果とは、以下のことを表す。
人名
- 伊藤果(はたす、1950年 - ) - 日本の将棋棋士
- 張果(? - ?) - 中国の唐のころの人で、仙人とされる。八仙の一人。
- 裴果(? - 567年) - 北魏から北周にかけての軍人
- 韓果(? - 572年) - 西魏から北周にかけての軍人
その他
漢字として
惈
- Unicode
- U+60C8
- JIS X 0213
- 2-12-52
- JIS X 0212
- 30-5
- 部首
- 忄部
- 画数
- 11画
- 意味
- 音によって意味が異なる。 日本語では、はてる、つきる、という意味がある。
- 〔説文解字・巻六〕に「木の實なり」とある。
- 字形
- 果実が実った木の象形。〔説文〕には「木に從ひ、果の形の木上に在るに象る」とある。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合、カ(漢音、呉音)、2.の場合、ワ(漢音)。訓読みは、はてる、はて、このみ、くだもの。
- 名のりに、あきら・はた・まさる、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 果を声符とする漢字には、婐、惈、菓、㪙、窠、祼、稞、裸、裹、踝、課、𩸄、顆、髁などがある。
- 語彙
- 果敢・果決・果菜・果実・果汁・果断・果肉・果皮・果物・果報・果蓏
異体字
- 惈は、果敢という意味で果と通じる字。〔集韻〕などに果と同じとある。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 𤬁は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。〔字彙〕には瓜なりとある。
- 𣐭は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。異構の字。
- 菓は、果の俗字だが、日本ではお菓子の意味で区別して使われる。→菓