FL Studioのピアノロールはなぜ使いやすいのか?
FL Studioのピアノロールは使いやすいと評判が高いです。
根本的な理由としては、ステップシーケンサーでの「左クリックでノート配置」「右クリックで削除」という直感的な操作方法を受け継いで拡張していった結果なのではないかと思っています。(「右クリック削除」を採用している DAW は FL Studio以外ではあまり見ません)
ピアノロールの役割
操作感は独特ですが、FL Studioでのピアノロールの役割は一般的なDAWとあまり違いはありません。
- メロディーの入力
- リズム(ドラム)トラックの入力
- 外部MIDI機器のコントロール
ただ、リズムトラックについては「ステップシーケンサー」「ピアノロール」「
プレイリスト」のどこで行うかの問題があります。"FPC" や "Drumaxx" などドラム音源を使う場合は通常ピアノロールで入力します。
基本操作
ピアノロールを開くには
ピアノロールを開く方法はいくつかあります。
まずはこのアイコンをクリックして開く方法で、おそらく多くの人がこれをよく使うと思います。
他にはチャンネルラックを右クリックして「Piano roll」でも開けます。
ピアノロールが入力済みであれば、この部分をクリックして開くこともできます。
そしてショートカットキーの「F7」でもピアノロールを開くことができます。一番良いのは多ボタンのマウス(ロジクールのゲーミングマウスなど)を買って、他ボタンマウスのサイドボタンに「F7」キーを割り当てます。するとマウスから手を離さずにピアノロールを開くことができてオススメです(個人的には左手デバイスよりも多ボタンマウスの方がは DTM には向いている気がしています)。
ノートの編集方法
おおよそ以下の操作を覚えればノート編集の最低限の作業ができます。
- 左クリック: ノートの配置
- 右クリック: ノートの削除
- 左ドラッグ: ノートの移動、ノートの長さの調整
- CTRL+左ドラッグ: ノートの複数選択
- Deleteキー:選択しているノートを削除する
グリッドスナップの調整
グリッドスナップの調整は以下のドロップダウンから変更します。
よくあるのが "Delete"キーと間違えて "BackSpace"キーを押してしまい、この値が "(none)" となってスナップが無効化されてしまうケースです。
基本的にここの値は "Line" でグリッド線に合わせてスナップしてくれる設定が良いと思います。
逆引き
グリッドの線が見づらい
グリッドの線が薄くて見づらい場合には、▶ボタンのメニューから "View > Grid contrast > High" を選ぶと線がくっきりした色になります。
ノートのハイライトが消えてしまったのでもとに戻したい
何かのきっかけでノートのハイライトが消える(白・黒鍵盤で色が変わらなくなる)ことがあります。
この場合は、▶ボタンのメニューから "View > Note grid highlights" を選びます。(または ALT+B)
すると白鍵盤の部分が明るくなります。
ピアノロール使いこなし術
最終更新:2023年11月29日 10:43