登録日:2009/05/27 Wed 07:33:19
更新日:2024/11/19 Tue 20:59:08
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ルーミア(Rumia)とは、
東方Project第6作『東方紅魔郷』の1面ボスを務めるキャラクターである。
後に東方文花帖Level.1ボス、書籍版東方文花帖に再登場した。
【概要】
種族 |
妖怪 |
二つ名 |
宵闇の妖怪 |
暗闇に潜む妖怪 |
能力 |
闇を操る程度の能力 |
テーマ曲 |
妖魔夜行 |
Windows版東方の原点、東方紅魔郷において最初に登場した記念すべきボスキャラである。
つまりWin版東方の開幕を飾ったキャラという事を忘れてはいけな…え?Win版は永夜抄から入った?
あ、そっちの人は常識に囚われずに風神録から…、おいおいそっちの人は旧作からやってたのか。
なんてやり始めた順番は兎も角、取り敢えずWin版東方の初ボスはこのルーミアなのである。
【容姿】
さてそのルーミア、外見はどんなものか。
まず白の長袖ブラウスの上に、胸元までしか無い黒のロングワンピースと赤いボンボン付きのミニネクタイ。
眼は少し暗めの赤、髪は山吹色(黄色系色)のショートヘアーに、白の短いラインの入った赤い
リボン。
紅魔郷のおまけ.txtによれば、実はこの赤い
リボンは御札であり、本人は取る事はおろか触れる事すら出来ないらしい。
他に詳しい設定が無い為、誰が何の為に付けたのか等は不明。
年齢は不明だが、身長は140cm程なので人間で言えば10歳前後、幼く可愛らしく非常に愛くるしい。
服装といい身長といい、何か小さくてほわほわしてて、思わず後ろから抱き付きたくなる感じの女の子。
ほっぺたを指でぷにぷにしてやめてよーと言わせたくなるこの感じ、果たして伝わるだろうか。
まぁそんな可愛い彼女だが、こう見えてこの少女、実は妖怪である。
妖怪と言ってもどこぞのカリスマの様に"
吸血鬼"や、立派な角を持つ"
鬼"といった決まった種を持ち合わさない。
言うなれば彼女が“ルーミア”というたった一つの種の妖怪でありもしも彼女がいなくなってしまえば彼女という種の妖怪は…。
分かりやすく書くとすれば、
八雲 紫を想像すれば早いかもしれない。
彼女は"スキマを操る妖怪"であるが、彼女の様な妖怪は他に居ない為、彼女が消えればスキマ妖怪という種は
消滅する。
ルーミアもそんな感じで、流石にスキマ妖怪程の能力は持たないが、やはり彼女の様な妖怪は彼女以外にいないのである。
ただ一人一種とは言え、基本的に彼女は「人喰らいの妖怪」として書かれる事が多い。
これは紅魔郷での台詞「目の前が取って食べれる
人類?」から、他は求聞史紀にて
稗田 阿求も彼女を「人喰らい」として書いている。
結局の所設定が少ないのでどれも推測やその域の話になってしまうが、彼女に食べられるならどんな意味でも本望である。
是非喰ってくれ。
実はあんまり人食いはしない。というのも、幻想郷では人を襲うのは人に討伐されるとセットである為、人を食うのはリスキーなのである。
お陰で
霊夢から「人を襲いなさいよ」と妖怪の存在意義に発破をかけられても「面倒くさい」と返す始末。
カラーリングは魔理沙寄りなのに性格は霊夢寄りである。
前述の台詞も夜中に出歩いた人間を
スルーしていることを聞いた霊夢に咎められて、そのとき夜中であることから返した台詞。
とは言え、ルールの適用されない外来人や紫が攫った人間は普通に喰われる。
【能力】
闇、周囲全体が黒またはそれに近い色に包まれた状態の事で、周囲と比べて光の量が少ない状態を指す言葉。
完全な闇を作り出すことは不可能とされているが、彼女はコレを無視し、自在に闇を発現させる事が出来る。
「闇を操る程度の能力」、これが彼女の持つ能力である。
彼女が能力を使うと例え昼間でも彼女の周りは闇の空間になり、外からは黒い球体が浮かんでいる様に見える。
この闇はいかなる手段を用いても彼女の意思以外で消える事は無いらしく、松明を持っていても中は闇のままらしい。
さて、上にも書いた通りこの闇は消える事も無ければ闇の先を可視する事も当然不可能である為、外から闇の中は見えない。
が、それと同じ様に実は闇の中では彼女自身何も見えていないらしく、度々黒い球体が木等にぶつかる光景が目撃されている。
果ては自分が襲うべき対象である人間が闇の中に入り込んでも気付かないまま通り過ぎてしまったり、色々残念な子、可愛い。
神主のジョジョ好きについて語る際はよく咲夜やレミリアが取り沙汰されるが、ルーミアも「暗黒の球に入るがその中からは外の様子が視認出来ない人喰い」と、似たような奴がいたりする。あの2人と違い狙っているのかは不明。
彼女がこの能力を使うのは主に昼間とスペルカードを使用する時で、新月が出ていなければ夜間でも度々展開する模様。
「日光に当たると、肌は荒れるわ何も考えられなくなるわ髪の毛がカサカサになって枝毛が増えるわ、挙げ句の果てに眠くなるわ…」
との事で、本人曰く昼間は殆ど自身が展開した闇の中にいるらしい、何かボロボロで眠い目をした彼女は実に愛らしい。
…ところで、黒い球体が木等にぶつかる光景がと前記したが、彼女が闇の中で木に頭をぶつけ、涙目で頭を押えている様子を想像してほしい。
次に、自身が展開した闇の中に人間が入り込んでいる事に気付かず「お腹空いたなー、人間いないなー…」と困っている様子を想像してほしい。
どうだろうか、素晴らしいとは思わないかね。
…とまぁ闇を操る能力も彼女を愛でる為の一つの要素なのだが、何も見えない事、物にぶつかる事に関して本人は気にしていないらしい。
可愛らしい見掛けに反して体は丈夫な…というか随分とのんきな様である、流石はルーミア、流石は妖怪である。
因みに、昼間に闇を展開した所で日光を遮る以外に目的がある訳ではなく、寧ろ何も見えないので只彷徨っているだけである。
かと言って夜になって辺りが暗くなってもやはり目的は特に無い為、ふよふよふらふらと当てもなく彷徨っているだけである。
神主によると
『出オチとして「闇を操る」という強そうな能力を持ったキャラクターを一番弱い1面ボスに置きたかった』
という理由でルーミアというキャラクターが生まれたそうな。
この事からルーミアには特徴的なとある二次設定が存在するが、ソレに関しては後述。
…さて大まかな事はこれで書き終わったので、後はオマケ的な事、二次でのルーミアについて適当に書いていく。
【二次設定】
また、妖怪による人食いをテーマにした作品にはたいていの場合登場している。
その場合、名無しの一般人と絡むこと多い。
その一般人がルーミアに食い殺されるか、見逃されるか、性的な意味で喰われるか、はたまた(実は名うての猛者だったりなどで)返り討ちにされて逆に性的な意味で喰われるか…は作者と作品しだいである。
ただ、ルーミアの場合はカップリングよりも、以下の二点が注目されることが多いだろう。
東方ユーザーにとっては、最早"それ自体がルーミアを指す"とも言える単語がある。
『「そーなのかー」』
紅魔郷霊夢ルートのボス戦前の会話と、東方文花帖(書籍)にて使用された単語で、どちらも一度のみ。
が、余りにも印象に残ったからか、二次創作でのルーミアはやたら「〜なのかー」、「〜なのだー」、「〜のかー」、「〜のだー」「〜のか?」、「〜のだ」と間の抜けた語尾を用いることがある。
『「わはー」』
ルーミアが発した言葉…ではなく、
実はどの作品でも発していない単語。
元ネタはF&C FC01製作のエロゲー水月のキャラクター、
大和鈴蘭の口癖らしく、二次設定である。
因みに、何故そうなったのか等の詳しい事を筆者は知らない為、あまりこの場で色々書く事は出来ない。
筆者の様にあまり詳しくないネタを不用意に多用すると色々嫌がられるので注意、TPOである。
『その他』
また、一部のゆっくり茶番劇でのルーミアの口調はただでさえ魔理沙とカラーリングが被っているのにも関わらず何故か男口調になっている事がある。
一応言っておくが本来のルーミアの口調は霊夢に近いらしい。
上記二つ含めやはり出番が少ないのが原因だろうか…。
闇を操るという一見強そうに見える能力と、髪に結ばれた謎の赤い御札、そこから生まれたのがEXルーミアという設定である。
御札が誰かに意図的に外される、または何かの衝撃で解ける等した場合に封印が解けて、もう一つの人格が覚醒するという設定。人格が同じ場合もあると思われる。
ルーミアが関わる二次作品には高確率でこのEXルーミアという設定が使われる為、認知度は非常に高く、また人気自体も高い。
このEXルーミア、出てくる作品によるが、カリスマ性は
紅魔館の主に、強さは
狂気の妹に匹敵する等、かなりの高スペック設定を持つ。
EXルーミア関連の画像では高確率で黒い西洋の大剣を持っている事が多いが、これの元ネタは「
ストームブリンガー」だと思われる。
これは殺した相手の魂を喰らう事の出来る剣とされていて、恐らく魂を喰らう事をルーミアと掛けたのであろう。
リボンを結んでいて、小さくてほわほわしてて「そーなのかー」な何とも愛らしいルーミア。
封印が解けて、一気にカリスマが溢れて「ふふっ…そうなのか…」なんてクールなEXルーミア。
1度で2度美味しいとはまさにこの事である。
なお自らお札を外す場合もある(原作設定涙目。まぁルーミアに限った話ではないが)。
「ほー…、そうなのか…」
なお紅魔郷メンバーは3面以降のボスが紅魔館関係者ばかりかつ、2面ボスの
チルノと大妖精も人気キャラである。
その為に外部ゲーム等での出番は多いのだが、
それらのコミュニティから独立しているルーミアは出席率が低い。
とはいえ彼女もWin版東方最初の刺客で妖精以外では貴重なロリキャラ。
更に食べることに興味がある、十字架ポーズ…などで動かしやすい性格をしている為、東方ブーム最初期の頃は出番も多かった。
…
というわけで2023年現在は「今は悠々自適に過ごしているがかつてはブイブイ言わせてた」なんてキャラにされることも。
ルーミア 「目の前が取って食べれる項目?」
霊夢 「追記編集って言葉知ってる?」
- 神の棒読み -- 名無しさん (2013-09-10 14:55:02)
- そーなのかー。そうなのか…。そうなのか?そうなのか!! -- 名無しさん (2013-09-10 15:19:30)
- うん -- 名無しさん (2014-01-15 22:20:24)
- 陰陽鉄でお留守番ポジションやってるルーミアいいよね -- 名無しさん (2014-01-15 22:28:35)
- あんまりあの作品の話するのもどうかと。いや、嫌いじゃないが。 -- 名無しさん (2014-01-15 22:35:19)
- 携帯アプリ版のルーミアは強かったなー。最後のスペカが鬼畜すぎて、まぐれで1回しか取れなかったw -- 名無しさん (2014-08-01 13:16:31)
- なんか容姿があまりにも「普通」過ぎるのが却って怖い。お前らみたいなのを釣るために非力でか弱い人間=幼女に擬態している姿だったりするんじゃあるまいか、ハナカマキリみたいに -- 名無しさん (2014-09-27 03:48:07)
- 正体は吸血鬼妹が変装して夜な夜なふらつき回ってるときの姿 -- 名無しさん (2015-03-11 20:50:59)
- ↑そうなのか -- 名無しさん (2015-10-21 17:32:37)
- 思えば単に『光が無い状態』に過ぎない闇に謎の物理的な殺傷力持たせてこれが深遠なる闇の力だククク・・・とか抜かしてる一般的な闇使いの方が不純だわな。こんくらいでいいw -- 名無しさん (2016-01-29 08:29:50)
- 外来韋編の対談曰く、非想天則の追加キャラ候補だったとのこと -- 名無しさん (2016-07-07 08:44:09)
- クイーンズブレイドのメローナと戦わせてみたい -- 名無しさん (2016-11-21 17:20:41)
- 人は本能的に闇を怖がるからな・・・その人が持つ本能的な恐怖心が具現化したのがルーミアなのかもしれん -- 名無しさん (2016-11-21 18:15:38)
- 思うに、昔はもっと強大な存在だったんじゃないかな。今よりももっともっと人の周りに夜の闇が溢れていた時代。闇への恐怖が薄れて力を失ったんじゃなかろうか。蟲や獣や自然現象なんかの妖もその類だけども。 -- 名無しさん (2016-12-01 04:01:56)
- バカルテットの一員でそーなのかーなイメージしか無かっただけに、実際に紅魔郷原作プレイしたら想像以上に饒舌でビビッた覚えがある。 -- 名無しさん (2018-01-10 22:36:14)
- 記事作成者のルーミア愛に敬礼 -- 名無しさん (2021-04-10 15:28:43)
- 一部のゆっくり茶番劇じゃ何故か男勝りな口調になっているよな…ただでさえ魔理沙と色が被っているのに…。 -- 名無しさん (2022-09-27 14:59:31)
- 人間を襲う努力をしなくても闇への恐怖は普遍的なので、ルーミアは毎日ふよふよしてるのかな? -- 名無しさん (2022-12-22 22:50:52)
- ルーミアと言えば東方キャラの認識が定着して不動の20年以上、その滅多に見られない名前はここ数年で多作品に登場して来たようだ、サキュバスのフィリニオン=メリディアーナ=ルーミア(けものみち)、ラミア族のルーミア(異世界食堂)、ルーミア(エターナルツリー) -- 名無しさん (2023-01-17 07:15:13)
- 十進法の両手を広げたポーズからタイタニックと関わらされる事も -- 名無しさん (2024-03-20 20:45:13)
最終更新:2024年11月19日 20:59