異世界の生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:43 UTC 版)
「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の記事における「異世界の生物」の解説
ター・ローの生物 “ター・ロー”には龍、麒麟、九尾狐、唐獅子の様な獣、鳳凰、帝江などの神獣・瑞獣・幻獣が存在する。 本作に登場した生物は、原作コミックでのター・ローの世界に棲むと言及されてきた種類が目立つが、本作の唐獅子の様な獣がコミックスで言及された獬豸に由来しているのかは不明(コミックスでは「Haetae」という韓国語の呼称とイヌ科(canine)の様な姿だと表記されており、韓国では獬豸は獅子形で表現される場合が目立つ)。また、同じく獬豸を指す「Haechi」は朝鮮神話の竜の名前として言及されている。また原作では、帝江に該当するキャラクターは登場しない。モーリス 帝江の一匹。テン・リングス本部で出会ったスラッタリーから“モーリス”と名付けられ、彼とは心を通わせ、共に暮らしていた。スラッタリーを通しつつシャン・チーたちをター・ローに案内する。 グレート・プロテクター ター・ローの村の湖に棲む、善なる雌の慈悲深い巨龍。堅固な巨体と、水を操る不可思議な力を武器とする。数千年前に魔物の群れをダーク・ゲートの奥へ追いやり、ター・ローの住人たちに知恵と自然の力・自らの身体の鱗を与えると、何世紀にもわたってゲートを守護してきた。 原作コミックスには、ター・ローに棲む神竜[要曖昧さ回避]族が登場する。エージェントオブアトラス(英語版)等にて、地球出身の竜やドラゴンの部類には古来からの竜やドラゴンや関連種族の他、恐竜から進化した竜やドラゴンの種族も存在すると判明している。エージェントオブアトラスにて、シャン・チーも他のヒーロー/ヒロインと共にスカウトされたアトラス・ファウンデーションのアドバイザーであるミスター・ラオも恐竜の末裔の種族出身である。 闇の魔物 異世界から侵略せんとする邪悪な存在。巨大な親玉のドウェラー・イン・ダークネスと、小型のソウルイーターズの2種がいる。数千年前にグレート・プロテクターにより、ダーク・ゲートの奥に全て封じ込められた。ソウルイーターズ 群れを成して人々に襲いかかる闇の魔物。人間から吸引した魂を保持し、ドウェラー・イン・ダークネスへと運び、与える役割を持つ。 原作コミックでは、「ドクター・ストレンジ」シリーズに同名の生物が登場するが、触手を持ちリーダーが存在し、異世界の生き物でこちらの世界の人間の魂を脅かす種族であるという部分以外の共通点は少なく、種族自体が悪ではない。 下記のカラックの手下種族である「フェアー・イーターズ」ことカラッキ(Kkallakki)の方が、本作のソウルイーターズやドウェラー・イン・ダークネスとの類似点が多い。 ドウェラー・イン・ダークネス ソウルイーターズの親玉である魔物。高い戦闘力を持ち、魂を吸引して力を増す。これに加え、他の次元の人間へ幻聴を吹き込む能力と、非常に凶暴かつ狡猾な性質を有している。 原作コミックでは、「ドクター・ストレンジ」「マイティ・ソー」シリーズや平行世界の「シークレット・ウォーズ」に同名の悪魔が登場し、「シークレットアベンジャーズ」でも手下が登場した。本作での姿はこれまでのコミックスとは異なるが、怪獣の様な大きさや触手はとくに「シークレット・ウォーズ2099」(英語版)の設定に近い。クトゥルフの子供または子孫とされ、(マーベルコミックスの世界の)現在の宇宙の以前の宇宙を破壊しようとしたが、(後にシャン・チーとも関わりが発生する)フェニックス・フォース(英語版)によって計画を邪魔され、これがきっかけで現在の宇宙が誕生した。その後もディスパイア(英語版)を作り出したり(「マーベル・シネマティック・ユニバース」では『クローク&ダガー』に登場)、ヘラクレスやソー、ドクター・ストレンジやクレア、ストローマン等のヒーロー/ヒロインと因縁が発生している。 その他、本作のドウェラー・イン・ダークネスの触手を持つドラゴンの様な姿や魂を喰らう特性、異次元を超える移動能力、「○○イーターズ」という呼称の手下種族を持つ点などは、ドウェラー・イン・ダークネスが所属する「フェアー・ローズ」の最強の一角である恐怖を喰らいし者カラック(Kkallakku)との類似点が目立つ。
※この「異世界の生物」の解説は、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の解説の一部です。
「異世界の生物」を含む「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の記事については、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の概要を参照ください。
異世界の生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 23:54 UTC 版)
「マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧」の記事における「異世界の生物」の解説
ター・ローの生物 ター・ローには龍、麒麟、九尾狐、唐獅子の様な獣、鳳凰、帝江などの神獣・瑞獣・幻獣が存在する。モーリス(Morris) 帝江の一匹。頭部や目、鼻、耳、口といった開口部などの器官そのものがなく、丸々とした胴体に6本の脚と4枚の翼が生えた毛むくじゃらの外観をしている。ター・ローでイン・リーと親しかったようで、その縁でテン・リングス本部におり、そこで出会ったトレヴァー・スラッタリーから“モーリス”と名付けられた。遊ぶことが大好きでやや図々しいところもあるが、人知を超えた力と知識を持っている。 スラッタリーとは心を通わせ、共に暮らしていたものの、同時にター・ローへ帰ることを望んでおり、同じくター・ローに向かおうとしているシュー・シャン・チーたちと新たに出会ったことで、スラッタリーを通しつつ自身の意思を伝えながら抜け道に案内して、シャン・チーたちと故郷であるター・ローへの帰還を果たした。 その後は、2頭の唐獅子と遊んだり、村での決戦ではスラッタリーと死んだふりをして彼の右腕に寝転がったり、決戦後の灯籠流しにも参加している。 グレート・プロテクター[偉大なる守護者](Great Protector) ター・ローの村の湖に棲む、善なる雌の慈悲深い巨龍。赤や白の堅固で特殊な鱗で覆われた巨体をくねらせながら水中や空中を豪快に泳ぎ、接近戦においては体当たりや尾部での殴打、鋭い牙が生えた口部による噛み付きを主戦法とし、水で数本の巨大な水柱を形成して操り、攻撃する不可思議な力も有している。 数千年前に魔物の群れを“ダーク・ゲート”の奥へ追いやり、ター・ローの住人たちを救って、彼らに知恵と自然の力・自らの身体の鱗を与えると、それ以来、湖に何世紀にもわたって棲みながら、ゲートを守護してきた。 2024年にシュー・ウェンウーによって魔物の群れが解放された直後に湖に沈んだシャン・チーを身体に乗せて湖から出現し、ター・ローの人々を救うべくソウルイーターズを攻撃した。シュー・シャーリンも乗せると、ゲートを破って現れた“ドウェラー・イン・ダークネス”に挑み、一時は力を増した相手に敗北しかけるが、シャン・チーたちとの共闘で魔物の群れを撃破することに成功。その後も、ター・ローの守護者として湖へ帰る。 闇の魔物 異世界から侵略せんとする邪悪な存在。巨大な親玉のドウェラー・イン・ダークネスと、小型のソウルイーターズの2種がいる。両種ともコウモリ型の悪魔に近い体躯を持ち、両翼で飛行し、数本の頭足類の触手のような尾部を巻きつけて捕縛した標的の魂を口部で吸引する能力を有する。 数千年前、ター・ローに突如現れて人々の魂を手当たり次第に貪り、大都市も滅ぼすと共に迎え撃った戦士たちをも返り討ちにして別次元にまで侵攻しようとした。しかし、グレート・プロテクターにより、ダーク・ゲートの奥に全て封じ込められた。ソウルイーターズ(Soul Eaters) 群れを成して人々に襲いかかる闇の魔物。加工した龍の鱗が施された武器以外の攻撃では、撃破することすらできない。人間から吸引した魂を尾部で保持し、ドウェラー・イン・ダークネスの下へと運び、与える役割を持つ。 ドウェラー・イン・ダークネス(Dweller-in-Darkness) ソウルイーターズの親玉である魔物。高い戦闘力を持ち、魂を吸引して力を増す。これに加え、ダーク・ゲートの向こう側からでも他の次元の人間へ幻聴を吹き込む能力と、非常に凶暴かつ狡猾な性質を有している。 封印後はゲートから脱することを目論み、ター・ローの事情を知らない他の次元の人間たちへ「ダーク・ゲートを破壊すれば最大の欲望を約束する」と人心を惑わす甘言を弄してター・ローに誘い込み、その人物にゲートを破壊させようと何世紀にも渡って行い、失敗してきた。 現代においてドウェラー・イン・ダークネスは、ウェンウーが持つ“テン・リングス(腕輪)”の力でゲートを破壊することを目論み、亡くなったリーの声色でウェンウーに何度も囁き、彼にリーがゲートの後ろに閉じ込められていると信じさせた。そしてター・ローに侵攻したウェンウーがゲートを攻撃したことによって解放されたソウルイーターズは、迎え撃つター・ローとテン・リングスの戦士たち数人の魂を吸引。これを与えられたドウェラー・イン・ダークネスは、ゲートを破って出現すると、すぐさまウェンウーの魂を吸引し、ソウルイーターズを率いてグレート・プロテクターやシャン・チーたちとの戦いに挑んだ。 グレート・プロテクターの圧倒的な力に一時劣勢になったドウェラー・イン・ダークネスは、ソウルイーターズから再び与えられた多くの魂を得ることでより強力になり、捕らえたグレート・プロテクターの魂も吸引し始めながらシャン・チーたちも窮地に陥れて優位に立った。だがケイティ・チェンが発射した矢に咽喉を貫かれたドウェラー・イン・ダークネスは、シャーリンが放った縄鏢とグレート・プロテクターに捕縛され、シャン・チーによって腹部に押し込まれたリングを回転させられて爆散。これに連動して残りのソウルイーターズも全て滅び去る。
※この「異世界の生物」の解説は、「マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧」の解説の一部です。
「異世界の生物」を含む「マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧」の記事については、「マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧」の概要を参照ください。
- 異世界の生物のページへのリンク