「ビジネスだけでなく、クリエイティブ用途でも実力を発揮する」と謳う2in1 PC、MSI Summit-E13-AI-Evo-A1MTG-4008JP。口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の2in1 PCとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、2in1 PC選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ゲーム芸人ヤマグチクエストの肩書をもつゲーマー。2021年にマイベスト入社後、ゲーミングデバイスの専門ガイドを担当し、250を超えるゲーミングデバイスを実際に比較検証。幼少期からゲームをプレイしている生粋のゲーマーで、現在までに500タイトル以上のゲームをプレイしている。 明治大学経営学部を卒業後、プロダクション人力舎でゲーム芸人ヤマグチクエストとして活動し、準レギュラーとして出演したテレビ東京のゲーム番組「勇者ああああ」では豊富なゲーム知識を生かしたゲームソフトのプレゼンで話題を集めた。 YouTube動画企画「ゲームさんぽ」やKONAMI主催イベント「パワプロチャンピオンシップス2017」など、様々なメディアにも出演経験あり。 マイべストではデバイスの知識とこれまでのゲームプレイの経験をもとに、ゲーマーに寄り添った記事制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
2024/03/22 発売
210,000円
おすすめスコア
処理性能の高さ(CPU・メモリ)
読み書きの速さ(ストレージ)
静音性
バッテリー持ちの長さ
キーボードの打ちやすさ
WEBカメラ性能の高さ
マイク性能の高さ
ディスプレイ性能の高さ
スピーカー音質のよさ
インターフェースの豊富さ
タッチパネルの使用感
CPU | Core Ultra 7 |
---|---|
画面サイズ | 13.3インチ |
2in1タイプ | コンバーチブル |
メモリ容量 | 32GB |
ストレージ容量 | 1TB |
インターフェース | HDMI、USB3.2 Gen1 Type-A、Thunderbolt 4 (Type-C) |
良い
気になる
MSI Summit-E13-AI-Evo-A1MTG-4008JPは、写真や動画編集など重い作業を行う人におすすめ。CPUとメモリの処理性能は比較したなかでもトップクラスです。CPUのベンチマークスコアは7,513ptsを記録し、メモリは32GB搭載しています。動画編集をしながら、デスクワークなどマルチタスクを快適に行えるでしょう。ストレージの読み書きの速度も速く、アプリの起動やデータ移動を素早く行えます。
タッチパネルの操作性は良好です。比較した商品の半数以上に生じた反応のラグは見られず、純正ペンではなめらかに線を描けました。タッチパッドの操作やキー入力もおおむね快適です。一部キーは慣れるまでは押し間違う可能性があるものの、「キーの間隔はほどよく、配置は一般的」と好印象を抱くモニターが大半でした。
動画の連続再生時間は8時間37分と長く、バッテリー持ちも優秀。ディスプレイは色の再現性に優れており、画像や動画の映りにこだわる人にぴったりです。スピーカーの音質はクリアだったものの、低音の迫力は控えめでした。マイクはノイズをしっかり除去でき、WEBカメラの画質もよいため、オンライン会議はしやすいでしょう。
USB Type-C・USB Type-A・HDMI出力端子などインターフェースは充実しており、周辺機器を複数つなげます。高負荷をかけてもファンの音が気になりにくい点も魅力です。しかし負荷テストでは、10GBのダミーファイルのコピペに時間がかかりました。比較した商品の半数以上は10秒以内で完了したなか、34.42秒かかっています。
ECサイトの価格は執筆時点で25万円台とやや高いものの、価格に見合った性能を備えています。メーカーが謳うようにビジネスだけでなく、クリエイティブ用途でも実力を発揮するでしょう。とはいえ、スピーカーの音質がいまひとつなのはネックです。音質にこだわりたい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね!
今回紹介するMSI Summit-E13-AI-Evo-A1MTG-4008JPは、360度回転するタッチディスプレイを搭載した2in1 PCです。独自のAI機能「MSI AI Engine」を搭載しており、使い方に合わせてノートPCの設定を自動で最適化すると謳っています。AIを活用したカメラ映像のノイズ除去やマイク音声の雑音の除去も可能です。
無線LAN規格は執筆時点で最新のWi-Fi 7に対応しており、高速で安定した接続ができるとしています。耐久面では、アメリカ国防省が定めたMIL規格「MIL-STD-810H」に準拠したテストをクリア。振動や衝撃による故障リスクが低いとアピールしています。
持ち運ぶ機会が多いユーザーのために、高いセキュリティ機能を備えているのも魅力です。ドライブを暗号化して保護するBitLocker機能のほか、盗み見や覗き見を防止するために画面をぼかす機能を搭載。また、認証機能は顔認証・マスクをしたままでも使える指紋認証に対応しています。
製造元のMSIは、台湾のパソコンメーカーです。ゲーミングノートPCやクリエイターノートPCなど、ハイスペックモデルを多数展開しています。日本国内でも多くの公認店が展開中です。
本商品にはスタイラスペンの「MSI Pen 2」が付属しています。ペン先がグラファイト製なので、鉛筆のように紙に書いたり、消しゴムで消したりできるのが特徴です。鉛筆で書くような感触を再現する触覚フィードバック機能とや4,096段階の筆圧感度機能により、本物のペンのような書き心地を実現したと謳っています。
バッテリー持続時間は最大32時間、5分の急速充電で最大10時間使用可能です。本体内部にはマグネットを内蔵しており、使わないときはPCの側面に取りつけて持ち運べます。
今回はMSI Summit-E13-AI-Evo-A1MTG-4008JPを含む、人気の2in1 PCを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の2in1 PCを比較検証したところ、MSI Summit-E13-AI-Evo-A1MTG-4008JPには8つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
マルチコアは7,513ptsと高く、マルチタスクを快適に行えるレベル。シングルコアは1,661ptsを記録し、起動などの基本的な処理も高速で行えます。比較した全商品の平均は、マルチコアが4,100pts・シングルコアが1,124pts(※執筆時点)だったなか、いずれも大きく上回りました。
メモリは32GBと大容量です。メモリのベンチマークスコアは実測値で2,795ptsを記録し、一般的なアプリを複数使用しても問題なく動作する目安の2,000ptsを超える好記録。動画編集など重い作業をしながら、オフィスソフトを使用したデスクワークを余裕でこなせます。
比較したほとんどの商品が読み込み速度300〜400MB/s前後であったのに対し、本商品は約2倍の779.51MB/sを記録しました。書き込み速度も472.60MB/sと十分で、システムやアプリの起動、データのコピーを素早く行えるでしょう。
比較したなかでも、キーボードを着脱できるセパレートタイプはバッテリー持ちが平均5.48時間と短めです。一方で本商品のような一体型のコンバーチブルタイプは、電池が長持ちする傾向がありました。電源が確保できない場所で長時間作業する人におすすめです。
キー入力はおおむね快適です。実際に5人のモニターが使用したところ、キー同士の間隔・大きさは適度で、配列も一般的と評価されました。クセのないキー配置なので戸惑う心配は少ないものの、矢印キーにはページアップとダウンがついているので、慣れていないと押し間違う可能性があります。
打鍵したときの反発感は心地よいものの、底打ち感がありました。人によっては指に衝撃を感じるでしょう。打ちにくいほどではありませんが、気持ちいいともいえません。
<キーボードについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
タッチパッドは指が引っかかりにくく、なめらかに操作できます。スクロールやピンチアウトの動作もスムーズでした。比較したなかにはクリックが非常に重い商品もあるなか、クリックの硬さも適度です。モニターからは「指への負担があまりない」と好意的な意見が寄せられています。
<タッチパッドについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
純正ペンは、メモ書きをするには十分な性能です。文字を書く際に少し書きにくさを感じましたが、直線は思ったように描けます。タッチパッドでの操作がしやすいので、タブレットの状態で写真や動画を編集したいという人にぴったりです。
解像度HDのWEBカメラは、肌色を明るく、目の光までくっきり映します。比較したなかには肌が赤味がかったり、青白く映ったりする商品もあるなか、本商品は色味に違和感がほぼありません。プライバシーシャッターを搭載しており、盗撮やハッキングのリスクを低減できます。
マイク性能も優秀です。ノイズが除去され、音声はクリアに聞こえます。人の声と同じ1,000〜4,000Hzの音圧はブーストされておらず、女性の声は拾いにくかったものの、男性の声はバランスよく拾えました。外付けデバイスを用意しなくても、オンライン会議を1台で完結できるでしょう。
最大輝度は270nitで、1秒間に画像の書き換えられる枚数を示したリフレッシュレートは60Hzです。映像の明暗差を際立たせるHDRにも対応。比較したほかの商品とスペックに大きな違いはなく、美しい画面で作業できます。
インターフェースは、USB Type-C端子が2つとUSB Type-A・HDMI出力端子を1つずつ搭載しています。比較した商品の半数以上はUSB Type-C端子を1つしか搭載していなかったことをふまえると、拡張性は高いといえるでしょう。
USB Type-C端子はThunderbolt4・Power Delivery・DisplayPortに対応しています。最大40Gbsのデータ転送・4Kディスプレイへの出力・急速充電が可能です。周辺機器を複数つないで使いたい人に向いています。
MSI Summit-E13-AI-Evo-A1MTG-4008JPにはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
比較したなかには10GBのダミーファイルコピーを5~20秒・10個のタブ読み込みを4~6秒で完了させたものが複数あったことをふまえると、スピーディにデータ転送やタブの読み込みをしたい人には不向きといえます。
その一方、負荷をかけた際の稼働音は静かです。比較した商品の半数以上が40dB以上を記録したなか、38.9dBでした。重たい作業中にファンの音は気になりにくいでしょう。
しかし、音は比較的クリアに聞こえます。オンライン会議やWEB面接などで相手の声は聞き取りやすいでしょう。
2024/03/22 発売
CPU | Core Ultra 7 |
---|---|
画面サイズ | 13.3インチ |
2in1タイプ | コンバーチブル |
メモリ容量 | 32GB |
ストレージ容量 | 1TB |
インターフェース | HDMI、USB3.2 Gen1 Type-A、Thunderbolt 4 (Type-C) |
良い
気になる
画面種類 | |
---|---|
解像度 | WUXGA(1920×1200) |
画面比率 | 16:10 |
液晶 | 光沢(グレア) |
CPUコア数 | 16コア |
CPU世代 | 第14世代 |
ストレージ種類 | M.2 |
OS | Windows 11 Pro |
Office詳細 | |
搭載Office | |
生体認証 | 顔認証、指紋認証 |
無線LAN規格 | Wi-Fi7 |
重量 | 1.39kg |
幅 | 30.02cm |
奥行 | 22.2cm |
高さ | 1.62cm |
本体素材 | 不明 |
ドライブ搭載 | |
USB PD対応 | |
有線LANポートあり | |
内蔵カメラ | |
付属品 | 専用ACアダプタ、MSI Pen 2 |
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Surface Pro (第11世代)は、テレワークや仕事で使う人におすすめ。マルチタスクを快適にこなせるほどの性能を備え、カメラ・マイク・ディスプレイはいずれも高性能です。これ1台でオンライン会議やデスクワークを快適に行えます。
バッテリー持ちがよいため、外出先で作業したい人にもぴったり。インターフェースも充実しており、基本的なものはそろっています。また、AIアシスタント機能の「Copilot」を搭載しているのも特徴です。デバイスで以前見たコンテンツの検索や、コクリエイター機能による画像の生成などが行え、利便性に優れています。
メモや情報の整理を手書きで行いたい人は、LG ノートパソコン gram 2in1がぴったり。タブレットの状態で使うと反応にラグがほぼなく、思いのままに文字や線を書き込めました。解像度WUXGA(1920×1200)のディスプレイは色の再現性に優れ、輝度も十分です。日中の屋外のような明るい場所でも画面が見やすいでしょう。
CPU・メモリ性能も高く、デスクワークをこなすなら十分です。バッテリー持続時間は10時間と非常に長く、出先で長時間作業できます。WEBカメラ・マイク性能も優秀なので、オンライン会議の機会が多い人にも使いやすいでしょう。
MSI Summit-E13-AI-Evo-A1MTG-4008JPは、楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイト、ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店で販売されています。サイトによって値段や送料は異なりますが、執筆時点では25万円台でした。
また、今回紹介するモデルとはOS・CPU・メモリ・ストレージ容量が若干異なるモデルも販売されています。自分の用途に合うものを選んでくださいね。なお、詳細は以下のとおりです。
<Summit E13 AI Evo A1Mシリーズのラインナップ一覧>
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