登録日:2011/07/28 Thu 19:22:03
更新日:2024/09/06 Fri 11:54:06
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【性能諸元】
型式番号:MS-06FZ
分類:量産型
頭頂高:17.5m
本体重量:56.2t
全備重量:74.5t
動力:熱核融合炉
装甲材質:チタン・セラミック複合材
開発・所属:
ジオン公国軍
武装:
- 90mmマシンガン
- シュツルムファウスト
- ハンドグレネード
- ヒートホーク
- シールド
【機体解説】
ジオンの主力MSである
ザクⅡを、「統合整備計画」に則り大幅に改修を施した機体。武装も「統合整備計画」に沿った物が使用されている。
ザクの系列機体だが、ジェネレータ以外の殆どの部品が
ゲルググと共通しているためにスペックは高く、他の統合整備計画準拠の機体との機種転換も容易であり、操作性も新兵が扱える程に良好。
更に推力はスラスター数の増加によりF型の80%増しに。
これは
シャア専用ザク(F型の30%増し)を上回り、
ドムに匹敵する程のもので、ホバー走行さえも可能。
しかし推進材の総量は従来の
ザクⅡと変わらず、戦闘継続能力は
ザクⅡの半分程度と言われている。
それに加えロールアウト時期が大戦末期、ビーム兵器を搭載していないなどの理由から目覚ましい活躍はできなかった。
バリエーションとして、バケツを被ったような頭部のBタイプ、通称"フリッツヘルム"も存在する。ぶっちゃけドイツ好きメカデザの趣味。
その他にも従来の隊長機と同じくブレードアンテナを装備した機体や、中にはフリッツヘルムにブレードアンテナを備えた機体もある。
ちなみに、当初はただの
ザクⅡのリデザインverだったが、見た目が違い過ぎたため(と、バンダイのプラモ販売戦略のため)
ザクⅡの改修機扱いになった。
つまり、何か一つ間違えば、「
ザクⅡ(0080版)」になっていた
というわけだ。
【劇中での活躍】
0080
ジオン側の主役機として
バーナード・ワイズマンが搭乗。
第一話からいきなり撃墜されてリボーコロニーに落ちてしばらく放置されていたが、アルの協力を得たバーニィがジム等のパーツも使って修復。
コロニーを、少年の笑顔を守るため、当時連邦軍最強のMSである「ガンダム」、
NT-1アレックスに単騎で挑んだ。
性能差は圧倒的ではあったが、アレックスは
ケンプファー戦以降満足に整備もできてない状態であったこともあり、サンタのダミーバルーン等の罠を駆使して互角の戦いを繰り広げる。
最終的にはアレックスを中破にまで追い込んだが、自身もビームサーベルでコクピットを突き刺されて沈黙。
両者相討ちとなり、バーニィは死亡した。
映像作品では最初(時系列では2番目)にガンダムを倒したザクとして知られている。(実際には倒してない)
因みにこの時の本機の武装は罠を除くとヒートホーク一本。
バーニィに資質があるのは明白だが、本機の性能の優秀さもうかがえる。
忘れられがちだが一話冒頭のリボー宙域での戦闘に数機が参戦し、一機はジム・コマンドに派手にぶった切られて撃墜されている。
OVA版ではザクバズーカを持ったB型がトリントン基地襲撃に参加するが、僅か1カットのみで言われなければ気付けないレベルで存在感がない。
外伝漫画『『
袖付き』の機付長は詩詠う』では海賊が運用している様子が描かれた。
【立体物】
1/144、HGUCで発売。
HGUCでは右手首がライフル持ち手しかないのでHDM必須。(旧ザクから流用するのもありかもしれない)
旧作こそ早くに発売されたものの、HGUCはほとんどの0080機体に追い越されての発売となり、MGは未だに発売されていない。
なおHGUC版はアレンジされており、若干スマートになっている。
右手首の仕様と線の細いプロポーションが不評を招いたが目立つ欠点はその二点ぐらいで、
プラモデルとしての出来その物は十分に優秀。
後にUC版が
プレミアムバンダイより発売。
新たにマーキングシールとリバイブ版
ザクⅡからの流用でザクバズーカが追加。
ザクⅡからのパーツ流用の為、
ザク・マシンガンやハンドパーツが余るが、ハンドパーツは手甲のジョイントが合わず使用には改造が必要。
1/100は2019年、ついにREで発売。
アレックスのMGが同時期にVer.2で発売されるが、並べても違和感のない良キット。
【漫画】
ザク改名義でケンプファー、
ゲルググJの部下として登場。
れんぽーの情報を得る目的でアレックスと文通を行っていた。
だが文通を続ける内に、なんだか彼女に
自分のこととかいろいろと知って貰いたくなってしまい、
その日行う作戦内容をそのまま手紙に書くという大ポカをかましてしまう。
ザク改「ケンプファーさん‥‥これが恋というヤツでしょうか?」 ドキドキ
ケンプファー「とりあえず死んでみるか?」 ビキビキ
傷痍軍人を中心とする首都防衛大隊の主力機。本作では指揮官機含めて全機がB型。
この機体は傷病兵でも扱えるように片手・片足でも動かせるように操縦系が改造されており、式典用に見栄えが良いからか白く塗装されている。
慣熟訓練の一環として射撃訓練をしている姿を見せた他、ズム・シティで発生したダイクン派のクーデターでは首都防衛大隊の主戦力として決起に参加。雪の降り積もる市街地で親衛隊と激戦を繰り広げた。
実はシルエットが旧キットよりもHGUC版に近く、カラーイラストを参考にHGUC版を塗装すれば首都防衛大隊仕様機の再現はかなり容易。
【ゲーム】
作品の看板パイロットが乗った事もあり様々な作品に出演している。
バーニィの愛機として登場する他、雑魚敵としても登場。
昔は普通の
ザクⅡと混同されており、
ザクⅡのグラフィックで本機名義のこともあった。
昔はポンコツだったが、旧型贔屓のIMPACTではフル改造すれば強機体となる…数値上では。
実際は武器のバランスが悪すぎてシャアザクの方が優秀。
F完結編以降のCB・GC・XO以外のスパロボの
シャア専用ザクは本機に角を付けて赤く塗装したレプリカである。
が、性能はしっかり3倍。元がポンコツの3倍と馬鹿にするでなかれ、
3倍の運動性140はF91より高く、3倍の移動力は12というブッ飛んだ足の速さになる。
逆に言うと並みいるガンダム達もポンコツの3倍に満たない連中がいるということである
しかし武器性能だけはザク改と同じなのであった……
まぁ、ここまで3倍になってたら本当に主役ガンダム達を喰いかねないしな。
グラフィックもザク改に角をつけて赤く塗ったものになるので、スパロボオリジナル機体と言えなくもない。
なお、本人(シャア)が搭乗して来た事は無い……が、F完結編に登場する機体はクワトロ直々に「私がロンド・ベルと戦った時に乗っていた機体」と言っているので第3次に出てきた
シャア専用ザクは信じ難いがコイツらしい。
GCで初めて元祖
ザクⅡと共演。
GCの移植作のXOでは、バーニィ搭乗時に限りクリスのアレックスとの合体攻撃が追加された。昔よりはだいぶマシな性能になっており、アレックスはそれ以上に強くなっているので、愛があれば十分最後まで使っていけるようになった。
Operation Extendでは残念ながら合体攻撃はなくなったが、十分実戦で使える性能になっており、なによりハンドグレネードが
MAP兵器になった。
他の
MAP兵器とは異なる特殊な武装で、ステージ中に設置し、起爆コマンドを選ぶことで攻撃できるというものとなっている。
その性質上扱いづらい武装だが、システム上味方ユニットの一つとして扱われ、包囲効果も発生するため、その特性を生かしていきたい。というか、攻撃よりもむしろこちらの方がメインになりがち。
ただし、難点として、敵がジオンの時は出撃できないようになっている。
ザク系の機体からかなり早い段階で開発できる。
特筆すべき性能は無いが、主人公格の機体であるためステージにおける演出面では優遇されている。
WORLDではこの機体からいきなり
ザクⅢを開発可能
特に無印のCGムービーは必見。
コスト1000のマシンガン機体。
性能は1000ながらバランスが良く、時限式のハンドグレネードでさながらボンバーマンのように戦う。
稼動初期は足回りの微妙さなどから弱機体扱いされていたが後に評価が上がった。
サブのGクロスオーバーでは巨大なサンタを複数召喚する。
前作から引き続き続投。
マシンガンが全機体の中でもトップクラスに優秀で、アシストのハイゴッグも少々弱体化したものの相変わらず弾速と誘導に優れている。
時限式グレネードもNEXTダッシュのおかげで気軽に投げやすくなっており、グレネード投擲は強誘導でNEXTダッシュしても振り切れないことも。
グレネードを除き、全体的に射撃が威力の割に補正が緩めのためコスト1000とは思えない火力を発揮することが出来る。
格闘もコスト1000としてはなかなかのものを持っている。
時限式グレネードを始め、グレネード投擲・アシスト・あがきの格闘などと迎撃に使える選択肢が豊富で向かってくる相手を迎撃するのは非常に得意。
が、機動力は前作より大分マシになったものの相変わらず低めなので高機動
前作から続きコスト1000で続投。
グレネード投擲は削除され、当たるとスタンさせるサンタ爆弾が追加された。
反面、格闘性能や
ハイゴッグの性能はやや劣化している。
また時限式グレネードも飛距離や方向の投げ分けが細かく出来るようになった上、今までより早いタイミングで起爆出来るようにもなり、グレネード機体としての特色が強くなっており狙って当てやすくなっている。
基本的にこの
ゲームの射撃は自動照準で相手に銃口を向けるものが殆んどなため「相手の進行方向を予測して攻撃を設置する」ということを比較的ローリスクに行えるのはコイツぐらいであり
覚醒すると一度にグレネードを3つ同時に投げられるようになる。
弾数は3つだが、全て投げると3×3=9個が一度にバラまかれ、起爆すればステージが火の海になる。「一人だけ違う
ゲームやってる」とか言われることも。使いこなせば盾捲り等の鬼畜ぶりを発揮する。
覚醒を絡めた文字通りの爆発力は圧巻であり、コスト帯はもちろんのこと、全機体を考慮してもなお最強クラスのスペックだった。
同じく1000コストであるヒルドルブとの相性がよく、
ザクⅡ改×ヒルドルブで全国大会の準優勝までいったペアもあった。それほどまでに強いのである。
相手からすれば、落としてもたったの1000コストなので、撃破難易度に反して見返りが少ないと感じる理不尽さもあったほど。
もちろんグレネードもリロードされてくるおまけつきである。初代ガンガンの黒キュベじゃないんだから…。
マシンガンの射撃中に格闘入力するとマシンガンの弾が収束する。
バグか?と一時期騒がれたが結局修正はされぬまま。
因みにこのシリーズで唯一ガンダムタイプが登場しているにもかかわらずそれを差し置いてNextまでは主役機扱いという破格の待遇を受けたザクでもある。
しかもNextの出撃ムービーではアレックスは一秒も映ってなかった。
続編のFullBoostではさすがにお仕置きされてしまい、グレネードの弾速、威力が劣化した上に覚醒時に投げられるのは3×1のみになってしまった。
代わりに全機体共通として覚醒技が付与されたりはしたが、やはり弱体化は否めない。
次のMaxiBoostでは覚醒時のグレネードが3×2に増加。各種武装も上方修正が入るなど一応の性能上昇は施されたが、基本性能は初代から変わらないためグレネード頼りな所が大きい。
Extreme VS2では遂に覚醒時のグレネードが3×3に復活。しかしインフレが加速した環境においては、かつての最強は今の並程度にしか落ち着かない。
一応一発限りの疑似覚醒技や、ケンプファー呼出などの新規武装は貰えた。まだまだ戦えることは戦えるので、諦めずに使っていきたい。
登場はジオンの系譜から。
地上宇宙両方で使用可能で運動性は高いし、マシンガンなのでメイン射撃の手数が少なすぎる
リック・ドムのよりも戦果が安定するし、格闘の手数も多めとなかなかの使い勝手を誇る。高機動ザクや
リック・ドムと違いルナ2攻略戦である程度作った後そのままジャブローに投入できるのは大きい。
更には近代改修が実装されたアクシズの脅威ではここから
ハイザックや
ザクⅢといった後世の機体にグレードアップが出来るので、更に無駄が減少した。
コスト200の近距離機
メイン武器に集弾率の高さだけが売りのMMP-80マシンガンA/B/Cを、サブウェポンには自衛に優秀ながら考えて使わないと味方殺しにしかならないハンドグレネイド、牽制用のシュツルム・ファウストを持つ
早期に支給され低いレベルで安定した性能を誇る中コス機体。
Rev2中期まではジオンで近距離に困ったらとりあえずザク改と言われるほどで、近距離の基本を学ぶにはうってつけだった。
現在のRev3.xxにおいては機動セッティングの3のホバーは削除され、4のホバーも(弱)から(微)に変更。
APの低さと機動性の半端さ、瞬間火力の欠如等の理由から敢えてザク改を選ぶ理由は失われている。
REV3.20で武器の性能などが上方修正された。エクストラカラーとしてBタイプも登場する。
バーニィ編で使用でき、クリアすることで入手可能。性能自体は120mmザクマシンガンが使えない点を除けばS型とほぼ同等。
原作通りマシンガンは弾切れなのでヒートホーク1本だけで勝負する必要があるが、ジオン編では露骨に難易度を上げられている本作のご多分に漏れず、原作とは違ってガトリングがフル装填済みのアレックスを相手にしなければならない。
幸い、うまく地雷に誘導してやればダメージを稼ぎやすい。さすがにこれだけでは削りきれないが、立ち回り次第では初期レベルでも撃破可能。
逆にクリス編では破壊対象として登場。原作を反映してかクリスの能力が本作ワースト級に設定されており、レベルが低いうちはジム並みの耐久力と機動力しかないアレックスを操作しなければならない。
原作通り初回プレイ時はガトリングがわずか20発しか装填されておらず、バルカンもないのでビームサーベルを使わざるを得ない。
例によって森林地帯には地雷が埋められており、初見では誤って踏んづけて逆に自分がミンチになることもしばしば。うまく回避したとしても低レベルではヒートホークの一撃で撃墜されるため、原作とは逆にバーニィになぶり殺されてしまう。
ハヤト編「宇宙要塞ア・バオア・クー」ではボスとして5機登場し、ホワイトベースを狙ってくる。
カイ編では
ゲルググとはいえルーキーだったが、こちらはベテランが搭乗するので総合的にはかなり強く、ただでさえ元々満身創痍なホワイトベースがさらに追い詰められる。
一部の個体は120mmザクマシンガンを装備しているが、NPC専用なのでプレイヤーは使用できない。
LINXTAGE Season04からポケ戦参戦に伴い、搭乗者のバーニィ共々参戦。
主人公機ではあるが、ワンオフ機や
専用機でもない
量産機でありながら最高レアリティで収録されている。
主武装がヒートホークで能力はレアリティ相応高めだが、優れた地形適正や優れた武装があるわけでもない。
所持アビリティはデコイ。これは自身の周囲に3つのデコイを設置するもの。デコイそのものは増援と違い攻撃もせずただ立っているだけ。
敵の殲滅や防衛は射程範囲にデコイユニットがあるとターゲットを定め、攻撃を始める為、デコイが破壊されるまでは少しの時間稼ぎが可能。
ただし設置した時点ですでに敵機に狙われいるとデコイを狙ってくれるわけではないので注意。
他の機体も同様のアビリティを所持しているものがいるが、本機のデコイは本機限定のサンタバルーンが登場する。
同弾の
クリスマスのプロモーションキャンペーンでは、射撃型でアビリティが同じデコイ持ちのカードが収録。
パラレル版ではアルの瞳に映った
ザクⅡ改が描かれている。
追記・修正お願いします
- Bタイプはギレン暗殺計画の首都防衛隊のがかっこいいんだよな -- 名無しさん (2013-07-16 19:56:18)
- ガンダム映像化作品初の、主役になった量産機(非映像化作品だと、MS戦記のF型ザク) -- 名無しさん (2013-10-25 14:15:17)
- Gジェネでバーナード・ワイズマン流しながらGNシリーズや、GATシリーズ、ZGMF(うろ覚え、ザフト製のMSの事)、MFや、100m超えのMAをヒートホークでぶったぎるの楽し過ぎワロタ、単騎で70機近いユニットを葬るのも不可能じゃないのがまた楽しい -- 名無しさん (2013-12-08 22:31:07)
- 本来はTV版ウイングゼロに対するゼロカスの扱いだったって事か? -- 名無しさん (2013-12-24 02:30:27)
- ↑だいたいあってる。 -- 名無しさん (2013-12-24 02:33:16)
- ↑5 親衛隊はF2だっけ? -- 名無しさん (2014-03-02 00:07:39)
- ところで、ブレードアンテナ付きの隊長機って再現できる? -- 名無しさん (2014-07-16 06:36:10)
- マシンガンのイメージが強いけどバズーカも装備出来る模様。統合整備計画のおかげかジャイアントバズを装備する作品もあったような -- 名無しさん (2014-11-26 01:26:47)
- ↑2 頭部中央あたりに他キットからブレードアンテナを移植して整形すれば十分再現出来るよ。 -- 名無しさん (2015-01-30 03:35:24)
- これのBタイプがPS2ガンダム戦記における俺の愛機だった。RG化待ってる。 -- 名無しさん (2016-12-29 10:56:48)
- 0083のザクも一応ザク改が混じってる -- 名無しさん (2017-05-15 12:32:00)
- カラーリングはやっぱザクⅢ改意識なのかねコレ -- 名無しさん (2017-07-16 19:43:06)
- エクバでは最早1人ボンバーマン状態。強い奴が使うとマジで手がつけられん -- 名無しさん (2019-08-13 22:11:21)
- ↑テクニカルな強さだからやられても感心の方が先に来るいい感じの強さだと思う -- 名無しさん (2019-08-13 22:59:02)
- まあ強化されたけどあんま目立たないね・・・ -- 名無しさん (2019-09-07 19:38:11)
- ガンneだと敵で出てきたときのうっとおしさが半端ない。やたらCPUがこいつ使うのうまい -- 名無しさん (2024-08-02 13:31:37)
- こいつがロールアウトしてたと言え継戦能力が落ちたこいつは -- 名無しさん (2024-08-02 16:00:07)
- 果たして使いやすいと言えるのか -- 名無しさん (2024-08-02 16:00:29)
- 果たして使いやすいと言えるのか -- 名無しさん (2024-08-02 16:00:57)
最終更新:2024年09月06日 11:54