概要
南アルプス市 みなみあるぷすし |
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基本情報 | |
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国 | 日本 |
地方 | 中部地方、甲信越地方 |
市役所所在地 | 山梨県南アルプス市小笠原376番地 |
市町村コード | 19208-2 |
面積 | 264,14km2 |
総人口 | 69,525人 (推計人口、2023年4月) |
人口密度 | 263人/km2 |
市長 | 金丸一元 |
行政区画テンプレート |
山梨県西部に広がる平地から日本第2の標高を誇る北岳(白根山とも言う)を擁する広い地域を指す。
全国的にも珍しいカタカナ市町村名である。「ノ」「ヶ」など助詞的な部分以外をカタカナにしている市町村名は、2011年現在ここと北海道虻田郡ニセコ町だけである(後述)。
略し方としては地元では南プス(読み:なんぷす)市が一般的である。
ちなみに有名な「南アルプスの天然水」の取水は北杜市で行われている。気をつけるように。
桃は特に多く桃源郷とも称し花が咲く時期に桃源郷マラソンが開催される。同じ山梨県内に笛吹市(旧:一宮町)があり、こちらも桃が多い為桃源郷と名乗っており競い合っている
さくらんぼは日本一の山形には生産量で負けるが東京からの近さという武器を有効に生かしさくらんぼ狩りで観光にも力を入れている。
市名の経緯
2003年に峡西地区6町村が合併に向けて協議会を設置し、市名の選定が行われた。当初は地域の別名である「峡西市」や当地を支配していた小笠原氏にちなみ「小笠原市」が候補に挙がったが、前者は「地味」「東西南北をつけるのは如何なものか」という意見が、また後者は「(東京都の)小笠原諸島と紛らわしい」という意見が出たことから市名を公募で5つに絞り、そこから投票で1位の市名を採用することになった。
候補として上記でも触れた「峡西市」や巨摩または甲斐駒にちなんだ「こま野市」のほかにも「市内に南アルプスがあるのだからそれをアピールすべき」ということで「南アルプス市」も候補に挙がった。実は当初の予想では「こま野市」が圧倒的有利であったが、「こま野市」以外に「巨摩野市」「こまの市」と同じ呼び方の名前も候補になったことから南アルプス派は「こまの部分は巨摩?駒?」「野もひらがなでなくていいの?」という分断工作を実施。さらに投票は峡西地区に住んでなくても可能ということでカタカナ市名を面白がった者が南アルプスに投票を集中させ、結果「南アルプス市」が1位となり市名が決定した。
しかし2位以降は「こま野市」「峡西市」「巨摩野市」「こまの市」の順で、2位と4位と5位合算すれば南アルプス市を上回っていたことから、読み方を考慮すれば「こま野市」を採用すべきという意見があり、合併協議会に対し住民投票の実施や合併そのものを白紙化することが陳情された。しかし合併協議会は投票結果を尊重するとし、さらに市名以外は特に問題がなかったことから予定通り合併が行われた。
一方で南アルプス派は「長野県に取られる前に南アルプスの名前を先に使おう」という理由で積極的な運動を行なっていたことがわかり、あまりにくだらない自意識過剰な行動…と思ったら市名決定の際南アルプスの反対側の伊那地区では「先にとられた」と本当に悔しがっていた信濃毎日新聞の記事があり、駒ヶ根市と周辺町村の合併協議会では公募で1位だった駒ヶ根市を取り消し、公募に挙がらなかった「中央アルプス市」に決定するなど影響は想像以上であった(ちなみに駒ヶ根市のほうはこの市名が原因で合併そのものがなくなっている)。
また、南アルプス市の発足は平成の大合併では早かったため県内の合併協議会にも影響し、「南アルプス市よりはマシだろう」ということで甲斐市、甲州市、中央市、北杜市、市川三郷町といったどこの地域かわからない自治体名が次々と誕生する要因となっている。
交通
道路
中部横断自動車道が南北に伸びていて中央道へのアクセスが容易。横断というが実際には南北に伸びているので縦断道では無いかといつも思ってしまうが、国土軸で考えれば横断であるので間違いではない。
高速道路
国道
主要地方道
関連動画
関連項目
山梨県:市町村の一覧 | |
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