いし‐つみ【石積み】
石積み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 02:51 UTC 版)
石積み(いしつみ)とは、石を積んだ構造物、もしくは石を積む作業のことである[2]。
また、船の積載量を石積とも呼ぶ[2]。
石積み構造物
石と石との組み合わせだけで組み上げる構造を空石積みという。モルタルやコンクリートを組み合わせた構造は練石積みという。練石積みでも石の組み合わせなどが考慮されていないと、経年劣化で石が脱落するため、熟練の技術が必要とされる[3]。
ロックバランシング(ストーンバランシング)
石をバランスを考えて積むアートをロックバランシング[4]、ストーンバランシングという。
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積み上げられた作品
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大きさを徐々に大きくして上に積み上げた作品
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非対称に積み上げられた作品
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石のアーチ
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2014 Rock Stacking World Championshipの作品
出典
- ^ “広島市内に石像「イヌクシュク」-冬季五輪古式ロゴとほぼ同じデザイン”. 広島経済新聞. 2022年1月16日閲覧。
- ^ a b 精選版 日本国語大辞典 石積
- ^ “河川の景観形成に資する 石積み構造物の整備に関する資料 その2”. 国土交通省 河川局 河川環境課. 2022年1月16日閲覧。
- ^ だれでも積める【ロックバランシング】 NHK
関連項目
石積み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 01:59 UTC 版)
集落は畑作・林業が主体の「上」と、漁業が主体の「下(浜口)」で構成されていた。独特の景観である石積みがいつ頃発生したか明らかではないが、元々は獣害避けのしし垣から始まったと考えられ、遅くとも17世紀には確立したとされる。石積みの発展は大きく四つの段階に分けられ、Ⅰ期は江戸時代の景観形成~完成期、Ⅱ期は明治時代のド・ロ神父入植による西洋技術導入期、Ⅲ期は戦前までの近代化期、Ⅳ期は戦後(特に高度経済成長以降)の現代化期となる。●Ⅰ期…隠れキリシタンが開墾し、石積みによる畑垣(段々畑の基壇壁)や家屋土台の石垣、漁港や係留施設にも波及●Ⅱ期…隣接する大野集落の大野教会堂などに見られる家屋建築への応用●Ⅲ期…農地改良や転作、生活様式の変化により耕作地での石積みの用途が減少、自動車道が引き込まれ景観も変貌●Ⅳ期…国道202号(出津大橋)の開通により景観は一変、港湾整備と河川改修で海岸や川岸に見られた石積み護岸の大半は失われた。一方で文化財・観光資源としての価値が見直され保護も始まるが、一部で補強用にセメントを用い真正性(英語版)が損なわれてもいる。また、離農による景観維持問題もある
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