BL
「BL」とは、ビジネスロジック・船荷証券・優良住宅部品・body lateropulsion・ボーイズラブのことを意味する表現である。
「BL」とは・「BL」の意味
「BL」は、様々な分野で略語として使用されていて、分野によって大きく意味が異なる。ビジネスシーンやIT業界では、BLは「ビジネスロジック」という意味になる。「business logic」を略して「BL」であり、「業務ロジック」とも呼ばれる。ビジネスの業務を効率化するシステムは、複数の層に分かれる構造となっていることが多い。そして、ユーザーの入力情報を処理する層や、データベースにアクセスをする層など、層によって役割が異なる。その層のひとつであり、入力された情報を、データベースにアクセスできるものに変換する役割を担っているのがBLだ。業務システムにおけるBLは、厳密な定義が定まっておらず、使用する人や状況によって意味合いが異なる。入力情報を処理する層や、データベースにアクセスする層の一部を、BLとして扱うことも珍しくはない。また、商品や顧客など、ビジネスに関する情報が集まったものを形式化したモデルを、BLと呼ぶ場合もある。
ビジネスシーンでは、BLは「船荷証券(bill of lading)」の略語としても使用される。厳密には「B/L」と表記するのが正しい。船を使用した貿易で輸出を行う際、輸出を依頼した会社が船会社に商品を預けた時に発行されるのが、BLである。商品を預けたことの証明になると同時に、輸入する側が商品を受け取るための引換証にもなるという、非常に重要な書類である。BLがなければ、船を使った貿易は成立しない。
ビジネスシーンの経理においては、BLは間違いやすい言葉として扱われる。経理に関する略語には、BLというものは存在しない。しかし、賃借対照表の略語である「B/S」と、損益計算書を略した「P/L」が存在するため、その2つを混同して「BL」という間違った略語が使われるリスクがある。
建築分野では、「BL」は優良住宅(better living)の略称として使用される。特に優良住宅部品を略して、BL部品と呼ぶことが多い。建築業界では、住宅に使用する部品の内、品質面や価格面が優れているものを、BL部品として認める規格が設けられている。BL部品の基準を満たしたものは、BLマークを付けることができ、優良であることをアピールできる。そして、保証責任保険と賠償責任保険が付けられるが、それはBL保険と呼ばれる。
医療分野では、「body lateropulsion」という言葉の略語として、BLが使用される。「body lateropulsion」は、中枢神経系の異常によって、身体が左右のどちらかに傾いてしまう症状である。筋力など、身体構造には特に問題がないのが特徴だ。そして、「body lateropulsion」に該当する日本語の表現がなく、BLと略されることが多い。
特殊な例としては、BLは「ボーイズラブ(boys love)」の略称としても使用される。男性同士の恋愛を描いた作品や、そのジャンルを指す言葉だ。恋愛は男女がするものであるという考えが浸透していた時代は、BLは特殊な文化として扱われていた。しかし、性の多様性が叫ばれている現代では、認められることが多い。そして、BLをテーマにした、テレビドラマや映画も少なくない。ボーイズラブは日本で生まれた文化であり、「boys love」やBLは和製英語である。海外でも、日本の文化のひとつとして受け入れられていることが多いが、「boys love」では少年性愛だと誤解される恐れがあるため、「YAOI」という表現が使用される。
BLは、主に女性の文化である。日本の恋愛では、男性が女性に恋愛のアプローチをすることが一般的とされる場合が多い。そのため、女性が受け身になることは珍しくない。そのような女性が、男性が受け身になっている様子を見たいという願望を持ち、BL作品を作ったり視聴したりすることがある。また、BL作品には原則として、女性キャラクターが恋愛には絡んでこない。そのため、同性のキャラクターを相手に、嫉妬をせずに済むということに魅力を感じて、BL作品を好む女性も多い。
B/L
バイレベルの略語。空調風の吹出し口がダッシュボードと足元の両方になっている状態をいう。顔面での涼風感、足元の暖房感が同時に必要なときなどに使われるモード。空調コントロールパネル上の吹出し口切替えスイッチにより、B/L modeを選択ができる。
参照 吹出し口切替えスイッチ船荷証券
【英】: bill of lading
略語: B/L
船荷証券は、普通 B/L の略語で国際間に通用している。B/L は貨物の船積みもしくは受け取りを表すだけでなく、B/L と引き換えに貨物を引き渡すことを約束する有価証券である。したがって B/L の移転は権利の移転を意味し、貨物の引渡しは必ず B/L をもってしなければならない。この有価証券としての性質ゆえに B/L は国際間の貸借決済のために使用される荷為替取組上の重要書類の一つとなっている。個品運送の場合、運送契約は荷主の船積み申込み(booking)により成立するが、細目の契約条件は B/L に記載された約款に従う。しかし、タンカーを含む不定期船では、船主と用船者との間で航海用船契約が結ばれるのが普通であり、さらに B/L が発行された場合、船主と B/L 所持人間の関係は B/L によって律せられるが、船主と用船者間においては B/L は単なる貨物の受取証にすぎず、用船契約書の規定に従うこととなる。そこで、用船契約書中の規定を第三者である B/L 所持人に対しても有効に適用するために、用船契約の諸条項を B/L に摂取させるのが一般的であり、タンカーでは航海用船契約書に付属する固有の B/L フォームで、あらかじめ用船契約の内容が摂取されているもの(いわゆるチャーター・パーティー B/L )を使用することが多く、また他の不定期船の場合は、B/L 表面に慣用的な用船契約摂取文言を記載する方法がよく採られるが、いずれの場合も、船主と B/L 所持人間における B/L の基本的性格を変えるものではない。 |

BL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/06 07:20 UTC 版)
BL, bl,B/L
一般
- 蓄電池機関車(battery locomotive) - 蓄電池からの電力を使用する電気機関車。
- ベーコン・レタス(bacon, lettuce) - サンドイッチの定番の具の組み合わせの一つ
- 境界潤滑(Boundary Lubrication) - 物体の表面に吸着した潤滑成分分子により表面が一応保護されている状態。
- ブラックリスト(black list) - 警戒を要する人物・団体といった対象の一覧表のこと。
- ボーダーライト(border light) - 電球を舞台の横幅と同じだけ並べたライト。
- 船荷証券(bill of lading: B/L) - 運送業者が発行し、貨物の引き受けを証明し、当該貨物受け取りの際の依拠とする。
- ボーイズラブ(boy's love) - 男性(少年)同士の同性愛を題材とした小説や漫画などのジャンルのこと。
- 競馬新聞紙等におけるブリンカーを装着した競走馬
- いもち病抵抗性系統(Blast resistance Lines、ブラスト・レジスタンス・ラインズ)の略。
- コシヒカリBL(Blast resistance Lines)
- バーキットリンパ腫(Burkitt lymphoma)
地名
- サン・バルテルミー島(Saint Barthélemy)のISO国名コード
- ボリビアのFIPS10-4国名コード
- ベッルーノ県のイタリア県名コード
- バーゼル=ラント準州(Basel-Landschaft)のスイス州コード
組織
- ブリティッシュ・レイランド - イギリスの自動車メーカー
- ブルーライオン(Blue Lion) - プジョー・ジャポンの正規ディーラー網
- Bach Logic aka BL - 日本のヒップホップミュージシャン
- パシフィック航空のIATA航空会社コード
- BL出版 - 日本の出版社
- びわ湖放送(JOBL-DTV)
- 大英図書館(British Library)
- ビッグライフ - 福岡ドーム内のスポーツバー
自動車
作品
テレビドラマ
- ビューティフルライフ(Beautiful Life) - 2000年のテレビドラマ ラブストーリー。
- ボストン・リーガル(Boston Legal) - 2004年~のテレビドラマ
漫画
- BLACK LAGOON - 2001年~の漫画
賞、認定
鉄道
- 鉄道の高架橋の略号(鉄道橋#鉄道橋の分類も参照)
- 横浜市営地下鉄のブルーラインの略称。
.bl
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/05 17:35 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動.bl | |
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![]() | |
TLDの種類 | 国別コードトップレベルドメイン(ccTLD) |
現在の状態 | 未割当 |
管理団体 | なし |
後援組織 | なし |
利用地域 |
![]() |
使用状況 | 使用不可 |
登録の制限 | 登録不可 |
.blは、国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)の一つである。カリブ海にあるフランス領のサン・バルテルミー島のために予約されているが、未割当である。
2007年9月21日にISO 3166-1が改訂され、国名コード"BL"がサン・バルテルミー島に割り当てられた[1]。この決定は、2007年7月15日にサン・バルテルミー島がフランスの海外準県となったことによるものである[2]。これに伴い、ccTLD ".bl" がサン・バルテルミー島のために予約されることとなった。
サン・バルテルミー島ではグアドループのccTLD .gp[3] やフランスのccTLD .fr [3]を使用している。
脚注
- ^ ISO 3166-1 Newsletter VI-1 (21 September 2007): Assignment of code elements for Saint Barthélemy and Saint Martin and update of France and other French Territories. 21 September 2007. Accessed 14 October 2007.
- ^ Lucot, Cécile (2007年8月3日). “Bruno Magras Elected President of the COM”. Local News from St-Barths by Cecile Lucot 2007年10月14日閲覧. "In fact, that Sunday, 15 July, was the day that Saint Barth officially became a COM—Overseas Collectivity—with its new governing body."
- ^ a b CIA - The World Factbook -- Saint Barthelemy: Communications. 18 October 2007. Accessed 22 October 2007. ".bl; note - .gp, the ccTLD for Guadeloupe, and .fr, the ccTLD for France, might also be encountered"
外部リンク
B-L
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/02 18:10 UTC 版)
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素粒子物理学におけるフレーバー |
フレーバー量子数:
関連量子数: 組合せ:
|
高エネルギー物理学において、B − L ("BマイナスL") は、バリオン数 (B) とレプトン数 (L) の差である。
概要
この量子数は、U(1)B − Lと呼ばれるいくつかのGUTモデルにおける大局的/ゲージU(1)対称性の物理学である。 バリオン数単独やレプトン数単独の場合と違って、この仮説上の対称性は、大局的である限り、カイラルアノマリーまたは重力アノマリーによって破れない。そのため、この対称性はよく引き合いに出される。もしB − Lが対称性として存在すれば、シーソー機構を仮定するなら、それはニュートリノを非ゼロ質量にする自発的対称性の破れでなくてはならない。
バリオン数保存およびレプトン数保存を個別に破るこのアノマリーは、B − Lが常に保存されることで打ち消される。その一つの例は、陽子 (B = 1; L = 0) がパイ中間子 (B = 0, L = 0) と陽電子 (B = 0; L = −1) へ崩壊する陽子崩壊である。
弱超電荷 Y
W と B−L は以下の関係式を満たす:
- X + 2Y
W = 5(B − L)
ここでXはU(1)対称性GUTに関連する保存された量子数である。
関連項目
船荷証券
海事法 |
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歴史 |
要素 |
運送契約 |
関係者 |
国際機関 |
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船荷証券(ふなにしょうけん, Bill of Lading)とは、貿易における船積書類のひとつ。船会社など運送業者が発行し、貨物の引き受けを証明し、当該貨物受け取りの際の依拠とする[1]。英語ではB/Lと略す。船積書類のうち、もっとも重要な書類である。
船荷証券の性質
- 船荷証券は、運送品引渡請求権が表章された有価証券である[1]。
- 船荷証券は、船会社に対して貨物を引き渡したことを証する受取証である[2]。
- 船荷証券は、荷揚げ地において貨物の引取に必要な引換証である [1]。
- 船荷証券は、裏書することにより流通証券となる[3]。
- 船荷証券は、運送業者と荷主との間で運送条件を示した輸送契約書である。
(船荷証券の交付義務)
第七百五十七条 運送人又は船長は、荷送人又は傭船者の請求により、運送品の船積み後遅滞なく、船積みがあった旨を記載した船荷証券(以下この節において「船積船荷証券」という。)の一通又は数通を交付しなければならない。運送品の船積み前においても、その受取後は、荷送人又は傭船者の請求により、受取があった旨を記載した船荷証券(以下この節において「受取船荷証券」という。)の一通又は数通を交付しなければならない。
2 受取船荷証券が交付された場合には、受取船荷証券の全部と引換えでなければ、船積船荷証券の交付を請求することができない。
3 前二項の規定は、運送品について現に海上運送状が交付されているときは、適用しない。(船荷証券の記載事項)
第七百五十八条 船荷証券には、次に掲げる事項(受取船荷証券にあっては、第七号及び第八号に掲げる事項を除く。)を記載し、運送人又は船長がこれに署名し、又は記名押印しなければならない。
一 運送品の種類
二 運送品の容積若しくは重量又は包若しくは個品の数及び運送品の記号
三 外部から認められる運送品の状態
四 荷送人又は傭船者の氏名又は名称
五 荷受人の氏名又は名称
六 運送人の氏名又は名称
七 船舶の名称
八 船積港及び船積みの年月日
九 陸揚港
十 運送賃
十一 数通の船荷証券を作成したときは、その数
十二 作成地及び作成の年月日—商法 第三節 船荷証券等
船荷証券の流れ
- 信用状決済(L/C決済)の場合
- 輸出者は、貨物の船積みを終えると、船会社或いは海運業者が発行した船荷証券を受け取り、船積書類(為替手形、商業送り状 (commercial invoice)、信用状原本等)を添えて銀行に買取(代金の代理支払い)を依頼する。銀行が買い取った船荷証券及び添付の船積書類は、輸入者の国の銀行に送付され、輸入者が貨物代金と引き換えに入手する。輸入者が入手した船荷証券は、貨物の引換証となり、貨物が受け取れる。
- 船積み後決済(PP決済)の場合
- 輸出者は、貨物の船積みを終えると、船会社或いは海運業者が発行した船荷証券を受け取り、船積書類(商業送り状 (commercial invoice)等)を添えて輸入者へ郵送する。輸入者が入手した船荷証券は、貨物の引換証となり、貨物が受け取れる。
- 決済のない輸出の場合(サンプル・引越荷物等)
- 輸出者は、貨物の船積みを終えると、船会社或いは海運業者が発行した船荷証券を受け取り輸入者へ郵送する。輸入者が入手した船荷証券は、貨物の引換証となり、貨物が受け取れる。
故障付船荷証券
船積みの際に、貨物の梱包や数量に異常が認められた場合は、船会社は船荷証券の表面に“Remarks”または“Notation”と記載する。これを故障付船荷証券 (Foul B/L) という。これに対し、故障についての記載がない船荷証券を無故障船荷証券 (Clean B/L) という。
銀行は原則として無故障船荷証券しか買取に応じない。故障付きでは、貨物の価値が下がるためである。
指図式船荷証券と記名式船荷証券
有価証券である船荷証券は、裏書を行うことで所有権の移転を行うことができる。 船荷証券上の荷受人(Consignee)の記載によって、大きく指図式船荷証券と記名式船荷証券に分かれる。
- 指図式船荷証券は、荷受人の欄が"TO ORDER"、若しくは"TO ORDER OF~”となっているもの。
- "TO ORDER"の場合は、荷主(Shipper)が最初の荷受人となっており、荷主の裏書を持って譲渡性が発生する。
- "TO ORDER OF ~"の場合は、"~"によって明記された主体(輸入者や輸入側の銀行であることが多い)の裏書を持って譲渡性が発生する。
- 記名式船荷証券(straight B/L)は、荷受人が特定の主体(輸入者であることが多い)として明記されているもの。但し、この場合も荷受人の裏書によって流通性は発生するが、所有権の移転に限定されるので、信用状に基づいた取引でも使えるわけではない。
- 指図式船荷証券と記名式船荷証券ともに輸出者宛に発行されるので、輸出者から輸入者若しくは荷受人に輸入通関に必要な書類とともに送付する必要がある。なお、貨物を積んだ船が輸出港から出航した後には到着港側の船会社本支店営業所若しくはその代理店を通じて船荷証券の荷受人欄や通知先(NOTIFY)欄に記載された情報に基づいて荷受人に貨物到着通知(ARRIVAL NOTICE)を送付して、貨物を積んだ船の到着予定日や到着港で支払う船会社費用が知らされることになっている。
元地回収
輸送距離が近い場合、あるいは高速コンテナ船による輸送の場合など、貨物の輸送時間が短い場合には荷受人=輸入者が船荷証券(B/L)を受け取るよりも先に貨物が荷揚げ港に到着してしまうことがある(船荷証券の危機)。この場合、B/Lがなければ貨物を受け取れないため、輸入者としては銀行に担保を差し入れ、保証状(L/G)を入手して、船会社に提出して貨物を受け取り、B/Lが入手できた後に、船会社に渡して、保証書を返してもらうという手続きを必要とする。この手間を避けるため、荷受人を指定し(ConsigneeをTO ORDERとせずに具体的な受取人を記載する)、船荷証券を船積みの時点で船会社か、その代理店が回収した(surrendered)ことにし、荷主=輸出者には3通発行される銀行買取可能なオリジナル(原本)のいずれかの複写若しくは銀行買取不能(Non-negotiable)のコピーに『原本元地回収済み』(THE ORIGINALS [HAS BEEN] SURRENDERED)とスタンプされたものだけを渡して、B/L番号などの情報がわかるようにする方法を採る場合がある(元地回収・Surrendered B/L)。 信用状決済には用いることができないため、関係会社など、決済上のリスクが無い場合に用いられるのが普通である。なお、運送人の立場からは、元地回収に関する条約や法令がなく責任関係が曖昧であること、また裏面約款の効力が否定される可能性が存在することから、運送人にとってのリスクが高い点が指摘されている。[4]
船荷証券の一部直送
相手との決済に不安があり、信用状決済がしたいが、貨物の引き取りに時間がかかっても困る場合には、通常3枚のオリジナルが発行される船荷証券の内、2枚を銀行買取に用い、1枚を荷受人に直送する方法も用いられている。荷受人がL/Cを開設する際に、このような条件をはっきりと記載しておく必要がある。また、荷主には、万一銀行が荷受人から代金を回収できない場合でも、貨物は相手に渡るリスクがある。
船荷証券と海上運送状(Waybill)の違い
上記の元地回収の場合同様、近隣諸国からの海上貨物や、航空貨物の迅速な引き取りを目的に、海上運送状(Waybill)が利用される場合がある。これも、B/Lを呈示しなくても、荷受人 (consignee) がサインすることによって、貨物を受け取ることができる。具体的には、輸出者はWaybillを貨物と一緒に出荷し、港に到着するとあらかじめ荷受人として登録した輸入者に通知が来て、受け取りに行くということになる。航空貨物の場合をAir Waybill、海上貨物の場合をSea Waybillという。Waybillで貨物の受け取りができるのは、B/Lと異なり、所持人ではなく、荷受人のみである。
WaybillはB/Lと異なり、有価証券ではない。また、そのため裏書譲渡もすることができない。アメリカ合衆国ではExpress B/Lという名称を用いる場合があるが、仕向け地によってはこの名称の認知度が低く、貨物引取りの際にトラブルとなる例もあるため、Waybillという表記の方が安心である。
遅滞無く貨物の引き取りができるようにすることが求められるが、このような要求に反して、あまりに時間がたって銀行に持ち込んだ場合、貨物が変質して価値が下がっていたり、滞船料がかかって損失を招いたりするおそれがあるため、買取が拒絶されることがある。このような船荷証券をStale B/L(ステイル B/L)という。
船荷証券の電子化の動き
近年の航空機や高速コンテナ船による物流の高速化により、これまでの船荷証券による取引が貨物の流れに追いつかないケースが増加してきた(船荷証券の危機)。また、船荷証券を含む貿易関係の書類の電子化を進め、業務の効率化と高速化を進めるべきという動きが世界各国で高まっている。
各国における船荷証券の電子化の動きは、輸出入通関関連の書類の電子化と歩調を合わせて官民合同で進められている。代表的なものとしては、欧州で進められているボレロ (BOLERO / Bill Of Lading Electronic Register Organization) ・プロジェクト、日本で経済産業省が主導し、日本の銀行・商社などが推進する貿易金融EDI(TEDI / Trade Electronic Data Interchange)などがある。
本来、船荷証券は国際的な貿易取引に使われるものであるから、その電子化は世界的な基準統一の動きが図られてしかるべき分野であるが、現時点ではそのような動きはなく、各国または地域ごとに推進されている。将来的には、いずれかの方式がデファクトスタンダードになっていく可能性もある。
OCEAN B/LとHOUSE B/Lの違い
Ocean B/L | |||||||||||||
House B/L (貨物#1) | |||||||||||||
House B/L (貨物#2) | |||||||||||||
House B/L (貨物#3) | |||||||||||||
※一本の混載コンテナから、複数のHouse B/Lが生まれる
船を所有する船会社、或いは、その船会社から委託された船舶代理店が発行する船荷証券を「CARRIERS B/L」というのに対して、実際に船を所有せず船会社の船腹を借りて輸送するフォワーダー業者(或いはNVOCC業者)が発行する船荷証券をHOUSE B/Lという。船荷証券としての性質や価値は全く同じものである。
CARRIER'S B/Lは、OCEAN B/L、MASTER B/L、1ST CARRIERS B/Lとも呼ばれる。また、HOUSE B/Lも、NVOCC B/L、FOWARDERS B/Lとも呼ばれる
脚注
関連項目
BL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 05:20 UTC 版)
ボーダーライト(Border Light)75~200Wのハロゲン球を舞台の横幅と同じだけ並べたライトで灯体一台の長さは1間または半間である。プラグは30A C型コンセントがよく見られる。通常3~4回路程度に分かれていて、電力容量の関係上、上手と下手で分けて6~8回路になる場合もある。色は、W#17#71#72のいずれかを使用することが多い。主に式典や古典芸能などの時にフラットな光が欲しい時に使われ、演劇でもサスペンションライトの回路の数の関係で色を入れて使うこともある。またクラシックコンサートや吹奏楽コンサートなどの時に反射板を展開するがその時の灯りとしてもつかわれる。大概が仕込み作業などの際に一部だけ点灯して作業灯とする。常設で吊ってあり、ボーダーライトバトンと呼ばれ前から第1ボーダーライト、第2ボーダーライト…と呼称され、電動または手動で昇降させる。
※この「BL」の解説は、「舞台照明」の解説の一部です。
「BL」を含む「舞台照明」の記事については、「舞台照明」の概要を参照ください。
「BL」の例文・使い方・用例・文例
- BLマークの付いた部品は品質、性能、アフターサービスなどに優れているから安心だ。
- 昔のフランス語のMARBREは異化作用により英語のMARBLEとなった
- バスケットボール日本リーグ機構(JBL)に属する,地域を基盤とした2チームである新潟アルビレックスとさいたまブロンコスは,JBLからの脱退を宣言した。
- JBLのチームのほとんどが企業によって所有されているのに対し, 新しいbjリーグのチームは地域社会に基盤を置く予定だ。
- 式典の途中で,「IMPOSSIBLE(不可能)」と読める巨大な電飾の文字が競技場の天井からつるされた。
- 彼はこのネオンサインを「I’M POSSIBLE(私はできる)」と読めるように変えた。
- この新リーグは,ナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)とbjリーグという2つのリーグを統合して設立された。
- NBLの昨季最多勝利チームであるアルバルク東京対昨季のbjリーグ優勝チームである琉(りゅう)球(きゅう)ゴールデンキングスの開幕戦が,東京の国立代(よ)々(よ)木(ぎ)競技場で行われた。
- >> 「BL」を含む用語の索引
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