#5の回答者です。
お返事ありがとうございます。
記憶についての定義にこだわり、うっかりしていたことですが、
人には、3つの記憶のタイプがありますから、人にはこれが良いと決めつけることができないのです。
1. 視覚型
2. 聴覚型
3. イメージ型
と、複合型というものがあります。
一般的には、音声言語の場合は、聴覚型の暗記がよいというのですが、視覚型といって、目でみて、文字の特徴を覚えるというのですが、中には、目でみたものを、そのまま覚えてしまう人もいるそうです。ただし、高校生ぐらいになると、論理的な記憶が強くなって、視覚型の記憶は薄れていくそうです。
民間のスクールの記憶法で、写真的な記憶が出来るといっているものがありますが、それはインチキだと思ったほうがよいです。それは、特別な才能です。そんなことが出来る人はいるのですが、本当にまれです。視覚型でも、ふつうは、文字の特徴とかのレベルまでです。聴覚型は、自分である程度の大きさで声を出して、読んでみることです。ちゃんとした単語の発音を聞かないと、間違って覚えてしまいます。
イメージ型というのは、文章の中でイメージするというよりも、単語の意味(私は、英英辞典を使います)で、写真があれば、それを使い、どんな雰囲気かとかを読んで、感じをつかむようにしています。抽象的な意味でも、雰囲気さえつかめれば、覚えられるものです。
英語には、音のイメージを持った単語も多くありますね。意味を知らなくても、なんとなく、暗いイメージとか、明るいイメージとか、強そうなイメージとかあります。こういうのは、記憶の助けになります。ただし、私のイメージでは、まったく逆のものも時々あります。だいたいは悪い意味が多いです。上級単語でも、3分の1ぐらいは可能ではないでしょうか。
それから、日本語自体の訳の難しいものは、なるべく分かりやすい日本語に噛み砕いたほうがよいです。時々、日本語の訳と英英辞典の意味が違っていることがあります。日本語の訳は、比較的単純な意味になっています。
そこで、英単語は、第一印象というものが、もっとも大事だということだそうです。まるで、初対面の人に会うように、この人の名前、人相、どんな性格かとか、あらゆる情報を得るようにすることだと言います。それと、単語の意味を間違えたりした時は、そこにも意味があると思ったほうがよいです。
例えば、私がいつもミスする単語に、"ratification" と"rectification" とがあります。すごく似ています。"rectification"は、前の仕事では比較的使われたのですが、"ratification"は、政府間の条約の「批准」という意味で、あまり使われないからです。他にも、"chilled"(冷えている)という音声から、"tilt"を、一瞬、"chilled"を連想させて、すぐに「傾ける」という単語が出てこないことがあります。こういうのも、何度もやっていると、両方の記憶が強化されます。
>しかし、1単語に10分くらい掛かります。
それは、最初だけですよね。2度目からは、瞬間的に思い出すようにして、3秒以内で思い出せなかったら、それはダメとしたほうがいいです。しかし、間をおいて何度も繰り返すことが良いです。例えば、3日以内、1週間以内、2週間以内、1ヶ月以内と繰り返していくことで、単語の記憶は定着していくものです。#4様が紹介してくださったアプリケーション・ソフトなどを使うと、自動的にやってくれますから、便利かもしれません。パソコンやiPhoneで、自動的に、自分の忘れそうな単語や間違えた問題が多く出てくるのが良いですね。ただ、自分で今やっているものを組み込めるものが理想です。
なるべく自分にあった方法を見つけることが、今だけではなく、将来の学習するときにもプラスになります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 非常に参考になりました。 記憶の仕組も余り知識がないのですが、世間で言われている、エピソード記憶を考えましたが、 現実的なご指摘、とても参考になりました。 先日から行っているのですが、覚えていない単語を書いて、日本語に訳し、訳せなかったものを、 その場で記銘(声に出す、CDを聞く、何度も書く、辞書で関連する概念を調べる、語源や単語の文字数や特徴を視覚的に分析するなど)して、隠して英語で書くことを交互に繰り返したら、 深く覚えられるようになりました。 しかし、1単語に10分くらい掛かります。 忘却の速度はかなり遅くなりました。