保留には明確なメッセージがある。保留している時点で、お互いの間にはまだまだ大きな温度差がありますよという間接的なメッセージになる。告白する側ってとても興奮している。告白した時の高い気持ち温度で、そのまま交際になだれ込むような展開をどこかで望んでしまっている。そんな自分より気持ち温度が高い相手にブレーキをかける効果として有効なのが保留。考えた末に了承するとしても、保留という時間を挟む事で、告白した側は気持ち温度を一旦クールダウンせざるを得ない。告白された側からすれば、相手の温度が高過ぎてもそれはそれで触れ難い。相手の気持ち温度が高ければ、自分にもそれ位の気持ち温度が自覚出来ないと成立しないという事になる。直ぐに相手の気持ちに見合う温度を見つけられない場合は、返事は当然遅れてしまう。保留には相手の気持ちを冷ます効果がある。相手目線からしても、もう少し気持ち温度が冷めてもらわないと、熱くて触れられない。更に言えば、あなたの告白は少し自分の魅力を過信した告白でもある。相手に2回目の告白をぶち込んだあなた。それって言葉を変えれば、自分の異性としての魅力問題は特に問題ありません(だから同じ自分として懲りずに再び告白させていただきます)→問題はあなたがこちらの気持ちを受け止めるかどうかです（さあもう一度考えてくださいな)。見方を変えると少し違和感がある告白でもある。告白を連発して白黒つけようとする時点で、自分はある程度魅力的な存在だという前提で動いている事になるから。少し自己中な、自己評価が高い告白でもある。受け止める相手あってこそ活きた思い。思いは相手「と」育んでいくもの。あなたは自分「で」育んでいる。一人で気持ちをこすり続けて大きくして、エイッと相手に投げて一気に二人分としての花を咲かせようとしている都合の良さ。そこには育む担い手である相手の目線が無い。二度も告白する価値がある存在という意味で、あなたから告白された事を一つの評価としてはプラスに感じているはず。でも、あなたと個人的に育み合ってきた感覚はあまり無い。そこに一方的にあなたからの大きな気持ちだけが届けられても、それを受け取れる器がまだ相手の方に育っていない。だから保留されてしまう。告白というのは一つのポジティブな評価だからこそ否定もし難い。相手が義理固く優しい人なら、一旦持ち帰って考えさせてという選択肢を選ぶ可能性は高い。その時点であなたは相手に対して相当な気を遣わせている。あなたは個人的にそわそわしているけれど、相手は特別あなたに対して返事を持たせてるつもりも無いのかもしれない。そもそも期限付きで待つ、考えるものでもない。相手にも相手のペースがあるから。既にう~んと考えている事自体が答えのようなものでもある。考えなければいけない時点でお互いの間には相当な温度差があり、温度差があると分かっていて対等な交際関係に臨む事の難しさ。あなたは対等な関係を望んでいる。早く自分の気持ち温度に見合う相手を欲しいと思っている。だからこそ返事が難しい。それはあなたも考えた方が良いのかもしれない。仮に考えて考えて考えて、前向きな返事をしてくれても、あなたが望むような展開にはならない。あなたの告白がきちんと交際を求める告白だったのか?ただ好きだと伝えただけの告白だったのか?それによっても返事の仕方は変わるけれど、相手から見たあなたの気持ち温度が高過ぎても関係は成立しない。相手が受け止めやすいサイズであってこそ。そして、その気持ちサイズに相手側も納得出来てこそ成立する告白(自分もあなたと育んだという感覚がある)。こうして書き込んでみたからこそ、お互いの大きな目線の違いも踏まえて、あなたも落ち着いて自分自身を整理整頓してみる事。大切にしてみて☆