PM
「PM」とは・「PM」の意味
「PM」は、複数の言葉の略称であり、使用する場面によって意味が変わる。一般的には、「午後」という意味で使われることが多い。午後を意味するラテン語「post meridian」を略してPMとなっていて、「P.M.」と表記することも少なくない。正午から24時までの12時間が、PMに該当する時間帯である。厳密には、深夜の0時は翌日の午前として扱われ、PMには含まれない。英語の表記の場合、PMは数字の後に付けるのが正しい。「午後3時」を表現する場合は、「3PM」となる。ただ、日本語の表現では、英語圏のルールは重要視されていないため、「PM3:00」や「PM3時」という風に表現しても特に問題ではない。しかし、PMが使用できるのは、あくまでも午前と午後を分ける場合に限られる。24時間表記の場合は使えないため、「PM15時」のような表記は日本語の表現でも間違いとされる。
また、粒子を意味する「particulate matter」の略称として、PMが使われることも多い。そして、PMは粒子の大きさの指標となっている。日本で知られているものとしては「PM2.5」が挙げられるが、これは直径が2.5μm以下の微粒子を指す。その他にも、直径が10μm以下のものを指すPM10がある。また、浮遊粒子状物質という言葉は、「SPM(suspended particulate matter」と略されることがある。
ビジネスシーンにおいては、PMは、「プロジェクトマネージャー(project manager)」の略称として使われる。主にIT業界で、プロジェクトの統括を担う職種である。IT業界では、何らかのシステムを開発する際に、プロジェクトを組むのが基本である。そのプロジェクトには、プログラマーやシステムエンジニアなど、大勢の人が関わる。その人たちに適切な仕事を割り振り、プロジェクトがスケジュール通りに進むようコントロールするのが、PMの仕事内容である。そして、より細かな働き方は、所属する企業やプロジェクトによって異なる。予算管理やクライアントとの交渉、プロジェクト終了後の検証なども、PMが担当することが多い。
不動産業界では、PMは「プロパティマネジメント(property management)」の略称として使われる。特定の不動産を管理する業務を指す言葉だ。賃貸物件の空室対策や破損した設備の修繕、日常的な清掃など、あらゆる管理を行う。そして、物件の価値を高めることが、PMの役割である。
建築業界では、PMは「プロジェクトマネジメント(project management)」の略称となり、PM方式という用語として使われる。建築プロジェクトにおいて、プロジェクトマネージャーが人材や予算など、あらゆることを管理しながら進めていく方式である。限られた予算内で、なおかつ工期内に完成させることを重視する場合に、PM方式が選ばれる。そして、建築の専門家が、技術面を重視しながら進めていく、CM(コンストラクションマネジメント)方式と対比するものとして扱われることが多い。
「PM」の熟語・言い回し
PM営業とは
「PM営業」は、ビジネスシーンにおいて、プロジェクトマネージャーであるPMと、営業を兼任する人を指す言葉だ。PMと営業は本来、別の役割を持ち、PMは開発を行う側である。ただ、その場合、営業と開発の間で、対立が発生する恐れがある。その対立を防ぐために、PMが営業を兼任する場合がある。また、プロジェクトに携われる人材が少ない場合も、PMが営業を兼任してPM営業になることがある。
役職PMとは
「役職PM」は、企業やプロジェクトにおける、役職としてのプロジェクトマネージャーのことである。PMは、役職ではなく、役割であると見なされることがある。そのため、役割ではなく、しっかりとした役職として認める場合に、役職PMという言葉が使われることがある。
AM PMとは
「AM PM」は、午前と午後の総称である。「AM」は、「午前」を意味する「ante meridian」の略だ。そして、「AM PM」は、アメリカ発のコンビニエンスストアの名前を指すことが多い。午前と午後の両方を名前に取り入れ、24時間営業であることを示している形だ。
PM
「pm」もしくは「PM」の意味
「pm」はさまざまな語の略称として用いられる。- 午後(Post Meridiem)
- プロジェクトマネジメント(Project Management)
- プロジェクトマネージャー(Project Manager)
- プロダクトマネージャー(Product Manager)
- ピコメートル(picometre)
- プライベートメッセージ(Private Message)
- プロメチウム(promethium)※希土類元素
- 等々
「pm」の意味
picometre(ピコメートル)としての意味
国際単位系における長さを表す単位で、記号は「pm」と表記する。その長さは10のマイナス12乗メートル、つまり、1兆分の1メートルだ。なお、1pm(ピコメートル)=0.001nm(ナノメートル)=0.01Å(オングストローム)、また、1pm(ピコメートル)=1000fm(フェムトメートル)とも表せる。ピコメートルが示す長さは非常に小さい。そのため、この単位が使われるシーンは限定されている。主に粒子物理学・量子物理学・化学・音響学などで使われる。例えば、原子の大きさや波長を表す際に用いられる。サンピエール島・ミクロン島におけるccTLDとしての意味
「pm」あるいは「.pm」とは、フランス領サンピエール島およびミクロン島(Saint Pierre et Miquelon)の国別コードトップレベルドメインを指す。この群島は、アメリカ大陸に残る7つのフランス領土の名残である。なお、「pm」と混同して「PM」あるいは「SPM」と表記されている場合がある。しかし、大文字で表記される場合は、ISO3166-1によって発行される国名コードを示す。alpha-2においては「PM」、alpha-3では「SPM」となる。どちらもサンピエール島およびミクロン島を示す。postmeridiem(午後)としての意味
英語における時刻表現の一種で、数字と組み合わせて午後の時刻を表す。「pm」「p.m.」「PM」「P.M.」とも表記する。時刻と組み合わせずに「pm」とだけ表記して、午後を表すこともある。「post meridiem」と表記すると、それはラテン語としての「午後」を表す。英語表記では「post」と「meridiem」を分けずに「postmeridiem」と記す。午後を示す「pm」は、語源が外国語によるものなので、その表記にならい一般的には小文字表記される。だが、大文字で記しても誤りではない。表記の際に「.(ピリオド)」が用いられることもある。これは「pm」が略字であるためだ。英語では通常、略字にはピリオドが用いられている。例えばNew York(ニューヨーク)なら「N.Y.」と記される。この例にならった場合「p.m.」と表記される。ただし、このピリオドは省いても誤りではない。文末に「p.m.」が用いられる場合は、ピリオドが二重にならないように「p.m」と記す。
また、「pm」は「3 pm」のように数字の後に記すのが正しい使い方である。日本では、「午後3時」など数字を後ろに書いて表記するのが一般的なため、「pm 3:00」などの表記も使われている。しかし、英語では不自然な表記となる。「pm」と数字の間のスペースについては表記の決まりはない。これらの表記法は午前を表す「antemeridiem(am)」でも同じである。なお、『「pm」とは・「pm」の意味』などと、日常の中で用いられる場合は、時刻を表す意味で使われていることがほとんどである。
「pm」の語源・由来
英語では一般的に略字表記は大文字で記述される。総じて小文字で「pm」と表記されている場合は、語源がラテン語などの外国語で、もともとの表記にならっていることが多い。以下ではそのような「pm」の語源・由来について記述する。picometre(ピコメートル)としての「pm」の語源・由来
「picometre」は、「pico」と「metre」という2つの言葉から成っている。それぞれ英語とは違う言語が語源である。「pico」はイタリア語の「piccolo」が由来だ。「小さな」という意味のこの言葉は、転じて多くのものに使われてきた。例えば楽器の最も小さいサイズで高域を担当するものは「piccolo」と呼ばれており、その種類にはピッコロヴァイオリン・ピッコロフルート・ピッコロチェロなどがある。なお、「pico」は1960年に国際単位系 (SI) における接頭辞として導入され、10のマイナス12乗(1兆分の1)の意味を持つようになった。「metre」と合わさることで長さの単位となる。
「metre」は、「ものさし」もしくは「測ること」を意味する古代ギリシア語の「μέτρον(メトロン)」が由来とされている。イタリアの科学者ティト・リビオ・ブラッティーニは、1675年に自らが著した「Misura Universale」の中で、「μέτρον καθολικόν(メトロン・カトリコン、普遍的測定単位)」という言葉を「metro cattolico」と記述した。その後「metro cattolico」はフランスで「mètre」と変化し、さらに英語で「metre」と記されるようになった。
「metre」は7つのSI基本単位の1つで、元々の定義は「地球の赤道と北極点の間の海抜ゼロにおける子午線弧長を 1/10000000 倍した長さ」である。1983年に変更があり、「1秒の 299792458 分の1の時間に光が真空中を伝わる長さ」と再定義された。現在はこの定義が使われている。
サンピエール島・ミクロン島としての「pm」の由来・語源
サンピエール島およびミクロン島は、首府をサンピエール島の「サン・ピエール」に置く、フランスの海外準県(COM、collectivités d'outre-mer)である。海外準県とは海外領土の一種で、ある程度の自治が認められている。そのためサンピエール島およびミクロン島は、地域としてccTLDの取得ができる立場にあった。そこでサンピエール島およびミクロン島はそれぞれの名前を元にして、地域ccTLD「pm」を登録した。サンピエール島およびミクロン島のそれぞれの名前の由来は以下の通りである。サンピエール島とは、北大西洋のカナダ東海岸、ニューファンドランド島の南側に位置する、25平方キロメートルほどの面積の島だ。サンピエール島について最初に記したのは、北アメリカ(カナダ)を探検したことで知られている、フランスのブルトン人探検家ジャック・カルティエ(Jacques Cartier)である。1536年、ジャック・カルティエはカナダへの2回目の探検行から、ブルターニュ公国のサン・マロへ帰る途中で、サンピエール島に上陸しこれを名づけた。サンピエール島の名前の由来となったのは、漁師の守護聖人として船乗りの信仰対象となっていた、聖ペテロ(仏語ではピエール)である。
ミクロン島はサンピエール島北西部にある205平方キロメートルの大きさの島で、サンピエール島と合わせてこの地域を構成している。歴史におけるミクロン島の初出は1579年に出版された書籍「バスク人船長マルティン・オヤルサバルの冒険の旅」による。このなかでミクロン島は「Micquelle」という名前で登場した。しかし、それはミクロン島の存在あるいは名前の語源を根拠づける、証拠としての力は強くはなかった。その後1625年には地図のなかで「Micklon」と記されている。1697年、ニューファンドランド島周辺を航海したバスク人船長マルティン・サピアンは、サンピエール島とともにミクロン島の存在について「Miquele Portu」という言葉で語り、その存在を裏付けた。
仮説ではあるが、ミクロン島の語源は大天使ミカエルの名前だとされている。大天使ミカエルは、カトリック教におけるバスク人の守護聖人だ。この説では「偉大なるミカエル」を意味するスペイン語「Miguelón」から影響を受けて、ミクロン島の名前やつづりは「Miguelon」となったと考えられている。その根拠の1つが、1697年のマルティン・サピアンが語った「Miquele Portu」という言葉だ。ただし、あくまでこれは仮説ではあり、ミクロン島の語源には諸説争いがある。
postmeridiem(午後)としての「pm」の由来・語源
「postmeridiem」は「post」と「meridiem」という2つのラテン語を語源とする言葉だ。英語で表記するなら「after midday」あるいは「after noon」となる。ラテン語における前置詞「post」は「あるところに置く」「配置する」あるいは「立てる」といった意味を持つ、対格を支配する言葉だ。対格とは動詞の表す動作あるいは作用や性質が働く対象のことである。「post」の言語イメージとしては、対格の「後ろ」、対格に「後れて」という意味を付加する。英語で示すところの「behind」と「after」の両方の意味を合わせた言葉といえるだろう。現在でもpostはさまざまな単語に残っている。例を挙げると、「postpone(延期する)」「postscript(追伸)」「postwar(戦後の)」などがある。
「meridiem」はラテン語で「子午線」あるいは「絶頂」を指す。「post meridiem」で子午線の後ろ、つまりは「午後」に転じたと考えられている。なお、英語で子午線を意味する言葉は「meridiem」でなく「meridian」である。また、午前を表す「antemeridiem」もラテン語の2つの言葉「ante」「meridiem」からなっている。「ante」は「post」とは逆で、「前に配置する」「前に」「前方の」といった意味を持つ。
ピー‐エム【P.M./p.m.】
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
ピー‐エム【PM】
読み方:ぴーえむ
PM
プロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトの実施に際して、期限や予算といった制約の中でプロジェクトを予定通りに完了するための、計画立案や実行管理の手法のことである。
近年のビジネスは、スピード化が進み、しかもワールドワイドに展開することが増えたため、企業経営における目標達成や、機能的な組織づくり、人材育成といった面からプロジェクトマネジメントが注目されるようになっている。特に、企業の経営を支えたり、業務を支援するITシステムはますます大規模化・複雑化し、その構築にプロジェクトマネジメントが欠かせないことから、ITベンダーやシステムインテグレータはこの手法を身に付けたプロジェクトマネージャの育成に努めている。
米国を拠点とするプロジェクトマネージャの組織であるPMIでは、プロジェクトマネジメントの知識体系を『PMBOK』と呼ばれる書籍にまとめていて、プロジェクトマネジメント手法のデファクトスタンダードとなっている。『PMBOK』では、プロジェクトを「統合」、「スコープ」、「タイム」、「コスト」、「品質」、「人的資源」、「コミュニケーション」、「リスク」、「調達」の要素に分類してそれぞれ管理することを提唱している。PMIでは、『PMBOK』に準拠した認定試験も実施していて、この資格を取得するとPMP(Project Management Professional)として認められる。
実際のビジネスでは、複数のプロジェクトが同時並行的に実施されるのが一般的であり、単独のプロジェクトを管理するのとはまた異なったノウハウが求められる。同時に進行している複数のプロジェクトを管理する手法のことをプログラムマネジメントと呼び、プロジェクトマネジメントの上に位置付けられている。
また、企業において、プロジェクトマネジメントやプログラムマネジメントを実施する組織・チームのことは、PMO(Project Management Office)、または、プロジェクトオフィスなどと呼ばれる。
【PM】(ぴーえむ)
TT33の後継として開発された、ソビエト連邦の半自動式拳銃。
通称マカロフピストル。
安全面で著しく不安な前任と違い、デコッカー兼用のセフティレバーがスライド部に装備されている。
弾薬もワルサーPP向けに開発した9mmウルトラ弾(9×18mm)をソ連向けにアレンジした低威力低反動の9x18マカロフ弾を使用し、ヨーロッパ的な、ごく平凡な小口径ダブルアクションオートマチックとして完成しているといえる。
ロシア連邦軍では既に退役済みだが、国境軍など他の部署、及び旧東側諸国では今も現役。
また近年、日本国内でも、所謂『ヤクザの拳銃』として使用されることが多く、コピー品含め相当数が押収されており、押収量もトカレフを抜いて1位になっている。
スペックデータ
口径:9×18mm
全長:161.5mm
銃身長:93.5mm
重量:730g
装弾数:8発+1
使用弾薬:9mmマカロフ弾
作動方式:ストレートブローバック
ライフリング:6条右回り
銃口初速:315m/s
有効射程:50m
バリエーション
PM
プロジェクトマネジメント【PM:Project Management】
プロパティマネジメント【PM:Property Management】
プロメチウム
プロメチウム
プロメチウムイオン(2+)
プロメチウムイオン(2+)
プロメチウムイオン(3+)
プロメチウムイオン(3+)
プロメチウムイオン(4+)
プロメチウムイオン(4+)
.pm
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/17 04:02 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動.pm | |
---|---|
![]() | |
施行 | 1997年 |
TLDの種類 | 国別コードトップレベルドメイン |
現在の状態 | 登録受付一時停止中 |
管理団体 | AFNIC |
後援組織 | AFNIC |
利用地域 | サンピエール島・ミクロン島に関係する団体・個人 |
使用状況 | 登録は一時停止されている。 |
登録の制限 | 現在登録されていない。 |
階層構造 | かつては第二レベルに直接登録できた。 |
ウェブサイト | nic.pm (afnic.frへリダイレクト) |
.pmはフランス領サンピエール島・ミクロン島に割り当てられている国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)。このトップレベルドメインはAFNICによって管理・運営されているが、現在登録サービスは一時停止されている。
外部リンク
PM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/11 08:33 UTC 版)
PM
- 首相 (prime minister)
- サンピエール島・ミクロン島のISO 3166-1国名コード
- フィリップモリス (Philip Morris) - 米国のたばこメーカー、およびその主力ブランドのフィリップモリス (たばこ)
- マカロフ PM (Pistolet Makarova) - 自動拳銃
- 粒子状物質 (particulate matter)
- ビジネス用語
- プロジェクトマネジメント (project management)、プロジェクトマネージャ (project manager)
- プロパティマネジメント (property management)
- PM理論(performance/management) - 組織でのリーダーシップの素養
- 商品名
- PageMaker - アドビシステムズ(現アドビ)のが開発・販売していたページレイアウトソフトウェア 。
- Pixelmator - 英Pixelmator Team Ltd.が開発を行っているMacintosh専用のペイントソフト。
- トヨタ・PM - トヨタ自動車のコンセプトカー
- ペーパーマン (paper man) - FPSシューティングゲームペーパーマンを略したもの
- プレシャスメモリーズ(Precious Memories)- ムービックとエンスカイから発売されているTCGの略称
- 日産・PMプラットフォーム
- 位相変調 (phase modulation)
- 永久磁石 (permanent magnet)
- プライベート・メッセージ - 電子掲示板上のメッセージ送受信機能
- プライベートメッセージ (private message) - インスタントメッセンジャーで使用する
- プレーイングマネージャー(Playing Manager)
- コーネリアスのリミックス・アルバム「PM」
- プレイメイト遊び友達。セフレ。(いわゆるギャル語)
- 政治的マルクス主義(Political Marxism)
- パナソニック モバイルコミュニケーションズ(Panasonic Mobile Comunications)を指す略号。ソフトバンクモバイル株式会社(現在のソフトバンク株式会社)が、2015年以降に発売した端末に付けられる(2014年までは1文字のPを使用)。
- 固有運動(proper motion)
- PackageManager - Androidで使用されるパッケージ管理システム。
- 警察官 - 日本の警察において、警察官を指す隠語。
- フィリピン労働党 (Partido Manggagawa)
PM、pm、p/mなど
- 午後 (post meridiem)
Pm
pm
- .pm - サンピエール島・ミクロン島の国名コードトップレベルドメイン
- ピコメートル (pm)
- pop'n music - コナミの音楽ゲーム
関連項目
午前と午後


午前(ごぜん)と午後(ごご)は、正子(真夜中)と正午(真昼)を境界にした時刻の区分である。時刻を12時間制で表現する場合は「午前」または「午後」を付加する。
概要
12時間制は1日の時刻を真夜中の正子と真昼の正午を基準にして2等分し、正子から正午までを「午前」、正午から正子までを「午後」[注釈 1]とする。正子の「子」は十二時辰の1番目に当たる子の刻(ねのこく)で、午前と午後および正午の「午」は十二時辰の7番目に当たる午の刻(うまのこく)のうちで午の正刻である。十二時辰で「午の刻」は24時間制の11時から13時までの2時間を指す。
午前と午後は単に1日の前半と後半を示すだけでなく、12時間制で0時から12時までの時刻と組み合せて時刻を表す。「○○中」は始点と終点の間を示すことから、午前は太陽の正中により終点が明確で午前中(ごぜんちゅう)とも称するが、午後はその終点が不明確なため、「午後中」とは言わない[1][2][3]。
西欧語での表現
英語では午前を「ante meridian」 、午後を「post meridian」といい(ラテン語の原形はそれぞれ ante meridiem / post meridiem であり、meridiem は昼の真中を意味するので、昼の中央の前、または後という意味になる。即ち日本語の「正午」の前か後かで区分される)[4]、a.m. / p.m.と略す。A.M. / P.M.、am / pm、AM / PM、am / pmなどとも書く。英語の語法では、これらは「1:00 p.m.」や「1 p.m.」のように数字の後に付けるのが正しく、「p.m. 1:00」、「p.m. 1」などは誤りである。日本語における用法でみられる、時刻と組み合わせずに単に「a.m.」/「p.m.」として午前/午後を指す表現方法は英語にはなく、午前中は「in the morning」、午後は「(in the) afternoon. 」で表される。数字との間はスペースを空けることも空けないこともある。
日本では「PM1時」というのはもちろん、「午後 1:00」や「午後 1:00:00」といった書き方もあまり日常的には使われず、この場合、「午後1時」と書かれたりする一方、コロンを用いて表す場合は、日本語を敢えて使わず英語表記で「PM 1:00」や「PM 1:00:00」と書かれることが普通である。
また、特に日の出ごろから12時までを午前(午前中)、12時から日没ごろまでを午後ということもある。英語ではこの意味での午後を、(after noon ではなく1語で)afternoon と呼んで区別する。
明治〜昭和期の天文学者、早乙女清房は、ante meridiem / post meridiem というラテン語とそれに基づくヨーロッパ語それ自体に問題があると指摘した[5]。正午の後、何時間という意味で、午後1時半というのはいいとしても、午前10時半は、正午の前1時間半だから理論的に午前1時半と言うべきであるという[4]。もっとも、早乙女はこれを推奨しているのではなく、午前・午後はこのような非論理性があるから、それを止めて24時間制を採るべきだと論じているのである。この指摘はヨーロッパの多くの言語に当てはまるが、ポーランドの「時に関する法律」(1922)では、「正子後」という意味でpo północyという言葉を用いているため、この問題がない。
午前・午後の法令上の根拠
日本において、正午を過ぎてからの時間帯を「午後」と称する用例は8世紀からみられるが[6]、定時法[注釈 2]の下における午前・午後の概念の採用を明示した法令としては、「明治5年11月9日太政官布告第337号(改暦ノ布告)」[7][8][注釈 3]がある。これが定時法の初導入だったとは限らないが[注釈 4]、「午前」「午後」という語を明示している。この太政官布告は現在も法令として有効である[9][注釈 5]。
この告示の箇条書きは5箇条からなるが、その第3条は次のようになっている。
時刻ノ儀是迄晝夜長短ニ隨ヒ十二時ニ相分チ候處今後改テ時辰儀時刻晝夜平分二十四時ニ定メ子刻ヨリ午刻迄ヲ十二時ニ分チ午前幾時ト稱シ午刻ヨリ子刻迄ヲ十二時ニ分チ午後幾時ト稱候事 |
口語訳:「時刻はこれまで昼夜長短に従ってそれぞれを12等分してきたが、今後はこれを改めて、時計の時刻を昼夜24等分し、子の刻から午の刻までを12時に分けて午前幾時と称し、午の刻から子の刻までを12時に分けて午後幾時と称する」[9]。
この詔書には次のような「時刻表」が付されている[注釈 6][11][12]。
午前 |
|
一 子半刻
|
時二 丑刻
|
時三 丑半刻
| 時|||
四 寅刻
|
時五 寅半刻
|
時六 卯刻
|
時七 卯半刻
| 時||||
八 辰刻
|
時九 辰半刻
|
時十 巳刻
|
時十一時 巳半刻
| ||||
十二時 午刻
|
|||||||
午後 | 一 午半刻
|
時二 未刻
|
時三 未半刻
|
時四 申刻
| 時|||
五 申半刻
|
時六 酉刻
|
時七 酉半刻
|
時八 戌刻
| 時||||
九 戌半刻
|
時十 亥刻
|
時十一時 亥半刻
|
十二時 子刻
|
子刻(正子)については、午前の欄の最初に「(午前)零時即午後十二字[注釈 7](子刻)」、つまり「午前0時=午後12時」と明記されている。そして、午後の欄の最後にも「午後12時」とあり、午前・午後の両方の欄に「子刻」が示されている。つまり正子(真夜中)については、日本における現行法令の上で「午前0時」、「午後12時」という2つの言い方が認められている。
しかし、午刻(正午)については、午前の欄にのみ「午前12時」とのみ記載されており、午後の欄には午刻を表す時刻の記載がない。つまり「午後0時」という言い方は、日本における現行法令に基づく限り、「定義上は存在しない」ということになる[13]。
しかし、現行法規では、「午前十二時」の表現を用いる立法例は確認されておらず、逆に本来は定義されていない「午後零時」の表現を用いる法令は存在している[14]。
時刻表現


正子(24時間制の0時00分、真夜中)と正午(24時間制の12時00分、真昼)は、午前と午後の境界をなしているため、その付近の12時間制での時刻表現については様々な混乱がある。特に、正午すなわち昼の12時または0時を表現する「午前12時」「午後12時」「午後0時」等の表現が混在し、また、正午からの1時間をどのように表現するか、表現方法や指し示す時刻の混乱が想定される。 午前・午後を使わず24時間制にすれば、これらの混乱は完全に解決する。
例えば、正子の2時間後が午前2時、正午の2時間後が午後2時であることから、正子と正午も同様に、正子の12時間後である正午は午前12時、正午の12時間後である正子は午後12時であると考えると連続性がある。このような考え方を便宜上「日本式」とする。「日本式」では「午後12時=午前0時」であり「午前12時≠午前0時」「午後12時≠午後0時」である。
太政官布告第337号の表(前述)はこの方式をとっており、国立天文台の広報普及室[11][15]や後述の情報通信研究機構(NICT)の周波数標準課[16][17]も同様のアナウンスをしている。
12時過ぎの時刻表現
しかし、「日本式」の考えを正子または正午の1時間以内の時刻に推し進めると、問題が起こる。例えば、「午前12時20分」という表現を正午の20分後の意味で用いると、正午を過ぎても午前を用いていることになり、原義に照らすと明らかに誤りである。国立天文台広報普及室は「このような場合は午後0時20分と言うほうがいい」としており、情報通信研究機構周波数標準課も「午前・午後とも12時00分00秒に終わる」としている。しかし現実の言語慣習としては、「午前12時20分」又は「12時20分」という言い方は頻繁に使われている。アナログ時計の盤面には(0の文字ではなく)「12」の文字があるので、時計を見ながら「12時20分」というのが自然だからである。
このような問題が起きるのは、午前・午後と12時間制の時刻を一体として考えるからでもある。両者を分離して考えればわかりやすい。12時間制はアナログ時計にあるように12時間で時刻が循環し、したがって12時=0時である。一方、午前/午後は正午の前/後であるから、両者を組み合わせれば正午と正子以外は時刻表現が一義的に確定する。
事実、英米では前記のような解釈をし、昼の真中を意味する「meridiem」の頭文字「m」を用いて、正午の前(正子の後)なら必ず「a.m.」、正午の後(正子の前)なら必ず「p.m.」と表現するので「日本式」のような問題はない(「a」は「ante」、「p」は「post」の略、「西欧語での表現」参照)。つまり、12:20 a.m.は「正午よりも前」であるから正子の20分後、12:20 p.m.は「正午よりも後」であるから正午の20分後である。
正子と正午の時刻表現
しかし、以上の考え方でも正子と正午の時刻表現については依然として曖昧さが残る。
英語では、正午を12:00 p.m.と、正子を12:00 a.m.と表現するのが普通である[注釈 8]。この場合、それぞれ「12:00 p.m.=0:00 p.m.[注釈 9]」、「12:00 a.m.=0:00 a.m.[注釈 10]」である。このような考え方を便宜上「英米式」とする。「英米式」の表現は12時台と12時台以外の間に連続性がない。12時間制を24時間制に換算する場合、「日本式」では「(表現が)午後なら12時間を加える」となるが、「英米式」なら「12時台は12時間を減らして0時台とする」という処理が「午後なら12時間を加える」の前に必要となる。
先述の情報通信研究機構の1989年時点のアナウンスによると、「お昼の12時は『午前12時』『午後12時』それとも『午後0時』どれが正しいのですか?」との質問が小学生から出され、この質問が校長から教育長経由で文部省まで届き、回答をし倦ねた文部省が時計メーカー業界団体の日本時計協会に文書で問い合わせを行ない、同協会が「この文書を日本時計学会[2]と協力して、諸外国での表示例やアンケート調査を実施し」(原文ママ、外部リンク追加)、同協会が発表した見解を情報通信研究機構が紹介している。
- 日本時計協会の見解
- 『家庭用デジタル時計の表示は、国の内外を問わずすべて12時間方式を採用し、“11”時の次に来る数字は、例外なく“12”時を採用している。しかし、午前・午後の表示を伴うデジタル時計については、明かに“12”時は不適当であり“0”時を用いるのが妥当である。また、デジタル時計の究極の形としては24時間表示が至当であろう。しかし、この問題は従来からの慣習と深く関連するので早急に表示方式の規正統一をはかることは時期尚早である。』
午前12時? 午後0時? (情報通信研究機構 周波数標準課、平成元年2月15日)
これを踏まえた情報通信研究機構 周波数標準課の見解も公表している。
- 情報通信研究機構 周波数標準課の見解
- 3 基本的な考え方
- 以上見てきたように法律的には(編注:お昼の12時は)午前12時と表示するのが正しい。しかし、正午を1秒でも過ぎればそれは午後であり、午後零時XX分と表示するのが混乱を生じない表し方であろう。これを午後12時と表示するとこれは明かに夜の12時のことで資料3(編注:省略)のような誤解の原因となる。
- このような誤解を避けるためには、標準電波のように24時間制を採用するのが望ましいが、古くからの慣習もあり、表示方式の統一をはかることは困難であろう。したがって、午前・午後の表示を伴う場合は小学校の教科書のように 午前、午後とも「00時00分00秒」に始まり、「12時00分00秒」に終る。
- つまり、
- 午前12時00分00秒=午後00時00分00秒
- 午後12時00分00秒=午前00時00分00秒
- との考え方で統一するのが良いのではなかろうか
午前12時? 午後0時? (情報通信研究機構 周波数標準課、平成元年2月15日)
このように、「12時間制のデジタル時計では12時は不適当であり0時を使うのが妥当である」との見解であるが、「12:00」と表示するデジタル時計も依然として多く見られる。協会の見解が紹介された日本時計協会もウェブサイト内で「12:00 pm」の表現を用いている[18]。
正子と正午の時刻表現については、英米でも完全に統一されているわけではない。U.S. Government Printing Office Style Manual では、その2000年版では、日本と同じ方式を採用していたが[19]、2008年版及び2016年版では「英米式」となっている[20]。
アメリカ国立標準技術研究所(NIST)は、正子と正午についてはそもそも午前・午後を使わず、midnight / noon もしくは 12:00 Midnight / 12:00 Noon とすべきとしている。英語圏では他に 12:00 m.n. / 12:00 m.(m.n.はmidnight、m.はmeridianの略)、12:00m / 12:00n(mはmidnight、nはnoonの略)などの記法もある。
正午・正子付近の時刻の比較表
時刻 | 「日本式」 | 「英米式」 (Microsoft システム) |
日本 時計協会 |
情報通信 研究機構 |
NIST | 英語圏 | 24時間制 | 30時間制 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日中 | 正午の 20分前 |
午前11時40分 | 11:40 a.m. | 11:40 a.m. | 午前11時40分 | 11:40 | 11:40 | ||
正午 | 午前12時00分 | 12:00 p.m. | 00:00 p.m. | 午前12時00分 午後 0時00分 |
(12:00) Noon |
12:00 m. / 12:00n | 12:00 | 12:00 | |
正午の 20分後 |
午後 0時20分 | 12:20 p.m. | 00:20 p.m. | 午後 0時20分 | 12:20 | 12:20 | |||
夜間 | 正子の 20分前 |
午後11時40分 | 11:40 p.m. | 11:40 p.m. | 午後11時40分 | 23:40 | 23:40 | ||
正子 | 午後12時00分 午前 0時00分 |
12:00 a.m. | 00:00 a.m. | 午後12時00分 午前 0時00分 |
(12:00) Midnight |
12:00 m.n. / 12:00m | 00:00 | 24:00 | |
正子の 20分後 |
午前 | 0時20分12:20 a.m. | 00:20 a.m. | 午前 | 0時20分00:20 | 24:20 |
24時間表記での12:00ちょうどが正午であり、正午より前の00:00から12:00までが午前である。同様に、正午より後の12:00から24:00までが午後である。
「日本式」の根拠である太政官達によれば、12時間表記の場合「時」の数え方は午前が0時から12時まで、午後は1時から11時までとなる(午後12時は翌日の午前0時)。しかし、正午を越えれば午後となるので、例えば、24時間表記での12:20は12時間表記の場合に午後12時20分となり、混乱が生じている。
デジタル時計の発達により日本国内では午後0時20分という表記も見られるが、航空券の予約システムやマイクロソフトエクセルなどの表計算ソフトなどで12時間表記を使う場合は12:20pmと表示される。正午も午前12時が敢えて12:00pmと表示される。これは、1日を二分した場合、時(時間)を単位として0時から12時までが午前で、12時から13時までが正午で、13時から24時までが午後という考え方である。
音による時刻表現
「ミニッツリピーター」等のリピーター機構、「鳩時計」「報時時計」等の鐘撞機構により、1時間ごとの正時で「時」の数だけ「音」で知らせる時計では、「音による時刻表現」として「12時間制」が用いられている。1時(または13時/午後1時)には「音」を1回鳴らし、10時(または22時/午後10時)には10回の音で時刻を知らせる。この場合、短針が12を指す0時には「0回の音(無音)」での表現ではなく、12時として音を12回鳴らして知らせる。リピーター機構の時計では正時以外の任意の時刻を音で知ることができるが、「0時(12時)から1時(13時)の直前まで」の0時台(12時台)の「時」を知らせる場合には「12回の音」が鳴る。このように、音による時刻表現において「時」を知らせる場合は、音の鳴る回数が「0回-11回」の12時間制ではなく「1回-12回」の12時間制が用いられており、0時台(12時台)の時は「12時」として扱われている[注釈 11]。
深夜帯の時刻表現
時刻表現の方法として「12時間制」「24時間制」について先述しているが、深夜から早朝(未明)の時間帯を特に表現する場合に「30時間制」等が用いられる場合がある。「30時間制」は「24時間制」から派生した表現方法であり、「24時間制」における「…、23時、24時=(翌)0時、1時、2時、…、6時」を「30時間制」では「…、23時、24時、25時、26時、…、30時(=翌日6時)」として表す。「30時間制」は深夜帯を日中の時間帯の延長として表す時刻表現であり、「12時間制」および「24時間制」では正子を区切りに日付が1日進むのに対し、「30時間制」では正子を過ぎても「30時」までは日付を進めないのが特徴である。つまり「5日23時(午後11時)」の3時間後は「6日(午前)2時」であるが、「30時間制」では日付を進めずに「5日(深夜)26時」と表される。時刻の数値の前に「深夜(早朝、未明)」を付して深夜(早朝、未明)の時間帯を強調する場合もある。また、「30時間制」では「1日=24時間」との整合上、「0時、1時、…、5時」の表現は省略され「30時=翌日6時」が1日の始まりとなる。同様に「29時間制」の場合は「29時=翌日5時」が1日の始まりとなる。30時間制で表記されている実例として、深夜から早朝の時間帯の民放ラジオ放送の番組表[注釈 12]などが挙げられる。
符号位置
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
㏂ | U+33C2 |
- |
㏂ ㏂ |
SQUARE AM |
㏘ | U+33D8 |
- |
㏘ ㏘ |
SQUARE PM |
脚注
注釈
- ^ 午後は午后(ごご)とも書くが、この「后」は「後」と同じ意味の漢字である。
- ^ 時刻の定義方法で、定時法は1日を等分して区切るもの、不定時法は日の出から日没までを等分に、日没から翌日の日の出までを等分に区切るもの。不定時法では1日を等分するわけではなく、季節によっても間隔が異なる。
- ^ 出典と原典(詔書)で一部字体などが異なる可能性がある。特に「字」と「時」。
- ^ 平凡社『世界大百科事典』第2版「時刻」の項によると、平安時代の『延喜式』にある記述から(一部朝廷関係に限られたものの)定時法が採用されていたことがわかり、飛鳥時代に不定時法ながら十二支で時刻を示した用例がある。
- ^ この太政官布告は太陰太陽暦から太陽暦への改暦(明治6年1月1日)を定めたもので、うち、閏日の置きかたは明治31年勅令第90号(閏年ニ関スル件)[10]により補正された(4年に1日→400年に97日)。「西暦」「グレゴリオ暦」の語は無いが、実質的にグレゴリオ暦の採用となった。
- ^ 原表は縦書き。
- ^ 「字」は「時」に同じ。法規分類大全 〔第2〕(後の法令全書)による印影では、「十二時」となっている。これは布告に「但是迄時辰儀時刻ヲ何字ト唱來候處以後何時ト可偁事」とあり、この布告以降は、時刻を表す漢字を「字」から「時」に改めたことによる。
- ^ たとえばThe American Heritage Dictionary of the English Language
- ^ 1:00 p.m.の1時間前。
- ^ 1:00 a.m.の1時間前。
- ^ 音による時刻表現での「分」を表し方では「時」の場合と異なり、0分の場合は無音すなわち「0回の音」で表現され、「0分 - 59分」の六十進法が用いられている。
- ^ 深夜から早朝の時間帯の民放ラジオ放送の番組表では、実際には29時(=翌5時)を以って日付および時刻表示を進める「29時間制」の採用例がみられる。
出典
- ^ 関根健一、なぜなに日本語もっと、pp.318-319、2019-06-22、三省堂、ISBN 978-4385366074
- ^ なぜ「午前中」とは言っても「午後中」とは言わないの? 飛ばす「ゲキ」は「激」じゃないの? 日本語の「なぜ?」「なに?」が大集合! PR TIMES、2019-06-21(三省堂『なぜなに日本語 もっと』)
- ^ チコちゃんに叱られる!午前中と言うのに午後中と言わないのはなぜ? 10月8日 HonuLogホヌログ/NHK『チコちゃんに叱られる!』、2021-10-08
- ^ a b 青木信仰『時と暦』(第4刷)東京大学出版会、1997年5月12日(原著1982年9月20日)、37頁。ISBN 4-13-002026-9。
- ^ 早乙女淸房「時刻の稱へ方につきて」(PDF)『天文月報』第8巻第9号、日本天文學會、1915年12月、101 - 103頁。
- ^ 日本国語大辞典(第2版)の「午後」の項目は、これが正午から日没まで又は夜の12時(真夜中)までの時間を指すとして、経国集(827年)や高野山文書の久安6年(1150年)の用例などを載せる。
- ^ 太政官布告第三百三十七號 法令全書(印影版)、国立国会図書館デジタルコレクション、p.230-232
- ^ “明治五年太政官布告第三百三十七号(改暦ノ布告)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2008年10月3日閲覧。
- ^ a b 沼田尚道「日本のインフラ・グランドデザインの時代に思いを馳せる:日本標準時施行120周年」『ITUジャーナル』第38巻第1号、日本ITU協会、2008年1月、53-54頁。
- ^ “明治三十一年勅令第九十号(閏年ニ関スル件)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2008年10月5日閲覧。
- ^ a b 国立天文台 2012.
- ^ 太政官布告第三百三十七號 法令全書(印影版)、国立国会図書館デジタルコレクション、p.232 時刻表
- ^ 質問4-1)正午は午前12時?それとも、午後12時? 国立天文台、よくある質問 真夜中に対しては「午前0時」「午後12時」という2つの言い方が書かれていますが、正午に対しては「午前12時」という言い方だけしか書かれていません。「午後0時」という言い方は、この中には定義されていないのです。したがって、正午を「午後0時」と呼ぶのは誤解の少ない言い方ではあるのですが、定義上は存在しないという、なんとも歯切れの悪い状況であると言わなければなりません。
- ^ 「午前八時三十分から午後五時十五分まで(午後零時から午後一時までを除く。)の時間帯」“1997年人事院規則二〇―〇(任期付研究員の採用、給与及び勤務時間の特例) 十二条一項”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2018年12月21日閲覧。
- ^ 長沢工『天文台の電話番 国立天文台広報普及室』地人書館、2001年。ISBN 4-8052-0673-X。
- ^ 情報通信研究機構 1989.
- ^ 『午前12時? 午後0時?』情報通信研究機構、1989年2月15日。オリジナルの2004年8月25日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 時のハテナにせまる!! ★ キッズタイム ★ 時と時計を楽しくまなぼう
- ^ UNITED STATES GOVERNMENT PRINTING OFFICE Style Manual 2000 p.156, 9.54.
- ^ [1] GPO Style Manual, An official guide to the form and style of Federal Government publishing, 2016,p.275
参考文献
- 『午前12時? 午後0時?』情報通信研究機構、1989年2月15日。オリジナルの2004年8月25日時点におけるアーカイブ 。
- “質問4-1)正午は午前12時?それとも、午後12時?”. よくある質問ベスト5. 自然科学研究機構国立天文台. 2014年1月26日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 午前と午後 - 国立天文台 > 暦計算室 > 暦Wiki > 要素 > 1日とは? > 午前と午後
- “時刻の表記の仕方を教えてください。例えば「12時」はどのように表記するのが正しいのですか。また、12時間制と24時間制はどちらがいいのでしょうか。”. 時刻の表記. 表記について知りたい. 広報Q&A. お役立ちナビ. 公益社団法人日本広報協会. 2023年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年10月30日閲覧。
PM(ピースメーカー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 16:56 UTC 版)
「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の記事における「PM(ピースメーカー)」の解説
作品内では25年前に導入され、日本のユビキタス社会化を急速に発展させた、インターネット・音声通信・動画や写真の記録、本の閲覧等が可能な超小型情報端末。首輪と腕輪のセットで構成され、装着者の会話・行動・手の動きまで追跡(トレース)し、卑猥な言葉と行動(性的な行動はもとより、エロ絵の創作)を国家で監視するため、全国民に常時装着が義務化されている。腕輪にはスマートフォンと同じ機能も搭載されており、通話・ネット接続・撮影も可能(もちろん規制および監視されている)。表示はホログラム式である。
※この「PM(ピースメーカー)」の解説は、「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の解説の一部です。
「PM(ピースメーカー)」を含む「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の記事については、「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の概要を参照ください。
「PM」の例文・使い方・用例・文例
- PM理論に基づいて、リーダーを育成する
- SPMという,大気中に浮遊する粒子状物質
- DPMという,大都市の中心部で運行する自動運転の軌道交通機関
- DPMという,自動運転の軌道交通機関用の車両
- 直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質,PM2.5の値が通常そこではとても高い。
- 旧正月の前夜には,PM2.5の値がペキンのいくつかの場所で1立方メートル当たり1000マイクログラムを超えた。
- この人工衛星は,世界中の天気予報の(精度)向上を目的とする多国籍計画「全球降水観測(GPM)ミッション」の主衛星である。
- この衛星は,宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した二周波降水レーダと,米国の航空宇宙局(NASA)が開発したGPMマイクロ波放射計が装備されている。
- GPMミッションで,この新しい衛星は他の衛星と協力して世界の雨と雪に関するデータを収集する。
- GPMのデータによって,地球上の水循環のメカニズムへの理解が深まると期待されている。
.pmと同じ種類の言葉
- .pmのページへのリンク