副業にことごとく失敗、損失は数百万円に…追い詰められた元営業マンが「一発逆転」して沖縄に移住できたワケ
コロナ禍で機運の高まった地方移住。都会の喧騒を離れた田舎暮らしに憧れた読者は少ないだろう。2022年に東京から沖縄に移り住んだカイトさん(仮名・35歳)は、会社を辞めて新天地での暮らしを実現した一人だ。
カイトさんは現在、沖縄県の北部で妻ともうじき1歳になる愛娘、犬や猫とともに、午前中だけ1~2時間働いて、午後は野球や散歩などを楽しむ悠々自適な生活を送っている。
「東京で暮らしていたときは、大学を卒業後に就職した会社で営業の仕事を9年ほどしていました。順調に出世することができ、30歳前後で管理職になって年収は740万円ほどいただいていましたが、会社とクライアントの板挟みなる環境に嫌気が差してしまって……。仕事を辞めたいという気持ちがどんどん強くなりました」
そこでカイトさんは一念発起。副業で始めたインスタグラムのアフィリエイトを軌道に乗せて、現在は広告収入とスクール事業の2本柱で生計を立てている。
「メインのインスタグラムには約23万人のフォロワーがいて、月収はトータルで400万円から450万円ほどになります。1日の就業時間は、平均すると1~2時間程度。仕事は午前中に片付けてしまい、昼からは自由に過ごすことが多いですね」
脱サラに成功したカイトさんだが、「副業を始めたころは失敗の連続でどん底だった」と振り返る。
「会社員時代は業績がよかったので、副業もうまくいくと高を括っていました。新型コロナウイルスが流行し始めた2020年頃から時間に余裕ができたので、はやりの副業はひと通りやってみましたね。独学でメルカリの物販、UberEATSの配達員、YouTube、FX、趣味が高じて書道教室やパーソナルトレーナーにもチャレンジしてみましたが、ことごとく失敗しました(笑)」
さらなる不幸がカイトさんを襲う。
「僕が副業にチャレンジしている間に、妻が2度も流産してしまって……。僕が副業の失敗で出してしまった損失は数百万円をこえていたので、本気で取り組まないとヤバいと考えました」
1日1~2時間しか働かない沖縄での新生活

沖縄に移住したカイトさん(仮名・35歳)
度重なる副業の失敗で損失は数百万円に
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