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不都合な真実に脅えてアラスカへ<9日目>~カボタージュを奇貨として~

■ヴィクトリア(Victoria)/ブリティッシュ・コロンビア州(カナダ)
最後の寄港地はカナダのヴィクトリア(Victoria)と普通の一般人はまず縁のない街。なぜそんな街に寄港するかというと、当船はバミューダ船籍のくせにアメリカ近辺ばかりをウロチョロしており、規制の関係上、1航海あたりで必ず海外をワンタッチしなければならないルールとかそんなだった気がします(専門用語で『カボタージュ』とか呼んだはず。うろ覚え)。したがって、「規制の都合上寄るだけあり、見るべきものは何もない」と、下船せずに部屋に残るゲストもいるようです。
昔々はイギリスの植民地であったため今でもイギリスの影響が色濃く残る街並み。色とりどりの花が咲き乱れ、別名『ガーデンシティ』とも呼ばれています。港のすぐ近くは区画整備された芝生の広がる住宅街。映画で典型的に描かれるアメリカ郊外の住宅地であり(カナダだけど)、生活の質の豊かさが伺えました。


■ブリティッシュ・コロンビア州議事堂(Legislative Assembly of British Columbia)/ダウンタウン(ヴィクトリア)
1898年建立のヴィクトリアを象徴する建物。内部ツアーもあるそうです。
夜間のライトアップ付き。若干のチボリ公園感。


■フェアモント・エンプレス (The Fairmont Empress) /ダウンタウン(ヴィクトリア)
 こちらもヴィクトリアのシンボル。街いちばんのホテルであり、お手洗いを借りに入らせて頂きましたが、雰囲気の良いレストランやバーがいくつかありました。


■ビーバーテイルズ(BeaverTails)/ダウンタウン(ヴィクトリア)
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g154945-d8708735-Reviews-BeaverTails-Victoria_Victoria_Capital_Regional_District_Vancouver_Island_British_.html
 カナダを代表するスイーツショップ。先日、日本進出を果たし話題となりました。スペシャリテは「ペイストリー」。注文を受けてから一枚一枚手で生地を平たく延ばしナンのように成型し、油で揚げて味付けするお菓子です。
 味は、いわゆる揚げパンであり、今あなたが想像している味と大きくは変わらないでしょう。たっぷりのシナモンとレモン汁で食べやすくはなりますが、若者以外は胸焼け必至。おなかに余裕がある際にどうぞ。


■ギャリックス・ヘッド・パブ(Garrick's Head Pub)/ダウンタウン(ヴィクトリア)
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g154945-d5086999-Reviews-Garrick_s_Head_Pub-Victoria_Victoria_Capital_Regional_District_Vancouver_Island_B.html
 ヴィクトリアはその成り立ちに基づき英国文化を引き継いでおり、街中には賑やかなパブが溢れています。
 当店はその中でもひときわ大きく人で溢れかえっていました。店頭でパスポートとクレジットカードの2段階認証で年齢を確認し、空いている席に自由に座ります。
 地元のものを中心に数十種のドラフトビールに心躍る。
 wifi完備にクレジットカードOKと、クルーズ客にはありがたい設備。価格も1パイントにサンプラーを注文して合計22カナダドルとリーズナブル。オススメです。


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カナダで乗り継ぐだけでもビザみたいなのが必要になったから気をつけて!

私と妻は平均すると月に1度は海外に出ており、一般的には旅慣れた人とみなして良いと思うのですが、そんな我々でさえも陥ってしまったトラブルについて情報共有しておきたいと思います。

端的に言うと、2016年秋からカナダで乗り継ぐだけでもビザみたいなのが必要となり、その承認がなければカナダ入国はおろか日本からの飛行機にすら乗せてもらえなくなりました

空港には余裕を持って出発時刻の2.5時間前に到着するようにしているのですが、この日は航空会社のシステムに障害が発生しておりチェックインカウンター前はプチパニック状態。搭乗時刻が近くヤバくなってきたのか、我々の便名が掲示されたボードを持ち歩く職員が「バンクーバーに行かれるお客様!」と声がけを始めたので慌てて申し出る。

どういう仕組みかは不明ですが、我々の手続きはシステムで処理できるようになったらしく、そのまま急ぎで処理をお願いした矢先、職員の顔が凍りつき手が止まり一言「ETAの申請はされてますか?」

ESTA(エスタ)のこと?そりゃあもちろんやってるよ、何ならつい3ヶ月前にアメリカに行ってきたばっかだし、と、にこやかに申請用紙を見せると、「あ、そうじゃなくて、ETA(イーティーエー)です」と職員。

イーチーエー?何それ食べれんの?僕ちん去年の今頃カナダ行ったけど、そんなん機内食で出なかったよ?「2016年の秋から、カナダに訪れる場合はESTAのような手続きが事前に必要になったんです」

え、でも僕たちカナダに入国しないし。乗り換えるだけだし。「トランジットだけでも必要になったんです」

ふーん。ま、でも、ESTAだって未申請でも、現地に着きさえすれば何とかなるよね、と、処理を進めるように促すと、「ETAの場合、未申請だとお乗せすることができません」ちーん。ようやくことの重大さを認識することができました。

どどどどーいうことだ!?どうすりゃいいんですくぁ?と慌てふためくと、「今すぐスマホでカナダに申請して下さい!通常であれば30分もあれば承認されますので。なお、承認に時間がかかった場合、当便にはお乗せすることができず、お客様の券種だと、新たにチケットをお買上げ頂くことになります」ちーん。

この職員に言いたいことは山ほどあるのですが、まずは申請が優先度AAA+だと判断し、慌ててカウンターを離れスマホを取り出し登録作業へ。「あ、お荷物はコチラでお預かりしかねますのでー」いちいち癇に障る女だぜ。

とにかく焦る。ここ数分で承認されないと数十万円が吹っ飛ぶ。いや、もうお盆だし金を積んだからと言ってチケットを買えるかどうかもわからない。仮にクルーズの出港に間に合わなかったら、、、と血の気が引き膝が震えます。
 慌ててetaと検索し、最初にヒットしたそれらしきサイトをクリックし、そのまま手続きを進めると、費用は6,400円との表示。えー、乗り換えるだけなのに高いなあ、まあでもビザで50ドルとかいう国はザラだからそんなもんなのかと納得し、そのままクレジットカード決済へと進む。
受付完了のメールが届き、「通常であれば72時間以内に完了」との連絡。えー、72時間どころかあと数分で何とかしろよと思わず毒づきたくなりますが、それは機械のすることなので、ただただ待つしか策は無い。

「あ、あたし、承認おりた」と妻。どれどれと送られてきたメールを見せてもらうと、どうにも文面の雰囲気が私と異なる。「申請するとすぐに承認されるんだね。7カナダドルって結構安いよね」


どういうことだ。不安で気持ちが悪くなり、ふたりで「eta 高い」「eta 6,400円」などで検索すると、妻が言いづらい持病を告白するように、「ねえ、あなたそれって『詐欺サイト』で決済しちゃったんじゃない?」と私に告げる。膝から崩れ落ちそうになりました。

よくよく読むと、実際には詐欺というわけではなく、れっきとした申請代行業者のようです。ただ、確かに代行はしてくれるそうなのですが、本物のサイトと同様の入力項目であるにも関わらず6,400円という不当な価格設定。SEO対策や広告を駆使して検索トップに来るようにしているなど違法ではないが一部不適切。まあ、テンパってよく読み込まず処理を進めた私が悪いです。

また代行業者であるため、そもそもきちんと処理してくれるのか、時間をどれぐらい要するのかが全く読めないので、念のため本物のサイトを用いて再申請。結果、数分後にいずれのサイトからも承認OKの連絡が届き、代行業者分の6,400円はドブに捨てたこととなりりました。

這々の体でチェックインカウンターに戻り承認がおりた旨を職員に告げ、なんとか搭乗手続きを済ませる。あの、今回は何とか手続きできましたが、他のお客さん、みんな何の問題もなく完璧にこういう手続き済ましてるんですか?と職員に訊ねると「いやあ、結構できてない方が多いですねえ」と平然と言い放つ。

チケット買うときとか、搭乗前にメールとか送ってくれてもいいんじゃないですか?と彼女に問うと「渡航先で必要な書類については全てお客様にご用意して頂くことになっておりますから」と歯牙にもかけない。じゃあなんでESTAについてはあんなにしつこく連絡してくるんだ、とも思いましたが彼女に文句を言うのはお門違いなのでそのまま引っ込みました。

うーん、これは航空会社の姿勢としてどうなんでしょう。もちろん最終目的地がカナダであれば利用客がそのような書類を用意すべきだとは思います。しかし今回の我々の最終目的地はシアトル。シアトルに着きさえすればそれでよく、どこを経由するかなんてハナから気にかけておらず、航空会社のwebサイトで提案されるがままの旅程を買っただけです。航空会社が提案する旅程のそれぞれの空港で必要となる書類につき、知識を常にアップデートできている日本人はそんなにいないと思うんだけどなあ。

また、こういった目に遭う客がそれなりに居ることを把握しているのであれば、チケットを販売する際にヒトコト告知するなり、リマインドのメールぐらい送ってくれてもいいと思うのだけれど。チェックイン・カウンター最前線でのやりとりのコストのほうが安い、と言われればそれまでですが。おもてなしやホスピタリティに力を入れる前に、このような最低限の事務処理をきちんとサポートして欲しいところです。

今回、我々は何とか土壇場で搭乗できるようになりましたが、インターネットや英語に慣れていないお年寄りの場合は完全にアウトでしょう。今後、海外に行く際は乗り換えを含めてきちんと情報収集するように気をつけることとします。勉強になりました。格好のネタができて良かったです(ブロガーは生活の中で何か嫌なことがあってもそれがネタになるので精神状態が極めて良い)。

どうかこの記事が皆さんのお役に立ち、たくさんシェアされて、6,400円以上を稼ぎ出してくれますように。


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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

Kongee Dinesty/Richmond(Vancouber)


リッチモンドという、バンクーバー国際空港の近く、中国人がたくさん住んでる地域へ。このあたりにローカルに大人気のお粥屋さんがあるとの情報を入手しました。
日曜日であっても早朝からオープンしています。お粥の英単語のスペルはcongeeですが、当店は漢字で「金津」という店名でありKongeeというつづりです。ナビをセットする際は気をつけましょう。
我々以外の客は全て中国人であり、店員さんも普通に中国語で話しかけています。
オーダーシートに鉛筆でチェックを入れて注文します。きちんと英語訳はついているのでご心配なく。
お粥に+100円ぐらいで焼きそばをつけることができます。それほど美味しいものではありませんが、栄養素の無いおやつみたいな味わいでうっかりパクパクと食べ進めてしまいます。
細切牛肉のお粥。臭みのない柔らかな牛肉がたっぷりと入っています。肉の旨味が濃く、しっかりとした味わい。ベトナム料理における牛肉フォーのスープを思い出します。
魚と肉のお粥。何の魚か、ひいては何の肉かはよくわかりませんでしたが、素材そのままの旨味が溶け込み、どぎつく感じることは一片もなく、スイスイと食べきってしまいました。
Rice Roll, Green onion, Dry shrimp と記載されたもの。これは全然美味しくなかったです。中に春巻的なジュンワリしたものが入っているのかと期待していたのに何もなく、米粉のグダグダなシートが巻かれているのみです。タレを楽しむ食べ物なのかもしれませんが、それにしても箸が進まず大幅に残してしまいました。
スイートチャイニーズドーナッツ。これはまあまあ。暴力的な甘さというわけでなく、油を吸いまくっているというわけでもなく、割と爽やかに食べ切ることができました。
チキンとマッシュルームのお粥。見たこともないような大きさの巨大キノコが入っており腰がひけてしまう。マリオも初めて巨大化する際は、自分よりも大きいキノコを本当に食べてよいものか躊躇ったに違いありません。キノコの土の香りというか、野趣溢れる香りが漂い好みは分かれることでしょう。
テイクアウトで黒ゴマ豆乳。これは既成品を移し替えているだけの瞬間を見てしまったのでさげぽよです。味わいは予想通りの黒ゴマ豆乳であり、この液体そのものには罪はありませんが、もうちょっと内緒で、客に見えないように既成品を使用して欲しかった。

全体的には満足。中国人で溢れかえる理由がわかりました。1人1セットでは量が多すぎるので、人数から3割ぐらい落として注文するぐらいでちょうど良いでしょう。空港の食事は味気ないので、コチラで腹を満たしてから機上の人になることをオススメします。


https://www.yelp.ca/biz/kongee-dinesty-richmond

Cloud 9 Revolving Restaurant & Lounge/West End(Vancouver)

The Empire Landmark Hotelの最上階42階に位置する展望レストラン。「味は大したことないけど、景色は確かだから!」と、友人にお連れ頂きました。80分でレストランごと1周くるりとまわる、オークラのレストランや東京交通会館に似たコンセプト。
なるほどこれは絶景!5月初旬のバンクーバーの日没は21時近くなので、夜景にまでたどり着くことはできませんでしたが、ばびろんまつこも納得の大パノラマです。あまりの興奮に窓にへばりついていると、少しずつ地面がズレて身体ごと持っていかれるのに注意。
全面が窓ガラスで非常に開放的。クルーズ旅行を想起させる程の解き放たれた感じです。バンクーバーの中心部のちょうどイイトコに立地しているので、バンクーバーの全容や土地感覚を一気に理解することができる。
パンは価格帯の割には中々に美味しい。当店に限らず、バンクーバーはパンのレベルが全般的に高いような気がします。
マンハッタンスタイルのクラムチャウダー。これは失敗。二枚貝がたっぷりと入っているものの、コンソメが薄いというかなんというか、ミネストローネの出来損ないにしか思えません。やはりクラムチャウダーはニューイングランド風(牛乳や生クリームで伸ばすタイプ)が好きだなあ。
地元ブリティッシュ・コロンビア州のスモークサーモンが乗った前菜。レモンとディルの風味のきいたクリームチーズにケッパーがアクセントとなっていいですね。ルッコラもたっぷり。パンとサーモンの塩気のバランスが絶妙で、結構な量だけどパクパクと一気に食べきってしまいました。
同様にブリティッシュ・コロンビア州産の鶏肉。おろしニンニクの使い方が暴力的でクセになる味わい。付け合せにワイルドライスのピラフを指定したのですが、ワイルドライスは殆ど入っておらず下手な洋食屋の出来損ないピラフのようでガッカリ。

ただ、「料理は大したことない」と繰り返し説明されていた割には、なかなかどうして美味しいじゃないですか。値段もそんなに高くなく、ホテルのメインダイニングにしては客層やサービスもカジュアル。Tシャツも子連れもOK。観光客が景色を片手に楽しくやるには最高のお店だと思います。
路上のパーキングメーターに駐車していたのですが、ワイパーに謎の紙が挟まっていて背筋が凍る。なのですが、よくよく見ると単なる宗教勧誘のチラシでした。びっくりさせるなよー。



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Chambar/Downtown(Vancouver)

バンクーバーのチャイナタウン・スタジアム駅すぐのベルギー料理屋。友人に予約を入れてもらっていたのですが、フリーの客は40分待ちと言われており、人気のほどが伺えます。ところで、こっちのレストランの予約名って、ファーストネームなんですね。仮に私の名前がタロウだったとして、いきなり店員に「ハーイ、タロウ!」って言われるのはヘンな感じ。
木目主体の雰囲気のよいお店。テラス席もあり、イケてる男女がベルギービールで乾杯しています。街歩きをしていて感じたのですが、当店のようにセンスのよいお店が存在する率が東京よりも高く感じましたバンクーバーは。
ベルギー料理≒フランス料理と捉えていたのですが、見慣れない料理も多々ありました。過ちを犯すことを恐れた私は保守的にハンバーガーを注文。
肉は密度が高くギュウギュウ。200グラム近くあるかも。そしてこの肉は牛肉ではなく鹿肉。スパイスやハーブがたくさん練りこまれており面白い味わいです。マッシュルームのラグーや赤ワインのジャム、グリュイエールチーズが溶かれているなど、まあ、普通じゃないハンバーガーです。
バンズにはビーツの薄切りとハーブが散りばめられ、ちょっとオシャレやろドヤ!なプレゼンテーション。
付け合せのサラダに乗せられたヤムイモが面白い。サツマイモのように甘く繊維質が豊富。食べたことの無い食材がまだまだ沢山あるなあ。
重ねるとかなりの高さになります。丁寧に押しつぶし大口でかぶりつく。ハンバーガーを異常に上手に食す私にとっては朝駆の駄賃です。例えばクアアイナで肉をダブルにしたアボカドバーガーはかなり難易度が高いのですが、私の手にかかれば一滴も垂らすことなく完璧に平らげることができるのです。何自慢だか。
妻はフリカッセ(肉の煮込み)。バルサミコで味付けされたタマネギやオニオン、クレソンにチェダーチーズです。目玉焼きがふたつも並べられるのはさすが北米。
ベルギーと言えばベルギーワッフルという短絡的な発想から、ワッフルも注文。小ぶりながらも口当たりが柔らかく美味しいです。日本人がイメージするベルギーらしさを唯一見出すことができました。それでもソースには特徴的なハーブなどをきかせてあり、一筋縄ではいかない味わいです。

ベルギー料理とは何たるかを語れるほどの経験が私にはありませんが、所々、おっ、と感じさせる工夫が凝らされている料理店でした。



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北米西海岸 vol.2~橋橋橋~


目覚めると、奥様が朝食にスムージーを作って下さいました。ケールを中心に身体に良さそうな緑色の野菜を中心に、たっぷりのベリーで味を調える。マカやウコン、マキベリーなど最先端の健康食品もトッピングされ、東京なら1,000円を超える1杯。日々の上質な暮らしが伺えます。
ハフィントン・ポスト誌でカナダベスト4に選ばれたパン屋でクロワッサンを買ってきて下さいました。抹茶味がおもしろい。バンクーバーで抹茶って人気なんですって。普段朝食は食べない主義なのですが、この日ばかりはハイグレードなコーヒーと共にたっぷりと頂きます。
観光に出発。マクドナルドのロゴの中央にメープルリーフが埋め込まれています。
デニーズのアポストロフィにも楓の葉。「カナダって、何かとメープルリーフを埋め込んでくるよ」。国民全員が共通認識をとりやすいアイコンがあるって羨ましい。
Granville Islandへ。造船業で栄えた後、再開発で食事やショッピングを楽しめる赤レンガ的スポットへと発展を遂げた街。橋と高層ビルを望みながらテラス席でブランチする地元の人々。
観光スポット的な大きな市場では様々な食材が清潔に取引されています。フルーツや野菜、肉や魚介類などバラエティ豊か。
OCEANというコンクリート会社従業員家族向けのオープンハウスが開催されていました。タンクローリーに乗せてもらえたり、コンクリート会社が本気で作った砂山などで子どもたちが大はしゃぎ。設備に様々なアートが施されているのですが、どうも稲中に見えてしょうがない。
アクアバスという十数人乗りの小さな水上バスに乗る。操舵士がお会計や案内などを全てこなすワンオペです。
水上から迫り来る高層ビル。喫水線が低いため迫力満点。そこらじゅうにヨットハーバーがあり、カヤックやレガッタなどを楽しむ人々が大勢。水と上手に共存できている街です。
街一番の目抜き通り、Robson Streetを往復。ハイブランドから土産物屋など多種多様なお店がコンパクトに集約されています。その中でも美容院やネイルサロン、メイクなど、美容系のお店が非常に多く感じました。観光客が目立ち、昨日よりも中華系が少ない。
Chambarというベルギー料理屋でランチ。詳細は別記事にて。
食後はCapilano Suspension Bridgeへ向かうのですが、途中の橋で事故があったらしく、猛烈な渋滞に巻き込まれる。ここが止まれば全てが止まるという最悪の交通設計。「橋が通勤経路に入るような仕事は避けたい」と職探しにも影響を与えるほど、この橋の渋滞は悪名高いそうです。
通常であれば15分の道を1時間かけてようやく到着。長さ140メートル高さは70メートルの一大観光名所です。しかし竜神大吊橋から100メートルのバンジージャンプをこなした私にとっては朝飯前。
吊橋だけでなく、きちんと舗装されたピクニックスポットであるため、たっぷり2時間の森林浴を楽しむことができました。入場料は3,000円近くするのですが、その価値は充分にあります。
運悪く帰路でも追突事故があったようで凄惨な渋滞。眺めが良すぎるからわき見運転で事故が発生するのではあるまいか。事故処理車を優先させるため、一般車両は片側通行を交代交代で進みます。
ディナーはレストランが80分で1周するという展望レストランへ。詳細は別記事にて。
夕食後は33 Acres Brewing Companyという地元で人気のビアバーに立ち寄り、クラフトビールを仕入れる。最新のコーヒーショップのような雰囲気でスタイリッシュ。
いずれの味も大変美味しかったです。「ストロングビア」は驚きのアルコール度数9.2%。なのに爽やかな口あたりでスイスイと飲めてしまうという危険な逸品。また、これらがいずれも1本300円以下で買えてしまうのはお見事です。日本のクラフトビールもハイクオリティですが、どこも1本500円前後してしまうので、もうちょっとなんとかなったらなあ。
今夜もKUMON。内容がどうのこうのと言うよりも、勉強する習慣を身につけることが非常に重要です。私も昔から机に向かうことに特に苦痛を感じることはなく、今となっては学ぶことがもはや娯楽の一種となりつつあります。この子は私と同じく立派な人間になることであろう。
ポーランド産の高品質なシャルキュトリとビールがあれば夜は明けない。

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