概要
高崎市 たかさきし |
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基本情報 | |
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国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
市役所所在地 | 群馬県高崎市高松町35-1 |
市町村コード | 10202-4 |
面積 | 459,16km2 |
総人口 | 370,492人 (推計人口、2022年8月) |
人口密度 | 807人/km2 |
木 | ケヤキ、カシ |
花 | ハクモクレン、サクラ |
区長 | 富岡賢治 |
行政区画テンプレート |
2010年12月15日には「ニコニコ大会議全国ツアーin高崎」が開催されている。
高崎市の名物・名所は高崎だるま・白衣観音・群馬音楽センターなど。
昔から小麦の生産が盛んだったこともあり、市内にはパスタを扱う店(≒イタリア料理店)がかなり多い。
達磨寺という寺院があり、正月(1月6日~1月7日)にはだるま市が行われ多くの人でにぎわう。
日本で生産される達磨のうち約80%は群馬県であり、大小・色とりどりの達磨がお土産屋には揃っている。
毎年元旦に行われる全日本実業団対抗駅伝競走大会(通称:ニューイヤー駅伝)では2区への中継所として登場する。
歴史
県庁移転問題
元々は「和田」という地名だったが、井伊直政が1598年(慶長3年)に高崎城を建てた際に「高崎」へと改めた。その後は高崎藩の藩都として発展した。
廃藩置県で群馬県(第一次)が誕生した1871年(明治4年)11月19日に、旧高崎城下に群馬県庁が開庁した。ところが、翌年に建物が兵部省(軍部)に接収されてしまい、他に適当な建物がなかったため、やむなく6月15日に旧前橋城下に移転することとなった。
話はこれで終わらない。1873年(明治6年)より県令となった河瀬秀治は入間県(現在の埼玉県の一部)も兼務することとなり、業務の効率化のために両県が合併することとなった(元々川越藩と前橋藩との結びつきも強かった)。こうして6月15日に合併が成立し、熊谷県が誕生した。県庁は川越と前橋の間を取って熊谷に置かれた(高崎には支庁が置かれた)。
しかし、熊谷県はわずか3年しか続かず、1876年(明治9年)8月21日に群馬県(第二次)が誕生した(同時に、栃木県より現在の太田市や桐生市などを編入)。県庁は仮庁として9月1日に通町の安国寺に開庁したが、行政組織が安国寺だけでなく市内数箇所にわたり配置され、執務しづらかった。県令の楫取素彦はあまり使用されていなかった前橋城の建物を県庁に使いたいと、内務卿大久保利通に伺い書を提出し、同年9月29日に前橋に県庁が開庁された。
前橋への県庁移転に対して反発は当然凄まじく、楫取県令は「地租改正の作業が終わればすぐに高崎に県庁を新築する」と約束したが、1881年(明治14年)2月16日に太政官布告により県庁の位置は高崎から前橋に定められてしまう。最終的に県庁移転問題は裁判となり、1882年(明治15年)3月7日に高崎が敗訴となり、県庁が前橋に確定することでこの騒動は締めくくられた。
県庁の誘致活動の中心になったが、前橋では生糸貿易で財をなした産業人と市民であったのに対し、高崎では旧高崎藩の士族と市民であり、経済力の差が県庁移転において大きく影響したとされている。
1889年(明治22年)の市制町村制の成立で「高崎」から「高崎町」となり、1900年(明治33年)に市制施行して「高崎市」となった。
平成の大合併
2003年(平成15年)12月18日の高崎地域任意合併協議会の設置以来、高崎市は住民説明会や住民アンケートの実施、法定合併協議会の設置等周辺町村との合併協議を積極的に進めてきた。2005年(平成17年)2月8日に合併協定の調印に至り、2006年(平成18年)1月23日にまず倉渕村・箕郷町・群馬町・新町との合併(編入)が成立し、人口が30万人を超えて宿願の中核市移行の要件を満たした。ただ、この時点で旧倉渕村と旧新町は飛び地となってしまった。
当初合併協議会に参加していたものの合併に加わらなかった榛名町であったが、町長が辞職し、出直し選挙の結果合併推進派が当選して2006年(平成18年)2月に高崎市と榛名町は合併協議会を設置した。同年10月1日に合併が行われ、旧倉渕村域の飛地状態が解消された。高崎市の人口は約34万人と史上初めて前橋市の人口を上回り、県内で最も人口を抱える都市となった。
吉井町も元々は早くから合併を目指していたものの、賛成と反対で町が二分され、なかなか合意に至らなかった。それでも2008年(平成20年)7月2日に高崎市と吉井町による合併協議会が設置され、2009年(平成21年)6月1日に合併が実現した。この「平成の合併」により人口は約37万5千人となり、2011年(平成23年)4月1日に中核市に移行した。
この大合併により、高崎市は長野県軽井沢町と隣接することになってしまった。旧新町の飛び地状態は相変わらず解消していないが、この中間に位置する玉村町には早々にフラれており、飛び地解消への道は険しい。
主な企業
本社を置く | 事業所 |
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交通
鉄道
JR東日本
上越電鉄
道路
高速道路
国道
主要地方道
- 群馬県道6号前橋箕郷線
- 群馬県道10号前橋安中富岡線
- 群馬県道12号前橋高崎線
- 群馬県道・埼玉県道13号前橋長瀞線
- 群馬県道24号高崎伊勢崎線
- 群馬県道25号高崎渋川線
- 群馬県道26号高崎安中渋川線
- 群馬県道27号高崎駒形線
- 群馬県道28号高崎東吾妻線
- 群馬県道29号あら町下室田線
- 群馬県道31号高崎停車場線
- 群馬県道33号渋川松井田線
- 群馬県道40号藤岡大胡線
- 群馬県道48号下仁田安中倉渕線
- 群馬県道49号藤木高崎線
- 群馬県道54号長野原倉渕線
- 群馬県道・埼玉県道71号高崎神流秩父線
バス
学校
大学
出身者
- 麻美ゆま(AV女優)
- 安達了一(野球選手)
- 大廣翔治(元野球選手)
- 川原礫(ライトノベル作家)
- 菊地和正(元野球選手)
- JOY(モデル・タレント)
- 柘植世那(野球選手)
- 清水将海(元野球選手)
- 中曽根康弘(第71-73代内閣総理大臣)
- 樋口豊(ミュージシャン)
- 氷室京介(ミュージシャン)
- 福田赳夫(第67代内閣総理大臣)
- 福田康夫(第91代内閣総理大臣)
- 布袋寅泰(ミュージシャン)
- 本多陽子(声優)
- 丸山和郁(野球選手)
- 三浦弘行(将棋棋士)
- 三ツ間卓也(野球選手)
- 和田彩花(歌手)
まつり
外部リンク
関連項目
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