島根、鳥取両県のえりすぐりの産品を集めた「山陰いいものマルシェ」が24日、出雲市西林木町の出雲だんだんとまとアリーナ(出雲市総合体育館)であった。45店舗が販売テントで地元素材を活用した加工品などを並べ、1万2千人の来場者でにぎわった。
体育館内外のテントで、出雲市内のネギ農家が作る「出雲ねぎ焼き」や、米子市内のヤギのミルクを使ったプリン、奥出雲地方に関係があるこうじや酵母で発酵させた茶などが販売され、家族連れの来場者が買い求めようと列をなした。
家族で訪れた出雲市武志町の会社員、佐々木智之さん(41)はカレーやドーナツなどを購入し「普段近くで食べられないいいものを買えて、楽しめた」と笑顔だった。
マルシェは産品の消費拡大や生産振興を目的に、中海・宍道湖・大山圏域市長会や中海・宍道湖・大山ブロック経済協議会、JR西日本、山陰中央新報社などで組織する実行委員会が開き、今回で9回目。
(片山皓平)