自衛隊の松本駐屯地で(長野県松本市)レンジャー訓練中に高さ15メートルから重さ7キロの機関銃が落下。地上にいた隊員に当たり死亡した。自衛隊は原因を調べるとともに再発防止に努めるとしている。
機関銃が約15m落下 胸に当たり死亡
落下した機関銃は「5.56mm機関銃MINIMI」。長さはおよそ1メートル、重さはおよそ7キロ。
陸上自衛隊によると、3月13日午後6時45分頃、松本駐屯地で、塔からロープで降りるレンジャー訓練中に隊員の持っていた機関銃がおよそ15メートル落下。

地上で安全管理をしていた2等陸曹の男性(41)の胸に当たった。
男性隊員は病院に搬送されたが、およそ2時間半後に「心損傷」で死亡した。
レンジャー訓練中に…
訓練はヘリから地上への降下を想定したもので、隊員が塔の上で降下の準備をしていたところ、何らかの原因で機関銃を取り付けていたひもが外れ落下したとみられている。
陸上自衛隊が事故調査委員会を設置して詳しい原因を調べている。

自衛隊は「速やかに事故原因を究明し、2度とこのような事故を起こすことがないよう全力で対応していきたい」とコメントしている。
(長野放送)