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ニンファドーラ・トンクス

登録日:2015/11/09 Mon 22:26:35
更新日:2024/02/20 Tue 22:35:47
所要時間:約 5 分で読めます





ハリー・ポッターシリーズに登場する魔女。

演:ナタリア・テナ
声:日野未歩

闇祓いであり、不死鳥の騎士団の一員。

自分の外見を自由自在に操れる「七変化」の能力を生まれつき持っているが、普段は大体紫色の髪の毛で過ごしている。

父はテッド・トンクスで、母はアンドロメダ・トンクス。
母アンドロメダはブラック家出身だが、マグル生まれのテッドと結婚したため、家系図から消された。このため、ブラック家に仕えるクリーチャーは彼女に従わないとされる。
ドラコ・マルフォイ(母の妹ナルシッサの息子)やシリウス・ブラック(母の従兄弟)、ベラトリックス・レストレンジ(母の姉)などは血縁者にあたる。

ホグワーツ魔法魔術学校在学中はハッフルパフ寮所属(作者の情報より。)。最難関の闇祓いの職業に就いていることから、成績は極めて優秀だったと思われるが、寮監曰く「監督生の資質(お行儀よくする能力)に欠けている」とのことで監督生にはなれなかったという(首席であったかどうかは不明)。
やや不注意な面があり、皿を割ってしまったりするほか、家事の魔法は母親ほど上手には使えないという。「隠密追跡術」の試験では落第ギリギリだったという。
余談だが、彼女が闇祓いの資格を取ったのはハリーが4年生になる時(5年生になる1年前)であり、闇祓いになるには3年の訓練が必要であることから、学年はハリーの7つ上であることが分かり、ロンの次兄チャーリーと同学年となる。

アラスター・ムーディとは親しく、ムーディの秘蔵っ子と言われている。

母がつけた「ニンファドーラ」という名前は「かわいい水の精ニンファドーラなんてバカげた名前」として嫌っており、知人(5巻の時のリーマス・ルーピン等)にはトンクスと呼ばせている。
ただし、母アンドロメダは相変わらず「ニンファドーラ」と呼んでおり、ダンブルドアやスネイプ、マクゴナガルに「ニンファドーラ」と言われた際は反論をしなかった。
父テッドは「ドーラ」と呼んでいる。


以下、各巻での活躍

5巻『不死鳥の騎士団』

ヴォルデモート卿の復活により再組織された「不死鳥の騎士団」の一員となる(前回の活動時は若すぎて入団できなかった)。

ハリーをダーズリー家から不死鳥の騎士団本部であるグリモールド・プレイス十二番地に護送する先発護衛隊の一員として初登場。以降ハリーと親しくなる。

キングズ・クロス駅や聖マンゴ魔法疾患傷害病院へ行く際も護衛を務めている。

終盤の神秘部の戦いでは、死喰い人に襲われたハリーらの助けに駆けつけるが、ベラトリックスに敗れ、聖マンゴに入院する。


6巻『謎のプリンス』

ヴォルデモート卿の復活が報じられたことにより、ホグワーツの警備を担当するようになる。ハリーがホグワーツ特急で動けなくなった際には救助に来る。

前巻とは人が変わったようにまじめな性格になっている他、やつれたように見え、「七変化」に支障を来たしたり、守護霊が変化したりするなどの症状が出たりするようになる。

トンクスの変化の原因を、ハリーは「トンクスは亡くなったシリウスを愛していたから」、ハーマイオニーは「ベラトリックスを倒せなかったことでシリウスの死の責任が自分にあると考えたから」などと推測したが、実は…

終盤で、彼女がリーマス・ルーピンに想いを寄せていたことが判明。
なかなか想いが通じずに憂鬱になっていたらしい。
ビル・ウィーズリーフェンリール・グレイバックに噛まれても婚約者のフラーが想いを変えなかったことを皮切りに、半ば強引にルーピンに自分の想いを認めさせ、最終的にルーピンも彼女を受け入れた模様。


7巻『死の秘宝』

ヴォルデモート卿の口より、ルーピンと結婚したことが明かされ、これを契機にベラトリックスから命を狙われるようになる。

「七人のポッター」作戦では、ハリーに化けたロンの護衛を務める。ベラトリックスの夫のロドルファスを負傷させるも、ベラトリックスにより執拗に命を狙われる。
(ベラトリックスは目つきと髪の色以外は妹であるトンクスの母アンドロメダに似ているということで、母親似の伯母に命を狙われるのはどのような気分なのだろうか。

アラスター・ムーディの死亡を知らされた時には啜り泣く。

間もなくして夫ルーピンの口より、彼女の妊娠と、実家に帰るつもりであることが語られる。

翌年の4月に息子を出産、父親と夫の名前を取ってテッド・リーマス・ルーピンと名付け、ハリーを後見人とする。

ホグワーツの戦いでは、当初は母親・息子と家にとどまっていたが、「夫の様子が分からないのに耐えられない」ということで参戦する。
息子より夫を優先するあたりは、「母の愛」を強調することが多いハリー・ポッターシリーズでは珍しいかもしれない。
アバーフォース・ダンブルドアより、リーマスがアントニン・ドロホフと一騎打ちしていると聞いて駆けつけに行くも…



ベラトリックスの手にかかって殺されてしまう。



ルーピンもドロホフに殺され、彼女やルーピンの死はハリーに深い悲しみをもたらした。

19年後、息子のテッド(テディ)はビルとフラーの娘ヴィクトワールの見送りにキングズ・クロス駅を訪れている。



作者によると、テディにはルーピンの人狼でなく、彼女の「七変化」の能力が遺伝したということであり、祖母アンドロメダに育てられているとのことである。
また、テディはホグワーツでは彼女同様ハッフルパフ寮所属で、首席になったことが明かされている。
きっと両親の優秀さを受け継いだのだろう。

また、「ポッターモア」の書き下ろし「リーマス・ルーピン」の項目では、彼女とルーピンのエピソードが詳しく書かれており、実は早い段階から両想いだったことや、2人で張り込みしていた時のエピソード、結婚式の様子などが記述されている。





追記・修正は七変化の能力を身につけてからお願いします。


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最終更新:2024年02月20日 22:35