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“タ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
語句割合
13.4%
6.1%
6.1%
4.9%
4.9%
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3.7%
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2.4%
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1.2%
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于恒1.2%
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(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
憶老杜ラウトヲオモフ髭風ヒゲカゼフイ暮秋ボシウタンズルハゾ」「夜着は重し呉天ごてんに雪を見るあらん」
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
さう云ふ話に這入らない中に、春の初めの此「て」も、めでたく申しをさめねばならなくなつた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
タヒラニシテ、敵ノ上方勢ヲ見ルニ、武具馬具光リ輝キ、将卒ノ気ハミナビヤカニ、陣装ヂンサウ燦爛サンラン、馬ハ長大ニシテ、悍気カンキ高ク、海外ヨリ得タル新兵器ト火薬ナドノ物智ブツチケ、武者立チ、イカメシク
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山の瀬は み冬澄みつゝ日の光りきびしくけて、荒き川牀
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
コウベレテ暗壁アンペキニ向イ
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
劉璋リュウショウノ暗弱ヲ以テシテモ守ルニ足レリ。今、イクサヲ挙ゲテ遠征シ転運万里、全功ヲ収メント欲シ、呉ツトイエドモソノヲ定ムルコトアタワザラン。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
豆ヲ煮ルニ豆ノマメガラ
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つた つたと来て、ふうとち止るけはひ。耳をすますと、元のシヅかな夜に、——タギクダる谷のとよみ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
數多い柱や、廊の立ち續く姿が、目赫メカヾヤくばかり、朱でみあげられた。むら/\と靉くものは、紺青コンジヤウの雲である。紫雲は一筋長くたなびいて、中央根本堂とも見える屋の上から、きおろされた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
かうしてツムめた藕絲は、皆一纒めにして、寺々に納めようと、言ふのである。寺には、其々ソレヽヽ技女ギヂヨが居て、其絲で、唐土樣モロコシヤウと言ふよりも、天竺風な織物に織りあげる、と言ふ評判であつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
せつかく織り上げた上帛ハタを、つたりつたり、段々布は狹くなつて行く。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
郎女が、奈良の御館からとり寄せた高機タカハタを、てたからである。機織りに長けた女も、一人や二人は、若人の中に居た。此女らの動かして見せるヲサの扱ひ方を、姫はすぐに會得ヱトクした。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
何処イヅクにか 船泊てすらむ。安礼アレ崎 漕ぎみ行きしタナなし小舟(黒人——万葉巻一)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
剣ハ雲根ヲッテ
旗岡巡査 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西川祐信画の絵本徒然草に、垣根に高くてた竿の尖に鎌を掲げた図面があつた。余りに殺風景な為方とは思ふが、目籠と言ひ、鎌と言ひ、畢竟は一つである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
被害者ノ身元ヲ知ランカメニアラユル方法ハ尽クサレ遂ニ端緒ヲ得サリシトコロ、数日ヲ経テ
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
女鳥メトリの わがおほきみのオロす機。ねろかも——、御存じ及びでおざりませうなう。昔、かう、機殿ハタドノの牕からのぞきこうで、問はれたお方樣がおざりましたつけ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
暗きに起きて、兵をたしむ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
准南子えなんじニ曰ク「養由基ヨウユウキ楊葉ヨウヨウヲ射ル、百発百中、恭王キョウオウ猟シテ白猿ヲ見ル、樹ヲメグッテヲ避ク、王、由基ニ命ジ之ヲ射シム、由基始メ弓ヲ調ベ矢ヲム、猿スナワチ樹ヲ抱イテサケブ」
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「思うても、是非ないこと、何も思わぬ。——が、我聞く、天下ニ仁政ヲ施スモノハ人ノ祭祀マツリタズ——と」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山ふかく 日は落ちゆきて、なほあかる夕山の端にち来る 三日月
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
オモカゲちて 消えずも。はるかなる若き兵士らは 死なしめゝやも
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
このまゝに つことを思ひみて、しみ/″\と居り。庭の秋雨
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
駅ごとに かならずつ兵士 二三人ありつゝとよむ村々を すぐ
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
「イヤア…………ハア…………ハアッ……○○ポポ
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
皆人の申候ニハ、此龍馬が船の論るや、日本の海路定則を定メたりとて、海船乗らハ聞に参り申候。
そしてその詩は「何年植向仙壇上、早晩移植到梵家、雖在人間人不識、与君名作紫陽花」(何ンノ年カ植エテ向フ仙壇ノホトリ、早晩移シ植エテ梵家ニ到ル、人間ニ在リト雖ドモ人識ラズ、君ガメニ名ヅケテ紫陽花トス)
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
于恒(怛の誤)邏斯ラス敗績。
紙の歴史 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
ナミく藻のウツクツマと語らはず別れし来れば……霊あはゞ君来ますやと……たまぼこの道来る人のちとまりいかにと問はゞ答へやるたつきを
坐シテ道ヲ論ズコレヲ三公ト言イ、ッテ之ヲ行ウヲ士大夫シタイフウ——と古人が申したのもその理ではございますまいか
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ココニ大坂ヲメテヨリ以来四十九年ノ春秋ヲ送ルコト、昨日ノ夢ノ如シ、世間之相、事時之相ヲ観ズルニ、生死ノ去来キヨライ有為転変ウヰテンペンノ作法ハ、電光朝露ノ如シ、タダ一セイ称念シヨウネン利剣リケン
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ダ宜シク汝ガ多年ノ厚誼ヲ謝シ、汝ガ平生ノ労苦ヲ慰ム可キノミ。柳北不才叨リニ社長ノ重任ヲ担ヒ、諸子ト共ニ本日ノ盛宴ニ臨ム。
祭活字子文 (新字旧仮名) / 成島柳北(著)
これで、發音にみた所さへなかつたら、都の公家詞クゲコトバなどは、とても及ばないだらう。この短い逗留の中に、謁見エツケンした一山の房主と言ふ房主は、皆この美しいコトバで、大臣を驚した。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
毛孔のつやうなオソロしい声を、度々聞いた。ある時は、鳥の音であつた。其後、頻りなく断続したのは、山の獣の叫び声であつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
常世人に、あやかつて、其国人と均しい年をとつて居た為に、束の間と思うた間に、此世では、家処イヘドコロも、見知りごしの人もなくなる程の巌の蝕む時間がつて居たのである。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
……我が目らに、塩塗りぶと、時(?)賞毛マヲシタヽヘモ時賞毛マヲシタヽヘモ
ねこ、(中略)人家ジンカチヒサキケモノヒトトコロナリ。温柔ヲンジウニシテヤスク、マタネズミトラフレバフ。シカレドモ竊盗セツタウセイアリ。カタチトラ二尺ニシヤクラズ。(下略げりやく
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)