登録日:2024/10/20 Sun 13:18:45
更新日:2024/12/04 Wed 00:12:03
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アタイは ライム! A.K.A ソウルフルビート!
語りな バイブス! 霊・生命! 勝負するフィールド!!
CV:斉藤貴美子(アニポケ)、
木村昴(放課後のブレス)
人物
色黒の肌に抜群のスタイルをした厚ぼったい唇が特徴的な熟女。
年齢は不明だが作中では会えないものの孫もいるとのことなので最低でも50代以上、本作の女性ジムリーダーでは最年長だろう。また、オレンジ/グレープアカデミーで教師を務める
タイムは姉。
本作のジムリーダーの例に漏れず兼業家で、ライムのもう一つの顔(というより本業)は
「ソウルフルビート」の異名を取るその道40年のベテランラッパー歌手。その為か、商売道具ともいえるマイクを肌身離さず持ち歩いているし公式絵でも携えている。
「世界でもそこそこ名が知れている」とは本人の談で、
ピーニャはライムのファン。
歌手を志したきっかけは、子供のころ共に過ごしていたこいぬポケモンが死んだときに思いを歌として紡いだところ、そのポケモンがゴーストタイプのポケモンとして蘇ったことらしい。
シリーズを通して幽霊が出てくることは茶飯事ではあったが、図鑑の説明文以外で死んだポケモンが幽霊となって出てくるのを認知された話は初である。
そういうのみんな認めてる世界なんだ……。
一人称は「アタイ」で、二人称は「アンタ」。
淑やかなマダムであるタイムとは対照的にこちらは勝気・豪快な妹なのに姉御肌。一方面倒見がいいという点は共通している。
そのタイムに手編みのカーディガンを贈られたときには「ババくさい」と難色を示しつつも最終的にはオフの日に着ることを了承しており、姉妹仲は良好と共に頭が上がらない模様。
口調も所々に韻とリズムを交えたラッパー調のものが混ざる。
実力と経験が伴った立派な大人だが、意外なことに
ジムリーダーとしては務め始めてまだ1年半というぺーぺー。
もともとフリッジタウンではタイムがいわタイプのジムリーダーを務めていたが、1年半前の
アカデミー教職員総入れ替えに伴い彼女はジムリーダーを辞任。
その穴を埋める形でライムが新たに就任したという訳である。
そんな経緯もあってかジムリーダーの中でも特に上昇志向が強く、上司の
オモダカには
「ゴーストタイプの強さを認めさせたい」という焦りを伴った思いを抱いており、本人に対しても歯に衣着せぬ物言いを辞さない。
後述するが、ジムの視察で当人ではなく代行として
主人公がやって来たときには露骨に不服そうな様子を見せた。
なお当のオモダカからの評価は
すこぶる高い事が、視察後の問答にてライムの名を挙げた時の反応から読み取れる。
トレーナーとしての力量は勿論、ともすれば不遜とも取れる自らへの態度も、日頃から優れた人材を求めているオモダカの目には強いハングリー精神と好ましく映るのだろう。
あからさまに渋い顔をさせるどっかの誰かにも見習ってほしい物である。
なおそのどっかの誰かはライムが試合用のコートを受注しなければ契約件数が0件だったらしく変なところで繋がりがあったりする。
その他ゴーストタイプの使い手という事で霊が視認できるだけでなく除霊もでき、ダウンロードコンテンツでは
ある人物に持ちかけている。
ジムチャレンジ
彼女のジムでのチャレンジ内容はずばり「オープニングアクト(前座)としてオーディエンスを沸かせる事」。
とはいえ何か特別な事をするわけではなく、こちらは次々出てくるジムトレーナーに打ち勝っていけばいい。道中でノリノリな様子を見せるボチ「DJ BOCHI」は必見。
3人撃破すれば満を持してライムと戦うことができる。
尚、このバトルはライムとの物も含めすべて
ダブルバトルで行われる。
ダブルバトルを挑んでくるジムリーダーは過去にも『
RSE』の
フウとランや『
剣盾』にも
キバナがいたが、女性単体としては初。
また『SV』本編のシナリオにおいてダブルバトルができるのはこのタイミングだけ。
ダブルを採用しているのは「その方が盛り上がるから」との事。
ちなみにジムチャレンジで3番目に戦う相手は1戦目・2戦目の実況者「MCカマー」である。「ハ」ではなく「カ」。どこかで見たような名前
手持ちポケモン
セットリストは いよいよ ラスト ハウって いくよ CLAP YOUR GHOST
アタイの歌は 死者をも 蘇らせる! DJ BOCHIも ゴキゲンだね!
ジムリーダーとしては6番手。
このジムバトル特例の事情として、以下のことをするとジムに集った人々の歓声によって、それぞれ1度だけこちら側の場にいる2体のステータスが1段階上昇する。
- ライムのポケモン弱点を突く(攻撃・特攻UP)
- ライムのポケモンの攻撃を赤ゲージで耐える(素早さUP)
- ライムのポケモンを倒す(こうげき・とくこうUP)
これはライム側も発生し、以下の条件でライム側の場にいる2体のステータスが1段階上昇する。
- ライムのポケモンに弱点を突かれる、倒される(命中率UP)
- 切り札のストリンダーが場に登場する(素早さUP)
- テラスタルしたストリンダーに倒される(後述)
先鋒のジュペッタとミミッキュはそれぞれ「こごえるかぜ」と「ひかりのかべ」でダブルのサポートをして来る。先制技も備えており思わぬ痛手を貰いかねない。
ただ、この2体はサポートを重視しているためかあまり強力な技は覚えていない。
ミミッキュに関しては「じゃれつく」が無い上、攻撃技は「かげうち」と「きりさく」なので案外見掛け倒しだったりする。
切り札はストリンダー。ゴーストテラスとのシナジーというよりは、ライムのキャラクター性に合わせたチョイスだろう。
「ハイパーボイス」「ほうでん」で2体同時に殴ってくる上、既に出ているであろうハカドッグは「ゴーストダイブ」で「ほうでん」の被弾を防ぐなど中々テクニカルに立ち回ってくる。
「ほうでん」で
まひ状態になったところにテラス一致「たたりめ」をネジ込まれると危険。
「ハイパーボイス」も不一致とはいえ、特性『パンクロック』のおかげで結構な威力。
なお
どくタイプの技は覚えていない。
なお、このストリンダーにこちらのポケモンを倒されると
相手の場の2体の攻撃・防御・特攻・特防・素早さが全て1段階上がるのでなるべく短期決戦を心掛けたい。
ダブルバトルの性質上全体攻撃技があるとスムーズ。
「バークアウト」で同時に弱点を突くのは勿論、
ひこうタイプまたは『
ふゆう』持ちを横に立てて「
じしん」を放つなどやり方は様々。
そこまでせずともストーリー道中という事でDLCの
ブルーベリー学園ほどガチガチのダブル戦術を取っては来ないので、普通に一対一で相手取ってもいい。
…というか相手のわざ構成がイマイチだったり、前述したように弱点を突いたり相手を倒すだけで攻撃・特攻が計2段階上がるので余程のレベル差がない限りは普通にゴリ押しすれば苦戦する相手ではない。
ニャオハかホゲータを最初に選んでいるなら一致弱点も突ける。
特に
マスカーニャはほぼ確実に先手をとれる為相性がいい。ただし耐久面が不安なので注意。
ラウドボーンの場合、早々にテラスタルを切ってほのお単タイプになるとゴースト弱点を打ち消すことができるのでより安全になる。
ちなみにテラスタルを切るときは物凄い白目を剥く。かなり怖い。
敗北した際は悔しそうに顔を背けながらもこちらに向けてサムズアップをするという、負けず嫌いでありながら実力を称える彼女らしいポーズを取る。
そしてジムバッジと「シャドーボール」のわざマシンがもらえる。
記念撮影はライブ中の一幕で、シャウトをかますライムを収めつつサムズアップをかざす主人公という構図になる。
オモダカの視察代行として、ライムとももう一度戦う機会が設けられる。
その際「ルーキーを寄越された」と不満げにふるまい、主人公にも少々キツめに接してくる。それでも即座に「悪いね アンタに当たってるわけじゃないんだ」と詫びるあたりよく出来た人である。
手持ちポケモン(視察代行時)
光が あれば 影も ある とっとと 化けな うらめしや
- ジュペッタ ♂:Lv65
- ミミッキュ ♂:Lv.65
- ミカルゲ ♂:Lv.65
- ハカドッグ ♂:Lv.65
- ストリンダー(ローなすがた) ♂:Lv.66(テラスタイプ:ゴースト)
新たにミカルゲが加わっている。
『プレッシャー』+「
まもる」、さらに「おにび」や「
のろい」も使うためかなり厄介。その間に消耗しないように気をつけよう。
技構成においてはジュペッタは「ゴーストダイブ」、ミミッキュは「じゃれつく」、ハカドッグは「こおりのキバ」をそれぞれ新たに習得。
ストリンダーは「ほうでん」が味方を巻き込まない「オーバードライブ」、「ハイパーボイス」が超火力の「ばくおんぱ」にそれぞれ差し変わる。どちらも『パンクロック』の対象となる全体攻撃という事で脅威度が上がっている。
また、「たたりめ」のトリガーとなる状態異常付与として「ヘドロばくだん」も新たに習得。
勝利後には「ルーキーなんて 言って 悪かったね」とその実力を改めて認めてくれる。
そして「アンタのバックにはアタイが付いている」と力になることを約束した。
手持ちポケモン(特別講師時)
気分は マイナー ストリンダー! 冷や汗 立ちされ かき鳴らせ!
- ジュペッタ ♂:Lv.80
- ミミッキュ ♂:Lv.80
- ゴルーグ :Lv.80
- ミカルゲ ♂:Lv.80
- ハカドッグ ♂:Lv.80
- ストリンダー(ローなすがた) ♂:Lv.81(テラスタイプ:ゴースト)
ブルーベリー学園に特別講師として招待し、主人公とバトルする際の手持ち。
新たにゴルーグが加わる。
一部技構成が変更され、ジュペッタは「ゴーストダイブ」が仮想敵が不明な「はいよるいちげき」、ミカルゲは「のろい」が「いたみわけ」に変更。そしてミミッキュは型が大きく変わり、「きりさく」と「ひかりのかべ」がそれぞれ「つるぎのまい」と「ドレインパンチ」に置き換わり、第6世代を彷彿とされる積みアタッカーへと転身。
新加入のゴルーグは隠れ特性の『ノーガード』であり「ばくれつパンチ」をバカスカ当ててくるが、「ゴーストダイブ」中にも攻撃を当てられるため差し引きゼロか。加えて『ノーガード』では一切効力を発揮しない「じだんだ」を何故か使ってくる。
勝利時の報酬は彼女が履いているのと同デザインのスニーカー。交換ではボチを託される。
このボチは証持ちで、つけると「ライムのボチ」になる。
余談
- 名前の由来は柑橘類の「ライム」。またラップ用語にも「韻」を意味するライムというワードがある。柑橘類が由来のキャラクターは他にも過去作にはミカン、同じ『SV』にはハッサクがいる。
- ゴーストタイプ使いのジムリーダーとしては歴代通算4人目で、女性では『DP』のメリッサ以来4世代16年ぶり2人目。
- 歌手を目指すきっかけたる「こいぬポケモン」がどの種族なのかは不明。SV発売時点でこの分類を持つポケモンは、ガーディ、ヨーテリー、イワンコ、ワンパチ、パピモッチがいる。
- ゴーストタイプに似つかわしくない派手な女性であるが、おそらくは音楽の「ラップ」と心霊現象の「ラップ音」を掛けたキャラ造形だと思われる。
- 実はゲーム本編では、タイムとの姉妹関係は当人らの口からは明言されない。実際に名前を出して言及するのはフリッジタウンジムの横にいるモブ男性である。もしも双子だったとしたら、女性同士のネームドの双子は初めてということになる。
追記・修正は、ハウってお願いします。
- 『放課後のブレス』の彼女は、中の人がジャイアンと同じであるのも驚きだが、数少ない「女性キャラを男性声優が務める」キャラであったのも驚いたな -- 名無しさん (2024-10-20 17:23:56)
- 斉藤貴美子さんの声が松本梨香さんに聴こえた俺のダメ絶対音感 -- 名無しさん (2024-10-20 17:47:02)
- youtubeのゴーストライムのリリックビデオが最高だった。というかラップ音とかけてたか、確かに。 -- 名無しさん (2024-10-21 11:50:50)
- >>「ノーガード」の「ばくれつパンチ」は言うに及ばず、「ゴーストダイブ」も持つため攻撃を透かされないようにしたい。ノーガードは自分がゴーストダイブで隠れてても攻撃当たるはずなんですがそれは -- 名無しさん (2024-10-22 15:29:18)
- 姉のタイム先生同様若い頃はめっちゃ美人だったんだろうな… -- 名無しさん (2024-10-28 23:47:59)
最終更新:2024年12月04日 00:12