登録日:2010/06/18 Fri 20:22:03
更新日:2024/08/13 Tue 18:19:29
所要時間:約 5 分で読めます
月刊少年マガジンに連載していた漫画。全21巻。
原作:河島正
作画:あだちとか
知名度は低い作品だが、一部でカルト的人気を博しており、本屋では品切れが後を断たなかった。
全巻揃ってお目にかかれるケースはまず無い。
個性的で美しいキャラクターは非常に人気が高い。
作画担当のあだちとかの画力向上もハンパない。
1巻と最終巻を見比べると、その差は一目瞭然。
【あらすじ】
※全2部構成。2部は1部の2年後の話である。
1部では能力者vs能力者、2部では能力者vs非能力者を中心に描かれている。
◇第1部◇
大量の自殺・変死事件が発生した「悪夢の1週間」。叶太輔はこの日を境に超常的能力に目覚める。
同じく能力に目覚めた親友のヒロが
幼なじみのメグを連れ去り失踪。
太輔は二人を連れ戻すために「北」を目指し、次々と現れる能力者と戦いを繰り広げる。
◇第2部◇
ヒロとの戦闘後、行方不明になっていた太輔は手塚家に保護されていた。
「アクロの心臓」と融合して巨大な岩と化したヒロにをどうにかするため、太輔と手塚家は手を組んだ。
しかし、ヒロの元へたどり着くには米軍の精鋭達と戦わなければならなかった。
【登場人物】
能力:熱(再生と死滅)
本作の主人公。両親が交通事故で他界しており、姉とマンションで2人暮らしをしている高校生。
ある日の授業中、自分の体の中に何かが落ちてきたのを感じ、物語は始まる……。
巻末にあるオマケで良く死ぬ。
能力:無
通称・ヒロ。太輔の幼なじみ。
太輔と同じ高校に通っていたが、そこでイジメに遭っていた。
本作の
ラスボスである。
通称・メグ。
太輔の幼なじみ。フワフワしている。
太輔やヒロと仲が良く、面倒見も良い。
作中しばし空気になっていたが、最後の最後で全部持ってった。
能力:隔離
何でもこなせるスーパー小学生。太輔が仲間になった初めての能力者。
母が『悪夢の一週間』で他界しており、そのためか考えや行動が大人びている。
能力:氷の爪
本作におけるお色気要員。
よく
メインヒロインと思われるが、実は違う。
ツンデレ、
黒髪ロング、お色気と多くのヒロイン要素を含んでいるが、実は違う。
メグより多くの出番と
フラグを立てているが、実は違う。
弟を能力者に殺され、その犯人を追っている途中、紆余曲折を経て太輔達の旅に同行するようになった。
女子校に通っており、非常に深い愛情を受けている。
当該項目参照。
【勝又側の能力者】
能力:洗脳
「心臓の欠片」の持ち主。
物語当初から、策士、
洗脳とあくどいイメージが強く終盤のラスボスor
中ボスイメージが強かった。
【あの方】より指令を受け、その通りに行動をしていたのだが、実態は……。
能力:圧搾空気(シャボン玉)
初めて太輔が遭遇した能力者であり、敵サイドの主人公とも言える。太輔を気に入っている。
非常に高い戦闘力を持ち、本気を出せば他の能力者を圧倒できる。
今作No.1の両キャラと呼び声が高い。
「クソしてたら出遅れちゃったよ……」は、作中屈指の名言。
能力:風
イケメンでナルシーな太輔の初めての敵。
勝又サイドの話が展開されるに至って、彼の仲間とのコミュニケーションはなかなか微笑ましいものがある。
能力:音波
主に、能力で金属を爆発させて戦う。奈美の弟を殺しており、復讐の対象。
能力:死神の約束
外見に酷くコンプレックスを抱く、ちょっぴり太めでヲタクが入った男。
死神も幼女といい、狙ったキャラと言うしかない。
幼女との約束を破ると即死亡。
能力:石化
穏やかな顔をし、人あたりの良さそうな牧師さん。
牧師なのに武術の心得があり、敵ながら少しだけ太輔に手解きをした。
能力:液体化
幼くして能力者となってしまった少年。
孤児院で能力が発現してしまったため、麻生と共に勝又の下へ行くことになる。
能力:能力転写(鏡)
黒いローブを被っている男。としか言い様がない。
相手の姿や能力をコピーして戦う。
戦闘中、執拗に『生』の意味を聞いてくる。
能力:
重力操作
人当たりの良さそうなアメリカ人。いつも笑っており太輔にメグからの荷物を届けた。
愛称はミッキー。
某鼠にはまったく似てない。
【語句】
「悪夢の1週間」で覚醒した人。
皆一様に、「死ね」という命令に対し、死ぬことを拒否し何かしらの能力に目覚めている。
能力者は目の奥に暗く、淀んだ穴みたいなものがあるといい、外見で判断可能。
また、能力者はお互いに共鳴するのか大体の位置を判別できる。
さらに、能力者になると身体能力も飛躍的にあがるという特典がある。
どれくらいかというと、お腹に穴が空いた状態で女子高生を1人抱え学校の屋上より頭から落下しても、
地面すれすれで半回転して体勢を立て直し両者とも無事に着地できる程度である。
能力者どうしがお互いを呼び合うときの総称。
能力者間では国籍を問わず言葉が通じる。
集団大量自殺が起きた一週間。
能力者の根源であり頂点である。広瀬と同化した。
以下、衝撃の事実1
ゴンゾで
アニメ化する話があったが、正式に製作中止が発表された。
以下、衝撃の事実2
原作の河島正が2010年6月15日に逝去。ご冥福をお祈りします。
「最後に、ひとつだけいいだろうか。あなたにとってアニヲタとはなんだ?」
「項目を追記・修正しぬく事だ……」
- ナミの方がヒロインっぽい。というかヒロインで良いじゃんもう! -- 名無しさん (2013-10-29 00:03:48)
- ↑しかし最終話では… -- 名無しさん (2013-11-17 09:38:31)
- 項目あったのか。中坊の頃めっちゃ好きだったなあ。由良vsカールの最期の遣り取りがメチャクチャカッコイイ -- 名無しさん (2020-07-27 22:27:37)
- 十何年ぶりに読み返した。当時は「なんかパッとしない漫画だなぁ」って思ってたけど、大人になってから読み返すと色々と考えさせられるな。良い作品だった。 -- 名無しさん (2024-08-13 18:19:29)
最終更新:2024年08月13日 18:19