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道助の自分セラピー

自分の心の取説。自分セラピーの発信。日本メンタルヘルス協会講座での学びと所感の記録。

感情の裏側にあるもの

感情は心の中で自然に

 

嬉しい、悲しい、怒り。

 

その瞬間の気持ちは、表に現れるものだけがすべてではありません。その裏側には、もっと深い想いや背景が隠れていることがあります。

 

 何かに腹が立ったとき、その奥には「わかってほしかった」「大切にしてほしかった」という期待があることが多いと思います。悲しみの裏側も然り。感情の表面だけを見ていると、自分でも本当の気持ちに気づけないことがあります。

 

 感情の裏側にあるものに目を向けると、自分自身をより深く理解するきっかけになります。誰かの言葉に傷ついたとき、その理由を考えてみる。「なぜこんなに気になるのか」「自分はどうしてほしかったのか」と掘り下げていくと、自分の中にある大切な価値観や、過去の経験が関係していることに気づくかもしれません。

 

 また、人との関わりの中でも、相手の感情の裏側に思いを馳せてみることで、見える景色が変わることがあります。素っ気ない態度の人は、もしかしたら心に余裕がないのかもしれません。怒っている人も、本当は寂しさを抱えているのかもしれません。そう考えることで、少しだけ優しい気持ちで向き合えることがあります。

 

 感情は表面的だけではなく、その裏側にある本当の気持ちに気づくことができたとき、私たちは自分や他人をもっと大切にできるのかもしれません。今日、自分が感じた感情の裏側にあるものを、少しだけ探してみてはいかがでしょうか。

 

 

 お読み頂き、ありがとうございます。