おや?回答が付いていないですね。てっきりあると思って来たのに・・・
とりあえず、すぐに思いつくものといえば、aie(正確には、iは特殊な綴りになりますが)でしょうか。
日本語にすれば、「痛いっ」とか「ええっ?」とかいうときに使います。よく呆れたときなど、おいおい、何言ってるんだよ、というようなニュアンで、"Aie,aie,aie..."と言ったりします。
ちなみに、厳密には「アイ」というよりは「イ」の前に「ユ」の音が軽く入ったような感じ(わかりにくい説明ですが)の発音で、たとえば前述の"Aie,aie,aie..."なら、「アイヤイヤイ・・・」というような感じに聞こえることが多いです。
他に、hairという動詞(aie同様iは特殊な綴りです)の活用変化(直説法単純過去および接続法半過去)で、haisまたはhait(どちらも、iは特殊な綴り)という形になることがあり、これも「アイ」と読みます。意味は「嫌う」「憎む」。
ちなみにご存知かと思いますが、フランス語(に限りませんが)ではhを発音しません。そのためhairは「ハイール」ではなく「アイール」になります。
また辞書で見たところでは、
ai(くどいようですが、これもiは特殊な綴り)=ミツユビナマケモノ
ai(上と同じく)=捻髪音性滑膜炎(意味不明ですが、医学用語だとか)
ai(上と同じく)またはay=シャンパンの産地のある村の名前
などというものもありました。
ところで余談ですが、フランス語で「アイ」のような母音を二つ重ねる発音は、一般的なルールからするとややマイナーなものになります。たとえば、ご存知かもしれませんが普通aiという綴りは「エ」と読みます。上に挙げた例で「i」が特殊な綴りになっているのは、「エ」と読まないようにするためでしょう。
ついでにもうひとつ付け加えると、上で書いたように、フランス語ではhの音を発音しません。そのため、日本語の「はい」を聞くと、h音が認識されず、上に挙げたaieに聞こえることがあるのだそうです。それで日本に来たばかりのころはつい笑ってしまったと、知人のフランス人が言っておりました。(まあ半分は冗談かもしれませんが)
お礼
お礼が遅くなってすみません。 丁寧な回答ありがとうございました。 とても参考になりました。