フリーアナウンサー、VERYモデルとして活躍する青木裕子さん(Instagram: @yukoaoki_official)は、10歳と8歳の2人の男の子の母。4月には、青木さんがお子さんたちと一緒に実践してきた「体験学習」の具体例や、小学校受験の大原先生による月々のアドバイスなどを掲載した、書籍『「学びが好きな子に育つ!」 青木裕子の3歳からの子育て歳時記』が発売されました。
子育ての正解ってある? 教育ママじゃダメ? 子どもにとって“本当にいいこと”って? などなど、青木さんが子育てをする上で日々感じているアレコレを、「子どもの教育」をテーマにしつつ徒然なるままに語っていただいている本連載。今回は、年末年始、家族でスキー旅行に行って気づいた息子への気持ちと、2025年の目標について。
息子を俯瞰で見て、初めて気づくことがある
あけましておめでとうございます。2025年、どんな一年になるだろう。
巳年は、小6になる長男の同級生の多くにとって、廻り年。長男は早生まれなので、来年だけど、干支が一回りするってなんとも感慨深い。月並みだけど、子どもの成長って本当に早いなあ。そしてさらに月並みだけど、私も年をとったなあとしみじみ感じる。次の12年もあっという間だと想定すると、気づいたら息子は成人していて、気づいたら私は今の夫の年齢になっているということか。ちょっと怖い。
息子たちを見ていると、今のところ「三つ子の魂百まで」というのは案外その通りだと感じている。まだ、三つ子の魂十までの段階だけどね。親として彼らと接していると、体は大きくなったけど、中身は小さいころから全然変わらないと感じることが多い。いや、体が大きくなったことだって、ずっと一緒にいるとあまりピンと来なくて、ちょっと離れて見た時に「わっ、大きくなったなあ」と気づいたり、周りに言われて「そうかなあ、大きくなったかなあ」と思ったり。
ああそうか。どんなことでも、俯瞰で見ないとわからなくなるんだな。近すぎると気づかないことってたくさんある。彼らだけをじっと見ていると、彼らはずっと私のかわいい息子たちでしかない。でもちょっと離れてみると、もう立派な少年で、社会の一員だ。
視野を広げたり狭めたり、見る位置を近づけたり遠ざけたり。意識的にそういう切り替えができるといいな、定点観測ではなくて。と、いうのを私の親としての目標にしようか。