登山やハイキングで役立つトレッキングパンツ。ミレー・ノースフェイス・モンベル・パタゴニアなど、多くのメーカー・ブランドから販売されています。しかし、夏用・冬用など種類が豊富であるうえ、ユニクロやワークマンなどの普段着でよいという意見もあり、どの商品を選べばよいか迷ってしまいますよね。
日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅡ。「今一番良い山で、一番楽しい山の遊びをしよう!」をモットーに、国内外、季節を問わず山の旅を案内する。プライベートでも、登山、トレッキング、自然観察、クライミング、スノーハイク、バックカントリースキーなど、その時々に合った自然の中でのアクティビティを楽しむ。また、以前写真関係の仕事に就いていた経験を活かし、山での写真撮影や雑誌などにルポタージュの執筆も行う。
大手アパレルメーカー、繊維商社にてデザイナー・マーチャンダイザーとして、ブランド立ち上げやリブランディングに携わり、2013年横浜で地産地消を目的としたファッションプロジェクト立ち上げを契機にデザインラボ創業。2019年デザインラボ株式会社設立。同社の代表取締役/クリエイティブ/ディレクター/デザイナー。企業向けファッション・スポーツ・ユニフォーム・サイクル製品等のブランディング、マーケティング・デザイン支援を行う。
アウトドア用品・工具・カー用品・自転車など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。現在は、ホビー分野のコンテンツを担当。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
動きやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「20~50代の日本人男性が、より動きやすいと評価したもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
速乾性が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「汗をかいたり突然の雨に降られたりしても、保水しにくくすぐ乾いて快適なもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
撥水性が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「小雨や朝露にさらされても、すぐには濡れない撥水性がある商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
機能性が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「登山中に使いたいものを収納でき、追加でポーチやベルトが必要ないもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
耐久性が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「月に1~2回登山で使用しても、10シーズン以上使える耐久性があるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
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新たに11商品を検証し、ランキング・コンテンツの内容を刷新しました。
トレッキングパンツは、遊歩道が整備されていないコース(登山道)に行くなら必要となるアイテムです。ウッドチップや木道で整備された道を散策する程度なら普段着でも問題ない場合がほとんどですが、本格的な登山道を歩くならトレッキングパンツを着用しましょう。
普段着に比べてトレッキングパンツが優れているポイントは、動きやすく、速乾性・撥水性が高く、耐久性があるところ。ストレッチ性がある生地で動きやすいうえ、雨や汗で濡れても快適さを保てるよう速乾性や撥水性があります。また、岩や草木に擦れても破れにくい耐久性があるのも魅力です。
トレッキングコースのなかには、ユニクロやワークマンなどの普段着でも問題なく歩けるコースもありますが、専用のトレッキングパンツなら快適さがUPしますよ。
普段着やスポーツウェアで代用するかは、登る場所の天候や標高も加味して判断しましょう。例えば、晴れた穏やかな日にハイキングをするなら問題ありませんが、悪天候の場合は避けたほうが無難です。
また、北アルプスの玄関口である上高地を散策する場合も、上高地から離れて登山に行くならトレッキングパンツを選びましょう。目的地の標高が高くなると、急な荒天に備えて専用のウェアがおすすめです。
普段着に用いられることが多い綿の生地は、速乾性が低いため登山には不向き。汗をかくと乾きにくく不快なだけでなく、遭難時に低体温症となるリスクが高まります。整備されたコースを外れて登山道に入るなら、トレッキングパンツを用意しておきましょう。
トレッキングパンツを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
登山道は険しい場所も多く、急斜面で脚を高く上げることもしばしば。落差が大きい階段を歩いたり、岩場をよじ登ったりするルートも少なくありません。そんなときも快適に歩けるよう、ストレッチ性が高く動きやすい商品を選びましょう。
また、難易度が高いコースでは不安定な足場を歩くシーンも。岩や木の根が入り組んだ場所で正確に足を踏み出すため、足さばきのよさも要注意です。裾が広がっているパンツだと、足元がよく見えないうえ靴が引っかかり転倒するリスクがあります。動きを制限しない範囲で、裾までぴったりとフィットするものが理想的です。
検証では、日本人男性10人以上が実際にトレッキングパンツを着用し、動きやすさやフィット感を評価。動きやすいものは抵抗を感じず自由に脚を動かせたのに対し、動きにくいものは膝が90度以上曲がらないものもあり、商品によって大きな差が出ました。検証軸の「動きやすさ」が★4.5以上のものがおすすめですよ。
トレッキングパンツは、動きやすさと耐久性の両立が求められる、作り手目線では難しい製品。動きやすいよう生地にストレッチ性を持たせたり、薄手の生地を使用したりすると、生地や縫製の耐久性が下がる傾向があるからです。
今回検証したパンツでは、アウトドアブランドとスポーツカジュアルやワークブランドの違いは、トレッキングのハードユースを見越した生地・縫製が用いられているかどうかに表れました。スポーツカジュアルやワークブランドも素晴らしい商品をつくっていますが、アウトドアブランドの商品のほうがトレッキングに求められる耐久性を有している製品が多く、安心してお使いいただけます。
トレッキングパンツには、主に「薄手・中厚手・厚手」の3種類の厚みがあります。登山のルートや季節によって必要な厚みが異なるため、自分に合った厚みを選びましょう。
夏場の登山を計画しているなら、薄手のトレッキングパンツがおすすめ。亜高山帯といわれる標高2,000m前後、高山帯といわれる標高2,500m以上のどちらでも、薄手のパンツで対応できます。標高が高いほど気温が下がる傾向がありますが、夏場であれば高山帯でも薄手のパンツで汗ばむ気温です。
春・秋の登山も視野に入れているなら、登る山によって向いている厚みが異なります。標高2,000m前後の山であれば薄手で十分ですが、2,500mを超える山に挑戦するなら、中厚手のパンツがおすすめです。高山帯は植物が生えずゴツゴツとした岩場が広がるので、風が強く体が冷えやすい傾向が。また、パンツが岩に擦れやすいこともあり、やや分厚く保温性・耐久性が高いパンツが向いていますよ。
今回の検証で1位となったのは、薄手・中厚手ともにTHE NORTH FACEのトレッキングパンツ。薄手のパンツを選ぶなら「バーブライトパンツ」が、中厚手のパンツを選ぶなら「アルパインライトパンツ」がおすすめです。
なお、暑さ・寒さの感じ方は人それぞれなので、上記の選び方を基本としつつ、自分の体質に応じて調節してくださいね。
近年は温暖化の影響で、標高が高い山でも夏場は非常に暑くなります。暑さを軽減し快適に登山を楽しむためにも、薄手のパンツがおすすめです。
なお、厚手のパンツは主に冬の登山で活躍しますが、薄手・中厚手のパンツの中にタイツを履くことでも対応可能。冬に使う予定がある人は、サイズに迷ったらタイツを履く余裕を持つため少し大きめを購入しておきましょう。
夏場の登山なら、ハーフパンツを履くのもひとつの手です。長ズボンよりも涼しいため、暑がりの人は選択肢となるでしょう。
しかし、肌を露出するとハチ・ブヨ・ヒル・マダニなどの虫の被害に遭ったり、岩や木の枝でけがをしたりするリスクがあることを忘れてはいけません。ハーフパンツを履くときは、タイツや長い靴下を着用するのがおすすめですよ。
トレッキングパンツには、速乾性や撥水性も求められます。登山では汗をかくうえ、朝露や突然の雨などでパンツが濡れるシーンが少なくないためです。
速乾性が高いパンツなら、汗をかいてもすぐ乾くので、快適に着用し続けられるでしょう。検証で高評価だったパンツは、部屋干しでも3時間で乾くほどの速乾性を記録。汗っかきな人は特に、ランキング表の「速乾性」のスコアが高いものを選んでくださいね。
また、朝露や雨などを弾く撥水性も欠かせません。外側からの水分を吸いやすいパンツはすぐにびしょ濡れになり歩きにくいので、撥水性が高い商品を選びましょう。
登山中は、スマホや補給食(行動中に食べるおやつ)のゴミなど、サッとしまいたい小物が多いもの。ポケットが多いものなら、小物の収納場所に困らず、ストレスになりにくいでしょう。
ポケットの有無は最終的には好みに依存しますが、初心者ならポケットつきを選ぶのが無難です。初心者は何かと荷物が増えがちで、荷物の収納場所が定まっていない傾向があります。自分にどんなポケットが必要かわかるまでは、ポケットが充実したものを選んでおくと後悔せずに済みますよ。
なお、ポケットにはファスナーがついたものがベター。足を高く上げたり座ったりしたときに、ポケットの荷物が落ちないことがメリットです。また、トレッキングパンツにはベルトが内蔵されているものがあるため、登山用のベルトを持っていない人はベルトが内蔵されているものを選びましょう。
トレッキングパンツは、サイズ選びも重要です。サイズが合っていないとパンツ本来の性能が発揮できないうえ、生地に過度な負担がかかって耐久性を低下させる可能性もあります。
ウエストに合わせてサイズを選び、丈が長い場合は裾上げをして丈を合わせるのが基本。裾上げは各ブランドのアフターサービスで行えることがほとんどですが、例外もあるため事前に確認しておくと無難でしょう。
なお、ランキング表に実測の股下の長さも記載しているので、お手持ちのパンツと比べて自分にフィットする商品を選んでくださいね。
商品 | 画像 | おすすめスコア | 最安価格 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||
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動きやすさ | 速乾性 | 撥水性 | 機能性 | 耐久性 | ウエスト | 股下 | ポケットの数 | ポケットにファスナーあり | ベルト内蔵 | ベルトループあり | 裏起毛 | カーゴタイプ | 生地の厚さ | フィット | 裾の形状 | ||||||
1 | ゴールドウイン THE NORTH FACE|バーブライトパンツ| NB32106 | ![]() | 本格的に登山をはじめたい人に!薄手タイプのベストバイ | 74cm | 78cm | 3個 | 薄手 | スリム | テーパード | ||||||||||||
2 | MAMMUT SPORTS GROUP JAPAN MAMMUT|Aegility Pants AF Men|1022-02220 | ![]() | 夏場の登山にぴったり。ストレッチ性と薄手の軽量設計が魅力 | 77cm | 80cm | 4個 | 薄手 | スリム | テーパード | ||||||||||||
2 | パタゴニア・インターナショナル・インク patagonia|テラヴィア・トレイル・パンツ | ![]() | 快適さを追求した機能性パンツ。動きやすく、速乾性も高い | 78cm | 80cm | 5個 | 薄手 | スリム | テーパード | ||||||||||||
4 | モンベル ガイドパンツ ライト Men's|#1105683 | ![]() | 膝・お尻が4wayストレッチで動きやすく、耐久性も高い | 79cm | 79cm | 4個 | 薄手 | スリム | テーパード | ||||||||||||
5 | ゴールドウイン THE NORTH FACE|アルパインライトパンツ|NB32301 | ![]() | 3,000m級も見据え、中厚手の商品がほしい人におすすめ | 75cm | 78cm | 3個 | 中厚手 | スリム | テーパード | ||||||||||||
6 | ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン MILLET|ワナカ ストレッチ パンツ III|MIV10109 | ![]() | 汗をかいてもサラッと快適な着心地。撥水性は期待できない | 77cm | 81cm | 4個 | 薄手 | スリム | テーパード | ||||||||||||
7 | TACVASEN アウトドア 登山パンツ | ![]() | 低価格でお試し用にぴったり。速乾・耐久性も十分期待できる | 78cm | 80cm | 4個 | 薄手 | スリム | テーパード | ||||||||||||
8 | ファーストリテイリング ユニクロ|ウルトラストレッチドライEXジョガーパンツ | ![]() | 動きやすさは魅力だが、耐久性が低く本格的な登山には不向き | 78cm | 75cm | 3個 | 薄手 | ルーズ | テーパード | ||||||||||||
9 | モンベル O.D.パンツ Men's|#1105673 | ![]() | 耐久性が高く機能性も充実。動きが制限されやすいのはネック | 79cm | 79cm | 4個 | 中厚手 | レギュラー | ストレート | ||||||||||||
10 | ワークマン エアロストレッチクライミングパンツ|CS003C | ![]() | 汗が乾きやすかった。撥水性はなく雨対策には不向き | 76cm | 80cm | 6個 | 薄手 | スリム | テーパード |
生地の厚さ | 薄手 |
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フィット | スリム |
裾の形状 | テーパード |
良い
気になる
ゴールドウインの「THE NORTH FACE バーブライトパンツ」は、これから登山を始めるすべての人におすすめのトレッキングパンツ。薄手ながらも4Wayストレッチで、どんな動きにも追従するフィット感が魅力です。大きく脚を上げても膝や太ももにつっぱりを感じにくく、全体的に適度なゆとりがあるため険しいルートでも快適に使用できるでしょう。モニターからも「ほどよい軽さとストレッチで脚のどの部分にもフィットする」と絶賛する声が多く挙がりました。
突然の雨でも体が濡れにくく、万が一汗や水で濡れてもすぐに乾きやすい点がメリット。脱水をかけて3時間後の水分量を測定したところ、脱水後に37.5gあった水分が4.5gまで減少しました。撥水性にも優れており、水を吹きかけてもほとんどが水滴となって流れ落ちるほど、強力な撥水力を有しています。
生地・縫製どちらもつくりがよく、耐久性も高評価。おしり部分はダブルステッチでしっかり補強されており、踏ん張ったりしゃがんだりしても丈夫で破れにくいといえます。ベルトが内蔵されているうえポケットの数も充実しており、使い勝手がよく登山初心者にもぴったりですよ。
丈は一般的な日本ブランドと同様のサイズ感。細身で身長が高い人にはやや股下が短く感じる可能性はあるものの、薄くて軽い生地なので春から秋にかけての登山に重宝するでしょう。登山上級者はもちろん、これから本格的に登山をはじめたい人もぜひ手に取ってみてくださいね。
ウエスト | 74cm |
---|---|
股下 | 78cm |
ベルトループあり | |
裏起毛 | |
カーゴタイプ |
生地の厚さ | 薄手 |
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フィット | スリム |
裾の形状 | テーパード |
良い
気になる
MAMMUT SPORTS GROUP JAPANの「MAMMUT Aegility Pants AF Men」は、夏場の登山におすすめです。ストレッチ性が高い生地で、ハードな動きにもしっかりと合わせて伸びるのが特徴。モニターからは「つっぱったり窮屈になったりする箇所がない」という意見が多く、動きやすさの検証では非常に高い評価を獲得しました。大きく脚を上げたりしゃがんだりしても、柔らかい生地が腰から足先まで心地よくフィットするでしょう。
かなり薄手なので通気性がよく、十分な速乾性もありました。実際に脱水をかけて3時間後の水分量を測定したところ、脱水後に63gあった水分が10gまで減少。汗をかいても乾きやすく、1日中快適に着用できるでしょう。
ベルトが内蔵されているうえポケットの数も多く、快適に使える機能も充実。撥水性にも優れ、水を吹きかけてもほとんど水を弾きました。突然の雨で体が濡れにくいのも魅力といえます。
一方、かなり薄手の生地なので耐久性は満足とはいえない結果に。藪漕ぎや岩場など、頻繁に擦れるシーンでは注意が必要でしょう。とはいえ、軽量設計で動きやすく、長時間でも快適に過ごしやすいのは魅力。夏場に使いやすい薄手のトレッキングパンツを探している人に、ぜひおすすめしたい1枚です。
ウエスト | 77cm |
---|---|
股下 | 80cm |
ベルトループあり | |
裏起毛 | |
カーゴタイプ |
生地の厚さ | 薄手 |
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フィット | スリム |
裾の形状 | テーパード |
良い
気になる
パタゴニア・インターナショナル・インクの「patagonia テラヴィア・トレイル・パンツ」は、快適な薄手のパンツを探している人におすすめです。ストレッチ性が非常に高く、動きやすさでは高評価を獲得。実際にモニターが着用したところ、どんな動作にもしっかりフィットし「履き心地がよかった」と称賛する声が多く寄せられました。すっきりとしたシルエットかつ、普段着のベルトが使えるベルトループつきなので、カジュアルウェアとして使えるのも魅力です。
速乾性も高く、脱水をかけたあと97.5gあった水分は、3時間で6.5gまで減少。一定の撥水効果も見られるうえ、もし雨で濡れたり汗でベタついたりしてもすぐに乾くため、1日中快適に着用できそうです。
ベルトは自分で用意する必要があるものの、ベルトループつきでポケット数も充実。パンツの裾にはアジャスター機能も備わり、使い勝手のよさがうかがえます。一方で、薄手の生地ゆえに耐久性は気がかりです。藪漕ぎや岩場でのクライミングなど、パンツが頻繁に擦れるシーンでは注意が必要でしょう。とはいえ、縫製が高品質で考え抜かれた立体裁断を採用している点は魅力といえます。
動きやすく速乾性に優れた本商品。通気性もよく快適に着用できるため、夏場の登山が多い人や普段の生活でも使えるパンツを探している人はぜひ手に取ってみてくださいね。
ウエスト | 78cm |
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股下 | 80cm |
ベルトループあり | |
裏起毛 | |
カーゴタイプ |
生地の厚さ | 薄手 |
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フィット | スリム |
裾の形状 | テーパード |
良い
気になる
モンベルの「ガイドパンツ ライト Men's」は、春から秋にかけて快適なパンツを探している人におすすめです。薄手なうえに膝とお尻部分が4wayストレッチで動きやすく、それ以外の部分はリップストップ生地で耐久性を高めています。テーパードでやや細身のシルエットながら、丈はショート・レギュラー・ロングから選べるので、体形や季節に合わせられるのも魅力です。
実際にモニターが着用してみると、動きやすさが非常に好評。「縦方向に少しストレッチが利いており、脚を上げる動作にも問題がない」というコメントのとおり、全体的に余裕のある、ほどよいフィット感が特徴です。
脱水をかけて3時間後の水分量を測定したところ、80gあった水分が10gまで減少していました。雨に濡れたり汗をかいたりしても乾きやすいため、速乾性は十分といえます。一方、霧吹きで水を吹きかけてみると浸みる部分も見られ、撥水性は低めの評価に。朝露や突然の雨で濡れる可能性が高いため、撥水スプレーや防水スプレーと併用するのがよいでしょう。
薄手生地ならではの動きやすさと、耐久性を両立しているのが魅力の本商品。ベルトが内蔵されているうえポケット数も充実しています。登山をはじめ、さまざまなアウトドアシーンで活躍できるものがほしい人はぜひ手に取ってみてくださいね。
ウエスト | 79cm |
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股下 | 79cm |
ベルトループあり | |
裏起毛 | |
カーゴタイプ |
生地の厚さ | 中厚手 |
---|---|
フィット | スリム |
裾の形状 | テーパード |
良い
気になる
ゴールドウインの「THE NORTH FACE アルパインライトパンツ」は、春・秋の3,000m級を見据えて、中厚手のパンツを探している人におすすめです。生地に厚みがあり糸の密度も高いため、耐久性では高評価を獲得。生地が丈夫なので、標高が高いルートの岩稜帯で石や岩にぶつかっても生地が破れる心配が少なく、長期にわたって使いやすいでしょう。
撥水性も強力です。霧吹きで水を吹きかけると、浸みることなく大部分を弾きました。汗をかいてもすぐに乾く速乾性も持ち合わせているので、ベタつかずに1日中快適に着用できるしょう。
実際にモニターが着用したところ、歩行などの一般的な動作は問題なく行えました。生地が少し硬めなので、脚を大きく上げると若干のつっぱりを感じたものの、ほどよいストレッチ性があり締めつけ感はありません。ファスナーつきのポケットがついているうえ、ウエストは紐で調整できるので、使い勝手も十分といえます。
性能のバランスがよく、とくに耐久性や撥水性に優れていた本商品。やや厚手の生地ですが動きやすいため、春・秋の登山や険しい山道で使用予定の人はぜひ検討してくださいね。
ウエスト | 75cm |
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股下 | 78cm |
ベルトループあり | |
裏起毛 | |
カーゴタイプ |
生地の厚さ | 薄手 |
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フィット | スリム |
裾の形状 | テーパード |
良い
気になる
ミレー・マウンテン・グループ・ジャパンの「MILLET ワナカ ストレッチ パンツ III」は、汗が乾きやすい薄手のパンツがほしい人におすすめです。実際に、脱水をかけて3時間後の水分量を測定したところ、脱水後に88gあった水分がわずか1gしか残っておらず、ほとんど完全に乾いた状態に。汗で濡れてもすぐに乾くため、ベタつきにくく夏場の着用にぴったりです。
薄手ながらに高密度で丈夫な生地で、耐久性を期待できる点も魅力。ベルトはついていないもののポケット数が充実しており、スマホや小物の収納場所に困ることも少ないでしょう。
実際にモニターが着用すると、生地がやわらかく伸びるため動きやすいと好評でした。脚を高く上げると膝回りにややつっぱりを感じるものの、動作を妨げることはほぼないでしょう。ただし、一部のモニターからは「スキニーパンツのような締めつけを感じた」という声も。ゆとりのあるフィット感が好みの人には不向きといえそうです。また、日本の一般的なパンツに比べて丈が長いため、細身で高身長の人と相性がよいでしょう。
撥水性もいまひとつ。水を吹きかけるとほぼ撥水しなかったので、朝霧や雨で濡れやすい点には注意が必要です。とはいえ、濡れてもすぐに乾く速乾性があるのは大きな魅力。夏場の登山で使用予定で、汗っかきな人はぜひチェックしてくださいね。
ウエスト | 77cm |
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股下 | 81cm |
ベルトループあり | |
裏起毛 | |
カーゴタイプ |
生地の厚さ | 薄手 |
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フィット | スリム |
裾の形状 | テーパード |
良い
気になる
TACVASEN「アウトドア 登山パンツ」は、登山用の動きやすいパンツをお試しで1着ほしいと考える人におすすめです。10,000円を切る低価格ながら、生地がやわらかくストレッチが利いている点が好評。もも上げのような大きな動作もスムーズに行えました。一部のモニターからは「おしり部分や膝部分に若干のつっぱりを感じる」と指摘されたものの、全体的によく伸びる生地なのであまり気にならないでしょう。
生地の密度がやや低いため耐久性に若干の不安があるものの、縫製は十分な耐久性を有しており、商品全体としてはほとんど問題ないレベル。ベルトは付属していませんがポケット数が充実しているため、使い勝手も十分といえます。
速乾性も悪くありません。実際に脱水をかけて3時間後の水分量を測定したところ、脱水後に80.5gあった水分は14.5gまで減少していました。汗や水に濡れても乾きが遅いわけではないので、ある程度は快適に着用し続けられるでしょう。一方、撥水性はやや低い評価に。水を吹きかけると、浸み込んだ部分もいくつか見られました。ある程度の水分は弾きますが、登山用の雨対策としては不安が残ります。
大手アウトドアブランドの性能にはおよびませんが、ある程度動きやすく速乾性もあるため、快適に着用しやすいのが魅力。ECサイトで5,000円以下で手に入る(2024年6月現在)ので、低予算でお試し用のパンツがほしい人の選択肢になるでしょう。
ウエスト | 78cm |
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股下 | 80cm |
ベルトループあり | |
裏起毛 | |
カーゴタイプ |
生地の厚さ | 薄手 |
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フィット | ルーズ |
裾の形状 | テーパード |
良い
気になる
ユニクロの「ウルトラストレッチドライEXジョガーパンツ」は、動きやすい運動用パンツを探している人向きの商品です。薄くてストレッチ性に優れるジャージ生地は、ゆとりのある履き心地。どんな動作も制限されず動きやすいのがメリットです。脚の上げやすさはほとんどのモニターが満足と回答し、「動きが制限される感覚がない」という声が挙がりました。
速乾性も悪くありません。実際に、脱水をかけて3時間後の水分量を測定したところ、脱水後に92gあった水分は9gまで減少していました。汗をかいてもすぐに乾きやすいため、日常的な運動から軽いアウトドアシーンまで幅広く活躍できるでしょう。ウエストは紐で調整できるうえポケットもついており、使い勝手にも配慮がみられました。
一方、ジャージ生地で摩擦に弱く、登山用ウェアとしての耐久性は期待できません。撥水性も低く雨を弾けないため、本格的な登山向きとはいい難い性能。あくまで普段着として使用するのがよいでしょう。
軽い着心地で動きやすく、ある程度の速乾性があったのは魅力。低価格かつ店舗数も多いため、スポーツや日常の外出用としてパンツを探している人向きの商品です。
ウエスト | 78cm |
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股下 | 75cm |
ベルトループあり | |
裏起毛 | |
カーゴタイプ |
生地の厚さ | 中厚手 |
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フィット | レギュラー |
裾の形状 | ストレート |
良い
気になる
モンベルの「O.D.パンツ Men's」は、太めのシルエットが好きで、春秋用のパンツがほしい人におすすめ。生地は中厚手なので真夏には向かないものの、春秋にはちょうどよい厚みで耐久性も良好です。ベルトが内蔵されているうえポケットも充実しており、使い勝手にも優れています。
脱水をかけたあと3時間後の水分を測定して速乾性を確かめたところ、脱水後に60gあった水分が9gまで減少。雨に濡れたり汗をかいたりしても乾きやすく、快適に着用できるでしょう。一方、撥水性は満足とはいえない結果に。霧吹きで水を吹きかけると、最初は撥水したものの徐々にべちゃっと広がり浸みました。雨が予想される場合は、撥水スプレーや防水スプレーを併用してください。
ストレッチ性がやや弱いためか、モニターから「ジーパンのような硬さを感じる履き心地」という声が挙がりました。パンツのシルエットがストレート系でやや太めなので、フィットしにくいのが気になる人もいるでしょう。
快適に動きやすいとはいえないものの、耐久性や機能性に優れ、登山初心者にも使いやすい本商品。丈はダブルショート・ショート・レギュラー・ロングと豊富に選べるのも魅力です。少しゆとりをもって履きたい人や、春秋用として長く愛用したい人はぜひ検討してくださいね。
ウエスト | 79cm |
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股下 | 79cm |
ベルトループあり | |
裏起毛 | |
カーゴタイプ |
生地の厚さ | 薄手 |
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フィット | スリム |
裾の形状 | テーパード |
良い
気になる
ワークマンの「エアロストレッチクライミングパンツ」は、アウトドア用の動きやすいパンツを試しに購入したい人におすすめです。実際にモニターが着用してみると、全体的にフィット感がよく、サラッと快適な履き心地が好評。「しゃがむ動作では太ももの裏がきつくひっぱられている」という声もあったものの、ストレッチが利いているため軽い動作であれば問題ないでしょう。価格も手頃なので、お試しで使ってみたい人にもぴったりですよ。
速乾性も申し分ありません。脱水をかけて3時間後の水分量を測定したところ、脱水後に104gあった水分が10gまで減少しました。汗をかいてもすぐに乾くでしょう。一方、撥水性は低評価に。水を吹きかけてもまったく撥水しなかったので、登山に向いているとはいえません。
通気性を重視しているためか高密度な生地ではないものの、しっかりした太さの糸の生地で耐久性は期待できます。ポケット数が充実しているため使い勝手もよく、スマホや小物の収納場所にも困らないでしょう。
低価格ながらに速乾性や耐久性に期待でき、消耗品としてアウトドアで使いやすいのが魅力。軽い登山でお試し用に使いたい人は候補となる商品です。
ウエスト | 76cm |
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股下 | 80cm |
ベルトループあり | |
裏起毛 | |
カーゴタイプ |
生地の厚さ | 厚手 |
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フィット | スリム |
裾の形状 | テーパード |
良い
気になる
ワークマンの「ディアマジックダイレクト ユーティリティー綿クライミングパンツ」は、綿の重い生地で耐久性には期待できるものの、ストレッチ性はほとんどなく、登山には不向きな商品。実際にモニターが着用したところ、「屈伸や脚上げなどあらゆる動きが難しい」とつっぱり感や締めつけ感を指摘する声が寄せられました。速乾性も低く、汗をかいても乾きにくいため、登山用というよりは作業用のワークパンツに向いているでしょう。
一方、綿素材ながらに撥水性は高め。実際に水を吹きかけると若干湿潤は見られましたが、基本的にしっかり撥水できていたため、雨を弾きやすい点は強みといえます。ベルトが内蔵されているうえ、ポケット数も充実。500mLのペットボトルが入るサイズのポケットもついているため、使い勝手に優れているのも魅力です。
ワークウェアに使われている分厚い素材が使われているため、耐久性にも期待できます。しかし、ストレッチ性はほとんどないので動きづらく速乾性も低いため、登山などのアクティブな動きが求められるシーンには不向きといえるでしょう。
ウエスト | 76cm |
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股下 | 77cm |
ベルトループあり | |
裏起毛 | |
カーゴタイプ |
mybestではベストなトレッキングパンツを「最初の1着として最適で、ステップアップしても活躍するトレッキングパンツ」と定義。
そんなベストなトレッキングパンツを探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のトレッキングパンツ11商品を集め、以下の5つのポイントから徹底検証しました。
検証①:動きやすさ
検証②:速乾性
検証③:撥水性
検証④:機能性
検証⑤:耐久性
今回検証した商品
動きやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「20~50代の日本人男性が、より動きやすいと評価したもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
各商品をモニターが実際にトレッキングパンツを着用して被り心地を評価し、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
自分のウエストにあったサイズのパンツを着用
裾の長さは無視して評価
速乾性が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「汗をかいたり突然の雨に降られたりしても、保水しにくくすぐ乾いて快適なもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
トレッキングパンツをまんべんなく濡らして脱水し、3時間経過後の水分量を計測。0gを下限に、水分を含んでいないものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
撥水性が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「小雨や朝露にさらされても、すぐには濡れない撥水性がある商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし以下のポイントについて点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
表地に霧吹きで水をかけ、軽く払い落とした際の生地の状態を確認
湿潤・水滴がないものを最高、全体的に湿潤なものを最低とし、3回分の試験の平均値をもとに点数を配分
機能性が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「登山中に使いたいものを収納でき、追加でポーチやベルトが必要ないもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
耐久性が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「月に1~2回登山で使用しても、10シーズン以上使える耐久性があるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
アパレル・服飾雑貨の専門家が各商品の生地や縫製、仕様をチェックし、耐久性が高い商品かどうかを評価しました。
登山には、トレッキングパンツ以外のアイテムも必要です。以下のコンテンツでは、登山で活躍する商品をご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
1位: ゴールドウイン|THE NORTH FACE|バーブライトパンツ| NB32106
2位: MAMMUT SPORTS GROUP JAPAN|MAMMUT|Aegility Pants AF Men|1022-02220
2位: パタゴニア・インターナショナル・インク|patagonia|テラヴィア・トレイル・パンツ
4位: モンベル|ガイドパンツ ライト Men's|#1105683
5位: ゴールドウイン|THE NORTH FACE|アルパインライトパンツ|NB32301
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