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推薦とは? わかりやすく解説

推薦


推薦

読み方:すいせん

推薦の意味

推薦(すいせん)とは、優れていて、条件地位にふさわしいと思うひと・ものを人にすすめることをいう。

「推」には「(前へ)おしだすこと」という意味があり、「」には「神羊」の意味がある。「羊を生贄として包んで神様前に差し出した」という字源から《すすめる》という語義成立したとされる

推薦の用法と例文

「推薦」は、優れているものを人にすすめるときに用いる。推薦は、人を薦める場合にもモノ等を薦める場合にも使うことができる。



推薦の類語と使い分け

「推薦」には「推奨」という類語がある。

推薦も推奨も「優れているのですすめる」という意味であるが、「推薦」を用い場合は、特に相手希望している条件にふわさしいかどうかというニュアンスが入る。たとえば、お気に入りカフェただ単にすすめするときは「推奨」だが、カフェ探していている相手イメージに近いお店教えるときは「推薦」を用いる。

「推薦」の類語には「推挙」という言葉もある。「推挙」もまた「すすめる」という意味であるが、推薦とは違って物や事をすすめる場合には用いることはできない推挙対象となるのは「ひと」だけである。また、奨励しょうれい)」という言葉も「すすめる」という意味を持つが、奨励対象となるのは「もの・こと」であり、人をすすめるときには用いない

推薦の対義語

推薦の対義語として「辞退(じたい)」という言葉考えられる
辞退」とは「遠慮して断ること」という意味。こちら側条件にふさわしいと思ってすすめた対象が、それを「断る」という状況において対になる概念であるといえる

推薦者と被推薦者の違いについて

混同しやすい言葉に「推薦者」と「被推薦者」がある。「推薦者」とは、人や物をすすめる側の人のことで、「被推薦者」とはすすめられる側の人のことである。具体的には、Bさんのことを委員長にふさわしいと思っているAさんがい場合、Aさんは「推薦者」でBさんが「被推薦者」となる。

指定校推薦とは

指定校推薦とは、大学指定した学校の生徒のみが、その大学入試出願できる制度のこと。一般入試であれば原則としてどの学校の生徒卒業者含む)であっても出願が可能であるが、指定校推薦による入試場合は、大学側からの推薦がなければ出願することができないまた、単なる推薦入試」の場合は、学校推薦した生徒大学に対して出願することができる。まとめると以下の通りである。

一般入試原則として誰でもその大学入試出願することができる
推薦入試学校推薦した生徒だけが大学入試出願することができる制度
指定校推薦大学指定した学校の生徒だけが入試出願することができる制度(ただし多くは1校につき数名

すい‐せん【推薦】

読み方:すいせん

[名](スル)

人をその地位名誉に適している者として他人にすすめること。推挙。「委員長に—する」「—状」

よいものとして人にすすめること。「—図書


推薦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/20 08:07 UTC 版)

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推薦(すいせん)とは、評価を要する一つの物事について、優れている、適しているなど高く評価した事物(個人個体集団、その他の事物)を、裁量権を有する相手に知らせて採用を促すこと(用例:「委員長に―する」「委員長―(※委員長が推薦するという意味)」「―文」「―状」「―図書」)。地位名誉責任などを伴う一つの立場に対して、就任するにふさわしい人や集団を推薦することは、推挙/吹挙/吹嘘(すいきょ)とも言う(用例:「委員長に―」「横綱に―」「新撰組を―」)。

概説

団体の場合、入会に構成員(会員党員など)の推薦を義務づけている場合がある。

政治

日本

公職

日本の公職選挙法では「推薦し、支持し」という表記があるが(第百三十六条2項など)、その詳細についての規定はない。

一般的には、「推薦」は「支持」より強い支援を表明するものとされる。このどちらかを表明することは、公職選挙法に規定のある行動となるため、正式な支援表明として、選挙で重要視される。たとえば、「推薦」は候補者の選挙対策本部に人員を送って直接協力するが、「支持」は組織内で支援を呼びかけるにとどめると区別しているという。推薦の際には推薦者(多くは団体)が候補者に推薦状を与えるのが通例。

逆に、候補者が政党色を嫌い(あるいは政党側の思惑で)、敢えて「支持」にとどめるよう依頼する場合もある。さらに、公式には推薦も支持もしない「自主投票」だが、事実上推薦並みの支援をする場合もある。推薦・支持を受け入れるかは候補者に決定権があるため、受け入れを断られた党派が、独自に支援表明することもある。このような支援形態は勝手連と呼ばれる。勝手連による支援は公職選挙法上は意味を持たない。

政党役員

政党の内規で、党首選挙の立候補に一定数の党所属国会議員の推薦を要件とすることもある。一時期の自由民主党総裁選挙では議員50人の推薦を要件としていたため、総裁選候補に安倍晋太郎を擁立する福田派中川一郎に足りない推薦人の名義貸しをしたり[1]二階堂進が推薦人不足のために立候補を断念したりしたこともあった。

社会民主党の党首選挙立候補には、所属県連の推薦に加えて、党所属国会議員の1/3以上か党員200人以上の推薦を要する。実際には国会議員10人中4人の推薦が必要(2012年の場合)といった計算となり、党員数も少ないことから高いハードルとなる。これにより福島瑞穂が党首に連続5選する一方で、福島と並んで知名度の高い辻元清美阿部知子は党首選挙に立候補できず、結果的に離党に至っている。

アメリカ合衆国

アメリカ合衆国の選挙では、予備選挙の段階で政治家や著名人が各候補に Endorsement(直訳すると「保証」)を与える。Endorsementは「支持」と報道されることが多いが、内輪の組織に向けての指示に留まらず一般に向けてのアピールとしての性格も強いため、日本の選挙における推薦に近い。予備選挙の得票が思わしくないなどの理由で途中で選挙運動を中止する候補は、運動継続中のいずれかの候補に Endorsement を与えることが多い。上記のような Endorsement は個人の名義で行われるが、新聞が社説でいずれかの候補への Endorsement を表明することなども行われる。

なお、公認に相当する Nomination(指名)を一人の候補に対して複数の政党が行うこともあり、他党の公認候補への推薦に相当する構図となる。

イギリス

下院議長立候補には議員12名の推薦を要する。議長は不偏不党の職とされるため、推薦人のうち3人以上は自らの所属政党以外の議員である必要がある。

入学試験における推薦

推薦入学を参照。

脚注

  1. ^ 当時は立候補者が4名以上の時のみに一般党員による予備選挙を行うという規定があり、候補を4人揃えるためには中川の立候補が必要であった。

関連項目

外部リンク


推薦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 20:04 UTC 版)

レイフ・バダウィ」の記事における「推薦」の解説

ノーベル平和賞2015年 ノーベル平和賞2016年 スペイン個人自由党P-LIB)からの2014 Freedom Award 2014年発行の自由、 国際出版社から。

※この「推薦」の解説は、「レイフ・バダウィ」の解説の一部です。
「推薦」を含む「レイフ・バダウィ」の記事については、「レイフ・バダウィ」の概要を参照ください。

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推薦

出典:『Wiktionary』 (2021/06/15 14:36 UTC 版)

名詞

すいせん

  1. 良い思った物事他人勧めること。

発音(?)

す↗いせん

翻訳

動詞

活用

サ行変格活用
推薦-する

翻訳


「推薦」の例文・使い方・用例・文例

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