。ワイキキやダウンタウンあたりで過ごすだけなら、たいていの場所にバスで行くことができます。
ただし、繁華街ではない「島の反対側の静かなビーチ」とかに行きたいならレンタカーか、車のチャーターが必要でしょう。
それ以外では、Uberかタクシーで空港とワイキキの間が 40ドル=6200円くらい。
ふたり旅までならバスが格安。4人で移動するなら Uberを多用したほうが安くなりそう。
飛行機は LCCからナショナルフラッグのビジネスクラスまでピンキリなので、お好みで 15万円から 50万円くらい?
LCCは子供料金の設定がない(大人と同じ料金)なのがファミリーには厳しいところ。たしか JALとかも半額にはなってないはず。
あと最近は、飛行機チケットは安くても燃料サーチャージがかなり高い時期も多いので要注意。
それと、これは物価とは関係ないんですけど、ハワイの入国審査では思ったより多くの質問をネイティブスピードで聞かれました。
最近、アメリカの入国審査は特に女性に対して非常に厳しくなっています。これは円安のため、海外で性的サービスを行って荒稼ぎしようとする女性が増えているからで、入国審査官はかなり警戒しています。
昔なら片言の英語でも問題なく入国できたと思いますが、これから行く人、特に女性だけのグループで行く人は、入国審査で聞かれそうな質問に関して、ある程度、英語で勉強していったほうがいいと思います。聞き取れない質問を笑ってごまかしたり、適当に返事したりしてると大変なことになりかねません。
もちろん、帰りの飛行機は必ず日付を指定して予約しておくこと、向こうで滞在するホテルはきちんと予約しておくこと、そして、事前にESTAを取っておくのは大前提。
以上、2024年春のハワイ情報でした。
とりあえずの記録まで。
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