Among Usとは、InnerSlothが開発・販売しているオンラインマルチプレイヤーSF人狼ゲームである。
日本では「アマングアス」「アモングアス」「アマンガス」「アモンガス」などと呼ばれ、読みが統一されていない。なお、公式の見解は「アモングアス」とのこと[1]。
概要
Among Us | |
基本情報 | |
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ジャンル | パーティーゲーム |
対応機種 | PC(Win) iOS/Android Nintendo Switch |
開発元 | Innersloth |
発売元 | Innersloth |
発売日 | 2018年6月15日(iOS/Android) 2018年11月16日(PC) 2020年12月16日(Switch) |
価格 | 無料(iOS/Android) 520円(PC/Switch) |
対象年齢 | IARC:7+ |
通信 | |
その他 | |
ゲームソフトテンプレート |
4人~10人でプレイするマルチプレイヤーゲーム。様々なタスクを行う「クルー」と、それを妨害する「インポスター」に分かれて対戦する、「宇宙を舞台にした人狼ゲーム」と考えると分かりやすい。
3人のゲーム開発チーム・InnerSlothが2018年に発売したソフトなのだが、発売当時の知名度は皆無で、同時接続者数も少なかった。開発チームも次のゲームの開発に移るつもりだったが、少ないながらも送られるフィードバックに応え、継続的なアップデートを行った[2]。
状況が変わったのは2020年半ばから。Twitchの人気ストリーマーが今作を遊んだのを皮切りに、知名度・人気が急上昇したのだ。iOS/Androidで無料で遊べる間口の広さと、手軽に人狼を楽しめるゲームデザインが高い人気を獲得。新型コロナウイルスの世界的流行でソーシャル・ディスタンスが叫ばれる中、オンラインマルチプレイヤーゲームが人気を得ていたのもあり、大ヒットを記録した。2020年9月末までに、累計ダウンロード数は1億回、同時接続者数は380万人を記録している[3][4]。
The Game Awards 2020では「Best Mobile Game」「Best Multiplayer Game」を受賞[5]。ゴールデンジョイスティックアワード 2020では「Breakthrough Award」を受賞した[6]。
2020年12月に放送された「Indie World 2020.12.16」にて、Nintendo Switchでの発売が発表され、当日中に配信された。日本語にも対応している。その後、2021年3月にPC版及びスマホ版も日本語に対応。チャットの定型文追加やアドミンでのキルフラッシュ(クルーがキルされた瞬間、アドミンの部屋の人数が一瞬だけ減る仕様)修正なども行われた。
2021年6月16日には、15人プレイ用ロビーの追加、新カラー、新アニメーション、新キルスクリーン・ミーティングメニュー、モバイルコントローラーのサポートなどを含んだ大型アップデートが行われた[7]。同時期には、Among Usのクルーに似た形をしたチキンナゲットが約1100万円で落札されるという珍ニュースも……[8]
同年6月22日、Innerslothは公式サイトにて「Innersloth Content Policy & IP Guidelines For Fans and Unlicensed Creators」と「Among Us Mod Policy」のページを更新し、Among UsのIPを利用したファン創作やMOD制作のポリシーについてアナウンスしている。
同年11月10日(日本時間)のアップデートで、役職などの実装のアップデートが行われた。役職には科学者・守護天使・エンジニアというクルー陣営のものと、シェイプシフターというインポスター陣営のものがある。
ルール
- 4人から15人でプレイする。プレイヤーの中からランダムでルールで設定した人数(1人〜3人の中から決められるが、概ね10人なら2人、15人なら3人の場合が多い)が「インポスター」となり、残りは「クルー」となる。
- クルーはマップ上のさまざまな場所で「タスク」が与えられ、電気の配線を繋いだり、コードを入力したりとシステムのメンテナンスを行う。
- クルーはタスクを進めつつ他のクルーが殺されていた場合用にマップを探索し死体も探す必要がある。この際にセキュリティにあるカメラやアドミンにあるマップや心電図(ポーラス・エアシップ限定)などを活用すると、死体位置の特定などに役立つ。
- インポスターはクルーに紛れ込むための「フェイクタスク」が与えられるほか、「サボタージュ」を行ってシステムにトラブルを起こし、タスクの進行を妨害することができる。また、マップ上のベントを使って素早く移動することもでき、他のインポスターと協力してクルーを殺害していく。
- 死んだプレイヤーは「ゴースト」になり、生きているプレイヤーとの会話はできなくなる。壁をすり抜けて移動し、残ったタスクを実行可能。
- クルーは全てのタスクを完了するか、インポスターを全員追放すると勝利。インポスターは、クルーの数をインポスターと同じにするか、サボタージュによるシステムトラブルが解決しないまま時間切れになると勝利する。
- 死体を見つけたプレイヤーは誰でも報告でき、報告するとグループ会議が開始される。また、サボタージュの進行中を除き、マップ上のボタンを押して「緊急会議」を行うことも可能。会議ではそれぞれのプレイヤーがテキストチャット(またはDiscord等を用いたボイスチャット)で会話し、誰がインポスターか探り合う。会議終了時に投票を行い、一番票を集めたプレイヤーが追放される。
- ゲームの前後では、インポスターの数や視界範囲を設定可能。キャラクターの見た目をカスタマイズすることもでき、一部は有料のダウンロードコンテンツとなっている。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
脚注
- *宇宙人狼『Among Us』の発音は「アモングアス」か「アマングアス」か論争。開発元に正しい読み方を直撃 - AUTOMATON(2021年3月18日)
- *Among Us Devs Have Created a Gaming Phenomenon, Albeit Two Years After It Launched(2020年9月22日)
- *1億DLされたインディーゲーム「Among Us」、Switch版発売 日本語対応 - IT Media(2020年12月16日)
- *Forest氏のツイート
- *「The Game Awards 2020」受賞作品まとめ!(2020年12月11日)
- *Among Us developer wins this year's Breakthrough Award at the Golden Joysticks
- *「Among Us」,15人プレイ用ロビー追加を含む最新アップデートが実施。新たなアニメーションや6つの新カラーなども追加 - 4Gamer.net(2021年6月16日)
- *An 'Among Us-Shaped' Chicken McNugget Just Sold for Nearly $100,000 - IGN(2021年6月5日)