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プラズマ団(ポケモン)

登録日:2010/10/21 Thu 19:43:36
更新日:2024/11/21 Thu 01:56:58
所要時間:約 7 分で読めます





\プラーズマー!/



ポケットモンスター ブラック・ホワイト』に登場する組織。続編の『ブラック・ホワイト2』にも登場する。


この項目ではプラズマ団の活躍の内、1についてを前半に、2についての記述を分断した後半部分に記述する。
ネタバレを恐れる方はご安心を。






【ブラック・ホワイトでの活動】


イッシュ地方の各地で活動する謎の集団。後の2での情報からすると、BWの3年前にはすでに活動を始めていたようだ。
目的は「人間に従属するポケモンの解放
「ポケモンは未知の可能性を秘めた生き物なのに、人間の下では抑圧されているのではないか?」「モンスターボールに閉じ込められたポケモンははたして幸福なのか?」「ポケモンバトルでポケモンが傷つくのは正しいのか?」といった主張を掲げている。
「ポケモンを捕まえる、集める、戦わせる」が初代から当たり前のように描かれてきたことを踏まえると、それを根底から覆すものと言えよう。

各地のメンバーによる演説活動で↑のような内容を民衆に問いかけており、その内容には反発する人も多いが、共感を覚える人も少なくないようだ。
一方で、悪の組織らしくやはり力ずくで奪うこともあり、作中でも何人か被害者が存在する。
その独善的で胡散臭い行動・言動から(現実では)カルト教団にも例えられ、また国外(特に北米)では過激な活動で有名な動物保護団体「PETA」にも例えられる。

ロケット団のように悪事に利用したりマグマ団・アクア団ギンガ団のように既存の世界を破壊するわけではなく、
目的としてはあくまでポケモンを思っての為、多くの構成員は悪いのではなくむしろ良いと真面目に思っている。
まあイッシュ地方ではタブンネ狩りやビクティニ道場が盛んだったりするしね。

シンボルマークは白黒に塗られた盾状のエンブレムにPとSの文字(プラズマのアルファベット表記「plasma」のP,Sから)が書かれたもの。
戦闘突入時にはPの文字の後ろを逆向きのZを描くようにSの線が横切り、電撃が迸る演出があってかっこいい。

下っ端の服は水色を基調としたもので、中世の騎士あたりがモチーフのようだが、フードを被ってた姿がてるてる坊主のようだと言われ評判はイマイチ……


アニメでは、「ロケット団VSプラズマ団!」において、ロケット団と直接対決!

……するハズだったが、東日本大震災が重なりお蔵入りになってしまった。プラズマ団の出番はシーズン2まで持ち越しに。



【構成員】


プラズマ団の王。
ポケモンと会話でき、モンスターボールに縛る人間を嫌う。


プラズマ団の幹部「七賢人」筆頭にしてNの育ての親。
ローブを身を包み、右目にバックルのようなものをつけている。
ポケモン開放のため、各地で演説に勤しむが…


ロット、アスラ、ヴィオ、スムラ、リョクシ、ジャロ。
各地でしたっぱを指揮し悪事を働く。


ゲーチスに絶対の忠誠を誓った忍者のような三人組。
超人的な身体能力を持ち、たびたび主人公を連行する。


  • したっぱ
プラズマ団の手足となる一般団員。
だが様々な考えの団員が存在しており、それぞれの思想を持つこともうかがえる。

【使用ポケモン】


OPに出ていた2人の女性?誰だっけな…?






以下「1」のネタバレ




【結末】


プラズマ団…というより、ゲーチスの本当の目的は人々からポケモンを手放させて自らの物にし、誰も逆らえないようにして完全に支配することであった。


つまり人間とポケモンとの絆を破壊した上で世界を征服しようとしたのである。


Nに神話に語られる英雄の相棒ゼクロム/レシラムを入手させ、英雄の再来としたうえで最も強いポケモントレーナーのチャンピオンを屈服させ、チャンピオンすら下したNによる号令で人々からポケモンを手放そうとさせる。
それこそがゲーチスの描いていた計画であった。

しかし、Nが旅の中で様々な出会いを経てその思想に変化が生まれたこと、Nはチャンピオンこそ下したがもう一人の英雄に相当する主人公に敗北したことにより、その計画の正当性は崩れてしまった。
すべてを台無しにした主人公をゲーチス自らが排除しにかかるも、敗れたことによりゲーチスの計画は潰える。
その後、ゲーチスはアデクとチェレンに連行されるも、ダークトリニティに救出され行方不明となった。
そして、すべてが終わった後でNは伝説の竜の背に乗ってどこかへと飛び去った。


他シリーズの悪の組織と比べ、ストーリーの根幹まで深く、そして最後まで関わってきて、行動にも具体性が見えるので、実行力としては高いと思われる。
実際、最終局面ではポケモン預かりシステムへのハッキングに成功しており、号令さえあれば預けられているポケモンをすべて解放することも可能だったようだ。
イッシュ地方の在り方が全く変わってしまう瀬戸際だったのである。


そしてクリア後には元団員1人はホドモエマーケットでお香売りをしていたりする。
逆に初見で換金アイテム売りつけて嫌がらせしたのは俺だけでいい。





ゲーチス「だれが 荒らしを しようと!
ワタクシを とめることは できない!」

プラズマだんの ゲーチスが
編集を しかけてきた!

\ゲーチス/\ゲーチス/\ゲーチス/

それぐらい
追記・修正済み ですとも!









※ここからは続編『ブラック2・ホワイト2』のネタバレ有り。閲覧は自己責任でお願いします。















ブラック2・ホワイト2での活動】


前作から2年後も存続。
だが「現プラズマ団」と「元プラズマ団」に分裂した。

服装からか前者は黒ズマ団、後者はてるズマ団という愛称が付いた。


【現プラズマ団】


引き続きイッシュ地方で悪事を働いている。
今回はレシラムとゼクロムの脱け殻ともいえるキュレムを捕獲し、その力で世界を征服しようと企む。

前作に比べて暴力的な描写が増え、悪の組織らしくなっている。
ぶっちゃけ、完全な別組織。

【構成員】

新たにリーダーに就いた男。
白衣とやたらカーブした触覚が特徴。
前作の後にゲーチスにリーダーの座を与えられた。

ポケモンの潜在能力を最大に引き出すことに情熱を注ぐ科学者で、その術を見つけるべく各地を渡り歩いているらしい。
ただポケモンの力を引き出すことが目的なだけなので、本人は世界征服には全く興味がない。更にゲーチスが嫌い

使用ポケモンは主にコイルなどのはがねタイプでんきタイプ
本気モードになると専用BGMが流れる。5,4,3,2,1!!
ちなみに殿堂入り後に戦うことができ、勝つとマスターボールが貰える。
しかし手持ちのレベルが70を越える強敵。

アローラ地方にも登場。服装が腕に謎のパーツを付けたトレンチコートに変わっている。暑そう
キズナに主眼を置いており、Zパワーに目を付けている。
カロスのメガシンカも研究していたらしい。
ウルトラサンムーンではさらに出番が増え…


  • ヴィオ
七賢人の一人。紫の人。
または前作で冷凍コンテナの中で震えていた人。
元々悪党であり、組織の中でもゲーチスを信奉していたようで、摘発されてからもゲーチスについた。
寒いのが苦手だが、生きている実感を感じるということで、敢えて寒い環境に飛び込む。…マゾ?
使用ポケモンもこおりタイプ


  • ダークトリニティ
引き続きゲーチスにつく。
今回は何度か戦闘の機会があり、全員共通してコマタナを二匹連れている。


  • したっぱ
服装が全体的に黒っぽくなった。
元プラズマ団と比べるとシャープで、マスクがついている。通称「黒ズマ団」。


したっぱの多くが悪党だけ残っており、Nを裏切り者として敵視しているが、こっそりNの帰還を期待している団員や、元ギンガ団の団員も居たりする。
他に、協力者としてアジトとなっているプラズマフリゲート内には、
黒ズマ団による支配で世界が平和になることを望むドクターのキリツグやベーカリーも乗船している。

  • ゲーチス
裏のリーダー。七賢人のままかは不明。
前作からやつれにやつれてしまったうえ、精神的に不安定になっているらしい。



【元プラズマ団】


改心して罪と向き合い、人とポケモンのために活動を始めた元団員達。
ヤーコンの力添えもあり、釈放後はホドモエシティの教会跡に集まり、主に身寄りのないポケモンの保護を行っている。
心よりポケモンを愛していたかつての「王」であるNを信仰しており、帰還を望んでいる。

【メンバー】

  • ロット
元・七賢人の一人。茶色の人。
元プラズマ団のリーダー格。
実は善人で優しいおじいちゃんだった。おじいちゃん友達もいる。
主人公にNから預かったせっかち6Uゾロアを託す。

終盤は部下を引き連れジャイアントホールへ向かい、現プラズマ団に対し説得を試みるが…


  • したっぱ
服装は前作のまま。通称「てるズマ団」。
前作ED後からマーケットのお香売りをやっている元団員も相変わらず元気。
監視として、現プラズマ団に何人か潜入している。

思い出リンクに登場するしたっぱとミネズミを世話するしたっぱは、前作にも登場している。

サンムーンのエーテル財団の職員には、ホドモエでの活動を終え転職したという者がいる。
おそらくは元団員なのだろう。


  • 愛の女神/平和の女神
元より争いを好まないことからこちら側。
ゲーム内では他の元プラズマ団員と違って働く描写がない。…引きこもり?

ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2 エピソードN』では、それぞれ「バーベナ」と「ヘレナ」という名が与えられている。
また、『ポケットモンスターSPECIAL』51巻でも女神が同じ名前を名乗っている。
このことから公式設定のようで、服装に関してもどちらともゲームの設定画と同じである。



【その他関連人物(BW2)】


  • N
元・プラズマ団の王。
伝説の竜と共に世界を飛び回っているが、なんだかんだでホドモエの元プラズマ団の様子もこっそり見に行っている。


  • アスラ
しょあ!
元・七賢人の一人。前作で骨盗みしてた人。
現プラズマ団を止める為に動こうとしていたが、主人公達の活躍で既に事態が収まってしまったらしい。というか遅い。


  • バックパッカーのマヨイ
プラズマ団を辞め、放浪の人となった元したっぱの女性。
前作の主人公に敗れたしたっぱの一人らしいが、チャンピオンロードにいるあたりなかなかの実力者。メブキジカを連れている。
「失礼、噛みました」
サンムーンでは、ポニの大峡谷に同一人物かは不明だが同名のバックパッカーが登場する。
こちらでの使用ポケモンはエルフーン。主人公に世界を旅することを勧めている。


【結末(BW2)】


アクロマが自分の中の答えを見つけたことでプラズマ団を離れてしまったため、裏に居たゲーチスが直接行動を開始。
キュレムの強大なパワーでイッシュ全土を屈服させるため、キュレムの力を最大限引き出せるジャイアントホールに向かい、その洞窟の中で追いかけてきた計画の邪魔者――主人公を迎え撃つ。
乱入してきたNのゼクロム/レシラムキュレムによって吸収させるが、キュレムを倒されたことで直接対決に。
それでも勝てなかったゲーチスが(精神的に)再起不能となったことで、遂にプラズマ団の野望は完全に潰えたのだった。




「だからいっそのこと俺達とwikiを荒らしまくる、追記・修正をしようや!今は冷たいwiki籠もりも、お前の事すごいって平伏するぞ」

「…ダメだ。冥殿様が悲しむ…!そんなことはできない…!」

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最終更新:2024年11月21日 01:56

*1 参考に、初代ロケット団:18種類(FRLGでは20種類、LPLEでは18種類)、金銀・HGSSロケット団:14種類、RSマグマ団&アクア団:3種類(エメラルドでは5種類、ORASでは8種類)、DPギンガ団:11種類(プラチナでは7種類)、フレア団:14種類、SMスカル団:13種類(USUMでは16種類)、レインボーロケット団:10種類、エール団:11種類