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重力操作

登録日:2018/07/04 Wed 02:31:38
更新日:2024/10/06 Sun 12:39:56
所要時間:約 27 分で読めます





重力操作とは、重力を自在に操る特殊能力のことである。



概要

ファンタジー系の創作でしばしば見られる系統の特殊能力。
我々にとって最も身近な力の一つである重力を操ることができるというもの。

単純に重力を大幅に増加させての攻撃の他、行動の制限や自身の重力を変化させた小技にも用いられる。
さらに重力の操作は質量・圧力の操作と直結しており、究極的にはブラックホールのように「」「空間」「時間」までも自在に捻じ曲げてしまう事からアイディア次第でなんでもあり応用の幅が非常に広く、強能力として扱われる例も多い。

もっとも、多くの能力は実際には「重力(質量)」のコントロールではなく、引力や斥力を発生させるといった方が近い。
まあそうでないと「2G程度(地球の2倍の質量相当)」の重力を作り出しただけで地球という天体の軌道が大幅にズレるので致し方ないのだが*1
重力だけで周辺の物体を吸い寄せようものならそれはもう太陽系ヤバイ。
こうした問題を回避するために、影響の及ぶ範囲を一定に絞ることで解決している例もある。

属性は
であることが多い。
また作品によっては、人工的に高重力を発生させる装置が登場する事があり、ドラゴンボールのように、それによって発生させた高重力に耐える事で修行に利用する例もある。


重力を使った技

  • 相手を押し潰す
一番基本的な技。
単純化して言えば、10Gの圧力をかければ、相手の体重は10倍になる。
戦闘機のパイロットなどでも耐えられるのは精々7G程度なので、これぐらいの重力を操作出来れば対人戦ではほぼ無敵と言っても過言ではないだろう。
よりかける重力を小さくすれば、失神させたり足止めさせるだけで傷つけず無力化もできるので、使いやすい能力と言える。
また、自重を擬似的に増加させることでプレス攻撃や突撃を強化するという応用技もある。

  • 重力を減らして飛ぶ
いわゆる「反重力」という奴である。
軽くジャンプするだけで何十メートルも飛べる軽快な動きが可能。
逆に相手を上空に打ち上げたところで反重力を解除し、高空から叩き落とすえげつない使い方もある。

  • 無重力状態で拘束する
人間が「歩ける」「跳べる」のも、地面に足がついているからである。
少なくとも並大抵の人間なら、無重力状態では宙に浮いて藻掻くしかなくなるだろう。

  • 重力の向きを変える
重力を地面に水平な方向に変えるなど、ややトリッキーな印象を受ける使い方。
1Gなのは変わらないが「横に落ちる」「上に落ちる」といった具合で、極めて抵抗しにくい。
障害物がないと、まともに立つことも走ることもかなわず、落下速度で壁にたたきつけられるなど、単純な押しつぶし以上に危険な攻撃となる。
また自分に対して作用させると高速移動や壁面に立つなどのトリッキーな動きが可能になる。

  • 引き寄せる
重力というのは地球の引力であるが、引力自体は質量を持つ物体同士ならわずかだが存在する。
その引力を強めたりすれば引き寄せることも可能になる。

  • 物体を動かす
いわゆるテレキネシスやポルターガイストのように、遠くにある物体に重力をかけて動かす。
先述の「重力の向きを変える」を物体にかけることで弾丸のように飛ばす、などといったことが考えられる。
車のような普通の人間では持ち上げることも叶わない、大質量の物体を飛ばすだけでも非常に危険。

重力使いの最終奥義。
極限まで重力を高め、ブラックホールをその場で作り上げる反則技。
ぶっちゃけ対人戦で使っていい技ではない のだが、割と気軽にぶっ放されるから困る。

  • 重力弾・重力波を放つ
「空間を歪ませる重力を波動にして放つ」という、説明からしてもよく分からないが重力を使った技ではある。
重力使いだがエネルギー波をぶっ放したい漫画とかでは原理はよく分からないが使われたりする。
多くの場合は球体状・直線状になった重力の塊、即ち「非常に強力な押し潰す力、もしくは強重力により粉砕・削り取る力」を帯びたものという趣きで、上記にある「相手を押し潰す」「ブラックホールを形成」を射撃技として放つといった感じになる。
「押し潰す重力弾」は演出上、「着弾点に強力な斥力・衝撃波を発生させるエネルギー弾」のような画になりやすい。

  • 肉体や武器に重さを乗せる
拳や武器に重さを加えることで破壊力を高めることができる。

  • 武器作成
岩などを加圧することで任意の形状に圧縮する。
また、形成した物を上記の様に重力をかけて動かすことも可能で盾などを形成し防御を行うことや、鋭い形状にすることでより殺傷力を高めることが可能。
また作成した武器に重さを乗せるなどの使用法もある。

  • 空間転移
重力で空間を歪めることで短距離転移を行う。
また、空間の歪みを利用し、攻撃をねじ曲げるなど防御にも応用が可能。

稀に見られる形態。
相対性理論によって重力は時間を歪めるとされているが、その延長として超重力で時間を停止させてしまうというトンデモ技。
そんな重力をかけると時間が止まる以前に自分も相手も粉砕するだろうが、基本的にその辺りをツッコまれることはない。


代表的な重力操作能力・能力者

ゲーム

ファンタジーRPGにおける「重力魔法」のイメージを確立した作品。
対象の現HPに応じた割合ダメージ という特異な効果であり、その性質上ボスなどには効かないことが多い。
雑魚に初手でぶっ放して掃除の補助にするのが一般的。
FF5のアビリティ『とらえる』など、倒さずに弱らせる目的で使われる用途がある。
また、レビテト(浮遊状態)の魔法を打ち消す技に「重力100」がある。

ラスボスであるシンも重力を操る力を持ち、オーバードライブ技「ギガ・グラビトン」が発動すると能力に関係なくゲームオーバーとなる。

ライトニングさん光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性騎士とか呼ばれた元凶のデバイス。
序盤で壊れるので言うほど自在に操ってはいないが、後に獲得する固有アビリティ「シーンドライブ」ではちゃんと重力を利用した攻撃も繰り出せる。

ファイナルファンタジーシリーズに遅れて登場したドラクエの重力魔法。
ただし、初出は外伝作品の『ダイの大冒険』。マトリフが開発し、後にポップに伝授された。
DQMJ2以降はゲーム版に逆輸入された。前述のポップがドラゴンの集団に放った描写からか、ドラゴン系がこの属性を弱点としている。
ダイの大冒険では、強力な攻撃魔法という扱いだったが、ゲーム版での効果は大体グラビデと同じ。
しかしDQ10では「最大HPの3/4ダメージ」と凄まじく、ボス敵専用魔法だがマホカンタで反射できるので……。

エスパータイプの変化技。
ひこうタイプ特性ふゆう」をぶち落としてじめん技や「まきびし」などを当てさせる。
さらに命中率補正や飛翔系わざの無効化もつくなど便利だが効果はお互いにつくし、最初に一手遅れるので使うのに創意工夫がいる。
ちなみにニュートンの発見した万有引力に由来する「Gのちから」という技があり、諸外国語版でも重力を意識した翻訳がされているがタイプは。(物理的にリンゴをぶつけるので仕方がないが…)

本作に登場するワイリーナンバーズの一角。
その名の通り重力を操る能力を持ち、ボス戦では自由自在に重力を反転させて床と天井を行き来するというトリッキーな戦法を取る。
……が、重力操作能力の方に予算を注ぎ込みすぎたのかなんなのか、体当たりと豆鉄砲以外にまともな攻撃手段を持たないという致命的な欠点があるため正直なところかなり弱い。
彼から入手できる特殊武器・グラビティーホールドは画面全体攻撃となっており、一瞬だけ20Gの圧力を生み出し、その直後にマイナスGに変換することで相手を吹き飛ばすという触れ込み。
出は早い一方で威力は低く、燃費も悪いため使いづらい武器という評価を受けてしまうことも多いが、
リリックやプカプッカー、コーカーQなどの空を飛ぶ雑魚敵をまとめて一撃で吹き飛ばせるという非常に大きな強みも存在する。
ロックマン5は上述したタイプの敵が一度に大量に出現したり、ロックバスターの死角から詰め寄られたりする場面がしばしばあるため、使い所さえ選べばむしろかなり有用な部類に入る武器である。
ただし敵を吹き飛ばすという性質上、敵からアイテムがドロップしないという難点もある。

8ボスを務めるグラビティー・ビートブードの特殊武器。
ビートブードが使う際は、壁を数回反射しながら飛び回る重力球を投げつけ、チャージ版は画面上部にダメージ判定のあるブラックホールを形成してエックスの動きを制限してくる。
エックスが特殊武器として使う場合、発射する弾の見た目はビートブードとほぼ変わりないのだが、通常・チャージともにその効果はまさかの 全画面攻撃
通常版は敵の残骸や飛び道具を吸収し、エックスのアームチップ機能であるハイパーチャージのエネルギーとする。
チャージ版はバシルーラのごとく敵を真上へ吹っ飛ばしてしまうが、アイテムの類も落としてくれないのでやや使い勝手は悪い。

重力操作能力を持つ少女達。
自分が指定したポイント・空間に重力を発生させ、そこに向かって「落ちる」ことで飛行することができる。
これはあくまで基本能力であり、応用技も多数存在する。
能力自体は当人達のものではなく、キトゥンは重力猫のダスティ、クロウは重力鴉のクスィから力を得ている。

自分と身につけた物の重力ベクトルを操る能力を得た10での彼女候補。
正義の味方として自らを能力者に変えたジャジメントと戦い続けている。(※野球ゲームです)

その陰義は「辰気制御(重力制御)」であり、飛行・重力障壁・各種奥義などに利用している。
なお重力障壁を捨てることで攻撃・移動に回せる分を増大すればさらに恐ろしい性能を発揮する。

  • 身体浮遊(ゼロ・ジー)(ロスト・ディメンション)
ナギ・シシオウカの持つ重力制御による空中浮遊のギフト。体重をごまかすのに便利
なお能力の本質は「重力場の形成」なので普通の重力制御も扱える。

  • ブラド・キルステン/ガデス(サイキックフォース/サイキックフォース2012)
どちらとも重力操作のサイキッカー。残虐な二重人格者と残虐な元傭兵。
重力球や岩を飛ばしたり、岩を身にまとったりして戦う。

序盤より出てくるスケルトン。
Gルートではラスボスと化し、重力制御により主人公のタマシイを枠に叩きつける攻撃を使う。

  • ストームガンナー(重力装甲メタルストーム)
1992年にアイレムから発売したアクションゲームの主役機体。パイロットはグレッグ・バートン中尉
重力反転によって天井に張り付くことができる。

シュウ・シラカワの専用機体。
対消滅エンジンによるエネルギーから重力制御を可能としている。
各種空間歪曲武装やブラックホールクラスター、グラビトロンカノンといった恐るべき攻撃をふるう。

その戦斧の戦略破壊魔術兵器(マホウ)「エッケザックス」の能力「すんげぇ強えぇ重力(グラビトンプレス)」は相手の重力体感を操作して動きを力任せに封じることができる。
物理効果というよりは対人(召喚せし者)用の概念魔術兵装。

  • ココノエ(BLAZBLUE CHRONO PHANTASMA以降)
PC化以降のドライブ「グラヴィトン」は、重力制御装置を設置してそこに相手を引き寄せたり、「アクティベート」で斥力化して逆にその位置から反発させたりするもの。
「超炎熱フレイムベルボーグ」の軌道操作などにも使用。

  • 王城叶(マテリアルブレイブ/マテリアルブレイブ イグニッション)
重力を制御する「重全重美【パーフェクトグラビティ】」の力を持ったアンリューシド。
ACTパートでは大型のハンマーを振り抜いたり重力場を発生させたりするが、どちらもリーチは短い。
イグニッションでは引き寄せ効果のある遠距離技も増えた。

重力を操る銃「グラビティマグナム」を持つ、変な衣装(この作品のキャラはほとんどそう?せやな)で関西弁の見た目ロリの敵キャラ。
ただ、発生する重力自体はそれほどでもないらしく攻撃性能は低い。

本作に登場する13のシンドローム(能力の形態)のひとつ。「魔眼」と呼ばれる球体によって重力を操る。演出はプレイヤーに委ねられるというTRPGの性質上、このページに記された重力操作系能力の集大成と言ってもいいものとなっている。
重力で相手を圧し潰す、斥力によって物体を加速させて攻撃することはもちろん、敵を重力で縛り付け行動を制限したり敵の攻撃の力を弱めて受け止めたり、果ては時間停止によって相手の行動を失敗させるなど汎用性は極めて高い。

「グラビティ」や「エアプレッシャー」といった、超重力による攻撃術が登場することがある。地属性に分類されることが多く、作品によっては動きを制限する「過重力」の追加効果がつくこともある。
ブラックホール」は、闇属性の強力な術として登場することが多い。

ブラックホールの外れから脱出した天文物理学者。
重力の流れを反転させる手のひらサイズの装置「リパルションスター」を使うことで、高所の確保、奇襲、敵の移動の阻害などが可能。
アルティメットアビリティでは、ロボットコンパニオン「ニュート」を展開して極小のブラックホールを生み出し、敵を吸い寄せる。
この2つはダウンした敵に止めを刺すフィニッシャーでも使われる。

主人公が所属するロドスアイランドのオペレーター。重力を操作するアーツ(術)を扱い、それを利用したトランスポーターを行っていた。
敵を足止めする、複数の敵を同時攻撃する、敵の重量を減らす(強制移動を受けやすくする)など強力かつ特殊な能力を持ち、ドクターの腕が試される。

大地や重力、生命を司る神器『ブリュンヒルデ』の使い手で、重力の魔導を極めた《グラビティ・マスター》の称号をもつ。
…が、実際のゲームでブリュンヒルデを使った際のエフェクトは木を生やす魔法であり、重力要素は皆無。グラビティマスターとは…?

ただし外部作品ではこの設定が反映され、『FE無双』では奥義の演出として重力弾で押し潰す、重力で束ねた敵兵を剣でまとめて薙ぎ払う等活用されている。
また、『スマブラSP』ではレオンのスピリットファイターがブラックホールを持ったルフレ、ステージギミックで高重力化が発生など重力要素が強調されている。

「エレメントゼロ」と呼ばれる謎物質を介して重力(質量)を制御する技術。正確にはエレメントゼロが生み出す質量制御効果を指す単語で、作中で一部のキャラクターが使用する、念動力+重力操作といった具合の超能力である「バイオティック能力」もこれの一種。
おおよその用法は網羅しており、敵を宙に浮かせて拘束する、艦船や銃弾などの質量をゼロに近づけて急激な加減速を行う、床板に重力を発生させる…等、作中世界の至るところで利用されている。


特撮

宇宙怪獣スペースゴジラの大技。両肩の結晶体(クリスタルジェネレーター)から放つ反重力を駆使して、体重6万トンを誇るゴジラを簡単に浮遊させてビルに叩きつけた。川北監督曰く「宇宙怪獣らしい必殺技」。
スペースゴジラは他にも自身や結晶体をふわふわと浮かび上がらせており、これらの挙動も重力を駆使したものと思われる。
(地上に作り上げた結晶体をミサイルのようにぶつける「ホーミング・ゴースト」もその一つ)

キングギドラの「引力光線」も、もとは対象物を無重力にして浮かばせそれから爆破する予定だったが、これも当時の技術では再現できなかった(実はスペゴジはこれのリベンジである)。
モスラ3での引力光線はこの構想通りの効果を持ち、さらに翼から放つ反重力光線はモスラを楽々捕らえることができる。
カイザーギドラもまたその反重力光線デストロイド・カイザーで相手を浮遊させ自在に動かす。
メカキングギドラは翼に反重力装置が備わっており、飛行に利用している。

バルタン星人の二代目が使用する技。ハサミから重力波を発射してウルトラマンを圧倒する……らしいが、当時の技術の関係で単に砂ぼこりを起こしているようにしか見えない。一応、ウルトラマンが立てなくなる程の威力はあった。
なお、ウルトラマン達は足の裏から不可視の反重力ジェットを噴射して飛んでいるという設定がある。

過去のウルトラシリーズに登場した異星人の重力制御技術をもとに開発されたメテオールの一つ。地上の物体を宇宙まで放り上げることが出来る。

  • ワンセブン(大鉄人17(ワンセブン))
本作の主役機体。
色んな能力を持っているが必殺武装に重力子を蓄積・放出する「グラビトン」 を持つ。
なおそのエネルギーの源泉は内蔵する核弾頭の強磁界内爆縮。なかなかヤバ目の設定である。

  • 仮面ライダーシリーズにおいて
重力低減装置で空を飛ぶスカイライダー
重力制御装置により無限大のジャンプ力を持つスーパー1
重力操作でアリジゴクを作るジゴクロイド(ZX)
必殺技が「グラビティスラッシュ」の仮面ライダーグレイブ
重力弾発射や自身への重力操作を使うクレイドール・ドーパント
感情吸収と重力操作を使うユートピア・ドーパント
重量系メダルからなり重力を操作するサゴーゾコンボ
重量系ヤミーで重力を(ryのバイソンヤミー
フォーゼの右足につき重(ryジャイアントモジュール
グラビティのリングにより(ryウィザードランドドラゴン
素の重さが10トンの武器を、その周囲の重力を操作して振るう仮面ライダードライブ
引力と斥力を発生させるニュートン魂形態の仮面ライダーゴースト
名前で大体能力が分かるブラックホールフォーム
などが該当すると考えられる。

重力エネルギーを操るサイボーグ。
投げ技の「重力投げ」や、自重を増加させてのし掛かる「キング重力プレス」等、重力を使ったパワーファイトが得意。



小説・ライトノベル

  • ケイバーライト/ケイヴァーリット(月世界最初の人間)
重力を遮断する架空の物質。主人公たちはこれを使って宇宙船を作る。

  • 竜堂始(創竜伝)
東海青竜王敖広の転生体。
人間体では単に身体能力がメチャクチャ高い程度でしかないが、竜の姿に変身することで、重力を自在に操ることが可能になる。
持続力も一級品で、作中では原子力空母を日本からアメリカまで運んでのけた。
微弱であろうと重力があれば強めることも弱めることも可能だが、無重力空間である宇宙では能力が行使できない。

劇中ではセレスティ・E・クラインが該当する、正確には情報制御による時空制御能力の魔法士。
空間を歪曲することで重力を操ることができる。ぶっちゃけ多彩能力の一貫。

自動人形の持つ能力の一つ。女王の盾符(トランプ)が一人F・ウオルシンガムは飛行や千を超えるナイフの操作にこれを用いる。
その他、双の反重力帯を発して物体を破断する重力刀は、自動人形でない女王の盾符のウオルター・ローリーも得意としている。

  • ティアマト(最弱無敗の神装機竜(バハムート))
リーズシャルテ・アティスマータの駆る赤い神装機竜。
普段はソードビットの《空挺要塞(レギオン)》とビーム砲《七つの竜頭(セブンスヘッズ)》を特徴とするが、最大の力を発する神装《天声(スプレッシャー)》は重力制御能力である。そして、《七つの竜頭》と《天声》を組み合わせた重力弾は着弾地点を中心に周囲の物体が引き寄せられて崩れていくという、防御不可の一撃に。1度主人公に回避されたものの、作中『無敗』の技となった。

作品内で通常の能力者より魂が上の位階にある『魔人(デスペラード)』の領域に至った見た目は幼い妙齢の女性。
『魔人』のカテゴリに恥じない圧倒的かつ多彩な重力操作を行う。
代表的な技として、重力で大気圏外のスペースデブリを地表に第二次宇宙速度で叩きつける《覇道天星》がある。周囲への影響がヤバ過ぎて魔導騎士連盟から禁技(シールドアーツ)指定をくらっている。
加えて、次元空間に超重力で「(あな)」を開けてそこから別次元(カラビ・ヤウ空間)に相手を追放する(強大な質量を圧縮したブラックホールと違い次元空間そのものに傷をつけて現象を起こしている)、《要返し》というえげつない技を編み出した。

  • グラビティ・ドライブ/ブラックホール/帚星(パーフェクト・ブラッド)
それぞれ空・複合属性の魔導書で、ブラックホールを作り出すなどの重力操作を可能とする。
原書は和泉菫の持つ前者で後二つはそこから開発されたもの。所持者はリエル、東雲透華

「いろんなものの重さを変えられるよ」
能力は世界を滅ぼすレベルらしいが行間で惨殺。まあまほいくなので…

ウフコックの元相方の「錆びた銃(ラスティ・ポンプ)」。
高磁発生装置が埋め込まれることで人工重力を操る能力を得た。

中二病患者にして黒幕の桐生一の異能。
重力による武装化からブラックホール生成まで重力制御能力としては本物。

そもそも高度な縮退炉である超弦重力炉の存在が話の根幹にある本作において、特に重力制御の能力を行使する機巧魔神。
後者二つは完成版/改修版の立ち位置なので他の機能も充実している。
ブラックホールの操作によって時間停止・空間歪曲までも行える。

  • ディアーヌ・ユード・ド・テミス(魔獣戦記ネオ・ヴァルガー)
前作『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー』の主役ルナ・ド・リムスベルの娘。
母がかつて喰われかけつつ相打ちとなった(その後バックアップ情報から再生)「闇の魔獣(ダークヴァルガー)」の力を継承する「ネオ・ヴァルガー」で、
闇の魔獣の必殺技「重力破壊斬(グラビテイション・ブラスト)」や魔剣による強化必殺技「重力断裂斬(Gスラッシュ)」を使う。
他にも重力障壁による圧縮粉砕や重力制御飛行ができるが、本人が成長途上なので体力不足なのが弱点で、強大すぎるため前半では封印でリミッターを掛けられていた。
またある事情で急成長した最終巻後半では「重力冷凍砲(Gフリーザー)」・「重力捕獲砲(Gキャプチャー)」・「重力衝撃波」と成長前は消耗や2次被害の危険から使えなかった技を宇宙で振るっていた。
なお本作では他にも彼女のライバル不死鳥魔獣(フェニックスヴァルガー)が「重力遮断光(Gキャンセラー)」を使っていた。

名前そのまま重力場を扱う。
重力力場系としては
中性子星なみの重力子を放てる人間の姿の竜ニドヴォルグ
あらゆるものを分子還元する重力波を冗談で放てる巨漢脳筋シザリオス・ヤギン
重力質量系としては
剣を一瞬で100倍の質量にする薬中勇者ウォルロット・ウォルハーグ
などの咒式師が存在する。


漫画・アニメ

これを崖や壁などに塗ると重力が発生して地面や床として利用できる。
他にも、無重力状態から地球の100倍の重力まで作り出せる「重力調節機」や、上空を無重力空間にしてしまう「無重力ネット」等のひみつ道具もある。

原作では頻繁に登場する一発ネタ系宝貝の一つなのだが、フジリュー版では最大で1万倍の重力を操る「スーパー宝貝」という扱い。
劇中での使用者は元始天尊→竜吉公主→燃燈道人。
なおこれを基にした普賢真人の太極符印は元素操作の他に斥力を操ることもできる。出力を落とした代わりに汎用性が増えたというところか。

ラング・ラングラーの使うスタンド。触れたものを無重力にすることができる。
珍しく「加算」ではなく「減算」の方がメインの重力操作。

  • C-MOON(〃)
ホワイトスネイクが新生した姿。周囲3km以内の重力を、本体であるプッチ神父が上になるように変化させる。
重力自体は1Gだが、このために直線の道路が断崖絶壁の崖となり、プッチに近づくのも困難になる。
そして下手に足場がない状態で近づけば空中に放り出される、と厄介極まりない。
戦闘では「触れた物を『裏返し』にする」というもう1つの能力を使う。

広瀬康一のエコーズの第三形態。
一か所だけだが動くことができないほどの重みを与えることができる。通称「3FREEZE」。
ただ、能力の原理が重力なのかは謎。

三又の独特な形状をした矛。ジョーカーが振るう武器。
純粋な武器としての性能もなかなかだが、一定範囲内の重力を自在に操作するという特殊能力が強力。
加算も減算も自由自在で、極めればブラックホールも作れると、重力操作系能力の中でも特に強力な部類だが、扱いは非常に難しい。

星の使徒の一人、デブことマロ様が使う能力。
グラビティ張り手 のインパクトに全部持ってかれた印象。

超人系の悪魔の実「ズシズシの実」を食べ重力操作能力を得た。
自分自身には行使できないものの、重力を減らしたり加えたり横向きに加えたりと自由自在。
自分の乗る戦艦を飛ばしたり、斬撃に横向きの重力を上乗せして敵を吹き飛ばしたり、 空から巨大な隕石を降らせる など特にスケールがデカい。

「ヤミヤミの実」の「闇人間」。
肉体から黒い引力を持つ闇を放出し、闇に触れたものを闇の中に飲み込んだり、覇気抜きで如何なる屈強かつ素早い能力者であろうと引き寄せ、触れたならば能力を封じられる。
強力だが、能力使用中は敵の攻撃そのものも引き寄せてしまうため、油断していると常人以上にダメージを負うことになる。

そのまんまな名前の能力。チェルシー・ローレックと崇神(スイジェン)が使う能力で、火や水や雷などに比べると珍しい能力。
重力を乗せた打撃戦が特徴的。

属性「重」の魔法。周囲の重力を変化させたり、重力を変換した球体を操作したりする。

少年誌連載漫画における重力操作系ヒロイン2号、麗日お茶子の「個性」。
ジャンピン・ジャック・フラッシュと同じく「減らすだけ」の珍しいタイプ。
ただ使い方はかなり異なる。

重力系呪文を操る魔物の子。
重力弾を飛ばすレイス系呪文、「莫大な重力で押しつぶす」「強力な重力場を相手の近くに作り、引きずりこませる」グラビ系呪文が主力技。

ペインの術。
強い重力を持つ球体を出現させ、大地ごと相手をその球体に引きずり込み封印する。
六道仙人はこれで月を作るほどであったという。

機界最強7原種のリーダー格、腕原種の能力。
ムキムキの腕から重力波を放つが、作中描写では生身の人間が食らってもひるむ程度のダメージしか与えられておらず、すごさが今ひとつ伝わらない。

七ツ星魔人・不動巨人ガロニュートが使用する魔奥義。
自身の周囲に強力な重力をかけて他者の動きを封じ、自身の動きの遅さを補っている。

重力操作系の能力を持つ契約者達。
ルイの能力は「重力遮断」で、対象に掛かる重力を遮断して遥か上空に飛ばしたり、自分に能力を掛けて飛行することができる。
小姐は文字通りの「重力操作」の力を持ち、自由自在に重力を操ることが可能なルイの完全上位互換能力。
能力対価は、ルイが「指の骨を折る」。対して小姐は「身に着けているものを外す」。能力差よりも対価の差の方がひどい。
モブキャラながら同様の能力を持つ契約者も登場するが、重力遮断系契約者はワイヤーガンで拘束され、重力操作系契約者は油断したため魏志軍により殺害されている。

漫画版のラスボスといえるジゲンノリュウの技。
黒い光条を放ち、当たった物体からブラックホールが発生する。
ブラックホールはすぐに蒸発するが、戦闘場所の11次元の世界に存在する下位次元の膜宇宙に命中すればビッグクランチを起こしかねないという。

  • 船越流風(無重力少年)
少女漫画の重力使い。自分に掛かる引力しか操れず、技(?)も壁歩き、ハイジャンプ、風船で空を飛ぶ、アドバルーンから滑り降りる、人間ピンボール等日常系らしい(!?)もの。
特異な点として、彼の近くにいる人間にも能力が感染する(ただし未成年限定)ためヒロインや弟らもこの能力が使える。
天井を歩いてもスカートがめくれない女性に嬉しい仕様つき。

本名フランクリン・ホール
後天的に重力操作の能力を得たスーパーヴィラン。ロン毛・鬚・マントなおっさん。
単騎でアベンジャーズの相手ができるくらいには強く、太陽の重力を借りてテレポートしたり島を持ち上げたり異次元からのゲートを開いたりしてるのだが地味。
磁力操作能力の応用でMARVEL、延いてはアメコミを代表するヴィランのマグニートーも重力操作可能とされており、確かに磁力操作と説明されているが能力の規模はこっちの方が派手。
電磁気力も操れるので、本気になると惑星がコントロール出来るレベルである。
マーベルでは他にパワーパックの長男ゼロ-G、若手ヒーローのグラビティが
DCコミックスではヒーローにバレットマンとバレットガール、ヴィランにブラック・マスやアンティ・グラビティ、アイテムにホークマンなどが持つNthメタルなどが重力操作系である。
大地を司るジオフォースは重力操作と言っていいこともできる。妹テラは場合による。
DCには外伝的な位置付けだったがDr.マンハッタンも居る。
物質操作能力とされているが、描写的には後述の物理学が解き明かした4つの力を利用して分子レベルで自分をも含めた物質をコントロールする能力であり、重力をコントロールして飛行したりしていると考えられる。

  • 重力素子(破壊魔定光)
超小型超質量の円盤。静止状態なら膨大な重力を発生させるが回転の遠心力でそれを調節する。
劇中ではこれを基にした重力制御装置アクティヴデバイスを組み込んだ「ポンコツ」「ヴァルチャー」によって大いに利用された。
例:局所的時間停止による防御・現状維持、大質量超硬度のポン刀の制御・操作など

最初に黒い核鉄を埋め込まれたヴィクターの持つ大戦斧の武装錬金
兵器レベルの武装錬金を即座に沈めるほどの重力操作を可能とする。最後には月からのカズキとの脱出という非戦闘的な利用もされた。

ギルド所属の守銭奴なニードレス、セトのフラグメント。
文字通りの効果を持ち、厨二臭い「死神の聖剣」を軽々操らせる。

異能持ちの櫻田王家の三女・茜の持つ異能。
自分自身と接触している物体の重力を操る。
普段からこの能力によって人助けに恥ずかしげながら従事している。スカーレットブルーム?誰ですかそれ?

グレーテル/静森えりかの持つ体格に似合わない大剣で、重力魔法の効果を持つ。
パワーの源泉は大地の力であるらしい。

  • 重力法則無視(桐野佐亜子と仲間たち)
二戸原大輔原作、叶恭弘作画の読み切り漫画のヒロイン・桐野佐亜子の天啓(オラクル)
文字通りの能力で重力ベクトルを制御した立体移動を得意とする。

「ビッグデスターズ」土神軍団将軍で策略家。
必殺技は全て腕・触手から繰り出す重力操作によるもの。

クロノス十二神将の一人。
元々ある程度の重力制御が可能な獣神将の中でも最高クラスの力を揮い、全身の主要グラビティポイントを射出して形成する
最高技「疑似ブラックホール」は70垓トンもの重力を発生させるほど。
反逆されてこれを食らったアルカンフェルは普通に復活してきたが彼はまあチートなので…
地味に「そのまま放置すると本物のブラックホールになるので使った後出来るだけ早めに『中和』による後始末をしなけばならない」
「基本的に惑星上で使っていい技ではない」というリスク面も解説描写されている。
ギュオーの後に十二神将入りしたイマカラム・ミラービリス(村上)は元々ギュオーの試作体の為同じ技を使用できる。

ヘタレなシモンファミリー10代目ボス。
ツナの大空と対をなす大地の属性の炎を持ち、その能力は重力制御。マイクロブラックホールくらいなら作り出すことができる。

ポート・マフィアの脳筋幹部、中原中也の異能。
触れたものや自身の重力の大きさとベクトルを操る。
暴走する「汚濁」の状態はやっぱり真っ黒になる。

東京都市首席で全体ランクは微妙な4位の口が悪い主人公。
重力操作の<世界>を持ち、異名の「空翔ける者(フリー・グラビティ)」にふさわしい空中飛行が得意。

雪彦始め弥勒一族が使う技。超重量の隕石鉱から作り上げた武器を超高速で揮うことでブラックホールを発生させる。
わけわからんチート技だが本作ではよくあることである。

「土」を司る五曜星の京都人。実態はもっと重要。「地球はお友達」
時代劇なのに技の名前が「重力球(グラビトン・ボール)」「重力崩壊翔(ブラックホール・クライシス)」などアレなことがあるが本作ではよくあることである。それぞれ「重力の弾で対象を吹き飛ばす」「前方広範囲に重力波を放つ」技。
他の技は
  • 範囲内の重力を強化する「地友気(ちゆうぎ)
  • 無数の石を浮かべて盾とする「鎮星輪(ちんせいりん)
  • 上空へ飛ばした岩石を隕石の雨と化す「鎭星烈火彗星将(ちんせいれっかすいせいしょう)
  • ブラックホールを撃ち出す「鎭星黒天球(ちんせいこくてんきゅう)

レベル2では「理想を現実に変える力」を与えた物に、「物の重さを変える力」を与えることができる。
つまり物の持つ機能の範囲内でしか(ナイフなら切断能力とか)強化できない「理想を現実に変える力」とは異なり、触れれば無差別に重さを変えられるということである。

元紅き翼No.3で不老不死の魔法使い。
例に漏れず色々なチート能力を持つが、重力魔法を好んで使う。
UQ HOLDER!の重力剣の製作者。

リオネス聖騎士のダンゴムシ(鎧姿が)
手にしたマラカスをドンチャチャ、ドンチャチャと楽し気に振るいながら相手周囲の重力を10倍~30倍に増強する魔力を用いる。

「さすらいの重力王子」の異名を持つ金ぴかヒーロー。
そのNEXT能力は手を地面につけるとともに一定範囲内(半径30m程度)の重力を増幅するというもの。
威力は十分だが味方を巻き込みがち。

  • 重力子放射線射出装置(BLAME!)
本作を代表する武器・兵器。霧亥らも用いている。
正直原理はさっぱりわからないが、射線上の構造物を円形に削り爆破していく。

ブラックホール・エグゼリオを支配下においた宇宙怪獣。最大全長は30000kmに達する。
重力レンズが観測可能なほどの重力を揮う。
特異点を開放すればビッグバンすら引き起こせるらしい。

本作の主役機体。合体でゴッドグラヴィオン、ソルグラヴィオン、アルティメットグラヴィオンになる。
重力子制御による重力場「エルゴフォーム」により武装の効果を増大させる。

どちらも固有能力を重力制御とするカタクラフト
前者は主に攻防・移動と総合的に使う。15年前に鹵獲されて地球側の戦艦デューカリオンに転用。
後者は重力制御デバイスのポッドを高速回転させて発生する重力竜巻が特徴。
回転系の例に漏れず上からの攻撃で撃墜。

本作の主力宇宙戦艦と搭載される機動兵器。
元となっている珪素生命体ヴァイアの重力制御能力を利用し、それぞれの艦とVGは重力を利用した重力フィールドや兵装を持つ。
なお黒のリヴァイアスのVGアインヴァルトは特に強力な固有兵器がないが、重力を利用したバルジキャノンの強化や格闘戦で戦う。

本作の主役機体。
色々な能力・武装を持つが、マイクロブラックホールの射出能力もある。
その武装イデオンガンは生み出されるブラックホールに志向性を持たせた超重力渦巻きを撃ちだしている。

メインで使う者に悪魔の心臓〈グリモアハート〉のブルーノート・スティンガーと天秤宮の星霊ライブラ。
サブで使うものに人魚の踵〈マーメイドヒール〉のカグラ・ミカヅチ。
カグラから習得したリズリー・ロー。
などがいる。

  • サタングラビティ(EDENS ZERO)
重力を操るエーテルギア。これによる技は「魔械流重術」と呼ばれる。
主人公シキがこれの使い手であるほか、シキの師にして宿敵のジギー、シキの兄弟子で敵であるシュラ、ジギーの師のゼノリスも使用する。
使い手によって得手不得手があり、例えばシキは自分に重力をかけて攻撃の威力とスピードを上げることが得意だが、シュラは他者に重力をかけることを得意とする。

重力を操る物質MGストーンを組み込んだ重力制御装置。
ディオマース・ネロなど、ボルゾイのマシンに搭載されており、パワーを解放すれば重力によりコースを陥没させる威力を誇る。
本来は宇宙開発に使うためのもので、これを使えば赤道上でなくとも軌道エレベーターを作ることも可能。

大きな屋敷や城に棲む凶悪な妖怪。作中ではとある中学校に出現。
舌で舐めた相手にかかる重力を上下反転させる。これにより、窓から逃げようとした体育教師が空へ落ちて消息不明になったりした。
葉月いずなの霊力も通じない強敵だったが、幽体離脱していずなの体に乗り移ったぬ~べ~に殴り飛ばされ敗北。反重力は天井なめ自身にも作用していたらしく、窓を突き破って空へと落ちていった。

地球由来のオーバーテクノロジーを搭載したキングゴジュラスが登場。重力操作により、敵の攻撃を遮断する「グラビティモーメントバリア」システム等を実現。
その後、キングのシステムを解析して作られたヴァルガは自身の質量を疑似的に増加させることができ、その状態で突撃する「グラビティ・アタック」を必殺技とする。
また、ブラックホール砲とも言える「超重力弾砲」を搭載したデス・キャット、「重力砲(G-カノン)」で敵機を浮かび上がらせるデッド・ボーダーギル・ベイダー等が登場。
「グラビティーゾイド」と呼ばれる機体群は、内蔵された「グラビティーホイール」で重力子をエネルギーに変換できる。これによって、自身にかかる重力を軽減しつつ機体性能を向上させている。

主人公アスタと敵対する「漆黒の三極性」のリーダー格の男。
ダンテ自身の魔法は肉体魔法だが、普段は専ら彼に憑いた悪魔ルチフェロの使う重力魔法で戦う。
人間なら指一本動かせなくなる程の重力を辺り一帯に発生させる、岩を削り武器を作る、打撃に重力を乗せ格闘攻撃の威力を増強する、
触れた物体を容易く削り取る重力弾を放つ、空間自体を捻じ曲げて敵の攻撃を不発にさせるなど、上記の例にある技は大体できる。
なお重力操作といえば作者の前作の主人公の能力である。

ケイバーライト(元ネタは上記の小説)を利用した超小型重力制御デバイス。
アンジェはこれによって空を飛んだり重い物を持ち上げたりする。
本作の世界ではケイバーライトを利用した空中戦艦なども実用化されているが、人が持ち運べる大きさまで小型化するのは極めて高い技術とコストが必要であり、また連続使用すると発熱するため冷却しなければならない。

  • ニュートンの名を冠す能力・能力者
重力/引力の発見者として一般に知られるアイザック・ニュートンにあやかった能力群。
近年よく見かける歴史ものでない偉人バトル作品でたまに出てくる。おおむね重力や引力を扱うものとして考えてよい。細かい設定はググれ。
    • 重力の実(リィンカーネーションの花弁)
前世が本人である、顔がリンゴなニュートンの能力。
    • アイザック・ニュートン(ノブナガン)
キス魔のジェス・ベッカムのAUウェポン。右足が媒介なあたり上記のフォーゼと被ってる。
    • ニュートンのリンゴ(HUNGRY JOKER)
少年科学者ハイジに能力を与えるキモい林檎。
    • ISC=NWTN(ハイファイクラスタ)
絵草計の適合Hi-Fi。引力制御によるローラーブレードでの超機動を用いる。



リアル・SFでの重力操作

どちらかというと「人工重力」という名前で登場することが多い。
特に説明されずに宇宙船などで平然と人工重力が発生している作品も多いが、リアルにやろうとするとかなり大変な技術の一つである。

そもそも、地球と同じ1Gの重力を発生させようとするなら一番手っ取り早いのは地球と同じ質量を宇宙船の底に括りつけることなのだが、流石にそれはいくらなんでも非現実的すぎるので他の方法が採用されることが多い。
しかし、重力そのものを発生させるのは、今の所「大質量の物体しかない」のだ。
電気のようにスイッチを押すことで出したり引っ込めたりできる代物ではない。
さらに、方向性・指向性もないので都合の良い方向に働かせて思った物体だけを手元に呼び寄せるという芸当もできない。
物体を呼び寄せようとすれば周囲のあらゆる物体が全部殺到してしまう。

割と一般的かつ低コストなのはガンダムのスペースコロニーなどにも見られる「建造物をグルグル回して遠心力を重力代わりにする」というタイプ。
基本的に現代の科学技術でこれより現実的な手法は開発されていない(例えば、宇宙船を高速で飛ばして慣性の法則で床に押し付けられる力を重力の代わりにするというのもあるが、要求されるスピードが非現実的)。
ならそこまで重力発生にこだわらなくてもよくね、と言いたいところだが、重力がかかっていないと人間の身体は脆くなってしまい、骨粗しょう症を起こしたり腎臓結石を発症しやすくなってしまう。
なので、磁石やマジックテープなどで床にくっつける手法は、長期の宇宙滞在向きではない。

重力の正体となる物質、更にはその制御法が新たに発見でもされない限りは、現実的には人工重力は夢のまた夢と言ったところだろうか。
現状は「重力子(グラビトン)と呼ばれる粒子」と「波動の両方の性質を持つ素粒子」で力が働くとされており、重力波の観察には成功している。


4つの力

物理学によると世界の全てで働いている「力」は「重力」「電磁気力」「強い力」「弱い力」の4つとの事。
そして、その4つの力を強い順で並べると


強い力>電磁気力>弱い力=========越えられない壁=========重力


になる。
参考までに、電磁気力は重力の10,0000,0000,0000,0000,0000,0000,0000,0000,0000,0000(100正)の力である。
一方で力の及ぶ範囲は重力がケタ違いに広い。
地球やその他の惑星が遠く太陽からの重力によって公転していることを考えれば分かりやすいだろう。



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最終更新:2024年10月06日 12:39

*1 加速や遠心力でGを作り出したらそれはもう重力操作ではない…。