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震災により科学研究費補助金が3割カットされる可能性 120
ストーリー by headless
7割 部門より
7割 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
東日本大震災からの復興に必要な財源の確保が課題となる中、科学研究費補助金(科研費)が減額される可能性が出てきた ( 科研費 - 過去のNews一覧、 asahi.comの記事 ) 。
日本学術振興会によると、国から緊急の財源確保が求められた場合は科研費交付額を減額変更する可能性があるとのこと。この場合は交付決定額に関わらず減額されることになるので、研究者に補助金の慎重な執行を求めている。また、本年度は科研費が分割して交付されることになり、7月に交付決定額の7割が支払われる。残りの3割が交付されるかどうか不明なので、研究計画の見直しが必要になる可能性もあり、研究者の間で混乱が広がっている。これを受けて東京大工学部では、7割程度の範囲内で研究するようにとの同報メールを送信したとのこと。
修理ががが (スコア:1)
津波はこなかったけれど、大きな揺れがきた研究室にいますが。
今年度は、壊れたものの修理などで既に結構お金使ってるらしいです。
これでも、私のいる研究室は大分マシだったらしいですが……
# 4月5月は研究室ろくに動いてなかったから、修理費除けば例年の10/12の予算でいける……わけないよなorz
1を聞いて0を知れ!
Re:修理ががが (スコア:3, 興味深い)
北の方は大損害を受けていたようですが、うちは南の外れだったんでほとんど被害はなく、ディープフリーザーもLN2は尽きたものの中身が溶ける前に復電したからたぶん大丈夫なんですけど。
この噂はだいぶ前から出ていて、「年度末にやっぱり配られるとかなったら繰り越し認めてもらえるよな」みたいな話になってます。「今年度で終わりなんだけどどうしよう」とか。でも、修理とかの問題は科研費では賄えないいわゆる「なべかま」の類、汎用的な機器施設に出ていたりしますから、3割カットはあんまり関係なかったりします。「毎年1%マイナス」はだいぶ前からですが、そっちの方が痛い。
3割とか言うと、大きめのところではポスドクくんの人件費一人分だったりします。修士の頃から目をつけて教授と話をつけていた(嘘です)人材を路頭に迷わせるわけにはいかないし、っていうか雇っちゃったものは切るに切れないし、どうしろと。とりあえず今年はデジカメとパソコンの更新はできないねぇ。
節電対応で自主的に施設の一部を止めつつそのあたりに回せる経費を浮かしたり涙ぐましい努力をしている部署もあるけれど、培養室の温度は変えられないし。事務方のオフィスが暑いこと。はぁ。
Jubilee
えっ? (スコア:1)
これって、災害被害の軽減を目的とした研究なんかも十把一絡げに今年はお金が
少なくなりますよ、ってこと?
だとしたら、あまりにも乱暴でないかいな?
来年以降はちゃんと満額出る保証はあるのかしら…。
はじける加齢の香り!orz
Re:えっ? (スコア:2, 興味深い)
それどころか、科研費で雇われてる研究者は、給料3割カット(4か月程無給に相当)と言う笑えない現実が…
国家の基盤たる科学研究をここまでおろそかにするとは、民主党政府は
はやぶさや京の件から何も学んでいないようですね。
Re:えっ? (スコア:2, すばらしい洞察)
そして原子力関係は東電からお金をもらう御用学者しかいなくなるわけですねーーー
京に関してはほとんど日本製の部品と思いますよ。CPUが国産・インターコネクトも独自設計ですから。
中国とかのCPUを買ってきた一位とはまた違うと思います。
(CPUをIntelかAMDから買ってこればもっと安く開発できたでしょうが。)
はやぶさに関しては偶々うまくいった,たしかにそういう部分は大きいと思いますが,
挑戦しないことには成果は生まれません。官需を期待せずに宇宙探査に金を出す企業があるわけないでしょう。
日本のような資源がない国は基礎科学を大事にしないと(できないと|する余裕がなくなると)国は滅びます。
Re:えっ? (スコア:2, すばらしい洞察)
やっぱりこの前提があんま良くないんだよな。
国がと言わず、民間も出資する意識を持つべきなんだよ。
多数の個人から集められるようなサイクルが作れるとさらに理想的だな。
企業であろうと国であろうと、無駄研究に金を注ぎ込んではいけない立場に変わりはないし、
国の将来が自己の運命に直結しているのも同じ。
国に任せれば賢い人が賢く分配してくれると期待してるのだろうけど、
現にそうではない?状況が生まれているというか、まあ多分それほどに賢くはないわけで彼らも。
無い袖は振れないしね。
って疑問を持つ人々で、国を通さずに研究資金を調達していける仕組みを作っていきたい所だな。
Re:えっ? (スコア:2, すばらしい洞察)
まずはしばらくの間ネットと週刊誌を断とうね。
そして落ち着いてから、科学史関係の本を図書館なり買ったりして数冊程度読んで、
それからまた意見を言っておくれ。
Re:えっ? (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:えっ? (スコア:2, 興味深い)
> こんなことを言っている人間はいない。いない人間の批判をして何の意味があるのか?
> こんなことを書くのは、「御用学者批判はバカだ」と印象づけようというプロパガンダか?
> こんなことを言っている人間がいると言うなら、その人間の名前とソースを提示しろ。
「内部被爆の脅威」肥田舜太郎/鎌仲ひとみ著
ちくま新書 2005年6月10日発行
「工場で生産される人工放射線は人類が自然放射線との間に結んできたルールに関係なく、気ままに行動し、同じ微量でも細胞に致命的な影響を与え得る危険を絶えず持っている。」
自然放射線と人工放射線のちがい / 市川定夫氏
http://www.youtube.com/watch?v=IV4N63urYjQ
曰く、人工放射能は自然のものと違い生体内で濃縮されるので微量でも許されない
「胎児や乳児を苦しめる人工の放射性ヨウ素」美浜の会
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/rokkasho_series7.pdf
「放射性ヨウ素は、自然界に存在しなかった人工放射能が如何に恐ろしい作用をもたらすかを如 実に示す典型例である。自然界にも放射線があるなどという意図的な宣伝が如何に間違っているかを明確に示している。」
これらの言説を引用して問題提議してる方も多数見受けられるようですね。
Re:えっ? (スコア:1)
それを紹介したら「放射性ヨウ素の人体への有害性を認めないわけか?」とかトンチンカンにも程がある
Re:えっ? (スコア:1)
>あなたは、「致命的」と「細胞に致命的」を同じ意味で使っているか?
ソースの書籍がそのように同じ意味で使っていますから。気になるなら書店へどうぞ。
>ともかく、重要なのは、あなたがわざと引用しなかったこの部分だ。
とか話をそらすまえに
>こんなことを言っている人間がいると言うなら、その人間の名前とソースを提示しろ。
に対して提示して差し上げたということぐらいは認識していただきたいですね。
それとも重要ではないのにソースを要求なさいましたか?
Re:えっ? (スコア:1)
>東電1社によってバラまかれた放射能と、自然界の放射能と比べることは意味がない。
とかそのへんのご意見についてもコメントさせていただきますが
>放射能をいくら薄めて微量にしても、総量が同じならトータルで死ぬ人数は変わらない。
LNTはそーゆーもんですからそこに争いはありませんが、
>東電のせいで何千人も何万人も死ぬことになる
かどうかはLNTを援用したとしても議論の分かれるところです。
そしてその多寡は社会的問題を論じる際に重要なポイントです。普通は。
しかるに、あなたの想定しておられる「非御用学者」はその多寡は重要ではないとされているようですから、
>どんなに微量でも人体には致命的です!
ってのにご納得いただけないというのは理解に苦しみます
Re: (スコア:0)
大学もそろそろ親離れしないと (スコア:1)
これからはちゃんと自分でスポンサー見つけて研究しなさいよ、ってことですね。
Re:大学もそろそろ親離れしないと (スコア:2, 興味深い)
海外の場合、大学自体に入る寄付も莫大です。
日本は、大学に寄付金を取ってくるような組織がない。
あと、日本国内では
飛び抜けた高額所得者がいなかったり、企業に寄付する文化がなかったりで、
寄付する人もいません。
どっちもないんでしょう。誰か作ればいいのだろうけど、大学のためにそこまでする人もいない。
Re: (スコア:0)
そうして諸外国にコテンパンにやられるわけですね。
間接的に、産業上の購買力に繋がっている部分も多いんですよ。
# そんなに言うならこっちで開発しちゃうもんねカード、の多さによる購買力
Re:大学もそろそろ親離れしないと (スコア:1)
Re:大学もそろそろ親離れしないと (スコア:1)
スルーしてもいいには同意見ですが、「単純」ではないような?
親方日の丸って言いますよね?
-- う~ん、バッドノウハウ?
たぶん払われると思う (スコア:0)
だからといって法案が通ってない以上、絶対に残りが払われると決まっているわけではないですが。
事実に反した帰結にミスリードする為の記事ですね。 (スコア:5, 参考になる)
そもそも事実は
(1)7月の振り込みで、今年度の科研費の7割しか振り込まなかった。
(2)甚大な被害が生じたことから緊急に財源確保が求められる可能性が存在する。
の2点です。
そして科研費の支給については
・公債特例法案が通過していない都合上、政府の資金繰りが苦しく通常は7月の一回払いのはずが、複数回払いになること。
・現在は二回目以降に残額を全て振り込む予定であるが、過去に1割の抑制依頼を出した事があり今回も同様の事態になる可能性があること。
が日本学術振興会から説明会で説明されております。
朝日は、いったい何をソースにこんな誤解をまねく記事を書いたのでしょうかね?
そして、
「7月の振り込みは満額ではありませんが、それが今年度の全額ではないので誤解のないよう、よろしくお願いします。」
と学振が再三注意していたのに、記事になるようなメールを送る東工大の担当者って・・・・・
まさか説明会で大きイビキかいてた人ですかねぇ・・・・・
それはさておき
説明会に参加していない人はこの記事を読んで
7割しか支給されない見込みだと思い込む人がほとんどでしょうねぇ
金がない?またまたご冗談を… (スコア:0, 興味深い)
中国へのODAに回す金はあるのに、国力維持のために必要な科学研究費の予算は削るとか、
ほんと民主党って日本を壊して中国に貢ぐのが好きだね。
Re:金がない?またまたご冗談を… (スコア:1)
中国へのODAは麻生が復活させのを継続してるだけだがな (スコア:1, 興味深い)
国籍法も麻生は騙されただけ(笑)に見えるらしいネトウヨ系のアホに真実語っても無駄だろうけどさ
都合の悪い物は一切、見ない、聞こえない、なんだから
Re: (スコア:0)
地域独占だの総括原価制だの電源三法交付金だの、いまやムダ以外のなにものでもないですよ。
震災により? (スコア:0)
震災と科学研究は本来別のものなので、補助金カットが一直線に結びつくはずもなく。
要因かどうかもあやふやな気がする。
もし震災は名目なら、予算削減の『原因』は他にあるよな…。
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:3, すばらしい洞察)
そもそもエンターテイメント的な大学に科研費が降りてる可能性は限りなく低いのですが。
これ私学補助金とかの固定費(座していても入ってくるお金)じゃないよ。
競争的研究資金って知ってます?研究能力が高い研究者・研究室に目的ごとに資金を提供する仕組み。
主に旧帝大や研究重視の一部の私学、独法の研究室などに配分されている。
いわゆるFランとか言われている大学にはほとんど配分されない。なぜなら研究実績がないから。
Fランを淘汰して研究能力のあるところに手厚く資金を配るのが競争的研究資金。
小泉改革以後だんだんと多くなってきた(民主党に仕分けされそうになったけど)。
それが(採択された中でも優劣がある)研究能力如何にかかわらず一律減額、というお話がでてきたの。
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:3, すばらしい洞察)
業績が悪くなったら社員をどんどん解雇すればいいじゃない、社員の質も上がるよ、というバカ経営者と同じレベルの思考ですよね。
そんなことしてたら一生を学問に捧げようって人がいなくなりますよ。
学者だって仙人じゃないんだから、霞を食って生きていけるわけでもなし。
現状維持のための出費は、同時に将来のための投資でもあることぐらい分かりませんかね。
裾野が狭くなったら、ピラミッドの頂上も低くなりがちなこともお忘れなく。
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:1, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
すばらしい洞察
金くれなくても国ことやってくれる人だけにやらせればいいんだよね
私はそういう邦でもいいと思うぞ
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:5, すばらしい洞察)
オレは大学教員とかではないですけど,(一応)学位を持っている立場から見て書かせてもらうと…
>> -研究成果を広く発表する場を作る
発表してますよ.学会発表とか論文とか.世界中に向けて発表してます.
>> -「研究成果」を、誰でも参加できる第三者機関にて審査し、有効性を調査する
第三者機関にて審査し,有効性も調査してますよ.論文や査読付き学会は,その道の研究者(多くの場合「その分野の研究を専門としている」だけでなく「著者と共同研究などの関連が無い」という条件の下で選ばれる)が内容の信頼性,新規性,有効性などの項目について査読して,審査を通ったものしか掲載されません.
また,参加費さえ払えば学会は誰でも参加できますし,論文も購読費さえ払えば誰でも読めますよ.
さすがに査読する側の人材については「誰でも参加できる」とはいきませんが,審査する側をちゃんと選ばないと「水さえあれば無限に電力を作れる技術」とか「水に優しい言葉で話しかけると綺麗な結晶ができる」みたいなものを「これ,すげー!OK!」みたいに審査されると困るので,そこは諦めていただきたい.
>> -「研究成果」が出なかった割合を調査し、出なかった研究所は廃止する権限を持つ機関
>> を作り、その機関自体の有効性も審査する。
「研究成果」が出なかった,というのはどの期間で決めるべきでしょうかね?半年?1年?2年?「その期間で芽が出ない研究は諦めた方が良い」という根拠は誰が決めるんでしょうか?また,研究者は1人で1つのテーマしかやらないわけじゃないのですが,そのあたりはどうすればいいんですかね?
ちなみに,順当に研究成果が出ている組織かどうかを調べるために(前述の第三者機関の評価の結果である)論文件数,国際会議発表件数,特許件数などの数値をチェックする程度の話であれば,お役所の人達はずっと前から丹念に調べてますし,国公立の機関であれば,それに基づいて評価される仕組みも前からあります.また,競争的資金(今回の科研費など)の審査時には,その研究者の研究業績のリストもチェックされますよ.つまり,それ専門の機関は無いですし,「廃止する権限」までは持ってないですが,研究成果によってその先の道の険しさが変わってくるような制度はずっと前から存在しています.
ということで,貴方が指摘したことはとっくの昔から実現されているように思えるのですが,何をどうすればいいと言っているんでしょうか?
あ,あれですかね?研究のド素人でも参加できて,気軽に「これってホントは予算いらないんじゃね?え?世界で1位になるんだ?別に2位でいいじゃん」みたいに予算を削れるような枠組みを作るべきだ,っていう主張でしょうか?;-p
それともう1つ,「人を減らせ」というのも実はやってます.おそらく貴方の知らない事実でしょうけど,最近の大学教員の募集は任期付きの率がめちゃめちゃ高いのですよ.例えば,昔は見なかった「特任教授」みたいな「特任」と付いている役職が最近はやたらと多いですが,あれは基本的に任期付き+単年度契約の扱いのはずです.つまり,正社員の代わりに派遣社員で埋めるようなことをやっているわけです.しかも足並み揃えてどこでもそういう募集しかしなくなったので,職の安定性だけ見れば大学教員は派遣社員と大して変わらないレベルになってきています.
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:1)
> 「研究成果」を、誰でも参加できる第三者機関にて審査し、有効性を調査する
誰でも参加できるって言ってもさ。その参加者は永久機関が作れないことくらい分かってるんだろうな。
そりゃ、今時の研究者は、素人に自分の研究とその有用性を説明できるスキルは求められるけど、
そういう方向ばっか目指しすぎると、研究スキルよりも説明スキルの方が重視されて肝心の研究がいい加減になったり、
それどころか、まともな研究者なら即却下するはずのトンデモ研究が持ち上げられたり、
そういう危険性もあることを忘れずに。
1を聞いて0を知れ!
Re: (スコア:0)
>頭いいんだから、出来るべきだよね。。。
議論の質を自ら下げてますね
>社会が保障してあげる義務はない。。。。
極論すれば、義務ですよ。核心技術を失って滅びたいのですか?
>何もしなくていい免罪符にはならないと思います。
誰が何もしてないのですか?
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:1)
>議論の質を自ら下げてますね
たぶん、ACさんに併せてあげているのではないかな?
>極論すれば、義務ですよ。核心技術を失って滅びたいのですか?
核心技術であることを示さなければだめだという文意も、元
投稿にはありますよね。何も言わないで何かやっているね、
それが核心技術であろうが、なかろうが相手にされないでしょうね。
>誰が何もしてないのですか?
ちゃんと必要性を説明する準備をしていなければ、何か難しい
けど意味がないことやっていると同意なんですよね。
何をしているかを示せていないだろう、そしてそれをちゃんと
成果から計測して辻褄を示していないのであれば、
何もしていなかったね..と言われても反論できないでしょう。
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:3, 参考になる)
まあこれはもっともな意見で,実際運営費交付金の毎年一律1%減額なんぞも大学の吸収合併・人員削減を目指したところもあるんですよね.予算が減って苦しくなるのが嫌なら,早く大学の統廃合を進めて配分先を減らせ,と.
ところがまあ(ある意味予想通り),実際には秘書だのなんだのの短期雇用化/雇い止めだの,下っ端(補助系の人々とか非常勤の人)の削減,研究費の削減だので無理矢理乗り切っていると.結果,教員の人件費はあまり削れず,そのしわ寄せで研究費だ備品費だといった部分がどんどん縮小してどうにもならなくなっていると言う.
成果の少ない大学は少ない配分というように運営費交付金の配分額に傾斜をつけて,弱小大学を苦しくして合併を進めようって話も最近は出てるんですが,大学の存在意義自体は必ずしも研究成果だけでは測れないというところもあって反発(と,手法自体の問題)も大きいですし.
#人材育成も大学の大きな存在意義なので,研究成果が少ないからといって即駄目な大学というわけではない.
それでも一応,各大学の教員数というのは徐々に減りつつあります.が,大学としての体をなすためにはそれなりに人数が必要で(十分な授業数・授業の種類を確保する必要がある),非常勤にかなり頼っているとは言っても(私大とか凄いですよね),一大学内の教員を減らすには限界がある.やはり,大学自体の数を何とか減らさないといけない.
大学の教員も大学自体が多すぎることは把握していて,減らさないといけないことはわかっているのだけれども,「じゃあお前のところの大学を廃止するか?」と言われるとそんなことはしたくない.そりゃまあ,自分らの職を捨ててでも日本の大学組織の最適化に邁進しようなんて人間が多いわけがないのは当たり前で.
最終的には否応なく大学の合併をどんどん進めることになるんでしょうが,この問題は結構グダグダと長く揉めると思います.
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:1)
> 学者は頭良いはずなのに、自分たちの地位に対しては保身的な意見しかしないね。
頭いい人たちが起業せずに公務員になりたがるような国だよ。
学者だって安定した地位がほしいさ。
1を聞いて0を知れ!
Re:学者を減らせば良いのに (スコア:1)
少子化だし大学そんなにいらなくね?
↓
法人化して運営費交付金も毎年どんどん削減するよ!優秀な人だけ競争的資金(科研費:今回の話題のこれ)を獲得して生き残ってね。あとバンバン特許とか取って、企業に売りつけるといいよ!
↓
ダメなところは自然淘汰で死んでいってね!
という流れだったはずなんだけどね。10年くらい前から。
実際には、定年延長したので研究者人口は全体では微増したっていう。ただし若手は減っている。
少子化も留学生をいっぱいつれてくればもうちょっと延命できるね?ってなことを言い出す始末。
低偏差値の大学やおらが村の大学にもそれはそれで需要がある。
大学人も皆生き残りに必死。そりゃ人間だもの。
それはそれでいいんだけど、
問題はそれが教育の向上につながっていない、そういう政策になっていないのではないかと思われる点。
Re: (スコア:0)
日本人の人口を半分にしたら生産性は二倍になるとでも?
いくら"一人頭の研究費"を増やした所で、国内に切磋も琢磨も無いガラパゴスで
世界に冠たる研究者が育つとでも?
ついでに言えば競争的獲得資金が大学生全員もしくは
研究者全員に配布されてるわけでもあるまいに、
大学全入とこれとは何の関係も無いでしょう。
学者の数は減らせない (スコア:0)
(さらには学部ごとの学生数の比率の見直しも)
ただし、単純に学者の数は減らせない
頻繁に引用されるような優れた論文を書くのは研究者人口の10%にも満たないが、残りの90%は不要というわけではない
残り90%の凡人は研究の世界の宝くじに当たるの待ち続けることを仕事にしている
当たりくじから画期的業績が生まれることもあるし、宝くじを買う人が減ったら当たりを引く人の数まで減ってしまう
Re:学者の数は減らせない (スコア:2, 興味深い)
残り90%のうちのいくぶんかは役に立っていないクソ野郎という気がします。民間と同様の基準で人事をして、学生に悪影響を与える教員は教員ではなく資料室長補佐代理くらいの肩書きに変えて働いてもらった方がいいと感じています。
最初に除いた10%にも学生に悪影響を与えるクソ野郎は多いので、彼らも研究業績は一度無視して人事をしたほうがいいんじゃないかと思います。そうしないと調子のいい事ばかり言う御用学者がひょこひょこと出てきて、彼らのせいで大学教員が十束一絡げでクソ呼ばわりされてしまうのでたまったもんじゃないです。
二三年くらい吉本興業の人事部に人事を委託してみるのがいいと思うのですがなかなか同意してもらえません。多分自分が真っ先にクビになると思うんでしょう。
Re:学者の数は減らせない (スコア:2, 興味深い)
最近のメディアの論調を見ていますと、「職人」さえ居れば何とかなると考えているのではないかと。
Re:学者の数は減らせない (スコア:2, おもしろおかしい)
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きっと、、、、、、、、、、、
Re: (スコア:0)
>無能学者の雇用を無制限に維持する
そんな事誰も主張してないし、そもそも今回の件とは関係ないオフトピックだと思うんですけど、
続けるの?
>それを、大学希望者が選別さえしなければどこかには入れるだけの定員と学者を用意して
初めて知りましたが、そんな変な学界があるんですねえ
Re:ヒステリーな某大臣が一言 (スコア:1, オフトピック)
Re: (スコア:0)
でも炎上 [yucasee.jp]はするようです
Re:実のある研究なら (スコア:3, すばらしい洞察)
夢に税金を使うなって話で、先ずやり玉に挙るのが科学技術、
だいぶ離れて文科系・芸術系が無駄だって言われる。
で、最後というか全く言われないのがスポーツ系。
スポーツの勝敗に興味が無い自分からすれば、
(たまたま例に出して申し訳無いけど)
なでしこ優勝!夢をありがとう! とか言われた所で、
俺の腹は膨れんし、国の繁栄は担えんし、何が良いのだろう? と思ってしまう。
そんな自分は
無駄なスポーツに振興金と言って税金投入されるは許せん!
大金稼ぐプロの予備群を養成するのに躍起な高校に、なんで運営費を補助しなきゃイカンのだ?
つうか、プロスポーツとして事業が成り立っているのだから、高校生以下の若手育成も自分たちの金でやれよ
なんで文科省が相撲団体のサポートしてんだよ、もともと大金稼いでるデブに更に税金投入するなよ
とか考えてしまう
上記の考えって偏っているし、歪んでいるし、前提となる知識もおかしいのだけど、
科学技術や行政に関して同程度以下の知識しか無い方達が、
一方的に税金の無駄!って叫ぶのも十分歪んでいると思います。
人間、自分が興味ないものは全部税金の無駄ってことにして、思考停止できるんだよね
Re:実のある研究なら (スコア:1, 興味深い)
> もう一度言う。”夢を追う”ならそれも結構。でも税金は使って欲しくない。
これ、どう思う?
産卵場所解明へ…マリアナ海嶺でウナギの卵採取 [yomiuri.co.jp]
税金浪費案件かどうか知りませんが、東京大学大気海洋研究所っていうから、国費の研究なんじゃないかな。
でも「何か日常生活にプラスになるか」というとビミョー。しかし全く否定もできない。国産鰻の養殖に革命が起こるかも。
鰻好きには朗報と考えられる。
「夢を追う」系と「生活に役立つ」系、そのあたりの線引きはできるのか。
ぜひ意見を聞きたい。
Re:実のある研究なら (スコア:1)
考古学とかは全額カットしろという事ですかね。
Re:実のある研究なら (スコア:1, すばらしい洞察)
> 美大や音大は存在からして許されませんか
「絵画や音楽なんか一部の金持ちの道楽で日常生活に何の役にも立たないから税金のムダ!」と指弾されるかもw
#1988516のような輩が増えてくると、日本の知識階級から財産を剥奪のうえ農村へ下放して「税金のムダを減らせ」とか言い出すかも知れません:-P
Re:実のある研究なら (スコア:2)
Re:実のある研究なら (スコア:1)